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2014年6月 2日 (月)

ユスラウメのジャム

友人宅に40年以上もたつという古木のユスラウメを見に行きました。近所で花を見たことはあるのですが実は初めてです。
高さは2mほどで太い幹がよく分枝し見事です。2月の雪に一部折れたそうだが、びっしり実がなっていました。サクランボに似ています。甘くて美味しい。鳥が食べに来ないのかしら。
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実を摘んでジャムを作ってくださった。
実を洗って少し茹でて、手で裏ごしします。大きな種が残ります。砂糖を40%近く加えてゆっくり煮詰めると出来上がり。
梅系の味で色がなんとも言えずきれいです。『色の手帖』で調べると、「チェリー」又は「チェリーピンク」でした。350x229
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ユスラウメはバラ科サクラ属で、別名は桜桃という。当然果実酒にもなる。ユスラウメ酒もいただいて来て暑い気候にぴったりでした。庭に1本あったらと思うけれども、もう時すでに遅しです。

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『薩摩スチューデント西へ』林望著

幕末、薩摩藩の命で俊英15人と秘密使節団4人の19人が九州から長い船旅の末、英国に渡った。薩英戦争を起こした、あるいは生麦事件を起こした薩摩は海外列強の前の日本の将来を案じ、新しい時代を担う者を育てるべく海外に留学生を派遣したのだ。
3ヶ月に渡る困難な船旅といっても、1等船客であったから悲惨なものではなかった。討幕だ、攘夷だ、尊王だという国内の状況で頭がいっぱいだった彼らも、大きな船の中、道中の香港やシンガポールを目にするうちにそんなことは頭から消えて、進んだ西洋の文化に圧倒され、学んで国内の工業など起こしていかねばという使命に心が燃え立つ。
英国に着いてからの貪欲な態度はイギリス人をして、中国などのアジア人とは違うと言わしめるほど。
それにしても、留学生を一軒家を借り、教師、家政婦などを雇い入れ勉強させる莫大な費用を薩摩藩は用立てたのですね。さすがに幕末の異変にそれもかなわず、いろいろな事情で1年で留学を切り上げざるを得なかったし、その後の彼らの動向も全員華々しかったわけでもなかった。
これより2年前に長州の5人、伊藤博文、井上馨らが密航して勉強していたのだが、こちらは後の日本の中枢で大活躍したことがちょっと書かれていた。1年で急遽日本の戻った伊藤、井上を除く苦学の貧しい3人と薩摩留学生と交流が少しあったそうだ。

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コメント

こんばんは (◎´∀`)ノ
ユスラウメ、初めて知りました。
パッと見た感じはやはりサクランボですね。
とても美味しそう (゚▽゚*)!
そしてその場でジャムにして、最高に美味しいでしょう!
ホワイトリカーと氷砂糖に漬け1年ぐらい寝かせると、美味しいワインになりそうですね。

投稿: 慕辺未行 | 2014年6月 2日 (月) 22:22

我が家の斜め向かいのお宅にこのユスラウメがあり、実をいただいて果実酒を作ったことがあります。
色がとても綺麗で女性向のお酒でした。
ただ香りが少なく、梅酒に負ける感じでした。
ジャムも綺麗な色になりますね。タネはこして取ったのでしょうか?

幕末の日本は「西欧から学ぼう!」という志が大きかったのですね。
明治維新や日清日露の戦いで名を成した人々は留学経験者が多いですもの。。。
井の中の蛙では、世界に置いていかれるだけです。
薩摩藩主もそこのところが分かっていたのでしょうが、国内事情で続かなかったのが残念でした。

投稿: nao♪ | 2014年6月 3日 (火) 06:41

★慕辺未行さま

おはようございます(o・ω・)ノ))
本当にサクランボにそっくりで、味までサクランボでした。
このジャムには最後にブランデーを垂らしてくださったのですが、また一味違いましたよ。
ホワイトリカー漬けはいただいてきましたが、ユスラウメのブランデー漬けを飲ませていただきましたが美味しかったです。
私は甘いお酒好きで本当の酒飲みから外れています。

投稿: tona | 2014年6月 3日 (火) 08:05

★nao♪さま

ユスラウメは花も実も鑑賞しておまけにジャムや果実酒としていただけて、庭に1本あったらと今頃になって思ったことでした。
nao♪さんはもうすでに作られて味わっていられたのですね。梅酒はやはり香りも味も濃厚で一番でしょうね。
種は漉して捨ててましたよ。大きな種ですね。

薩長が明治政府を担っていったのがよくわかりました。優秀な人材が留学経験を経たからなのですね。そしてその後の日清日露戦争で活躍した人もそうだったのですね。
話は大いにずれますが、留学経験の夏目漱石ですが、留学したことが大作家になったのか。森鴎外もそうですが、その後の作家にあまり留学経験者はいないですよね。

投稿: tona | 2014年6月 3日 (火) 08:14

ジャムを作れるほど実が採れるとは・・、立派なユスラウメの樹に乾杯!。それにしても、ユスラウメのジャムを味わったことがある人は、日本広しといえど1,000人もいないのでは?。貴重なご体験だと思います。素晴らしいご友人をお持ちで羨ましく存じます。

