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2013年2月24日 (日)

水文学(すいもんがく)

早稲田大学オープンカレッジの他に、今年になって東京雑学大学に入会しました。
週1度ですが、良い点は自分の好きな科目を選べて、休んでもいいわけで、またレポートや試験がないのも私向き。

最近の講座に「水問題の常識・非常識」というのがあって、首都大学東京の川村明教授により水についていろいろな問題を知ることが出来ました。
水文学(水文学)とは天文学、人文学などに対応する学問分野だそうだ。水に関することなら何でも扱う学問。

空気と水と安全はタダと言ってきた日本ですが、空気も花粉やだけでなくにわかに騒がしくなったPM2.5の問題で清浄器やマスクが必要となってくるでしょう。
何時誰が無差別殺人を起こすかわからず、毎日のように人が殺され、天変地異が起こって、決して安全な国でない。
そして水、欧州のようにワインより水の方が高いのをレストランで注文しなくてはならず、日本みたいにお茶や水がタダで供されることなどからタダという感じが持たれると思う。
この頃、ある人たちは水道水は飲まず、飲み水はペットボトルのを買い求めているという。何と水道水の1000倍の値段を払っているそうだ。東京では水が美味しくなって久しいのに。
日本で一番水道水が安い所は山梨県の笛吹市で、一番高いのが熊本県宇城市で笛吹市のなんと15倍の値段だそうだ。

アフリカや中東の砂漠地帯などは水を求めて壺を頭上に載せて、1日5~10時間も歩くとか。それは女性の仕事でもある。何と過酷なことか。数秒でヤカンや鍋に水が入るなんて彼らには信じられないことでしょう。水が乏しいだけでなく濁った水、衛生的でない水を飲料水にしている人は8億人。
水不足と水汚染が原因で年間400万人の死者が出ているというから驚く。

地球上の水の量は14億キロ立法メートルだそうだが、地球が出来たときからほぼ一定という。使っても減らないし、雨が降っても増えない。問題は、多すぎて洪水、少なすぎて干ばつになることと、年々汚染されるということ。また地下水が危機的状況にあり、河川の断流(黄河やインダス川やコロラド川など)も問題になっている。
20世紀の世界人口は3.8倍となったが、水使用量は6~10倍となって水不足を招く。
日本は雨が良く降り、梅雨もあって、約1億3000万人の人がたくさんの水を使えるという、世界でも特異な国という。何と有難いことと蛇口を手を当てるたびに思う。
しかし地震大国であり津波災害は免れず、また台風襲来地で犠牲者が多く出ることも否めない。治水の問題もまだまだ研究していかねばならない事項です。

人間の生命など多岐に関わる水は、川や滝や湖や海として私たちを癒し喜びを与えくれる一方で、生命を奪うという環境問題にも絡む水問題として奥が深い。
水に関する思い出はどなたにもいくつもあるものですね。

                                                      2月13日
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コメント

こんにちは
tonaさんはほんとに勉強熱心でいらっしゃいます。今回も身近で興味深い
水に関する色々なことを学んでいらしたのですね。
日本は、ときおり水関連の災害に酷い目に遭いはしますが、
水道の蛇口をひねればそのまま飲める綺麗な水が出てくるという
実に恵まれた生活をできていることを、私もTVなどで苦労している
国々の生活を見るたび肝に銘じ感謝します。
 
けれど、様々なものを輸入に頼って生活している私たちは、
世界のほかの国々の水をを思い切り消費しているのですよね。
作物を育てるにも動物を育てるにも工場で製品を作るにも
全てたくさんの水が必要ですもの。そのこともしっかり自覚して
いかなくてはいけないですね。ついつい忘れてしまいますが、
tonaさんの記事で思い出させていただきました。
水の無駄使いも多い自分です。反省…

投稿: ポージィ | 2013年2月25日 (月) 09:29

酔いざめの水値千両と決まり
当たり前のようにしていましたが、もう飲み過ぎないようにします^^。
笛吹市は私の本籍地ですよ、昔の石和です。

投稿: 佐平次 | 2013年2月25日 (月) 10:13

向学心旺盛なことに日々感心しています。
私も5月に水に関する講義を放送大学で
聞くことにしています。多分こちらと内容が
少し異なると思います。物理学の専門の先生
ですので、別の分野からの水の追及になると
思います。この先生は私のブログをいつも
見て下さいますので、それに以前の拙い
短歌講座を聞いて下さったこともありまして・・・

投稿: matsubara | 2013年2月25日 (月) 14:01

こんにちは~
今日の首都圏は雲ひとつありません・・・・が
太陽と北風さんが力比べをしていますね
折角の日差しが惜しいな~
毎日、いつでも旨い水が飲める幸せを失いたくないですねhappy01
朝、目覚めの大きなグラスで飲む一杯の水は、一日の鋭気を頂く気がして欠かせません

投稿: OB神戸家 | 2013年2月25日 (月) 14:25

★ポージィさま ありがとうございます。

水だけはケチというのではなく無駄をなくして大切に使う習慣がつきました。
こちらの水は煮沸しないで、薬を飲むときなどに飲みます。
この頃苦笑してしまうのは、よく名水とか山で岩から染み出ている飲める水を飲んでとても美味しいと言っている方は、本当に美味しいのでしょうが、私は何と特別に美味しいと感じないのです。我が家の水道水と変わらないではないかという感想です。私の舌がおかしいのかもしれませんが。

