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2013年4月 7日 (日)

アメリカ東海岸・美術紀行2(ニューヨーク)

Photo_17日本の地下鉄最高!放送だけでなく次の駅名のディスプレイがあるし、きれい。
ニューヨークだけでなくパリもロンドンも放送(あっても聞きとれないが)がなく、ホームに着くたびに横文字の駅名を必死に探します。
幾つ目で下りるべく指を折ってこれだけに集中するという、まことに緊張の連続です。
またアメリカはタクシー、特にレストランなどタックス(州によって異なる)とサービス料17~20%を計算して払わなければならず、面倒なことはなはだしい。チップ世界にはなかなか慣れない。
このことといい、地下鉄といい、かの地の人は何て頭がいいのだろうと変に感心してしまう。飲み物の計算はすべて添乗員任せで、しかも自由時間の日の食事はアメリカではレストランでしなかった。

宿泊したホテルは9.11同時多発テロで破壊されたワールド・トレードセンターの目の前でした。工事現場の向こうに9.11メモリアルがある。
ツインタワーを含め7つあった跡地、グランドゼロには殆ど完成のワールド・トレードセンターや商業施設が2つ、あと2つがこれから建つとのことだ。
3000人近い犠牲者の中にユダヤ人が1人もいなかったことやオーナーが事前に保険契約していたとか、鉄くずがなかったとかいう話が流れているという。9.11同時多発テロを検索してみると真相とか陰謀説とかびっくりするようなことが書かれています。アメリカに行かなかったらずっと知らなかったことでした。

              中央が完成間近のワールドトレードセンター

Photo
                   いま建設中の第三のビルPhoto_2
到着した(3/27)夜は大晦日にカウントダウンされるタイムズスクエアの前の47階の展望レストランで食事。1時間で一回転するらしいですが、高層のビルの照明が間近に見られましたが2重窓で撮影しても中が写ってしまう状態です。
東京のスカイツリーからの夜景がテレビで映し出されるけれど、ずっと美しいと言ったらニューヨークっ子に叱られそう。
                 タイムズスクエアはネオンぎらぎらPhoto_3

        巨大画面に自分の姿が写りこみ、手を振って確かめてみる。Photo_4
翌日(3/28)はお決まりの観光コースを半日巡るが、午後の自由時間にMOMAやロックフェラー展望台、9.11メモリアルなどをめざすもすべて長蛇の列で(東京みたい)全部あきらめ、グランドセントラル駅や教会などを見て回るのみでした。

自由の女神(世界遺産)ハドソン川のリバティ島は今は入場できないので船でそばまで行って眺めるとのことだ。Photo_5
                   国連の郵便局を訪ねたPhoto_6

国連の前の松井秀樹の住んでいたビル。ニューヨークは地震が少ないのでビルもガラスをたくさん使っているのが多いそうだ。それで空や雲が写っている。Photo_7
ロックフェラー・センターの一番大きな70階建てのビルと半地下のプラザは冬はスケートリンクだPhoto_8
Photo_9
セントラルパークの前のジョン・レノンの住んでいたダコダハウス。オノ・ヨーコさんが現在も住む。Photo_10
             ダコダ・ハウスのゲート前の凶弾に倒れた所Photo_11
向かいのセントラルパークの中のイマジンのメモリアル。今もたくさんの人が訪れるそうだ。Imagine
         東京駅も立派だけど、グランドセントラル駅も重厚な建物だ。Photo_12
             駅構内の青い天井には星座が描かれていた   Photo_13
ニューヨークにある教会の中は実に簡素だ。これはホテルの隣のセントポール教会。教会の周りは墓地になっている。Photo_14
Photo_15

夜はブロードウェイ8番街にあるアンパサダ―劇場でミュージカル『シカゴ』を観る。英語が分からなくて皆が笑っているのに理解できない。それでも歌唱力、演技力、ダンスと迫力があって楽しめた。映画のはすっかり忘れています。
米倉涼子が主演を1週間演じたなんて信じられないくらいで、日本人にとってハードルが高かったと思う。

