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2012年3月21日 (水)

「ザ・タワー」展 江戸東京博物館

東京スカイツリー完成記念特別展~都市と塔のものがたり~として「ザ・タワー」展が開かれています。

           ↓両国駅手前の車内から今日の東京スカイツリー

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Photo_2 Photo_3古くは旧約聖書「バベルの塔」や釈迦の遺骨を納める墓「ストゥーパ」に始まり、教会や寺院の五重塔などの塔は宗教的祈りの対象として建てられてきた。
歴史は下って、1889年(明治22)のパリで開かれた万博で312mのエッフェル塔が新しい都市の塔として建造された。
そのパリから東京、大阪へと都市の眺望を楽しむ塔が誕生し、その後眺望だけでなく電波塔としての役目を持つ東京タワー(333m)、東京スカイツリー(634m)と引き継がれてきた。

エッフェル塔に関しては、あの鉄骨を覆って他の建物へと改修計画が数々あって、その改修計画案の図がたくさん展示されていた。北斎の富嶽三十六景に影響されて、アンリ・リヴィエールが「エッフェル塔三十六景」を描いているのが面白い。

エッフェル塔建造の翌年1890年(明治23)に浅草に陵雲閣(52m)・・浅草公園12階の愛称・・が出来、人々が上って眺望を楽しんだそうだ。エレベーターをつけたけれども半年で壊れ、また関東大震災(1923年)で倒壊し33年の命だった。52mを上るのは飽きてしまうから東京の100人の美人の写真を要所要所に掲げ、上った人に美人を選んでもらうコンテストをしたというのには笑えた。
一方大阪には初代通天閣(75m)が1912年(明治45)に出来たが、これが凱旋門の上にエッフェル塔が乗った形だったのだ。1943年火災により消滅した。また東京スカイツリーより100年前に出来たので100歳違いというわけだ。ビリケン像の足をさすってきました。

1890年にはイギリスのスペンサーが来日して、皇居と浅草公園で気球に乗って降りるというパフォーマンスを演じ皇居ではあやまってお堀に落ちてしまったが、大勢の人々が見物したそうだ。
最後に東京タワーに関するたくさんの資料や東京スカイツリーの計画書などで展示が終わる。全部で368点。

このあと再び回向院へ。前回は鼠小僧供養墓や猫や犬、小鳥の供養塚などカメラに収めた。今日も亡きワンちゃん、猫ちゃん、小鳥の名前を唱えながらお参りしている人が次から次へと。

↓塩地蔵 願いが叶った人は塩を備える。下の白っぽく見えるのがお供えの塩の数々。

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                 ↓石造明暦大火横死者等供養塔

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                     ↓竹本義太夫の墓

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  昼食は「江戸沢」のカレー風味のつくねちゃんこ鍋でした。カレー味が薄かったのでまずまず美味しかったです。

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コメント

おはようございます。
 
ザ・タワー展ですか。tonaさんのご紹介で、全然知らずにいた
各地のタワーにまつわる数々のエピソード等面白く拝見しました。
こうした裏話的なことを知ると、単なる有名な建造物、という域を出て、
親しみも増しますね。

親しみ…で、ふと思い出しましたが、もうだいぶ前のTV番組で
「人間の恋人を愛するように鉄の建造物を愛している方」が紹介されて
いるのをたまたま見ました。その時点でのその方の恋人がエッフェル塔でした。

投稿: ポージィ | 2012年3月22日 (木) 08:51

★ポージィさま、おはようございます。

私もただ高さを競うその点にだけ心を奪われていましたが、この展覧会でタワーにもいろいろな歴史があったのに気づかされました。
パリ万博のエッフェル塔は通天閣につながっているのが写真で見てはっきりわかりました。
あの有名な凱旋門にエッフェル塔を乗っけてしまったのですから。焼けなかったら現在の人々も感心したでしょうね。
エッフェル塔は当時評判がとても悪かったそうですが、恋人にしてしまう人もいるくらいなんですね。
この塔の改修案が実現しなくて、鉄骨むき出しの姿でつくづく良かったと思ったものです。ありがとうございました。

投稿: tona | 2012年3月22日 (木) 09:21

タワー展、、、色々とあるのですね。
東京スカイツリーは日本の技術と夢の象徴でもありますね。
東京の名所の一つですね。

大阪には通天閣があって近年は整備され観光客も増えて賑わっています。
通天閣の下にはNHK2人っ子で放映された地下劇場があってここで地元歌手がカラオケで歌っています。私はこれを聞くのが好きな方で、なにわ人情を感じます。

この周辺は労働者の町でもあり柄が悪い感じもありますが人々はやさしいですね。

東京と大阪感じは全く違います。
それぞれ特徴はあってそれが文化なのでしょう。

投稿: macchanny | 2012年3月22日 (木) 20:45

★macchannyさま

新しい名所も一体いつになったら上れるでしょうか?東京タワーでさえ、51年経ってから行ったのですよ。
今日から個人予約が始まりましたが、予約した日が雨だったら眺望が利きませんのに、それでも予約する人でいっぱいだそうです。

