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2012年4月16日 (月)

柴田トヨ著『百歳』

Photo 柴田トヨ著『百歳』
第一集『くじけないで』は2010年のベスト2位で150万部のベストセラーに輝いた。
息子とのやりとり、息子への思いが胸を打つ。
100歳の今もなお、全然ボケないで詩を作り続けているが、1世紀を生き抜いた、頑健な意志の強い人のイメージでなく、心折れても辛くても悲しくても、静かに跳ね返して周りの人まで温かく包みこんで、多くの人に力を与えてくれるという何とも魅力的なおばあさん。

東野東吾著『プラチナデータ』
2008年には『ガリレオの苦悩』『流星の絆』『聖女の救済』でベストセラーの1~3位まで独占した東野圭吾の最新作。
新しいNDAの問題。不思議な、変わったキャラクターが登場すると私は引き込まれる。犯人はちょっとあっけなかったけれど、面白かった。

池口恵観著『空海「折れない心」をつくる言葉』
池口氏の口を借りて空海から響いてくる言葉で印象的だった2点
一つ:「もうダメ」でなく「まだダメ」と思うこと。・・・・・心の状態が全然違ってくるから不思議な言葉。
二つ:「失敗は忘れる」・・・・今、あるいはすぐ前までのことをすぐ忘れてしまうのに、当然ながらいやなことは何時までも忘れられない。しかもこの頃過去の失敗の数々を何故か思い出さない日はない。
過去の失敗は終わってしまったけれど、その過去も、そして今毎日のようにする失敗も反省はするけどすぐ忘れること。自分の頭から追い出すこと。これは妙薬だ。失敗は忘れ、新たに挑む。

「くじけない」とか「折れない」と言った言葉は唱えるとこれだけで暫し魔法にかかる。

ヤモリ(ニホンヤモリのようだ)が硝子戸の敷居の中を走っていた。どうやら戸袋の中に住んでいるようだ。ボケボケながらも模様が確認できる。
遣唐船に乗って中国からやってきたとか。網戸や壁に引っ付けるのは足の裏の50万本もの毛のお陰という。害虫を食べ家を守ってくれるというので無碍に追い出せない。

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コメント

こんにちは。
今朝、ニュース番組の中の特集で、100歳と102歳のご姉妹が
取り上げられているのをたまたま見ましたが、お2人とも体は
足など少し弱っていらしても健康、毎日新聞を2時間もかけて読まれたり、
歩けなくならないようにと散歩されたりしている様子が紹介されていました。
くよくよしない、と言ってみえましたヨ。

失敗は反省しても後悔はしないがいいかもしれませんね。
内容によってはどうしても気持ちが落ち込みますが、できるだけポジティブに
捉えるようにする方が精神衛生上良さそうです。
私など、記憶力が乏しいのをこれ幸いとさっさと忘れるように努めます。
思い出しても思考からシッシッと追い出して…
ワハハと笑い飛ばして忘れると、免疫力アップにも繋がって
なおいいかもしれません。

奇遇です。私も昨日大きなヤモリを見かけたところですよ。

投稿: ポージィ | 2012年4月16日 (月) 11:06

★ポージィさま、こんにちは。

このご姉妹は見ませんでしたが、お元気そうな方たちですね。
100歳を超えるような方は、みんなくよくよしないそうです。
くよくよしないためには、くよくよする元をすぐ立ち切って忘れてしまうことですね。
ポージィさん流にシッシッと追い出すのが最高に良いですね。私も声に出してシッシッと言おうと思います。そして笑い飛ばす。
なんか明るい感じになってきました。
ポージィさんにプラスされて感謝、ありがとうございました。

ポージィさんの家にももうヤモリが出ましたか。
家ではずっと同じ窓の網戸にへばりつくのです。特に暑い夏になると網戸で待機して、夜やってくる虫を食べているのでしょうか。

投稿: tona | 2012年4月16日 (月) 13:06

ヤモリ!我が家の玄関にも住んでいました
私が帰宅すると、ちょくちょくドアにくっついていたり・・・happy01

そう言えば、最近見かけませんね
暖かくなれば又、出て来てくれるのでしょうか

戸袋にお住まいとか・・・開閉で潰されないですかcoldsweats02

投稿: OB神戸家 | 2012年4月16日 (月) 13:53

実はこの100歳の方の詩集は先日書店で
立ち読みしはじめたら止まらなくなって
しまいました。
経歴を見ると離婚されたり苦労があるからこそ
ああいう心境になれるのだと思いました。
ぬくぬくしていては出来ないのではない
でしょうか。人にもよりますが・・・

