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2012年10月26日 (金)

スロヴァキア周遊(最終回)

0001_2ガイドさんのお話
この国はサッカーも盛んのようですが、アイスホッケーが強い。タトラ山などの山は夏は登山・ハイキング、冬はスキーで賑わう。
共働きが多い。出生率は1.8 で中欧では高い。
団地の家賃は3~4万円。新築一戸建ては村では500~600万円だがプラチスラバでは1000~2000万円で住宅難だそうだ。
医者・弁護士・IT関係は過剰なので西欧へ流れている。
東部は農業しか産業がなく、東西格差があるとのこと。

[見学6日目] タトラ山地からトレンチーンへ

<ヴルコリニェツ> 地図③に位置する単独世界遺産の小村。標高718m。
1000m級の山脈が連なるファトラ山地の懐に佇む伝統的な木造集落で、中世から守り続けられてきた入母屋造りの平屋建て家屋が45戸並ぶ。ヴルコはオオカミの意味で、かつて周辺の森に狼が頻繁にあらわれたことが由来。
ヒノキやマキなどの薄板を使った柿葺きの屋根と漆喰を塗って仕上げた木の壁が特徴。防腐用にカラフルに塗られている。所々に木彫りがある。のどかに暮らす人はわずか19人。

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<レシュティニ> 世界遺産地図⑤木造教会群の(c)の福音派教会。地域の有力者のメシュカル家によって建てられた。Photo_16
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<チチマニー>
独特の文様が描かれた外壁を持つ伝統的住宅が並ぶ小村。中世から晴れの日に着た民族衣装の刺繍の文様を壁にハンドペインティングした。当時の部屋がそのまま家具・家財と一緒に残り博物館として展示されている。
同じ文様なのに一軒一軒、微妙に違った配置で面白い。カタツムリみたいに渦巻いているのが基調のようだ。
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[見学7日目・・最終日] トレンチーンからプラチスラバへ

<トレンチーン>
中欧における古代ローマ最北到達地点だったという、かなり重要だった場所。西暦179年(五賢帝のマルクス・アウレリウス・アントニヌス帝の時)にローマ帝国がドイツの部族を破ったことを記した石碑がここトレンチーン城の麓で発見された。宿泊したホテルの中がその場所でした。
                                                     ヴァーフ川

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                                                   町の中Photo_30
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日本の河童に相当する民間信仰の銅像。水の中に生きている生物を守る。時々出てきて町を覗く。Photo_43

トレンチーン城 町を見下ろす丘の上に建っていて中欧最大規模の城。
ローマ人が駐屯して以来、見張りの塔になったり、中世では城主が次々と代わったりで内部に紋章や武器などが展示されている。Photo_35
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                                            塔の上からの眺めPhoto_44
                                      スロヴァキアのおばあさんたちPhoto_45

食事は西欧では最も美味しい国です。一所懸命作って下さったのを感謝していただきますが、何しろ量が多くて半分が適量で、残すのが申し訳ない。
前菜として出されるスープの種類が多くとても美味しい。スープでないときのサラダもドレッシングがなかなかでした。

                     スロヴァキアチーズPhoto_49
主菜も味がしっかり付いていて、他では食べられない付け合わせのライスが美味しくいただける。
                      七面鳥のグリル Photo_50
                   チキン・ポークシチュー風Photo_52
           デザートは驚いたことに日本と同じにあまり甘くないPhoto_53
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以上、緑が美しい静かなスロヴァキアは、資源が少なく工業も盛んではないけれども、そんな中で質素に堅実に生きている人々を頼もしくさえ思いました。
スイスに通じるものがあるかもしれません。
何だかいつものようにピントのはずれた写真でごまかしたような旅行記でしたが、見ていただいて有り難うございました。

                      ー完ー
                  

                             
                              