投稿: shikamasonjin | 2014年6月 3日 (火) 13:06

★shikamasonjinさま

コメント有難うございました。
本当に40年の古木にたくさんの実、おそらく10Kg以上は採れたのではないかと思います。
私もユスラウメのジャムは初めてです。
貴重な体験なのですね。
地方に旅行するとジャムを買ってきますが殆ど買いました。
時々珍しいものをくださる得難い友人です。

投稿: tona | 2014年6月 3日 (火) 19:03

ゆすら梅でジャムを作られましたか。
我が家にもあるゆすら梅。
食べるとサクランボの様な優しい味で美味しいです。
そうですか~ ジャムとは思い付かなかったです。
小さいので採るのが面倒で、通りすがりに一粒二粒口にするくらいで
あとは野鳥さんの餌になってしまってました^^;
考えれば勿体なかったです~
我が家のゆすら梅、残念ながら屋根から落ちた雪に
根元辺りから折れてしまい、何とか残った枝に
細々と実を付けています。

投稿: pochiko | 2014年6月 3日 (火) 22:17

★pochikoさま

そちらでも雪で折れてしまったのですか。
残念でしたね。
東京では珍しく大雪でしたから耐えられなかったようなのですが、そちらでは毎年雪で大変でしょう。
サクランボのような味で美味しいですから小鳥が食べてしまいそうですね。
このジャムは本当に美味しいですよ。
仕上げにブランデーを入れるとさらにグレードアップです。
ホワイトリカーやブランデーに漬けたユスラウメ酒も味わい深いです。

投稿: tona | 2014年6月 4日 (水) 06:43

こんにちは♪ ご無沙汰しています。
京成バラ園のバラのお庭もうっとりと楽しませていただきました。
やはりすごいです。整然と畑のように植えられているのではなく
さまざまな庭の雰囲気のデザインがステキですね。
 

そして、こちらのユスラウメにもワクワク。
こんなに大きな木とたくさんの実付きのユスラウメは初めてです。
綺麗な実がたくさん収穫できましたね! 鳥さんは先を越されて
がっかり?(笑) 
梅系のお味というジャムもとても美味しそうです。色もほんと綺麗ですね!
 

幕末に、薩摩から密かに海を渡った留学生がいたとは知りませんでした。
彼らがイギリスの文明や技術にどんなに打たれ吸収しようと
懸命になったか、なんだか想像できるような気がします。
最後まで留学を続けられていたら、日本の歴史はまた少し
変わっていたかもしれませんね。

投稿: ポージィ | 2014年6月 4日 (水) 09:47

★ポージィさま

お忙しい中ありがとうございます。
京成バラ園は本当にバラが多く素敵に仕立てられていいところです。

ユスラウメは名前よし、花美し、実が楽しめるという素敵な木ですね。
戴いてきたジャムはたちまちなくなりました。美味しかったです。

この本を読みましたら、イギリスがとても進んでいたことを実感しました。というより日本は鎖国ですごく遅れていたのですね。
留学生がウチゲバをやっている場合でないと真剣に学ぼうとしたのも頷けるほどの文化の違いでした。
第2次世界大戦後の急ピッチの復興に匹敵するほど明治政府があせっていろいろ事を進めたのもわかりました。
返す返すも日清日露戦争に勝ったため、その後軍国主義に走って不幸な戦後を迎え、それがまだまだ隣国から恨みを引きずっているのが悲しい。維新の人々のどうしたらいいと問いたくなります。

投稿: tona | 2014年6月 4日 (水) 16:34

毎日の散歩道でユスラメがなっているのです。
誰も取らないけれど人のうちのもの、よだれを飲み込んで歩いてます^^。

投稿: saheizi-inokori | 2014年6月 4日 (水) 19:56

★saheizi-inokoriさま

わー、欲しくなってしまいますね。
私も勇気を出して「ください」ととても言えないですthink

投稿: tona | 2014年6月 4日 (水) 20:50

こんにちは
雨が降ってますが梅雨入りしたそうですね
これからとうぶん青空が見られないのかな
ユスラウメは子供のころよく採って食べました
ジャムも作れるのですね
パンにつけて食べれば美味しいでしょうね

投稿: たなちゃん | 2014年6月 5日 (木) 11:36

ユスラウメは、一応毎年実をつけてくれますが
一人幾粒かしかあたりません。
今年は特に作柄が悪いといいましょうか。
だめでした。

江戸から明治になるときは日本がさなぎから
蝶になるくらいの変動がありましたね。
知らないことも多いです。

投稿: matsubara | 2014年6月 5日 (木) 12:14

★たなちゃんさま

こんばんは。
梅雨の初めから凄い雨量ですね。
何でも梅雨明けが8月に最初まで長いとか。それまで涼しくても作物はどうなるのでしょう。

小さいころ食べられたのですね。私は初めてです。
パンにつけて食べたらたちまちなくなりました。美味しいものはどんどんいただいてしまうのです。

投稿: tona | 2014年6月 5日 (木) 18:37

★matsubaraさま

お庭にあるのですか!素敵。
今年は収穫が悪いのですね。地域によって随分違いますね。不思議です。果物ってどこも一斉にだと思っていました。

幕末・明治維新頃の志士たちは何て凄いのでしょう。特に留学したり、猛勉強した人たちの意気込みを今も参考にしたいくらいです。
私は殆ど知らないことばかりです。

投稿: tona | 2014年6月 5日 (木) 18:45

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