ヤモリは我が家の古い方の離れ座敷に
います。
沖縄の友人の話に寄りますと、沖縄の
ヤモリは巨大で、毎朝のフンの掃除も
大変だそうです。そんなことも思い出しました。

投稿: matsubara | 2012年4月16日 (月) 18:45

★OB神戸家さま

ヤモリはどこの家にもいるのですね。
神戸家さんの家は玄関あたりなのですね。
いつも戸袋の中へ逃げていくのでこの中にいると思われます。硝子戸も下に入りこんで、おそるおそる締めるとその下に入って、別に轢死体にもならないのですよ。
まるでゴキブリのように体が薄くなるのでしょうか。恐るべきしなやかな体です。

投稿: tona | 2012年4月16日 (月) 19:15

★matsubaraさま

本当にぬくぬくしていては、何も生まれないことはその通りだと思います。
この方はあまり苦労を強調されない方ですね。その詩も独特で引き込まれます。

離れのお座敷に出没するのですか!
まあ、糞ことを考えたことがありませんでしたが、沖縄のは凄いのですね。
南の島には島ごとに違うヤモリがいるそうで、ネットで見ましたらなるほど大きそうですね。沖縄のは青緑色でした。

投稿: tona | 2012年4月16日 (月) 19:25

柴田トヨさんのことは以前アエラに記事がありました。
息子さんに勧められて詩を書くようになったこと。「俳句は全身行動、いつも考えていること。朝寝床の中で考えている」とのこと。

子供に勧められてやるということが多いようですね。私のブログもそうでした。
子供のことは親がよく知っていて、また親のことは子供が良く分かっているということでしょうか。
人間、加齢とともに体は言うことを聞かなくなるようですが頭は影響なさそうです。

司馬遼太郎さんは記者時代に毎日2時間新聞をくまなく読んでいたと言っていたのを読んでいたと言っていますが最近はそのような人は少なくなっているのでしょうか。

投稿: macchanny | 2012年4月17日 (火) 00:14

★macchannyさま

柴田さんの息子さんもまさかお母さんがこんなに世の人々感動させるとは思っても見なかったでしょうね。

私もブログはmacchannyさま同様に子どもに薦められ、しかも最初全部やってくれました。
その後もわからないと勤務先までSOSを出して指示を仰いだこともありましたっけ。
時にはもうやめた方がいいかなあと言ったら1月に1度でもいいから投稿して、時にはお休みしてもやってみたらと言われて、今日に至りました。

司馬遼太郎さんは記者だったのですね。新聞を2時間読むとは、記者魂ゆえでしょう。普通の人はなかなか読めないです。
池上彰さんは一体どのくらいの時間、新聞を読むのでしょうか。何種類かの新聞を読むそうですね。
池上さんの1昨日のニュース解説が録画してあるのであとで見る予定です。

投稿: tona | 2012年4月17日 (火) 08:15

おはようございます。

羨ましい生き方ですね、詩を書いているからボケないのか
ボケないから詩を書き続けていられるのか
いつか来る忘れると言う事。
それが幸せなのか不幸なのかは、その人の生き方に寄るのでしょうね。

ヤモリが見られるのは珍しいですね。
昔は何処でも見られたのだと思いますが
最近は少なくなりました。
家を守るとされるのですよね^^

投稿: pochiko | 2012年4月18日 (水) 06:03

★pochikoさま、おはようございます。

自分を自覚すると、どうして100歳まで生きられるかまことに不思議です。
おっしゃるようにその人の幸せの尺度はいろいろなのですね。
健康だけでなくボケないことが肝要です。
そんなに欲張ったものを与えられた人こそこういう方なのですね。

ヤモリはそちらにはあまり見かけないのでしょうか。
こちらでは暑くなると毎晩のように網戸に張り付いていますよ。
蛇も家を守るらしいですが、爬虫類は人間にとって面白い存在なのですね。
蛇に関しては昔話や伝説に多いですから。

投稿: tona | 2012年4月18日 (水) 08:23

柴田トヨ「百歳」は2作目でしょうか?
百歳になっても人に感動を与えることが出来る、
これ以上の人生ないですね。
さりげない平易な言葉でありながら、魅了されるものがあります。
私も読んでみたいと思いました。

投稿: 茂彦 | 2012年4月19日 (木) 20:35

★茂彦さま

1作目は『くじけないで』というタイトルです。
自分が人にそれも日本人の多くの人に感動を与えられるということは、これだけで生きがいになりますね。それが為に生まれてきたとも言えます。
本当に優しい話しかけるような詩ですから心が温まりますし、勇気がもらえるという感じです。
有り難うございました。

投稿: tona | 2012年4月20日 (金) 08:20

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