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2012年9月27日 (木)

西オーストラリアの旅(1)

Photo   広さが日本の24倍で、3分の2が砂漠と言われるオーストラリアは、僅か1800万人しかいない過疎の国です。
自然が多く残され、野生の動植物も変化に富み種類が多い。その中でもとりわけオーストラリア最大の州である西オーストラリアに種類が多いという。
不思議なことにアメリカやアフリカの砂漠のように多肉化した物が極めて少ない。その代り根が驚くほど深く張るそうだ。
花がケイ酸質を含んでいて、そのままドライフラワーになるような植物が多いのも特徴の1つでドライフラワー輸出国でもある。

               レストランに飾ってあったドライフラワーPhoto_2
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地図の黄色の道筋をバスで8日半、2900㎞走って、日本にないような自然や花を見て来ました。成田~パース間の直行便がなくなってしまったそうで、シンガポール経由で12時間(実際は14時間)もかかる、やはり遠い国です。
西オーストラリアは日本でいうなら九州から南西諸島の位置にありヤシやシュロ、ソテツなどがある一方、大半が極度に乾燥した砂漠気候で占められ、春を迎えるほんの一瞬の今だけワイルドフラワーが見られます。
日本にもオーストラリア原種の園芸品がたくさんあると言われる、その原種の花々を見てきました。

             春まっ盛りで菜の花畑が目に飛び込んできたPhoto_4
ワトル(ミモザ科のアカシア)もたくさん目にした。この地帯は山がないので360度、空が大きく広く、家も人影も、そして羊や牛までも殆ど目にしない。南半球なので太陽が北側にあり、家も北向きなのでしょうか。
Photo_5
オーストラリアと言えば、代表的な花がヤマモガシ科のバンクシア、グレヴィレア、ハケアとフトモモ科のボトルブラシ、ユーカリでしょうか。結構似ていて区別がつかないものが多い。

                バンクシア 松笠みたいのが実Photo_6
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                      グレヴィレアPhoto_11
                        ハケアPhoto_12

               ボトルブラシとワンサイドボトルブラシPhoto_13
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                        ユーカリPhoto_17 
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見学初日(18日)のメインは、パースの東350kmにある、波がうねっているようなウェ―ブロックです。
追記:長さ100m、高さ15m。これは一定方向から吹いてくる風、飛んでくる砂、雨、熱などで浸食しできあがったものだそうです。Photo_20
Photo_21
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             ウェーブロックの上は平らで見晴らしが良い
Photo_23 Photo_24

途中にあった牧羊犬の墓。どの墓にも花が飾ってあって色鮮やかだが、ドライフラワーにもなるくらいに長持ちしているようだ。
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コメント

tona様

お帰りをお待ちしておりました。大きな蛾のように見えますがドライフラワーなんですか?
どれも異次元の世界みたいなお写真ばかりで吃驚しました。それと牧羊犬のお墓が立派ですね。さすがです。

投稿: evergrn | 2012年9月27日 (木) 12:43

お帰りなさい。
いやはや,驚きの写真の連続です。
ウェーブロックは一瞥では滝かと思いました。
どんな成り立ちなのでしょうか。とても不思議な光景です。

投稿: gaki | 2012年9月27日 (木) 18:26

お元気でお帰りのようで何よりです。
西オーストラリアの自然は日本とはまた別ですね。荒野そのものという感じです。牛や羊の姿もないところですね。生活は荒れ地を開拓しながらという感じでしょうか。

それだけに自然の厳しさと美しさに満ちているような気がします。
アボリジニはたしかこちらの方でしょうか。
乾いた大地で生きていくということは大変だと思います。

その点、水と緑に恵まれた日本は本当に恵まれていますね。恵まれた日本の国土に感謝しなければなりません。

辺境の地を周られていつも楽しく拝見しています。

投稿: macchanny | 2012年9月27日 (木) 18:57

★evergrnさま

早速にコメントいただき有り難うございました。
私も日本にないようなドライフラワーの芸術に驚いた次第です。乾燥しているので日本のように乾燥剤も必要ないのです。
牧羊犬がいかに大切にされているかわかります。
BRUTUSとかCINNDYなどの名前がありました。可愛かった様子が目に浮かぶようなお墓でした。

投稿: tona | 2012年9月27日 (木) 20:06

★gakiさま

早速見ていただき有り難うございます。
以前大陸ど真ん中の1枚岩のエアーズロックにも驚きましたが、ウェーブロックも仰るように滝のようにも見え、驚きです。
成り立ちなどを書き忘れましたので追記として書かせていただきました。
自然の風や雨や砂などが岩を浸食したりして出来たのですね。縞模様も雨に含まれる成分によって出来たそうです。

投稿: tona | 2012年9月27日 (木) 20:15

★macchannyさま

早速にご感想を有り難うございました。
時差が1時間しかないのはとても楽です。
日本とは全く違った乾燥した荒野が行けども行けども続いているのには驚きました。
オーストラリアはシベリア同様途方もなく広いのですね。
確かに美しく厳しい所です。
この日、アボリジニの壁画が残っている洞穴に行ったのです。中央のエアーズロックの当たりだけかと思っていましたので西部にもいたことに驚きました。大変な狩猟生活だったのでしょうね。
本当に日本に住んでいることを有難く思います。

投稿: tona | 2012年9月27日 (木) 20:33

こんにちは。お帰りなさい!
 