3/29は午前中はメトロポリタン美術館で鑑賞し、午後はバスでフィラデルフィアに向かった。
メトロポリタン美術館はセントラルパークの敷地内にある、世界3大美術館の一つであらゆる部門の美術品を300万点を所蔵する世界最大級で、私立の美術館だ。

  エジプトのデンドゥール神殿は人が小さく見えるほど大きな空間に収まっているPhoto_16
いきなりフェルメール5点
「窓辺で水差しを持つ女」「少女」「窓辺でリュートを弾く女」「信仰の寓意」「眠る女」
Photo_18 Photo_19 Photo_20 Photo_21

Photo_23ワシントンで後に見る4点と個人蔵「ヴァージナルの前に座る若い女」・・これは日本に来たが所有者はアメリカ人か?・・ とニューヨーク・フリック・コレクションの3点(門外不出)でアメリカには13点あり、世界に32~37あるとされるフェルメールの作品のうち3分の1以上はアメリカにある。これこそアメリカ人の財力による。自由時間にフリック・コレクションに行かなかったのが悔やまれる。

             ゴッホの糸杉や自画像
Photo_24 Photo_26 Photo_27 Photo_28

                 アンリ・ルソー「ライオンの食事」Photo_30                  ゴーギャン「二人のタヒチの女」Photo_31          ラ・トゥール「悔い改めるマグダラのマリア」と「女占い師」Photo_32
Photo_34

                  エル・グレコ「トレドの風景」Photo_35 
                    サージェント「マダムX」Photo_36
セザンヌや印象派の作品もあるはあるはで、たくさん堪能しました。

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コメント

こんにちは
 

ボストンからニューヨークへ。外国へ行って日本の色々なものの
サービスの質の高さを改めて感じることも多いですね。
日本の列車の多くに表示されるようになった電光表示。
あれは本当に助かりますね。無い車両に乗ったときはガッカリします。
 

支払い時のチップ制も馴染めませんね。咄嗟に計算できません~
そういえば、クレジットカードで支払うときは
チップはどう
上乗せするのでしょ? あちらは日本よりずっとカード社会ですよね。
 

全部ガラスでできたようなビルに写りこんだ空の様子、綺麗ですね。
雲と青空の織り成す光景が、人の顔のようにも猫の顔のようにも
見えました。
 

メトロポリタン美術館は今回のご旅行のいちばんの目玉でしょうか?
これだけ大規模でいて私立なんですね! そのことは知りませんでした。
成り立ち等知らないまま、公立と思い込んでしまっていました。
様々、たくさんの名作もご覧になれ充実のひとときでいらっしゃいましたね。
私も見せていただけて幸いです。ありがとうございます。

投稿: ポージィ | 2013年4月 8日 (月) 10:28

★ポージィさま

お忙しいのにコメントありがとうございました。オナガのあの鳴き声は凄く響きわたりますね。私は良く見かけますがまだ写真には納まりませんでしたので、頭から尾までじっくり拝見させていただきました。

ポージィさんも表示のない電車に乗られたときがっかりされるのですね。知らない線に乗ると日本でさえ結構乗り過ごさないようにホームを眺め、小さな声の車内アナウンスの声を聞こうとしますね。それでもホームのが日本語だからいいですけど。

クレジットカードで支払うときは、チップだけキャッシュで払っても良く、カードで払う場合は税金とチップを上乗せして払いますが少し高い支払いになるそうです。

ビルに写る空と雲、なるほど人や猫の顔ですね。気が付きませんでした。

どこの国もメトロポリタン級の美術館は国立か市立ですよね。私も今回初めて知って驚きました。
世界最初のピアノなど楽器の展示もありました。あらゆる分野の美術品があって何日もかかるほど展示されていました。
こことワシントンのフェルメールが目的でした。フリックに行くことを思いつかないのが私の大馬鹿なところです。調べもしないで勝手にニューヨークにあると思わなかったのですから呆れています。

