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2014年1月29日 (水)

高尾山からの富士山

599mの山頂からの富士山です。関東富士見百景に数えられています。
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                    アルプスも見える420x280_13

風が強くて寒かった翌日(27日)の朝、朝日に当たった富士山が美しかったので、高尾山に向かいました。
ケーブルカーに乗った到着駅から頂上へは登山道ではなく、なだらかな坂道です。
高尾山には杉が多いのですが、根が蛸の足に似ている樹齢450年の蛸杉は高さ37mあって、山中で2番目の大木だ。
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このコースで山頂をめざすと、山岳信仰の飯縄大権現を奉る薬王院の諸堂が点在しています。
まず仁王門には四天王が祀られています。その一つ持国天。
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院内いたるところ天狗様だらけ。天狗様は飯縄大権現様の眷属(随身)として、除災開運、災厄消除、招福万来など、衆生救済の利益を施す力を持ち、古来より神通力をもつとされ、神格化されているそうです。そこで高尾山は、飯縄信仰と共に天狗信仰の霊山であるのです。左が小天狗の烏天狗、右が鼻の高い大天狗
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                    飯縄権現堂御本堂
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        山頂のそうじ小僧はいろいろなものが着せられていました280x420
何時も混んでいる山頂もこんな状態ですいていました。富士山はハウスの屋根の左です。420x280_14

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2014年1月26日 (日)

『はなとゆめ』冲方丁著

290x420_290x420冲方丁さんの3冊目の著書です。

『枕草子』がいかにして生まれたかがわかる歴史小説。
清少納言が一条帝妃・定子の女房として仕えるいきさつ、宮廷に渦巻く権謀術数の闘争に明け暮れる世界に巻き込まれていく様子や、道長によって定子を取り巻く派があらゆる手段で追い落とされ破滅に向かわされようとする様子がえがかれる。
そうした中、主君定子中宮の温かい思いやりや心遣いに感涙し、いただいた紙に心の赴くまま綴るようになる。それが宮中に持ち出され、広く読まれて、またどんどん書き足していって出来上がったのが『枕草子』だ。日本女性初のエッセイといったところ。
まるで今のブログやツィッター発信のような形だ。

それにしても、歌は平安貴族のたしなみであったが、三十一文字に愛や皮肉や挨拶など軽妙なやり取りを、あっという間に紙にしたためるというその機知、教養の高さに舌を巻く。
博学で漢学の知識も深く才気煥発な清少納言は、輝かしいばかりの定子の恩寵を得、多くの公卿や殿上人との贈答や機知を賭けた応酬は宮中での語り草となった。当然妬まれ、揶揄を浴び苦しい日々を送る。しかしそれもすべて中宮様のためならなんでもないこと。受けて流すためにも何か綴ることで心の平静を取り戻す。
気が強そうだがユーモア溢れるそんな彼女も、宮中ではおどおどびくびくして顔も上げられない、いつも冷や汗をかいている人として描写されるのが意外。また離婚、再婚、死別、再婚し、二人の子供を産んでいる人でもあった。
『枕草子』は数年前読んだけれども、何も読み取れていなかったので、また読み直したい古典の1冊です。

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2014年1月23日 (木)

木と温室と

近くの薬用植物園にまたぶらりと出かけてきました。
針葉樹とバクチンキやタラヨウやユズリハ等以外は葉を落として空まで見通せるくらい木の周りがすっきりしています。すると不思議なほど木の肌が見えてくるものです。