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コメント

tona様
静かで落ち着いた国の様子が想像できます。素敵なレポートを有難うございました。

投稿: evergrn | 2012年10月26日 (金) 17:14

こんばんは。
スロヴァキア旅紀行・完結編も興味深く拝見しました。
世界遺産になっている町々、それぞれ小さくても
みな独自のものを持っていたのですね。目印的な意味合いや
結束を高める意味合いなどがあったのかしら?とふと思いました。
ヴルコリニェツは45戸あって、暮らしている方はたったの19人ですか。
昔の暮らしを維持していくのは大変なのでしょうね。
チチマニーの家々に施された模様も面白いです。
刺繍の模様… かってこんも町でとても盛んだったのかもしれませんね。
なんだか、かって世界各地で行われていた民族の伝統の刺青に
通ずるものを感じました。

どのお写真も、町の通りに人影が見えませんね。
世界遺産といってもとても静かそうに感じます。
農業はどの国でも労働は大変なのに収入が少ないことが多いですが、
本当は食を支える大切な産業ですよね。何かもっとうまくバランスが
とれるといいのにとも思います。

お食事は見た目からしてとても美味しそうですね。
盛り付けも綺麗で芸術的ですね。
 
自分では見ることの叶わない国の貴重な様子を見せていただき楽しかったです。
ありがとうございました(^^)♪
 

投稿: ポージィ | 2012年10月26日 (金) 17:46

★evergrnさま

長々と見ていただき有り難うございました。
日本のような通勤地獄のあの混雑ぶりを見たら、この国の人はびっくりするでしょうね。
観光客しかいないような町々でした。

投稿: tona | 2012年10月26日 (金) 19:03

★ポージィさま

最後まで長々とお付き合いいただき、いろいろな感想をコメントいただき有り難うございました。
ハンガリーのホローケー村も世界遺産でありながら、人口がどんどん減って住んでいない家がありました。日本でもそうでしょうが、世界遺産になった家を維持することは大変なのでしょうね。

東欧、中欧の民族衣装には細かい刺繍がたくさんしてありますね。
その模様を家の側面にぐるっと描くなんて面白いアイディアです。
ここは一体どのくらい家があったかしら。かなりたくさんあって、殆どの家にペインティングしてありました。一軒一軒見て回る時間がありましたので楽しかったです。

本当に写真で見ると人が殆どいません。観光客だけ、それも私たちだけのところも多かったです。
第一次産業の農業は大切で、殆ど輸入しないと言うフランスやドイツを代表にして、概して欧州はその点凄いのですね。

食事の盛り付けはフランスのレストランと何ら変わることがなく、そのお店もホテルも素晴らしかったです。食べ過ぎないように注意するくらいでした。

投稿: tona | 2012年10月26日 (金) 19:33

木造の教会がいいですね。ぬくもりがある。

投稿: 佐平次 | 2012年10月26日 (金) 20:28

★佐平次さま

木造の国の人間なので違和感なく、そう、ぬくもりを感じますね。杮葺きの屋根も。
有り難うございました。

投稿: tona | 2012年10月27日 (土) 08:18

スロバキアの旅,充分に堪能させていただきました。
ありがとうございます。

教会をはじめ木造の建物が面白いと思いました。全部屋根裏部屋があるみたいですね。

なお,些末なことですが,五賢帝の最後のマルクス・アウレリウス・アントニヌスについてですが,「アントニウス」ではなく「アントニヌス」(Marcus Aurelius Antoninus)です。よく間違われます。

投稿: gaki | 2012年10月27日 (土) 12:06

★gakiさま

マルクス・アウレリウス・アントニヌスをアントニウスと間違い、教えていただき、又いつも読んでいただき有り難うございます。
訂正させていただきました。
ローマのこの時代に書かれた文字が残っていました。

