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2013年1月10日 (木)

植物はすごい(1)

お正月門松用に切られたとおぼしき竹林の切り株。半月経つのにまだ切り口は真新しい。
今は門松は大きな旧家でも立ててないし、このところ見たことがありません。

Photo
今日も札幌は真冬日で最高気温が-5℃、今年に入ってからも真冬日は10日連続ということだ。10℃以下といって、寒い寒いと引っ込んでいるのも憚られる。
ホッキョクグマやトナカイだけでなく、野生の生物たちはじっと寒さに耐えている。
中でもいつも思い出されるのが映画『皇帝ペンギン』です。120日間何も食べず、-40℃のブリザードの中子育てをする皇帝ペンギン。特にお父さんは卵を温め、孵った子どもを体の中で保護し、お母さんが帰るまでじっと待つ。1分だって耐えられない中、飲まず食わずで長期間立ち続けるなんて、人間には考えられない煉獄の世界だ。
植物だって、極寒の中風雪に耐えて生きている。

田中修著『植物はすごい』~生き残りをかけたしくみと工夫~
身近な植物には「すごい」がいっぱい!という、この本にも植物がいじらしくなる項目が並んでいます。その一つの章では。

植物は「病気になりたくない!」といろいろ工夫しているんだそうです。
病原菌を退治するために白やネバネバの液を出したり、タンパク質を分解する果汁を出したり、香りを出してやっつけたり、傷つけられたらかさぶたを作って身を守る。
かさぶたを作るという機能は、例えばタラヨウの葉のように字を書くと傷口を黒い物質で固めるため、文字がくっきりと黒く浮かび上がるというものです。
昔、葉っぱに文字を書いたのが、「葉書き・はがき」の語源になったとか。
タラヨウは「ハガキノキ」とも呼ばれ、「郵便局の木」と定められ、東京中央郵便局とか多くの郵便局に植栽されている(見たことありませんが)。
定形外なら段ボールでもボール紙でも送ることが出来るが、タラヨウの葉に書いても120円の切手で届くそうだ。出してみたいし、また頂戴してみたいものです。

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コメント

こんにちは
私も自分が人一倍寒がりなので、極寒の中で生きる動植物を見ると
ただただすごい!しか言葉が出てきません。
いくら体が寒い所仕様にできているといっても、やっぱり
すごいですね!
そして、それだけではなくて、どの動植物にもさまざまなすごい!が
備わっているのですね。
人間は、そんないろいろなすごい!を真似させてもらって製品にするなど
暮らしの中に生かしたりしていますね。それもまたすごいのかも。
 
タラヨウの木は郵便局に植えられていることが多いのですか。
知りませんでした。近くの郵便局にはどうかしら?
大きな局でいろいろな木が植えられているのですが、タラヨウ視線で
見てみたことがありませんでした。今度探してみましょ。
見分けられるかどうかかなり怪しいですが…

投稿: ポージィ | 2013年1月10日 (木) 15:45

今日は暖かいですね~
  
竹や藤は、生命力が強いです
以前住んでた家に藤がありましたが、根っこが敷地から隣接する小さな公園にまで張り、あちらこちらから地面に這出てました
 
竹も同じの様で、床下がコンクリートでないと、突き上げる例も・・・・あやかりたいcoldsweats02

投稿: OB神戸家 | 2013年1月10日 (木) 15:58

★ポージィさま

こんにちは。ありがとうございます。
本当に動植物、人間と作りが違うとはいえ、考えられないほど強いですね。次元が違う問題とは言え、感動するばかりです。
なるほど、そういった凄さを人間は製品にして活用しているのですね。そういった頭脳を持ち合わせているのですから、上手く使わないといけないなんて、違う方へ考えがいってしまいました。すみません。

タラヨウは各中央郵便局だけでなく、いろいろな郵便局に植栽とありましたが、近所の郵便局は土の敷地ゼロでした。どこかで探したいです。実際に探すとなると木を知らないので見つけられません。見つけたら葉を1枚頂戴したいです。