27日にご帰国かと思っていました。もう記事がアップされていてびっくり。
お元気でのお帰り、安心しました(^^)今回お疲れはいかがですか?
時差が割りと少ないのが良いですね。でも西側行くのはそんなに大変だとは
知りませんでした。
 
オーストラリアはニュージーランドと並んで魅力を感じる国です。
もうずいぶん前になりましたが、東海岸のほうへ1度だけ行きました。
広い国土で場所によってたくさんの表情をもっているのですね。
ウェーブロックもなんと素晴らしいのでしょう。厳しい自然ならばこそでしょうか。
ビッグウェーブでサーフィンする気分を味わっていらっしゃいましたか?
独自の動植物たちもとても興味深いです。
お花は、バンクシアは日本でも切り花として販売されますが、
他は見た事がないのがほとんどです。みんなしべが多いですね。

牧羊犬の立派なお墓と絶やさず捧げられているお花にも感動しました。
絆の強さを物語っていますね。

投稿: ポージィ | 2012年9月28日 (金) 09:54

2008年まで、オージーに日本庭園を教えるために、主人の先輩とパースに家を一軒シェアーして借りて5年通いました。

ほとんどが主人の仕事の暇な冬場(パースは真)に、一ヶ月間ほど滞在する事が多かったのですが、ワイルドフラワーの咲き乱れる9月と、ジャカランダが咲く11月に行った事もありました。
珍しいお花が多くて驚きますね。
オーストラリアの国花のアカシアはミモザにソックリで、9月のパース郊外は黄色に染まっていましたよ。

毎年成田からカンタス直行便で行き、夏時間では時差も無く、まるで日本の地方に夜行バスで行くような感覚で気軽に行っていましたが(ただし税関は厳しい!)
今はパース直行便がなくなったのですか?

西オーストラリア州は広くてのどかで治安もよく、真っ青な海と空が魅力的な所・・・
州都パースには日本人のリタイヤ組みや若い方々がたくさんいましたが、行く度に街は発展して普通の街になり、中国人の姿も増えて行きました。
私たちは良い時期に滞在したものだと思っています。

これからもtonaさんの紀行を楽しみに、懐かしいパースの街と近郊の様子を思い出すことに致します。

投稿: nao♪ | 2012年9月28日 (金) 13:35

★ポージィさま

早速にありがとうございます。
26日に帰国しました。時差が1時間なのでとても今回は元気です。
直行便がないのが東部と違って大変でした。
私はシドニーとエアーズロックしか行ってないので、西部の様子は初めてで随分違うので驚きました。

ウェーブロックはサーフィンが出来そうな感じですね。さすがに這い登っている人はいませんでしたが、中にはそんな人もいるようです。
バンクシアは日本で売られているのですか!知りませんでした。インパクトの強い花ですね。
シベがいっぱいで似ていて区別が難しかったです。

牧羊犬はかなり前に亡くなっているのもいるのに、ずっとお花を飾り続けるのに感動しました。それぞれ可愛い名前がつけられています。動物に対する愛情は何処の国も変わらないですね。

投稿: tona | 2012年9月28日 (金) 16:36

★nao♪さま

そうだったのですか。
パースは素敵な町と聞いていました。
時間がなくて植物園とメイン通りしか行かれなかったのが残念でしたが郊外に広がる住宅はきれいですね。
今はワイルドフラワーとアカシアですが、ジャカランタも咲けば見事でしょう。今は一体どこにジャカランタがあるのか樹形を知らないのでわかりません。南米で咲いているのをちょっと見ただけですので。

そう、税関が厳しくて、今回は日本茶や梅干しだけは持っていきたかったのですが、個人旅行でないので一切持っていきませんでした。昨年から直行便がなくなったそうです。結局ヨーロッパに行くのと同じくらい時間がかかりました。
本当に人がいなくて治安も良くて気持ちが良かったです。身構える必要が全然ありませんものね。
東南アジアの人が増えたそうですね。
この後もまたよろしかったら見て下さい。
早速にありがとうございました。