ロウバイ(ロウバイ科)ソシンロウバイはよく見かけますが、ロウバイは今年初めてお目にかかりました。420x280
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よく枝を切った痕などに、目と口の可愛い顔が現れるのを写真に撮られてブログに載せている方がいますが、私はまだ見たことがありません。
ところがカクレミノで1つだけやっと見つけました。ちょっと苦しいですが。420x327
アオハダ(青肌:モチノキ科)
遠くから見ると青く見えて、近づいて見ると木の表面に青い苔みたいのが生えていました。
しかし調べてみたらアオハダの名が付いたのは、外皮を剥ぐと緑色をしているからというので、この苔みたいな青は関係ありませんでした。280x420
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以前友人に葉をいただいたタラヨウ(モチノキ科)の木がここにありました。木の下に立ってみると届く葉にはいろいろなことが書かれていました。280x420_3
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フユザンショウ(ミカン科)サンショウに比べ香味成分が劣り、辛味成分も少ないので利用されない。葉は普通のサンショウと違う。420x280_4
           果実は割れていて、黒い種子は落ちてしまったらしい420x280_5
               棘がジャケツイバラみたいに大きい280x420_4

外にはロウバイ以外は花が咲いていないが、温室ではいくつか花が咲いていました。
世話をしている方の話によれば、暖かいのでダニなどの虫が多くて手入れがなかなかに大変という。働いている方たちに感謝です。

               オジギソウ(マメ科ネムノキ亜科)420x280_6
フブキバナ(シソ科)アフリカ原産。ルワンダでは薬用植物として利用されている。420x343
ショウベンノキ(ミツバウツギ科)和名の由来は春期に枝を折ると多量の樹液が出るから。420x280_7
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アマゾンユリ(ヒガンバナ科)原産地はアンデス山地。葉はギボウシ、花がスイセンに似るのでギボウシスイセンとも言う。420x280_10
      ホウライアオキ(キョウチクトウ科)中国南部原産で、血圧降下剤。420x280_11
ムユウジュ(無憂樹:マメ科)仏教三大聖木の1つ。花まつりは本来この花を愛でるものだったそうだ。麻耶夫人がこの花を愛で一枝折ろうとしたとき、右脇腹より釈迦が出生したと伝えられている。420x280_12
カカオ(アオギリ科)この果実の中にココアやチョコレートの原料の種子が30前後詰まっている。420x280_13

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2014年1月21日 (火)

干し柿

岐阜県の干し柿の堂上蜂屋柿が紹介されていました。平安時代から朝廷や将軍家に献上されていて、1000年の歴史を持つそうだ。
柿の大きさは350gでソフトボールくらいの大きさとか。だからあの売っているような大きな干し柿ができるのですね。
一方、あんぽ柿は福島県伊達市の五十沢で大正年間開発された柔らかい干し柿で硫黄で燻蒸する。

昨年友人から柿をたくさんいただいたので、初めて干し柿作りに挑戦しました。大きいと思った柿がどんどん萎んで小さくなってしまった驚き。
1個120~150g位の柿を皮をむいて1ヶ月強干したところ40~60gの干し柿が出来上がりました。蜂屋柿の三分の一くらい。自分で作ったから甘くて美味しい!
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この干し柿と柚子で柿なますを暮れからもう7回も作って楽しんでいます。干し柿が入ると美味しさが違います。
柚子も小さめですが70個くらいあったので、料理の他ジャムや柚子コンポートを作っています。柚子皮と干し柿は冷凍にしました。
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2014年1月18日 (土)

不健康

250x166_168x112←家から見えた出始めの満月。16日、気象予報士が言っていました。
1月16日の満月は満月の中でも一番小さく、8月が大きいとのこと。大きいときの9割らしい。両方の月を比較していましたが随分大きさが違って驚きです。
見える月に大小があるなんて知りませんでした。地球からの距離によるとか。

               .。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。.

第一の事の初めは
昨年3月ごろに膝が痛くなっこと。整形外科での1本のヒアルロン酸の注射によって治りましたが、大好きな登山が出来なくなりました。買った杖はほとんど使わなかったのは幸いで埃をかぶっています。280x106
ー→ 高コレステロール
と同時に左目の調子が悪くなりました。

第二の事の初めは
2年間健康診断をサボっていたので、10月末に3年ぶりに行ったのですが・・・
それまでどこも悪くなかったのに、いきなり高血圧、不整脈、悪玉コレステロール増大。
で、血圧を下げる薬を飲んで様子見で、効かなくて倍量に増やしてまた様子見で、一生飲み続けることとなってしまいました。飲めば別条ないからいいのですが。