投稿: tona | 2013年1月10日 (木) 16:44

★OB神戸家さま

日が照ると随分暖かいですね。
藤もそんなにあちこち伸びていくのですね。
竹は家に植えるものではありませんね。
自分の家だけなら自業自得ですが、近所に張りだしたら迷惑ですね。
確かにその強さを欲しいですが。
竹林は手入れが大変でしょうが、鑑賞者は美しいと喜びます。
京都の嵯峨野のは素晴らしいです。

投稿: tona | 2013年1月10日 (木) 16:49

皇帝ペンギンの寒さに耐えながら卵を足の上で
温めている姿には感動させらせますね。

タラヨウは、博物館でしか見たことがありません。
梵字で仏典の言葉らしきものが書かれて
いました。写真を撮ったまま、upする機会が
なくてそのままになっていることを
思い出しました。どのCDかも分からなく
なってしまい残念です。

投稿: matsubara | 2013年1月11日 (金) 09:30

先日立派な竹の門松をゴミ回収している車を見て、微妙な感慨、竹に変わりはないけれど恭しく奉られたと思ったらゴミですもんね。
竹林にとっては竹を間伐することも必要なのでしょうか。

投稿: 佐平次 | 2013年1月11日 (金) 10:06

★matsubaraさま

大したことない寒さなのに、寒い時にペンギンを思い出してしまいます。

タラヨウの写真残念でしたね。
又、梵字というのが、一体どのような内容か興味深いですね。
タラヨウの葉に書いてみたいですね。

投稿: tona | 2013年1月11日 (金) 16:27

★佐平次さま

やっぱり門松もゴミ収集車の中に消えたのですか。
竹林はたくさん筍が生えてきてそれを残せば竹になるので、お正月用に切る分を残さなくてはですね。でも一体この太さになるには何年かかるのか調べましたら太さは年数に関係なく、筍の太さが竹の太さになるそうですね。同じ地下茎から太さがいろいろですが、いろいろな条件によって太さが決まるらしいです。

投稿: tona | 2013年1月11日 (金) 16:37

毎日寒いですね。タラヨウの木は確かに郵便局にもあります。お寺にも植えているところがあります。小判型をした肉厚の葉です。大きさは枇杷の葉よりちいさいですが手紙の用をなすくらいの大きさです。簡単に字が書けます。
紙が高価で手に入らない時代は立派に代用出来たことでしょう。タラヨウのお手紙も風情がありますね。

投稿: yamasemi | 2013年1月12日 (土) 10:06

寒さはしかし、人間の体力を奪いますよね。
タイタニック号の犠牲者も
その殆どが溺死ではなく、冷たい水で体熱を奪われたからであったようです。
救命着を着ていたから沈むことはなかったようですから。
根性のない私は、氷の海でも雪の山でも
すぐにお陀仏になりそうです。
「皇帝ペンギン」は映像は素晴らしかったのですが
フランス語のナレーションが妙に聞き触りがありました。

投稿: zooey | 2013年1月12日 (土) 14:06

★yamasemiさま

今年はことの他寒いですね。
やはり郵便局によっては植えられているのですね。
この木の名前はyamasemiさんとRさんが以前関西で指さして教えてくださったことがありますが、何も覚えていません。残念な思いです。
字が書きたいのが夢です!

投稿: tona | 2013年1月12日 (土) 16:48

★zooeyさま

トムラウシなど夏山での遭難もそうですね。ちゃんとした衣類を用意していった人は助かりました。あの話以後、私も最大限の用意をするようになりました。
タイタニックもそうだったのですか!
あの場合はいたしかたなかったのですね。
私もzooeyさま以上に暑さ寒さなどの気象条件に対して意気地なしです。何でこんなに弱いのだろうと呆れかえってしまいます。鉄人にあやかりたいですが。
『皇帝ペンギン』は確かにフランス語、そうかもしれませんね。

