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2012年5月18日 (金)

欄間

桂離宮や修学院離宮を見学してから、いろいろな建物を見学するときに、床の間や欄間や襖絵を見るのが楽しみになりました。
出窓だけはたくさんある、建て売り住宅の我が家は床の間も欄間も縁がありませんので、憧れるわけです。
この欄間ですが、
日本家屋の天井と鴨居の間にあり、採光や通風、装飾を考えて作られたものだが、植物の本にラン(蘭)に関係があるとありました。
蘭の香りが隣の部屋にも届くようにということから名付けられたとも言われる。字は違うけれど。
今まで蘭は無臭か中にはいやな臭いのも出会っていますが、調べたらよい香りの蘭もあるのでした。
フウラン、カンラン、ナゴラン、中国シュンランだそうです。欄間を通して香ってくる蘭に会いたい!

寺院の欄間の彫刻に登山で出会いました。
欄間は格子や障子、透かし彫りの板がありますが、装飾板自体を欄間と呼ぶこともあり、凝ったものは寺院や高級木造住宅に欠くことが出来ないものであり、生産地は仏具の生産地に多いそうだ。
行った山は、青梅にある御岳山の線路を挟んで反対側の高水三山(高水山・岩茸石山・惣岳山)で800mに満たない山です。

        その高水山頂手前の常福院の欄間彫刻が豪華で驚きました
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                  今、山は新緑が素晴らしい
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              岩茸石山頂は眺望がよく新緑がまばゆい
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  樹林帯にはたくさんのミミガタテンナンショウが耳をたれて出迎えてくれた
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コメント

我が家もローカルなところにありますし、
欄間は構造上なくてはならないもので、
離れも入れて三カ所あります。
しかし、これが蘭の花の香りと関係があるとは
全く知りませんでした。
目からウロコです。
日本建築のかなめとまでは言えないのですが、
かなり重要な位置を占めている欄間が、
そんな奥ゆかしいところから命名されているとは・・・

いつもながら珍しい植物を拝見させて
頂きありがとうございます。

投稿: matsubara | 2012年5月18日 (金) 16:17

★matsubaraさま

matsubara家にも欄間がありますね。
そして素晴らしい床の間も。床の間の飾りも素晴らしいです。こんなお部屋があればこそのお花やお茶ですね。
欄間の仕様もさることながら、そこから花の香りまで流れてくるなんて、まず西欧では考えられないことです。
欄間は日本建築においては大黒柱とともに要と書いてある本もあるようです。
その彫刻や格子模様も気を付けて見ていけたらと思う次第です。
こちらこそいつもありがとうございます。

投稿: tona | 2012年5月18日 (金) 16:41

その昔,と言っても数年前ですが,富山県南砺市の井波別院瑞泉寺のある井波地区に行ったことを思い出しました。欄間の産地です。
そこではバス停の表示までも透かし彫りでした。
よろしければご覧下さい。
 http://gakisroom.exblog.jp/4105901/

投稿: gaki | 2012年5月18日 (金) 21:54

★gakiさま

木彫り彫刻の町やお寺をご紹介くださり有り難うございました。
初めて知りました。何て細かな木彫りでしょう。
gakiさんが訪れた動機も興味深く拝見させていただきました。
まだまだ物見遊山の旅ばかりですが、このような目的で訪れる旅は印象深く素晴らしいものですね。
表札やバス停の木彫りが何とも言えなく良いものです。

投稿: tona | 2012年5月19日 (土) 08:00

お早うございます。
欄間は田舎の古い我家にも小さいものがありました。それで欄間彫りに興味もありましたが学校ではとてもそこまではいきませんでした。
今や欄間彫り職人さんも希少価値です。

時代の流れの中ですべてが機能性、画一化され人件費の安い中国等から流れ込んできました。

新しい欄間のある部屋で香りを嗅ぎながらゆっくり休みたい気がします。
これも遠い昔のことになったような気がします。

「目に青葉山ほととぎす初ガツオ」の季節ですね。我工房の傍の山にほととぎすが住んでいていつも鳴いて心を癒してくれています。

投稿: macchanny | 2012年5月19日 (土) 08:20

★macchannyさま

おはようございます。
ご実家にもおありだとか、昔は随分見かけたものです。
今ではこんなものまで中国からなのですか!!驚きました。
職人さんが希少価値とは分かるよな気がします。
欄間彫りはとても難しそうですね。
確かに1年間ではそこまでは出来なかったのでしょうね。
でも興味がおありになればいつかきっとなさるのではと。本当にたくさんやりたいことがあるということは、楽しみであり、体にも頭にもとてもいいことです。

ウグイスの鳴き声は私の近所でも数か所聞きますが、ホトトギスは聞こえてきません。どんな鳴き声かと検索して見ましたら、↑の山で聞きました。居ながらにして毎日聞けるという環境は恵まれていますね。