その通りなんですね。良く工場で水の使用量がとても多いと聞きます。そして輸入品もそうだったのですね。なんでも無駄遣いは水の無駄遣いにもつながっているのでした。
無駄にしない点に関しては欧州の方は徹底しています。まだまだ恵まれているから気がつかない日本人も多いのですね。私も反省です。

投稿: tona | 2013年2月25日 (月) 16:57

★佐平次さま ありがとうございます。

まあ、飲み過ぎというのはそれだけお酒が美味しいのですから、楽しんでくださいませ。
石和温泉のところが笛吹市なのですか。
お水に恵まれているのでしょうね。富士山に関係あるのかしら。

投稿: tona | 2013年2月25日 (月) 17:00

★matsubaraさま ありがとうございます。

5月のご報告を楽しみにしています。
物理から水をどのように展開されるか。
ご交友が広くていらして素晴らしいです。
いろいろ興味をもたれる先生はその講義も内容が深いことでしょう。
こちらの先生は工学がご専門です。
水ってその分野の学問にも関係するのですね。
ダムに関しても一過言ありまして、質問にもきっぱり答えていらしたので、やはり学問に精進されてるのだと感心しました。

投稿: tona | 2013年2月25日 (月) 17:07

★OB神戸家さま ありがとうございます。

仰る通りですね。昨日来の北風はとても身に沁みます。
でもこの風が素晴らしい晴天をもたらし、今日の富士山はいつまでも雲を寄せ付けませんでした。
今のところ空気が澄んでいて、お水も美味しい、、幸せです。
朝一杯のお水は体に良いそうですが、四分の一杯くらいしか飲めないのが残念な私です。

投稿: tona | 2013年2月25日 (月) 17:12

温泉が出るまでは各戸に掘り抜き井戸があって常に冷たい水がこんこんと湧き出ていました。
1分と手を入れておけない井戸にスイカ・葡萄・トマト、、自然の恵みが浮かんでいました。
考えてみれば凄いことでした。

投稿: 佐平次 | 2013年2月26日 (火) 10:02

★佐平次さま

わー、それは凄い!
乗鞍高原でトレッキングから下りてきたら、トマトがたくさん水に漬けてあって、食べてよろしいと言われて食べた時の冷たいこと、美味しいこと、一番の御馳走でした。思い出しました。
あの暑い夏も忘れてしまう、スイカや葡萄やトマトでしたでしょう。贅沢な少年時代でしたね。
甲斐・信州は山がどこにもあって、大好きな所です。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2013年2月26日 (火) 16:16

こんばんわ。
水に関しては日本は本当にきれいでそのまま飲めるという素晴らしい環境にありますね。その水を中国辺りが土地を買い占めているという話が出ています。汚染された中国の13億人の水を確保するというのは喫緊の問題かと思うわけです。インドもそうですがアフリカでは水は命の水でこれがなくては人は生きていけません。それで遠くまで水を汲みに行くわけです。日本からも井戸を掘るボランティアが行って活動し喜ばれています。アフリカでは水道水は30分ほど沸騰させてから飲んでいました。水には石灰が含まれていて煮沸すると白い石灰が底にたまります。因みにこういう生活が続くとカルシウムが不足する為、錠剤を持って行ったことを思い出しました。でないと帰国して歯がボロボロになってしまいます。インドでは事務所を訪問するとコップに水を一杯入れてその上にゴミが入らないように硬い紙で蓋をして水を勧めてくれます。唇を舐めながら「水は要らないか?」と。
日本は水と安全はタダと云われる恵まれた国です。有難いことです。それでも水を買う人が増えてきたのは贅沢というか豊かさなのでしょう。

投稿: macchanny | 2013年2月26日 (火) 19:57

★macchannyさま

中国が日本の水源地のダム周辺の土地を買い占めている話をこの先生から聞きました。一番困るのは水源を汚染させるような開発をしたらということでした。全くその通りですね。
何でもして良いという金儲け主義は自然を破壊するだけでなく、水まで汚してしまうことで、それではここだけはきれいにしてきた日本は困ります。逆も日本人はやったでしょうが。

世界のあちこちで日本人技術者たちが井戸掘りや農業指導をして感謝されています。
インドやアフリカで生活されていらっしゃるので実際に水に乏しい生活をご覧になっているのですね。
ペットボトルの水を買うなんて私には考えられないことですが、地震対策として大きなのを買いました。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2013年2月27日 (水) 08:21

日本に住んでいれば、水はどこにでも、いつでもあるなどと
思ってしまいます。
それは世界でも特異なことということなのですね。
水文学というのがあるとは驚きました。
tonaさんはいろいろ勉強されており、頭が
下がります。教えられること多いです。

投稿: 茂彦 | 2013年2月27日 (水) 11:09

★茂彦さま

どこにでもある水が、日本では安全な水なのですよね。これは凄いことであり、とても有難いことです。
今私たちは政治にいろいろあるにしろ、衣食住だけでなくインフラ的に最高の豊かな生活を送っています。
タダ震災に怯えていかねばならないのが宿命でしょうか。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2013年2月27日 (水) 16:47

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