あの有名な通天閣が焼けたことは初めて知りました。それ以前の姿も写真で見ることが出来てよかったです。
今の通天閣には是非行ってみたいと思っていました。新幹線で日帰りが出来るのできっと見られる日がくると思います。
それに食道楽の大阪ですから、美味しいことでしょう。
大阪弁は聞くのが好きです。漫才はやっぱり大阪弁でないと聞く気がしません。

ともかく高い所から見ることが大好きですので、どこでも上りたいです。
大阪は京都と全然違うと聞きますが、大阪文化を肌で感じたいです。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2012年3月22日 (木) 21:19

20年前、東京にいたころ、江戸東京博物館が
出来て間もなくの、ま新しい展示を見ました。
いろいろ企画展もなされているのですね。
塔の特集も楽しそうですね。
スカイツリーは込みすぎでしばらくは
無理でしょうね。
ここに紹介の塔はエッフェル塔にしろ
見ただけで登っていません。
塔とは言えないのですがビルですから・・・
NYのエンパイヤステイトビルには上がり
ました。満員のエレベーターを
乗り替えたことを思いだしました。
もう17年も過ぎてしまいました。

投稿: matsubara | 2012年3月23日 (金) 12:31

★matsubaraさま、こんにちは。

スカイツリーは何年後かになりそうですね。
江戸東京博物館は少なくとももう20年になるのですか。
この企画展は思ったよりずっと面白かったですよ。
それで現在の通天閣を見たくなりました。
エッフェル塔は2度はチャンスがありましたが、兎に角凄く混んでいて行列を見て退散しました。パリの街を1度は高い所から見てみたいですね。
私はまだ1度もアメリカ本土に行ったことがないので、有名なエンパイアステイトビルからの景色も知りません。NYに行ったら是非行ってみたいです。どうもアメリカ方面に足が向かないで、南米に行った時、サンフランシスコでトタンジットで初冬の風景を垣間見ただけなのです。
ありがとうございました。


投稿: tona | 2012年3月23日 (金) 16:50

人間は昔から高い所に憧れるのでしょうね。
世界はもとより、日本各地にも塔が存在しますもの・・・
横浜ならさしずめマリンタワーなのでしょうが、私は歴史が感じられるキング・クィーン・ジャックと言われている古い建物の塔の方が好きですね。
大阪の通天閣は登ったことがありませんが、大阪城の天守閣には2度ほど登りました。
チェコのプラハも「塔の街」と言われていますね。

スカイツリーの公開ももうすぐですね。
形としては東京タワーの方が好きだわと思っていましたが・・・
昨秋に浅草からスカイツリーを見ながら水上バスに乗りました。
隅田川も綺麗になり、橋の美しさも知りました。
良い東京見物のコースにになりますね。

今年は自治会の役員が廻ってきて、文化部長をやらざるを得なくなり、秋の「バス旅行」の計画を今から始めています。
スカイツリー見学の入ったツァーは半年前に抽選だそうです。
もう今から振り回されていますよ。


投稿: naoママ | 2012年3月24日 (土) 14:15

★naoママさま、こんにちは。

高い所に神を感じたことが起源のようですが、眺望を楽しむのがその後の経緯のようですね。登山もその1つです。

横浜の三塔は風情がありますね。ジャックの塔がいいかしら。好みですね。
全国の城の天守閣も趣がありますね。大阪城は昔だったので忘れてしまいましたが、naoママさんは二度も上られたのですか。

チェコ然り、イタリアの百塔の街サン・ジミニャーノ、各街の教会の塔、苦しいけれどもチャンスがあれば必ず上りたくなります。naoママさんもそうでしょうが、どうしてか上るのが好きです。
水上バスは今度是非乗りたいと思っていました。もう廻られたのでしたね。

わぁー、バス旅行の計画ですか。乗って行くのは楽しいのに、自分で計画は大変です。頑張ってくださいね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2012年3月24日 (土) 15:03

ザ・タワー展は江戸東京博物館で開催中ですか?
これはぜひ行ってみたいと思いました。
タワーにわつわるいろいろな歴史を知らないと、
楽しみは半減ですね。tonaさんの解説で
いろいろなタワー、塔などについて面白く楽しんで勉強出来ました。
有難うございました。

投稿: 茂彦 | 2012年3月25日 (日) 19:47

★茂彦さま

この展覧会が思ったより面白かったのです。
戦前の日本にも面白い塔があって、人々が好奇心いっぱいに上ったりしている様子が伝わってきたりして。
是非ご覧になってください。
こちらこそありがとうございました。

投稿: tona | 2012年3月25日 (日) 20:02

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