ヘルヴァルトフの木造教会ですね。後方の2階部分に上がってみましたらこんな構造になっていました。

投稿: tona | 2012年10月27日 (土) 14:01

頂いた絵葉書の木造教会ですね。
北欧よりこったデザインだと思いました。
いろいろなタイプがあるのですね。
どれもすてきです。

お料理も美味しそう~
大抵めちゃくちゃ甘いのですが特にトルコなど・・・
ここはあっさりしてよろしいですね。

投稿: matsubara | 2012年10月27日 (土) 21:00

ファトラ山地の伝統的な木造集落、暮らす人19人。
カラフルな木造住宅、花なども飾ってありますね。
レシュティニ、ここにも木造教会群。
ナチマニー、珍しい伝統的な住宅で、家具、家財なども
カラフルで魅力的。
外壁も珍しい、素晴らしい文化遺産ですね。
食事も本当に美味しそう。
写真を拝見していると、実に見どころの多かった旅行のようで、
羨ましい限りです。

投稿: 茂彦 | 2012年10月28日 (日) 06:00

★matsubaraさま

北欧のより凝った木造教会ですか。
3か所だけ見ましたが、保存が大変でしょうと思いました。

お料理は一瞬醤油を使っているのかと思うような味で、美味しいと言っていただけるのは有難いことでした。
ケーキはオーストラリアは甘かったので3分の1程度しかいただけませんでしたが、この国のケーキはいつも殆ど食べました。
いろいろコメント戴き有り難うございました。

投稿: tona | 2012年10月28日 (日) 08:36

★茂彦さま

この日は1日、伝統的な建物を見学した日で、とても楽しかったです。
木造教会はとても温かな感じでいいものですね。石だらけの西欧にあって雰囲気は異なるものの、唯一東洋を感じさせてくれる建物です。この世界遺産はまだあと5つくらい登録されてるようでした。

カラフルに塗った家は珍しく入母屋造りなのですね。ヨーロッパは四角い家が多いので、おやと思ったものです。
ドイツ、フランスのようにスケールは大きくなかったですが、いろいろな見どころを旅行社は押さえてくれています。個人旅行では何一つ行かれませんものね。
コメント有り難うございました。

投稿: tona | 2012年10月28日 (日) 08:47

こんにちわ、なかなか渋い国ですね。見ていてスイスのイメージをもちました。トレンチン城はでかいですね。昔は相当栄えたのでしょうね、その栄華が偲ばれます。

食事が美味しいのは何よりですね。
スイートも美味しそうで・・・・・。
量が多いというのは皆さん良く体を動かして働くということでしょう。
山に登ったり降りたりの山の生活は逞しくすることでしょうか。
おばさん達はこうして情報交換するのでしょうね。
だけど冬は寒く生活は大変でしょうか。
色々となかなか行けないところを紹介いただいて有難うございました。訪問した気持ちです。

投稿: macchanny | 2012年10月28日 (日) 17:28

スロバキアは小さい国なのに沢山の世界遺産があるのですね。木造教会群やチチマニーの文様の付いた家など以前BSで見た時は確かに印象深かったのです。でもこうして旅行記と一緒に写真をゆっくり見させていただいてスロバキアの印象が変わりました。なんと静かな、落ち着いていてしかもほっとする不思議な感覚がします。チチマニーの文様はアイヌの方たちの民族衣装にも通じるものがありますね。
それにお泊りになったホテルにローマの戦勝石碑があったとは!ローマ帝国物語を愛読するもののひとりとしては大感激です。
いろいろ有難うございました。

投稿: yamasemi | 2012年10月28日 (日) 18:47

★macchannyさま

おはようございます。
こちらこそ長くなってしまった紀行文を読んでいただき、また感想をお寄せ下さって有り難うございました。
皆さんのお陰で復習をすることが出来て、旅をしっ放しと違って、頭に残りました。

あんなにたくさん食べるのですから、世界的にも日本など数カ国を除いて、年齢がいくにつれて皆太ってしまいますね。
この国は日本食はありませんが、他のヨーロッパでは寿司が当たり前のように食べられるようになりました。
あれから2,3週間たち、もう今ごろは更に寒くなって、薪で暖房もしている家が多いことでしょう。