投稿: tona | 2013年1月12日 (土) 16:54

こんばんわ。
魚釣りの好きな人が話していました。タイでも顔の目に餌をおいても食わないそうですね。
無視するそうです。1週間は食べなくても大丈夫のようです。その代わり動きは最低限に控えてじっとしているようです。
動物にしても植物にしてもうまく出来ていますね。それが絶滅しないために色んなことが可能なんですよね。そういうことがあるので自然が美しいままに保存されるということでしょうか。

投稿: macchanny | 2013年1月12日 (土) 20:42

★macchannyさま

釣り人によるタイのお話興味深いですね。
生き残ろうとする様々な仕組みには驚くものがあります。
そんなことがなかったら、地球上にこんなにたくさんの生物が生き残って来られなかったわけですね。不思議と言っても良いことがいっぱい。興味がますます湧いてきます。
人間のためだけの開発はこれ以上いけないのですね。

投稿: tona | 2013年1月13日 (日) 08:30

 遅ればせながら、今年もよろしくお願いいたします。
 たまたま初詣に行った世田谷観音で、タラヨウ(多羅葉樹と看板にはありました)を観たので、写真をのせました。(下の名前のURL)
 おもしろい樹があるものですね。
 インフルエンザで自宅療養中は、ゆっくりタスマニア旅行記等を拝見させていただきました。
 今年は年女のtonaさんにあやかって、元気に過ごせたら、と思っております。

投稿: Nora | 2013年1月15日 (火) 11:08

★Noraさま

お風邪も治られたようでよかったです。
世田谷観音のタラヨウの写真をご紹介くださってありがとうございました。
かなり高木ですね。葉もたくさん付いていますね。見たことがあっても全然気がつかない木です。葉が分かりましたので今度見つけられたらと思う次第です。

タスマニア旅行記も読んでいただきありがとうございます。
元気だったはずですが、若いつもりで動いてしまうのがネックになっています。年相応を心がけたい今年です。よろしくお願いいたします。

投稿: tona | 2013年1月15日 (火) 19:19

2年間、鼻からチューブでの経管栄養で生延びてきた母を看取ったばかりの私には、ドキッ!とするような題名の本です。
>「死に時」が来たから食べないのだ。

今の私に後悔があるのはまさにこの部分ですね。
人間最後は食べないのだというよりも、食べられなくなるのです。
イロウをするかしないかと言う選択を、子供がしなければならないというのも辛い事です。

先日ご近所仲間5夫婦で新年会をやったときもこの議論になりました。
我が夫は、鼻からチューブやイロウなどは「介護をしている人の自己満足だ。それで医療保険が赤字になり迷惑かけている」と言って騒動になりました。
実際にイロウのお父様をお母様とともに自宅で看ている友人は「動けなくなっても感情はあるのよ。ひ孫を見せると喜ぶし、そんな父を食べられないからといって見殺しにはできない」と・・・

これから老齢期を迎える我々は、死をどういう形で迎えたいのか、エンディングノートなどに記しておく必要がありますね。
それにはまずこの本を読んで見なくてはと思いましたよ。


投稿: nao♪ | 2013年1月21日 (月) 10:51

★nao♪さま

お母様は2年間経管栄養だったのですか。
知人のお母さんは数年イロウでした。
私たちの親が、さて老後を迎えようとするときには、エンディングノートなるものもなく、そしてこのような本とてなく、医療もどんどん進んで、いわば実験台とは言わないまでも、お医者さんの言うとおりにしたわけです。
しかし医療の在り方が問われ、これから高齢者が増えるも、医療が対応できない非常事態に突入しかかっている現在、このような考えもあることを知って、それぞれ選択すればいいですね。
↑のご夫婦の方のような考え方も、体力とお金と気力があれば選択肢の一つで良いわけですね。
私もエンディングノートを書こうと思っています。それにしっかりと強い意志を持ち続けたいとも思いました。体の異変に結構弱いので、とりあえず痛みにもみっともない取り乱しをしないようにしたいです。

投稿: tona | 2013年1月21日 (月) 15:16

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