佐々涼子著『エンジェル フライト』…国際霊柩送還士…
クレオメ(フウチョウソウ科フウチョウソウ属)は朝と夕方で色が変わります。
今年は虫にやられ断末魔状態となりました。
佐々涼子著『エンジェル フライト』…国際霊柩送還士…
異国で亡くなった人を日本へ、日本で亡くなった外国人を故国へ送り届ける仕事。専門にされている「エアハース・インターナショナル」の仕事をリポートした本である。
ツアーの旅行中にバスが転落して死亡したり、急病で亡くなった人たち、スマトラ沖地震やヒマラヤ登山転落死、アフガニスタン邦人教職員殺害事件、クライストチャーチ地震や世界各地の危険な地域で取材中に巻き込まれて亡くなるなどの事件が、日常ひっきりなしに起こっている。
飛行機に乗せるまでの国家間での搬送業務は困難なことも多く、現場は辛く厳しい。現地確認もままならない外国に安置された遺体、安置されていない遺体を探して、時にはいい加減な現地の専門業者と向き合わねばならない。
しかし仕事はそれだけで済まない。
航空機は気圧の低い高度一万メートルを飛ぶので、遺体のありとあらゆる穴から体液が漏れるのだそうだ。頑丈に梱包されている柩といえども、開けると腐敗臭は並みでなく、原形を留めていない遺体さえも多い。
エアハース・インターナショナルの人たちは、そんな「遺体」を清拭し、めちゃめちゃになっている遺体を出来る限り生前の表情に戻してあげるのである。傷があれば隠し、顔色や唇の赤味を化粧で整え、憔悴しきっている遺族に、それも一刻も早く送り届けるのである。
顔の判別さえつかない遺体をも彼らはパスポートの写真をもとに見事に復元するという。その心のこもった仕事は、悲しみに打ちひしがれる遺族を慮ってのことである。
煩雑な事務手続きをこなして搬送し、そのまま遺族のもとに届けるだけと想像していたのが、見事に覆されて、彼らの過酷でありながら神様のような崇高な仕事に心打たれました。
アブラゼミでしょうか?臨終を迎えていました。短い生だったね。
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コメント
こんにちは
クレオメは朝→夕で色が濃くなるのですね。酔芙蓉みたい。
お写真ではっきり違うのが分かります。あ、クレオメの向こうに
エンジェルストランペット発見♪
国際霊柩送還士の本を読まれたのですね。この方とのこと、
私もたしか新聞で紹介されていたのを読みました。
以来、海外で亡くなった方が日本に送られてくるニュースを見る度に
思い出しています。
私が読んだ内容では、これほどに大変なことまでは書かれて
いませんでしたが、まさに頭の下がる崇高な仕事ですね。
この夏も、セミの亡骸を見かけることも多くなってきました。
3年~17年を地中で過ごし、地上に出てからは1週間という
短さで生涯を終えるセミという昆虫。地中ではどんな生活を
しているのか気になります。地上に出てくるのはひとえに子孫を
残すためだけなのでしょうか。私たちが目にするのは
地上に出てからだけですから、わかっていないことも多そうですね。
不思議な一生ですね。
投稿: ポージィ | 2013年8月24日 (土) 12:07
★ポージィさま
早速にコメントいただきありがとうございます。
クレオメの色の変わり方はスイフヨウのようですね。今年初めて気が付きました。我が家のだけか自信がありません。エンジェルストランペットは、植木鉢が重いので冬室内に入れるのに大変になって、ピンクと白をなくなく処分しました。残した黄色は今年3回目の開花でした。
私もこの本のことを新聞で知りました。書き忘れましたが、この仕事は24時間365日何時でも出動しなければならない過酷な仕事です。酷い姿の死体に対面しても話かけながら仕事をすすめていくのですね。本当に体力的にも精神的にも厳しい仕事です。
セミの地中での姿はまだ羽化してないのですよね。何故じっと地中にそんな長い時間いなくてはならないのか、とても不思議です。どの動物も子孫を残そうと必死ですね。