おまけに2月6日に目の内反症の手術を受けることになったのですが、手術しても場合によっては改善されないとのこと。でも痛さには勝てず、手術をお願いすることに。
そして数日前からぎっくり腰ならぬぎっくり臀部です。

62歳で退職して第3の人生9年間は元気でやってきましたが、10年目に少々挫折、でもこれからはまだまだこんなもので済まされない。医療費を増やして申し訳ない気分のこの頃です。

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2014年1月15日 (水)

フェストゥーン

フェストゥーンとは様々な植物(花、枝葉、果実、穀物等)を束ね挙げ、2点間に穏やかにつり下げた形を示す装飾。懸華装飾とか花綱装飾ともいう。丸くしたものがリースです。
今、あらゆるイベントの会場の装飾になくてはならないものです。
歴史的には豊穣のシンボルとして紀元前4世紀末から建築や彫刻、壁画、石棺に見られるのです。
ルネサンス期以降は、空間に華やぎを与えるものとして絵画主題の背景や宮殿などの格好の装飾モティーフとなった。
植物に美を感じ、そこから得られる感動が詩や小説や絵画、写真、映像といった形で人から人に伝えられ、文化を創造し、文化を生活の軸におくようになったが、このフェストーンもごく初期の段階から植物を使ってきた例といえよう。

         ブリューゲル(父)の「聖家族」  イギリスのウェッジウッド420x270
                   2世紀頃の石棺にも420x258


植物と言えば(本などで読んだことを思い出すと)

◆衣食住の面で計り知れないものを今まで享受してきた
◆材料として
 紙類(紙、書籍、新聞、ノートなど)
 家具
 生薬
◆燃料
◆環境 鑑賞用草花、供える花、公園・庭園・並木道、旅になくてはならない植物、防風林、防潮林、里山・山の形成

人間の環境破壊の行為が絶滅、あるいは絶滅危惧にさらされるようになったことは、残念なことで、反省し、保護していかなけれなばならない時代です。
太陽、空気、水、電気、ガスなど感謝するものはいっぱいですが、植物にも感謝、感謝です。

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2014年1月12日 (日)

阿川佐和子著『聞く力』

150万冊というミリオンセラーの阿川佐和子さんの著書『聞く力』。図書館に予約して4か月でやっと順番がきました。

「聞く力」というものについて、20年間で各界著名人、1000人にインタビューをした体験から語っている。
『週刊文春』の「阿川佐和子のこの人に会いたい」のインタビュアーとして、苦手意識のあった著者が、年齢もジャンルも性格も違う、いろいろなタイプの人との対談で数々の失敗を繰り返しながら、心構えをどんどん体得していく内容なのだが、この様々な例から、インタビュアーではない、いろいろな読者の普通の生活の中での聞く力を引き出させるように導いているのでしょう。

私たちは聞き上手になった方が、結局話が弾み、会話の内容も濃くなっていくものです。
相手に気持ち良く話をしていただく気遣いが丁寧に書かれる。
相づちの打ち方にも極意があり、「オウム返し質問」も時には必要であり、相手の目を見、目の高さを合わせる。知ったかぶりをしない。上っ面な受け答えをしない。相手の気持ちを推し測る。先入観にとらわれないなど示唆に富んだ内容だ。これらは自分の生活の範囲内での会話にも必要であり、このように心していかねばならない。

インタビューの相手で印象に残る人が多く出てきました。
聞き手と逆転してしまう城山三郎、痛いところを自ら話してくれた北野武と井上ひさし、解説上手なデーモン閣下、気さくな橋本龍太郎夫人や野村監督夫妻等々。

それにしても相手がどんどんしゃべってくれる人との会話は楽ですね。でも疲れてしまう人もありかもしれません。
 

                 高知の名物の「ぼうしパン」

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2014年1月 9日 (木)