投稿: tona | 2012年9月28日 (金) 16:48

息子夫婦が3年間パースにいたのに一度も行ってやらなかった冷たい親です。
いいところなのにね。

投稿: 佐平次 | 2012年9月28日 (金) 18:42

★佐平次さま

ありがとうございます。
あら、海外にいらしたのは息子さんご夫婦でしたか。3年間もですか。
ちょっと残念だったかもしれんせん。なかなかいい所でした。

投稿: tona | 2012年9月29日 (土) 08:18

オーストラリアは
シドニー、メルボルン、ゴールドコーストしか行ったことありません。
西の方はまた、まるで違った雰囲気なのですね。
以前、「裸足の1500マイル」という映画を観たことがあります。
1931年代、白人とアボリジニとの混血児を家族から隔離し、白人社会に適応させようとした豪政府の隔離・同化政策を批判した映画です。
突然親から引き離されたアボリジニの子どもが、裸足で1500マイルの道のりを歩いて施設から逃げるのです。
それほど遠くない昔、こんなことが行われていたのだと驚きました。

投稿: zooey | 2012年9月29日 (土) 14:03

★zooeyさま

私はメルボルン、ゴールドコーストはまだ未見です。TVで見ても随分違うようですね。
そしてこの映画も知りませんでした。
少し違いますが、イヌイットやマオリ族やアイヌ民族を想います。
今は白人地区に同化した人たちがいる一方、中央部ではまだ独自の生活を維持している人もいるそうで、平和のようなのですが。
エアーズロックでは数人見かけましたが、今回は1人も出会いませんでした。
隔離政策では南アフリカが凄く、今もまだまだ全面解決とはいえず、何と言っても治安が悪くて恐ろしいです。

投稿: tona | 2012年9月29日 (土) 16:00

もうお帰りになっていたのですね。
すっかり失礼してしまいました。

植物も風景も見たことがないものばかりですね。
旅らしい旅でしたね。

南半球がこんなに異色とは知らなかったです。

放送大学の友人がアボリジニと友達で岐阜に
招いた写真を見せて頂きましたが、
仰天する格好でした。彼は英語が得意で
世界中に友人があります。

投稿: matsubara | 2012年9月29日 (土) 20:06

★matsubaraさま

お忙しい中ありがとうございます。
日本の南にあるオーストラリア大陸は西はとても乾燥していました。手にあかぎれが出来そうになるくらいです。

アボリジニの友人を持つご友人がいらっしゃるそうで、matsubaraさまも交際範囲が広くて素晴らしいですね。
全然出来ないので、つくづく英語ができることはどんなに素敵な人生が送れることか、しみじみ思った旅でした。

投稿: tona | 2012年9月29日 (土) 20:31

tonaさん、おかえりなさい…
広い大自然の中で悠々とした歴史を感じて来られたことでしょう~♪
広大な土地があるというのは心にも余裕が生じて良いことですね~♪
牧羊犬のお墓にもゆとりが感じられます…

大自然が創り上げる景観もスケールが大きくて…オーストラリアの成り立ち…
ゴンドワナ大陸研究などもされていて…想像するだけでも楽しいです~♪

固有の動植物も多く…バンクシアなどは発芽も環境に即していて面白いです…
定期的に火災が起きる仕組みの解明などもされています…
観に行くというより住めたら私としては最高です(*^m^*)
時間が出来たら行きたい国外がたくさんありましたが…
空想遊びだけで…行けそうもない現実です…(;´▽`||A``アッセ!

投稿: orangepeko | 2012年9月30日 (日) 08:36

★orangepekoさま

コメントありがとうございます。
本当に広い大地でした。それでも地図で見るとほんの一部でしかないのですね。
ゴンドワナ大陸の話も聞きました。悠久の時間が流れているのですね。

山火事の跡を少しですけれども見ました。
あまりに日射しが強くて放火でなく自然発火だそうですね。皮肉なことに火事が起こった時にバンクシアの種が根付くそうで、不思議な現象です。
パースあたりに住みたいという人も多いようです。
ワイルドフラワーの宝庫で、お花好きは長く滞在したいところです。
orangepekoさんもいつか願いが叶いますように。

投稿: tona | 2012年9月30日 (日) 17:03

今回は西オーストラリアへの旅でしたか。
360度のパノラマの景色が見れるのですね。
見たこともないような不思議な植物や花。
日本にもオーストラリア原産の園芸品が入っている
のですか?
ウエーブロック、なんとも不思議な光景です。
最初見た瞬間、瀧?と思ってしまいました。
いろいろ珍しい景色など拝見出来て、楽しませて頂きました。

投稿: 茂彦 | 2012年9月30日 (日) 17:10

★茂彦さま

コメントありがとうございました。

この辺りは山が1つもありませんで、360度同じ風景が見られます。
けれどもずっと同じで思わず居眠りしていました。
日本での園芸品はブラシの木やローズゼラニウムしか知りませんが、調べたらいろいろあるのでしょうね。
自然の造形が日本ではないもので圧倒されました。

投稿: tona | 2012年9月30日 (日) 20:02

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