投稿: tona | 2012年5月19日 (土) 08:59

ご無沙汰しています。

欄間見学ですか。楽しいですね。
私も建築好きでよくたずね歩いています。

よろしかったらこちらのサイトご覧ください。
http://www.tanihata.co.jp/voice/voice1.htm

世界中の欄間写真(レストランなどに納めたこの会社のお仕事)が見られます。

中国から飛鳥に伝わった組子が日本で優美に変化した歴史も紹介されています。

西洋建築に欄間をとりいれた建物もあるそうで、たしかにアールヌーボー欄間などは美しそうですね。

今回はまたコメント寄せてみました。
関心が重なることで有意義な情報交換ができれば楽しいだけでしたが、やはりいろいろ難しいです。

楽しんでお健やかにお過ごしくださいね。

欄間観察に加え畳縁観察もおすすめです。
私も繧繝縁(うんげんべり)というのを知ったところです。

床柱も見る甲斐ありですね。
北野天満宮内にある茶室のそれは、伊勢神宮の宇治橋の柱だったもので、直径30センチもあるそうです。

天満宮も神宮も行ったことありますが、
そんなすごい床柱は写真で見ただけだったかなぁと思います。

投稿: pinot | 2012年5月19日 (土) 22:30

我が家も新しくはしましたが、和室は絶対の必需室なので
仏間と私たち夫婦の寝室が和室です。
だから欄間がありますけど、由来については考えた事もなかったです。
そうなんですか、由来が分ると欄間の意味合いも理解できますね。

投稿: pochiko | 2012年5月19日 (土) 22:55

私の実家は欄間だらけですが
実際問題、実用的ではないです。
せっかく暖房を入れても
欄間から逃げてしまうのです。
昔は夏にはよかったのでしょうが
今は夏も冷房入れますし…

投稿: zooey | 2012年5月20日 (日) 00:48

★pinotさま

サイトご紹介ありがとうございます。
既成概念と違った涼しげな欄間を見ることができました。細かい仕事に感心します。
欄間も起源を辿れば中国からの組子からとか、アールヌーボー欄間とか興味深いですね。
畳縁とは! 観察したことがありませんでした。床柱は南天のを見たことがあります。京都は宝庫ですね。

投稿: tona | 2012年5月20日 (日) 08:55

★pochikoさま

そうですか。和室に欄間をつけられたのですね。
風情があっていいですね。
壁紙でなく壁土がまたいいものです。
畳の部屋は座ったりするのに、夏は涼しくていいです。今はしなくなりましたが、夏はごろりと寝そべって昼寝に最適です。

投稿: tona | 2012年5月20日 (日) 08:59

高水三山は4年前の4月に歩きました。
常福院のミツバツツジは良く覚えていますが・・・
その時欄間は見たかしら?と・・・
マイブログで確認したら、青い龍の彫り物の画像がありました。

我が家を建てるときに、主人は一間の床の間など和室に一番お金をかけ、4尺5寸の廊下も南側につけましたが、「欄間を忘れた」と今でも後悔しています。
もっとも今では息子一家もすぐそばに住んでいて、泊まる事がなくなり、殆んど使わない和室ですが・・・

岩茸石山頂は見晴らしが良く、私たちもここでお弁当を食べました。
芽吹き出した新緑の中にヤマザクラの薄いピンクが混じってそれは綺麗でした。
岩茸石山と書かれた標識の下に銀色の打ち出の小槌があったのを覚えています。

投稿: nao♪ | 2012年5月20日 (日) 09:05

★zooeyさま

おぉ!そうなんですね。
実際に私の場合は小さな部屋の欄間しか、実家で体験しなかったので気が付きませんでした。
今は考えてみますと、大きなご実家でも冷房なんですね。
生活するには適さない、なるほどです。

投稿: tona | 2012年5月20日 (日) 09:05

★nao♪さま

ミツバツツジは殆ど終わりかけの感じでした。それにしても新緑のきれいな山ですね。その中のポツンと咲いている山桜は日本ならではの山の景色だと思います。とてもいいものですね。

常福院の青い彫り物をちゃんと撮影されたのですね。どなたが彫ったのかはわかりませんが、こんな山の上に静かに佇んでいる寺院に欄間なんて、想像もしていませんでした。

nao♪家の床の間素晴らしいですね。廊下もついているなんて。客間として使えて羨ましいです。

今、標識の写真を見てみましたが、地面の打ち出の小槌が分かりませんでした。よく気がつかれますね。山に行ってもきちんと観察されていらっしゃる!真似できないです。そんな方と歩くと楽しいですよ。

投稿: tona | 2012年5月20日 (日) 09:30

こんにちは。
すばらしい職人の手のあとが見られる欄間は溜息ものですね。
欄間と蘭の香りの関係は知りませんでした。蘭の香じゃなくても、
欄間越しの花の香りやお香のかおりは風流ですね。
先日たまたま見ていたTV番組で紹介されていた古いお邸にも
欄間があって、シルエットが天井などに映ることでお客さんの目を
楽しませるのだと紹介されていました。それもまた風流なことですね。

投稿: ポージィ | 2012年5月21日 (月) 10:55

★ポージィさま

こちらにもコメント有り難うございます。
なるほど蘭の香りでなくても花の香りが欄間を通してまで香ってくることを想うと、なんと優雅なことと思います。
そして欄間の彫り等のシルエットが天井に映るなんて、これ又日本でなくては考えられない風流な世界です。
だんだんなくなっていく風流の世界、小さなことでも感じていきたいです。

投稿: tona | 2012年5月21日 (月) 13:01

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