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2013年1月30日 (水)

この香りを知りたい

今までたくさんの花の香りや数種の香水を始め、いろいろな匂いを嗅いできましたが、今嗅いでみたい香りが2つあります。無理そうですが。
1つはもぐさ。お灸を据えるもぐさを見たことがありません。Wikipediaによれば、何でもヨモギの葉の裏にあるあの白っぽい繊毛を精製したものだそうで、とても香りが良いそうなのです。
あの産毛のようなのを集めるのですから高価で、1gが何百円もするとか。
百人一首の「かくとだに えやは伊吹の さしも草 さしも知らじな 萌ゆる思ひを」で伊吹山がヨモギの特産地と思われていたが、実際はほとんど生産されないで、栃木県の小さな山説もあるとか。現在は新潟県、富山県など北陸産が多い。

もう1つは乳香です。
オマーンやエチオピアなどで樹皮から取られる樹脂で、焚くと瞑想的な、エキゾチックというより和風の香りなんだそうだ。
キリスト生誕のとき、東方より3博士がやってきて、乳香と没薬と黄金を献上したとあって、乳香は神、没薬は救世主、黄金は現世の神を表す。

他に没薬始め麝香とか龍涎香(アンバーグリス)、甘松香(スパイクナード)などもあって想像も出来ない香りです。

ちなみに私の頭部・顔の中で唯一正常なのが嗅覚なのです。

Photo

いただいた無農薬のレモンは見てくれはごつごつと荒っぽい。 皮でお菓子、果汁でドレッシング、料理と重宝。実は以前と違って、この頃レモンを買って使うなんてしなくなりました。
昔の料理ノートや料理本を見ると、現在は殆ど作らなくなったのも多く、何と言っても豊富になった食材に加え、様々な調味料をそれもいろいろミックスしてさらに違う味を出して味わっている。
素材そのものを単純な調味でというのも時にはいいものです。

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コメント

香料をめぐって戦争が起きるのも無理からぬ?
超人的に嗅覚に優れた男を主人公にした小説(映画にもなりました)を読んだことがあります。
ふだんそれほど意識してい無いけれど、嗅覚を失った世界は荒涼たるものらしいですね。

投稿: 佐平次 | 2013年1月30日 (水) 10:03

こんにちは。
 

もぐさと乳香の香りに憧れていらっしゃいますか… 読まれた本の中に
登場したのでしょうか。
私は、もぐさの香りは遠い昔子供時代に親が使ったことがあって
嗅いだはずですがすっかり忘れています。
乳香は、そういえばこの名前は何かで見た覚えがありますが、
香りは知りません。
どちらも市販では捜すのが大変かもしれませんが、通販なら手に
入れられそうですね。もぐさのほうは有名メーカーの「せ○ねん灸」でも
販売されてます。市販されているものは、tonaさんが求めてみえるのと
香りの質が違うかな。
 


乳香の瞑想的な和風な香り…どんな香りなのかしら。没薬というのも。
何だか私も嗅いでみたくなりました。
 

投稿: ポージィ | 2013年1月30日 (水) 10:10

★佐平次さま こんにちは。

見えない、聞こえない、話せないという話はどんなだろうといつも事あるごとに思いますが、嗅覚を失った世界の事は考えたこともありませんでした。恐ろしいほどのことですね。
実際にそれに秀ですぎるのと、失うのとあるわけで、改めて大分不自由になった五感とは言え、感謝して過ごしたいです。

嗅覚に優れた男の映画化された小説を読まれたとか。SFっぽいですね。

投稿: tona | 2013年1月30日 (水) 15:42

★ポージィさま こんにちは。

もぐさは通販で求められるわけですね。
教えていただいてありがとうございました。
確かに祖父母の時代は使った人が多く、普通のこととして匂いが部屋に充満していたでしょう。
仰る通り、何かの本に出てきたのです。
乳香はオマーンの紀行の中で樹から採取しているのをTVで観て、そういえば聖書やクレオパトラの話の中などにもあったなあと、俄然興味が湧いたのです。しかし願えば成ることもあるけれども、不可能なこともあるわけですよね。この頃やたらお願が多くなって欲張りになって、これは年齢のせいです。
焦る割りにはすぐあきらめることも身についてきたのでご安心ください。
没薬も乳香と同じく没薬樹の樹液から取るそうですね。

投稿: tona | 2013年1月30日 (水) 15:55

いつもすてきな話題を次々と提供されるのに
感心しています。
香りと言えば、関西にいたころ香道を習って
いたことを懐かしく思い出しています。
途中で岐阜に引っ越し、中断したままです。
続きが出来ればブログの話題になりましたのに・・・
日本の香道を体験しますと、西洋の強い
香水の匂いはちょっと・・・避けたい
感じです。
源氏物語の中でもお香の話題があり、その
そこはかとない香りは西洋と根本的に
異なると聞いたことがあります。
アロマを体験しましたが、やはり日本の香り
には品格があります。
関西で習っていたのは、名古屋に家元のある
お家流でした。もう一つは東京に家元があります。