投稿: tona | 2013年4月 8日 (月) 16:43

もうそろそろ第二弾かしらと思いつつ・・・
やっぱり・・・

米国でもそうですが、大抵の美術館は自由に撮影できるのがいいですね。
日本ではどうして禁止するのでしょう。
でも、私18年前はまだブログも知らずカメラも一眼レフでフイルムでしたので
写真があまり無くて残念です。
MOMAもエンパイヤステートビルも国連もホワイトハウスにも行ったのに・・・
セントラルパークも省略して悔やんでいます。
撮っておけば記念になったのに・・・
唯の広場で撮ってもどうしようもないと思って・・・

フィルムが不足するといけないと思い制限していました。

9.11でなくなってしまった貿易センタービルには上らなかったのですが、
娘たちの新婚旅行の思い出はそこの最上階でのディナーでした。
なくなってしまいショックだったようです。

投稿: matsubara | 2013年4月 8日 (月) 18:07

★matsubaraさま

気にかけていただきありがとうございます。
気になっている絵が撮影できるのは復習が出来て何度も鑑賞出来て嬉しいことです。
日本ではどこも撮影出来ませんね。外国から借りたのは無理ですが。

18年前とは随分早くにいらっしゃったのですね。一眼レフをお持ちになっていたとは凄いですね。
あの頃は普通のカメラもフィルムでしたので数本のフィルムで写真をどんどん撮れませんでしたね。写真に撮れないから心に深く刻み込んだようには思いますが。

兎に角ニューヨークはのっぽビルが多いこと。地震国なら最初からこんなに高く建てら
れません。

お嬢様さぞかしショックだったことでしょう。4棟全部建ったときにまたお出かけになられるというのは、かえって思い出を台無しにしてしまうでしょうか。
この辺りだけがきっとmatsubaraさまが行かれた時と変わっただけでしょうね。

投稿: tona | 2013年4月 8日 (月) 19:31

私が行ったのは27年ほど前でしょうか。
初めての海外旅行がニューヨーク、
しかも一人で一か月過ごすという無謀なものでした。
若かったなあ、と自分でも思います。
お金がなくてマンハッタンをよく歩き廻りました。

チップは、あれはもう慣れでしょうね。
向うの人が頭がいいわけでは決してないと思います。
引き算ができなくて足し算だけ、というのは有名な話ですよね。
実際お釣りを貰うのに、随分まどろっこしい思いを何度もしました…

投稿: zooey | 2013年4月 9日 (火) 10:03

私の乏しい海外体験ではNYが最も滞在期間が長いかもしれません。
といっても延べで二週間くらいかな。
若い子たちの視察研修でクリスマスシーズンの商業施設を見て歩いたのが懐かしいです。

投稿: 佐平次 | 2013年4月 9日 (火) 10:47

★zooeyさま

お若い頃にいらしたのですね。
語学ができればこのようなことは可能ですが、それでも随分思い切ったことでした。
それが今でもいろいろなところに活かされているのでしょうね。
今はレジは自動化されて頭を使わなくても出来ますが、昔は日本人って本当によく暗算が出来ると感心するくらいでした。
チップは確かに慣れですね。頭から面倒がって毛嫌いしていては進歩なしでした。
何でもスピードで進むニューヨークにとても時間を食う習慣です。


投稿: tona | 2013年4月 9日 (火) 19:23

★佐平次さま

私のように2日足らずの滞在では何もわからず、ビルだけを見上げているだけで、特にアメリカが豊かであるという感じが持てませんでした。
クリスマスの商業施設とはいろいろな見聞をされたことでしょうね!

投稿: tona | 2013年4月 9日 (火) 19:30

 フリック・コレクションには、日本ではなかなか観ることができない作品があるので残念でしたね。
 でも、フェルメールの完全制覇まで、また一歩、近づかれたのではないでしょうか!