「川瀬巴水展」を見に千葉へ

2時間以上かけて千葉駅に到着しました。千葉駅は初めてです。
駅前にはフクロウの交番があって目立ちます。また高いところにモノレールが走っています。地盤の関係でこの県庁所在地には地下鉄が造れないでモノレールと聞いたことがあります。

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マンホールの蓋には市の鳥「ハマシギ」と市の花「大賀ハス」が書かれています。
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「川瀬巴水展」は市役所の中の千葉市美術館で開かれています。今丁度大田区立郷土博物館でも生誕130年記念展が開催されています。
川瀬巴水(1883~1957)は「昭和の広重」とも称えられた木版画家で、日本のどこにでもあった、なんか懐かしい風景やそこで暮らす人々を、旅に出てはスケッチし、東京に戻って版画にして、その作品は600点を超えます。

   雪の増上寺      房州鴨川
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広重の「大はしあたけの夕立」のような雨、深々と降る雪や雪景色、あらゆる水辺の風景、月、雲、山々の風景などが、もっこりした厚みのある作風で、あるいは細い線の連なりでといったふうに、一人の画家がこんなに変化に富んだ作品をものにしたなんて、なんともぜいたくな時間を過ごさせていただいた感じでした。
1月19日で終わってしまうのですが、大田区の方は第3期が3月頃まであります。

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2014年1月 6日 (月)

映画『鑑定士と顔のない依頼人』

420x308「ニュー・シネマ・パラダイス」「海の上のピアニスト」の名匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督のイタリア映画。

その鑑定士とは早くに親を亡くし、孤独な人間嫌いの結婚もしない初老の男。著名な鑑定士であり、オークショニアである。
人当たりも悪く、かたくなで人には好かれない人物。そんな人間嫌いの彼の唯一の楽しみが隠し部屋に集めたたくさんの女性の肖像画を眺めるというもの。
その彼に、資産家の両親が残した絵画や家具を査定してほしいとい依頼が入ったがその依頼者は顔を出さない。やがて依頼者が広いところに出て行かれなくなった若い女性であることがわかって。
結局は女性に会えるのか?会えたとしたらどうなっていくのか?などと憶測しながら見ていくわけですが・・・。うっとりと観ているうちに思いもよらない展開!悲しい結末というか、それでよかったというべきか。
なかなか面白い映画でした。
主演の鑑定士役はジェフリー・ラッシュ。「英国王のスピーチ」「パイレーツ・オブ・カリビアン」に出ていました。凄味のある圧倒的な演技が素晴らしかった。

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2014年1月 3日 (金)

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年もいつもと何ら変わりのないお正月です。

元旦はお雑煮をいただき、年賀状を楽しみ、初詣、夜はウィーン・フィル・ニューイヤーコンサートに聴き入りました。リヒャルト・シュトラウスの歌劇「カプリッチョ」からのワルツは初めてで最後かもしれません。

 初詣 長蛇の列に 30分

25年近く続いている井之頭弁天堂への初詣。池にたどり着くとボートハウスにはスワンボート(足漕ぎ)が鎮座しています。420x280
その中に一艘だけ眉毛があるのですが、、、今年も見つかりませんでした。
これは娘が撮ってきたものをもらいました。前列右から2番目に見えます。420x371_420x371
                 池には今年もオオバンが420x280_2
                    井之頭弁天堂420x280_3
                    サンシュユの実420x279

2日は娘たちが来るので、お節ではなく、例によって和・洋・中華・韓国料理とめちゃめちゃな献立で用意しました。420x280_4
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今朝のNHKでやっていた、京都御苑内にある京都迎賓館の「日本のおもてなし」には驚きました。
日本の歴史・伝統・文化を外国の貴賓を迎えて伝えるべく、京都の建築家・造園家・漆芸家・数寄屋大工・載金(きりかね)家・料亭・華道・茶道・琴奏者・能、狂言等日本芸能などあらゆる分野での専門家を総動員しておもてなしをしているのです。
赤坂の迎賓館とあまりに対照的で、ブータン国王夫妻とウガンダの議長の感動した感想を伝えていました。

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