投稿: tona | 2012年10月29日 (月) 08:38

★yamasemiさま

スロヴァキアの田舎もBSで放送されたのですね。私は全く初めてでした。
この国の世界遺産は本当に小さな国なのに、7つありました。そのうち「カルパチア山地のブナの原生林」だけは見られませんでした。木造教会群は8つも登録されていると聞きました。見たのは3つです。

なるほど、チチマーニの文様はアイヌの民族衣装のに似ていますね。発見ですね。
私もローマ帝国に関しては塩野七生さんの15冊で感動しました。感動のもう一つはヴェネチアです。
コメントいただき有り難うございました。

投稿: tona | 2012年10月29日 (月) 08:48

スロヴァキアの料理がそんなに美味しいとは意外です。
確かに見た目も美しいですものねえ。
美味しくない国は、料理の見てくれもあまり構わないのではないかと思います。
民間信仰の、水の中の生物を守るという銅像が
フロックコートにシルクハットという出で立ちなのにも驚きました。
色々と珍しい話をありがとうございました。
私も「ローマ人の物語」をもう一度読み直したくなりました。

投稿: zooey | 2012年10月30日 (火) 14:57

★zooeyさま

何処のレストラン、ホテルもディナーだけでなくランチも本格フランス料理のようにきれいに飾り付けられています。
一番美味しかったのは写真撮り忘れですが、ローマの記念碑のすぐそばの特別室で戴いたローストビーフでした。やわらかくて味も良く感動しました。イギリスですとこれが噛みきれないほどですし、味も全然ありませんで自分で塩を振りかけるだけでした。そう、みてくれもただボンと盛り付けただけですね。

欧州の中では本当に地味な静かな目立たない国ですが、ユーロ紙幣が使える、まだ物価が大変安い、しかしホテルは西欧より使いやすく良くてといった国でした。
こちらこそコメント有り難うございました。

投稿: tona | 2012年10月30日 (火) 19:15

 こんにちは。
 この前TVでドヴォルザークの「ルサルカ」というオペラを観て記事にも書いたのですが(下のURL)、ボヘミアの民間伝承を基にした、日本の河童にあたる水の精の女の子が主人公の、「人魚姫」みたいな話でした。
 その主人公のお父さんが、水の世界の守り神なのですが、もしかしたら、tonaさんがお撮りになった銅像は、同じ種類の水の精かもしれませんね。
 雰囲気も何となく似ていましたし、もし同じなのだとしたら、tonaさんの写真で再会することができて感激です。

 またまたすばらしい旅だったようですね。おかげさまで、たくさんの木造教会を観ることができました。ありがとうございます。

 なお、以前から調子が悪かったわたしのブログのブログサービス(ウェブリブログ)ですが、ついに、日曜日までの緊急長期メンテナンスに入り、その間コメントもできないとのことで、せっかくいただいたコメントにしばらくの間お答えできなくなってしまいました。
 取り急ぎお知らせ&お詫びさせていただきます。

投稿: Nora | 2012年11月 1日 (木) 16:46

★Noraさま

こんばんは。

「ルサルカ」の記事を拝見しました。
河童そのものだったそうで、驚きました。
1900年に作曲されたようですが、その頃はチェコもスロヴァキアもハンガリー二重帝国の傘下にあり、1918年にはチェコスロヴァキアとして独立していますので、今の両国共通の話として通用しますね。
何だか主人公人魚姫のお父さんのように思えますね。

世界遺産に認定されている木造教会は8つくらいあると聞きましたが、そのうち3つだけ見ることが出来、一つは内部も見ることが出来ました。
ポーランド(プロテスタント)のは巨大でしたが、ここのは小じんまりした感じです。

そういえば、今回もコメントがなかなか入りませんでした。メンテナンスが必要になったのですね。
驚きのコメントをいただき有り難うございました。

投稿: tona | 2012年11月 1日 (木) 19:21

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