前回のコメントに書き忘れましたが
週間の美術の本はよく覚えています。
全部買われたとは素晴らしいです。

投稿: matsubara | 2013年1月30日 (水) 18:49

★matsubaraさま

香道には憧れました。
その香道を勉強されていらっしゃったなんて素晴らしい!
そういえば源氏物語にもありますね。
やはり西洋のとは違いますか!
何となくわかるような気がします。
匂い袋のようなものでしょうかね。
家元があるのですね。

今はロウバイの香りを毎日通りすがりに頂いています。これからは梅の香りですね。
何処からか漂ってくる花の香りはとても幸せにしてくれます。

週刊世界の美術はとりあえず写真だけ見ています。結構知っている絵画が多くなりました。

投稿: tona | 2013年1月30日 (水) 19:46

「パフューム ある人殺しの物語」といいます。
http://pinhukuro.exblog.jp/5578963/そういえば先日書いた「手紙」の中でも人生の思い出の重要な部分は匂いに関連しています。
死を前にして懐かしいのは五感すべてに関わる思い出なのですね。

投稿: 佐平次 | 2013年1月31日 (木) 11:12

お早うございます。今道端で元気に緑を保っているのはヨモギがそのひとつでしょうか。そのヨモギが貴重なんですね。
ヨモギは以前にフツ持ちということで良く食べました。特に美味しいとは思いませんが香りが何とも良いし体にも良いのでしょうか。

投稿: macchanny | 2013年1月31日 (木) 11:38

★佐平次さま

本の紹介ありがとうございました。
映画の方も映画データベースで調べました。お読みになられた2007年公開でサスペンスドラマですね。脇でダフティ・ホフマンが出ていました。
死を前にすると五感に関する懐かしい思い出がよぎるのですか!
私なんかは恥ずかしかった場面に唸りそうです。

投稿: tona | 2013年1月31日 (木) 13:28

★macchannyさま

もぐさの香りは全然予想もつきませんが、葉全体を搗きこむ蓬餅や蓬饅頭が大好きです。
摘んで餅に入れるまでかなり手数がかかって1度くらいしか作ったことがありませんが、祖母や母たちは難なく作ってくれましたね。
葉の産毛がもぐさとして使われることを初めて知って、本当に知らないことだらけです。

投稿: tona | 2013年1月31日 (木) 13:34

「パフューム ある人殺しの物語」は
公開時に観ました。
なんともグロテスクな、匂う映画です。
いい匂いではなく、臭気に満ちたという感じです。
私は匂いには少々敏感な方なので
この映画にはちょっと耐えられませんでした。
香道なんて
日本にはなんと奥ゆかしい、上品な世界があるのだろうと思います。

投稿: zooey | 2013年2月 1日 (金) 23:37

★zooeyさま

「パフューム ある人殺しの物語」は観ませんでした。
匂いに関するこんな映画があったのですね。
私も匂いにだけは敏感で、時にはもっと鈍感の方が良かったと思うときもあります。
遠くからでもお花の匂いが漂ってきた時の最初のひと呼吸が何とも言えずよいものです。
西洋の香水を代表とする濃厚な香りに対して、日本の香りは品格があると香道を極められたmatsubaraさまが仰っています。そうなんでしょうね。香道には惹かれるのですが、「~道」というのは今更お稽古に行く勇気はもうありませんので、一生憧れとして持ち続けることになりそうです。

投稿: tona | 2013年2月 2日 (土) 08:28

 臭覚。人間五感のひとつ。
世間には種々雑多な匂いが充満してるはずなのに、目立って感じない。
ほどほどの臭覚が幸いしてるのでしょうね。
 犬みたいに鋭い臭覚を持っていたら、どんなに感ずるだろうか・・・といつも思う。
(リキに聞いてみたい)

いい香り。心に安らぎを与える香り。
街には、香りと、音楽によってリラックスさせる店もあるとのこと。それだけ現代人は、五感によって、種々の障害を受けてると言うことですね。

「モグサ」ですね。子供の頃は回りに沢山ありました。生の香りは記憶にありません。
燃えてる匂いは並みの線香?

 中国西安で買った名香「天地香」なろもの。
とてもいい香りがします。
日本人はほのかに匂う香りが好きなようですね。

 種々の香料をブレンドして、自分にあった香りを作ってくれる。ニーズに応えて便利な時代になりました。
 要は、自分に合った香り、癒される香り。
それがいい香りと言うことですね。

投稿: 夢閑人 | 2013年2月 2日 (土) 11:39

★夢閑人さま

香りに関するいろいろなお話をありがとうございます。とてもためになりました。
もぐさは線香みたいなのですね。何となく頷けました。
人間がリキちゃんたちみたいに鋭い嗅覚を持っているとすると、あまりに匂ってくらくらとしてしまうのではないかと想像します。気分も悪くなるのでしょうね。
匂わないのも困りますがほどほどで丁度いい感じなのですね。
どぎつい看板や汚い風景、騒音、悪臭に囲まれていたりしたら、もうストレスで生きるのも困難、病気になりそうです。そんな中で生きている逞しい人も世界にはたくさんいるのですが。

中国にもお香が売られているのですか。
「天地香」ってどんななのでしょうね。
自分の香料が出来たら幸せですね。
今日もロウバイの横を通ってかいできました。今からは梅を楽しみにしています。

投稿: tona | 2013年2月 2日 (土) 18:19

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