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2014年1月12日 (日)

阿川佐和子著『聞く力』

150万冊というミリオンセラーの阿川佐和子さんの著書『聞く力』。図書館に予約して4か月でやっと順番がきました。

「聞く力」というものについて、20年間で各界著名人、1000人にインタビューをした体験から語っている。
『週刊文春』の「阿川佐和子のこの人に会いたい」のインタビュアーとして、苦手意識のあった著者が、年齢もジャンルも性格も違う、いろいろなタイプの人との対談で数々の失敗を繰り返しながら、心構えをどんどん体得していく内容なのだが、この様々な例から、インタビュアーではない、いろいろな読者の普通の生活の中での聞く力を引き出させるように導いているのでしょう。

私たちは聞き上手になった方が、結局話が弾み、会話の内容も濃くなっていくものです。
相手に気持ち良く話をしていただく気遣いが丁寧に書かれる。
相づちの打ち方にも極意があり、「オウム返し質問」も時には必要であり、相手の目を見、目の高さを合わせる。知ったかぶりをしない。上っ面な受け答えをしない。相手の気持ちを推し測る。先入観にとらわれないなど示唆に富んだ内容だ。これらは自分の生活の範囲内での会話にも必要であり、このように心していかねばならない。

インタビューの相手で印象に残る人が多く出てきました。
聞き手と逆転してしまう城山三郎、痛いところを自ら話してくれた北野武と井上ひさし、解説上手なデーモン閣下、気さくな橋本龍太郎夫人や野村監督夫妻等々。

それにしても相手がどんどんしゃべってくれる人との会話は楽ですね。でも疲れてしまう人もありかもしれません。
 

                 高知の名物の「ぼうしパン」

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コメント

おはようございます
 
「聞く力」さすがにベストセラーとなっただけあって待ち期間が
長かったですね。
読んでみたいと思いつつ読んでいないのですが、トーク番組に
出演されてこの本について話されるのを聞いたことはあります。
そういえば、昨年末NHKキャスターがインタビューしたのですが、
いつの間にかインタビューされていて面白かったです。
阿川さんの上手さなのでしょうね。
私は自分から話題を振るのは苦手で、振られた話題に頑張って
ついて行くたち。やっぱり一度読んでみたいです。

投稿: ポージィ | 2014年1月13日 (月) 09:42

コーチング、といったかな。
相手の言いたいことを引き出して、結局自問自答の形でやるべきことを自ら納得させていくような指導研修の手法を習ったことがあります。
本書は読んでないのですがふとそれを思い出しました。
ついつい指導する側が教えたいことを押し付けてしまったなあ。

投稿: 佐平次 | 2014年1月13日 (月) 10:40

★ポージィさま ありがとうございます。

こんにちは。
良いお天気が続いていますが、寒いです。

20年選手となる阿川さんのインタビュアとしての生活は、それこそハラハラドキドキものです。
それゆえか、書いてある内容はわかりやすく説得力があります。
文章も上手ですね。
私はこれらのテレビ番組は見なかったので残念です。
阿川さんは何でもえいやと飛び込んでいくのが凄いです。ワシントンへ、あるいは文春のインタビューと少しは悩むもののOKしてやってしまうのです。
つくづくインタビューされる側よりインタビューする側の方が大変なのだと思いました。

投稿: tona | 2014年1月13日 (月) 16:26

★佐平次さま

コーチングという言葉は初めて知りました。
Wikipediaで見てみましたが、ぼんやりとしかわかりませんで、佐平次さんが書いてくださったのが一番よくわかりました。
相手が言いたいことを引き出すテクニックには、この本で実にいろいろあることがわかりました。
自分流を人によっては変えていくのも必要かと。
自分を押し付けてはけない・・なるほどそうなんでよすね。改めて肝に銘じます。ありがとうございました。

投稿: tona | 2014年1月13日 (月) 16:34

おはようございます
聞く力の本が売れてるそうですね
僕は書く力が欲しいです
コメント書くのも苦労してます

ボウシパンおもしろいですね
帽子の形してるからでしょうか
食べてみたい気になりました

投稿: たなちゃん | 2014年1月15日 (水) 06:16

★たなちゃんさま ありがとうございます。

ホント!!書く力、その通りですね。
今までいろいろ出版されているのでしょうが、是非「書く力」もベストセラーが出て欲しいです。
ぼうしパンはつばの部分と膨らんでいる部分と味が違います。カステラ風とパン風です。

投稿: tona | 2014年1月15日 (水) 08:10

TVで観る阿川さんはとても可愛い女性ですね。
「つるべの家族に乾杯」に出た時はとても面白かったです。
山口県の「阿川駅」を訪ねたのですが、自分と同じ歳の女性を捕まえていろいろ聞き出し、最後はその女性の家の台所で夕ご飯を作っていたように覚えています。
マイペースでしたが見事でした。

この「聞く力」は読んでいませんが、図書館でも順番待ちが凄いのですね。
壇ふみさんとの共書を含めて阿川佐和子さんの本は何冊か読みましたが、面白くて吹き出しました。
これらはエッセイ賞を受賞、小説『ウメ子』で坪田譲治文学受賞との事。
流石に蛙の子は蛙ですね。

投稿: nao♪ | 2014年1月15日 (水) 15:09

★nao♪さま

「つるべの家族に乾杯」に出ていたのですか。
阿川駅があるから出演したのでしょうか。
マイペースだったとのこと、なんだか頷けます。
お兄さんと弟さんも優秀で、昔気質の何ともすごいお父さんとの確執もなかなかですね。間に立つお母さんが結構大人物ですし、うるさいお父さんによく仕えているという感じです。

私も彼女のエッセイ、壇ふみとの共著もたくさん読みました。凸凹コンビで面白いですね。
どちらも父親の遺伝子をたっぷりいただいてさすが文章がうまいです。
「ウメ子」も面白かったですね。

投稿: tona | 2014年1月15日 (水) 20:29

檀ふみさんとの共著は私も色々読みましたが
漫才のようなかけ合いが楽しいですよね。
この本も読みたいのですが
買ってまでは、と。
4か月ならまだマシな方だと思います。
私の方の図書館は、ベストセラーは
一年以上待ちらしいですもの。

投稿: zooey | 2014年1月16日 (木) 21:52

★zooeyさま

ベストセラーは買ってまで読むというのは少ないです。
私は今図書館に7冊も順番待ちが長い本を頼んでいるのですが、4冊くらい一時に順番が回ってきそうで、この頃読むのが遅いのでビビってしまいそうです。
そちらは1年間とは、もう忘れたころになってしまいますねhappy01

投稿: tona | 2014年1月17日 (金) 08:27

It is the blog that helps to develop oneself. Well done!

投稿: Gabriella | 2014年2月 1日 (土) 19:55

★Gabriellaさん

Thank you so much.

投稿: tona | 2014年2月 1日 (土) 20:35

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