投稿: tona | 2013年8月24日 (土) 16:29
クレオメが色が変化することは
知らなかったです。
お手間をかけますがよろしく
お願いします。
考えるだけでも凄惨な光景を
想像し、怖くなります。
よく飛行機にのりますので明日は
わが身かもしれないですね。
投稿: matsubara | 2013年8月25日 (日) 12:26
★matsubaraさま
私も今年初めて気が付いたのです。
2日ほどこのように変わるのを観察したので確かかなあと思うのです。
昨日(土)に出しましたので明日届くと思います。
普通の人にはいくら訓練しても出来ないでしょうね。
運が悪いとわが身もお世話になるのです。自分だけはという身勝手な考えは通用しない世界です。
投稿: tona | 2013年8月25日 (日) 18:47
こんばんは (◎´∀`)ノ
今までこのような職業があり、それに携わる人たちがいることさえ知りませんでした。
海外で何らかの事件や事故に巻き込まれ、現地へ向かう遺族。一刻も早く連れて帰りたい気持ち、そして少しでも生前の姿で帰してあげたい気持ち、両者が交錯しながらも国家間レベルではスムーズに事が運ばないのでしょうか?
それにしましても、何と崇高な仕事なのでしょう?!
頭が下がります。
投稿: 慕辺未行 | 2013年8月25日 (日) 23:58
★慕辺未行さま
おはようございます。
昨夜は涼しかったですね。
外国の国の中には、柩に氷冷剤をケチったりいろいろ誤魔化す所やシステムが異なったり、死者に対する考え方が違ったりでいろいろなことがあるそうです。
一度は酷い顔や姿を見ている遺族は、日本に帰ってきてから復元された故人を見て安堵し、葬式を穏やかに営めるそうです。
遺族では出来ない一番大変な部分を全部やって下さるのですからとても有難いことですね。こんな人たちがいなかったら故人も成仏できそうにないと思いました。
投稿: tona | 2013年8月26日 (月) 08:15
クレオメ,素敵な花ですね。
1度見てみたいと思います。
酔蝶花(スイチョウカ)とも言うようです。酔芙蓉と同じですね。
投稿: gaki | 2013年8月26日 (月) 10:55
★gakiさま
なるほど酔芙蓉と同じく酔蝶花、酔の字がついて、白いのが酔うようにピンクに変わっていく、納得です。ありがとうございました。
以前広島の方の方に種を送りましたら上手く育たなかったそうです。南アフリカ原産ですが、日本国内でどこでもではないのでしょうか?
投稿: tona | 2013年8月26日 (月) 13:20
http://yasashi.info/ku_00005g.htm
によれば,
「日当たりを好みますので、半日以上日の当たる場所を選びましょう。夏の暑さにも大変強いので、日よけなどをおこなう必要もありません」
とありました。
別の所では「育てやすい」ともありました。
投稿: gaki | 2013年8月26日 (月) 14:50
★gakiさま
サイトのご紹介ありがとうございます。
日本の暑さならどこでも咲くわけですね。
最初蕾はピンクが濃くて、咲くと淡いピンクに、そしてて最後に白となるそうですね。私は酔芙蓉のように朝の白い姿が昼ピンク、夕方になるにつれて濃いピンクに酔っていくと思って観察していたのですが、クレオメは夕方が酔芙蓉の朝で、朝が酔芙蓉の夕方と同じことになります。
投稿: tona | 2013年8月26日 (月) 17:22
エンバーミングは国によって盛んなんですね。
業者も社会的地位が高いと聞いたことがあります。
葬送業の大金持ちを扱ったミステリも読みました。
投稿: 佐平次 | 2013年8月27日 (火) 10:34
★佐平次さま
エンバーミングはアメリカや欧州が盛んらしいですね。でも火葬が認められるようになって変わってきているとか。
読んでいませんが山口雅也の『生ける屍の死』でしょうかね。
投稿: tona | 2013年8月27日 (火) 13:08