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2013年8月12日 (月)

『スズメの謎』三上修著

コムラサキ(コシキブ)(クマツヅラ科)の花が終わりかけです。小さな淡紅色の花で3~4mmしかなく、花冠は先が4裂し、雄しべが4本、雌しべが1本見える。葉を見ると対生で、葉腋より少し上部からこれも対生で集散花序を出しているのが見てとれた。

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下から順に咲いていくようで、既に殆ど実になっていた。これが秋になると花の色と同じ紫色になる。Photo_4

『スズメの謎』三上修著

昨年に比べて今年はスズメが早朝4時過ぎから数多く鳴いています。増えたのかしら。
私はスズメに関してはまだ一度も巣を見つけたことがありません。
疑問に応えるのにタイムリーな本に出会いました。文中にたくさんの写真とイラストがあってスズメの可愛さが倍増です。

スズメがどのくらい日本にはいるのか?そして実際に減っているのか?この調査は考えただけでも不可能なのですが、著者は独特な方法を編み出して挑戦しました。
その過程は省くとして、ずばり日本には推定700~1000万羽いるのです。
スズメも少子化が進んで、昔は4,5羽引き連れていたのに、今は都会では1羽、田舎でも2羽だそうです。1990~2010年までの20年間に5割も減少しているのです。この数字には驚きました。向こう100年間に絶滅はしないでしょうがさらに減少するでしょう。スズメを見に行くツアー出来たりして。
原因もいろいろあるでしょうが、都会では家の構造が変わって隙間がないので巣を作る場所が減ったことも考えられるそうだ。

稲を食べる害鳥とも言われる半面、スズメがいないと害虫の大発生でかえって稲の収穫が減るとも言われ、益鳥、害鳥と一概に決められないそうだ。複雑な生態系を担っていることは確かなのだ。
又、例えばスズメが減るとアブラムシが増え、植物が弱り、するとチョウがいなくなる。あるいはチョウゲンボウなどの餌になっていたスズメの減少は、猛禽類が町から姿を消す。あるいは猛禽類の餌になってしまうことによって他の鳥も減少するといった具合で、自然界の力関係が崩れて生き物が減っていくということになるのです。
このスズメの現象の一例だけでも生態系のバランスが保たれるのがいかに大変なことかがわかって、人間がなす行為が一番影響していることは周知の事実です。

スズメは体長が14.5cmでたった25gしかない。体温が40℃もあるのですね。母親が抱卵するときお腹の毛が抜けているのですが、これは羽があるより皮膚で直接温める方が、体温が卵に伝わりやすいからだそうだ。餌を一日中捕って雛に与え、巣立ち後も暫く生きるすべを教え、必死に子育てをする動物たちに胸打たれます。人間も子どもの将来まで考えて、ただ我が子可愛いだけでなくて、必死に育てていかねばなりません。

娘たちのスペイン土産のTシャツ 私のは「サグラダファミリア」ので夫のがピカソの「ゲルニカ」でちゃんとスペイン製でした。
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コメント

スズメがだんだん減っているということは
身近に見ていても、テレビでも以前データが
出ているのを見たことがあります。
でも具体的には、少子化の影響もあるとは
知らなかったです。

コシキブの花がこんなに綺麗とは知らなかった
です。我が家にもありますのに・・・

スペインのおみやげよかったですね。
ゲルニカ展を50年前名古屋まで見に行った
ことを思い出しました。画家の友人は何度も
通ったらしいですが、私は一度で充分でした。
あまりにもインパクトが強くて・・・
ゲルニカは前例のないほど大作でした。

投稿: matsubara | 2013年8月12日 (月) 21:23

こんばんは (◎´∀`)ノ
スズメが最近少なくなっていることは、私自身も感じています。
以前は我が家(公団)周辺にたくさんいました。
母がトーストの耳を細かくしてベランダの物置の上に置くと、時間的に「待っていた」かのように向かえにある木から飛んできていました。
ところがここ1~2年(?)、すっかり見なくなりました。スズメだけでなく鳩やセキレイの姿もほとんど見なくなったような…?
鳥は大好きなので、ちょっと残念です。
一体どこへ消えてしまったのだろう…(-_-)ウーン...?

お嬢様たちのスペイン土産、素敵ですね。
美味しそうなものもあって、好いですネ!

投稿: 慕辺未行 | 2013年8月12日 (月) 23:50

★matsubaraさま

スズメにも少子化には驚きました。減ったのはそういうことだったのですね。原因は人間と違いますが、人間が原因ではあるのですね。
コシキブやムラサキシキブの花は見たことがあるのですが、顔を近づけては初めてです。地味ながらとてもきれいです。

ゲルニカにはとうとう縁がないままです。
一度見たら忘れられない絵です。ピカソってやっぱり偉大ですね。

投稿: tona | 2013年8月13日 (火) 07:51

★慕辺未行さま

おはようございます。
昨夕から夜中にかけて3回も降りまして、2回目が豪雨でした。久しぶりに夜中が涼しくてそれだけで感激です。

まあ!餌を置いても来ないほどなのですね。
私もこの冬、春は全然見かけなかったのですが、今は毎日水を飲みに現れます。写真は撮れませんが。
鳩やセキレイまでとは。
住みにくい環境になったのですね。そうなればなるで淋しく、慌ててしまいます。

スペインのチョコレートが意外やとても美味しいです。パエリアの素で作るのが楽しみです。

投稿: tona | 2013年8月13日 (火) 07:58

雀の鳴声と遊ぶ(本人は遊んでないのですが)姿は好いものですね。
ちょちょ、つっつ、とあるくのが好い。

投稿: 佐平次 | 2013年8月13日 (火) 13:35

★佐平次さま

そうなんですね。別に遊んでいるわけではないのですね。必死に餌をさがして歩いている姿だったとは。
人間同様痩せているのや太っているのが混じっています。

投稿: tona | 2013年8月13日 (火) 15:27

コムラサキの淡い紫色って上品な色合いですね。
秋に向かって少しずつ色が濃くなってくるのでしょうか。
季節の移り変わりが見えるようです。

雀…そういえば我が地区にもたくさんの雀はいますけど
巣は見た事ありません。
夫が家の前の庭木を剪定したのですけど
その辺りで雀を良く見かけるので
巣があるかもしれないと思ったのですが
そういう巣は見かけられなかったようです。
どこで卵を産みどこで孵化するのでしょうね。
考えてみるととても不思議です。

投稿: pochiko | 2013年8月13日 (火) 20:38

★pochikoさま

コムラサキの緑から淡紫色に変わっていく様子を見ていきたいですが、落ち着きがない私ですので忘れてしまうのです。反省です。

そちらでもスズメの巣が見られませんか。
屋根や軒の隙間にあるそうなのですが、この頃の新しい家は建て方が変わって隙間のない家になっているから、スズメの巣が作れないで減ったと書いてありました。
1回でもいいから見てみたいなんてずっと望んでいたのですが、どうも見つけられそうにありません。
昔、家の戸袋の中にモズが巣を作っていたのが思い出されます。ツバメの巣はあちこちで見かけるのですがね。

投稿: tona | 2013年8月13日 (火) 21:10

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