 それにしても写真にはびっくりしました。
 以前、フェルメールセンターで夢中になってデジタル作品の写真をとりましたが、こちらに出ている写真は、みんな、本物ですもんね。
 ルソーやラ・トゥールも日本の展覧会で観た作品ですが、その時は写真を撮るなんてとんでもない状況でした。

投稿: Nora | 2013年4月10日 (水) 12:04

★Noraさま

本当にフリック・コレクションは残念で仕方ありません。もう2度とNYには行くことがないので、悔みっぱなしです。
あとドイツのを今年1人でツアーで見に行けば、残すはマイナーな所なので無理ですからフェルメール探訪はそれで終わりとなりそうです。
ラ・トゥールもあの展覧会以来気に入ってしまって、又出会えたことが嬉しかったです。
アメリカには随分たくさんの名画があるのですね。しかも撮影していいのですから、家に帰って何度も見られます。その点だけでもとても良い国!でした。

投稿: tona | 2013年4月10日 (水) 15:28

ニユーヨークは一度行きたいと思っています。色んな面で機能的で住みついたらきっと離れられないのではないかとの印象を持っています。

昔は犯罪都市でしたが今やすっかり様変わりしていることと思います。
それにしてもアメリカは世界最先端の町で若者は学ぶところが多いのではないでしょうか。

私は南の方に3カ月ほどいましたが日本人に対する差別的なものを感じることがありましたがこれがこの町では殆どないのでしょうね。今やアジアが世界をリードする時代ですから。
そうあって欲しいですね。

日本は何でもかんでも写真は禁止ですが、ふっと思ったのは写真を撮ると本が売れなくなるというのも原因の1つかなと思ったりしています。

投稿: macchanny | 2013年4月10日 (水) 20:11

★macchannyさま

おはようございます。
アメリカの南の方に3ヶ月滞在されたということは、誰にも出来ない体験です。
人種差別は実際にそこで生活しないと分からないことでしょうか。旅行者にはそれを感じる場がないかもしれませんので。
アメリカのような多民族国家はこれまでまとめていくのが独立戦争や南北戦争でも凄く大変だったことで、問題は永遠に続くとことでしょうが、大人の国アメリカらしく素晴らしい人智で乗り越えていっています。
しかし世界をリードすることでは、中国台頭でどうなっていくか、関心があります。
NYでも学ぶ若者が世界から押し寄せています。日本人にもそれなりに頑張っている方々がいるようですね。きっととても大変なのだろうと想像するばかりです。

投稿: tona | 2013年4月11日 (木) 08:58

日本の地下鉄は素晴らしいという声はよく聞きますが、
ブログ拝見してなるほどと合点です。
日本では、チップの心配をするこはまずありませんが、
海外へ行くとこの点が煩わしいですね。
そういった点で、日本はいい国だと思わずにはいられません。
9:11同時多発テロについて「ウィキペディア」を見ると
なるほどびっくりするような内容が
書かれています。こんな話、初めて知りました。
それにしても見どころいっぱい、素晴らしい旅だったようで羨ましい限りです。

投稿: 茂彦 | 2013年4月11日 (木) 20:42

★茂彦さま

地下鉄だけでなく新幹線もJRもなかなかですね。それに全日空に乗りましたが、サービス精神は涙が出るほど素晴らしかったです。
お店なども金融機関も気づかいはよその国と違いますね。
チップのないのも天国です。昔旅館ではチップを出しましたが、今はそんなこともなくなりましたね。

9.11同時多発テロのこと、びっくりですね。○○○陰謀説なんてとても信じられないのですが。しかしいろいろな証言や証拠があり過ぎです。真相はどうなのでしょう。このようなミステリは昔からたくさんあるようですね。
絵をたくさん見たことだけは忘れられません。ありがとうございました。

投稿: tona | 2013年4月11日 (木) 21:25

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