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2014年8月11日 (月)

神社・教会・寺

茂木健一郎著『生きて死ぬ私』によると

正月には初詣に行き、結婚はキリスト教で、葬儀は仏教でやり、クリスマスを祝うという日本人の宗教習俗は、時には節操がないと批判される。
だが、そもそも既成の宗教の体系性がフィクションに過ぎないのだから、このような批判には本当は根拠がない。
初詣には、「清め」、「決意」、「祈り」といった感情が込められている。一方。キリスト教式の結婚には、「誓い」、「絆」といった思いが込められている。そして、仏教式の葬儀には、「解脱」や「極楽浄土」といったイメージが結び付いている。
日本人は、このような異なる宗教感情を、それぞれ適したフォーマットで表現しているだけだ。私には、このようなやり方は、規制の宗教のように、本当は存在しない偽りの体系性=フィクションを強制するやり方よりも、ある意味では先進的だと思われるのだ。

人にはそれぞれいろいろな考え方がありますが、このように考えると気持ちが軽くなります。
神社には初詣だけでなく、お宮参り、七五三、秋祭り、観光でお詣りと結構出かけて行きます。
キリスト教関係ではクリスマスの他、復活祭やハローウィンなど雰囲気に乗って、にぎやかに楽しんでいます。
仏教は死が訪れたときにお世話になります。日本人は無宗教の人が多いと言われます。しかしお寺を巡ると其々の御本尊への信仰心を持った方が大勢お詣りしています。仏像鑑賞や建築物や庭、紅葉観賞で巡る人の方が多いようですが。

私自身は無宗教でここまで来てしまいました。ある人に信仰心がないのはおかしいと言われたこともあります。
苦しいときの神頼みをし、仏壇のご先祖様を仏として、毎日祈ることはしていますが、信者とは言えません。
この先死が近づくと神や仏にすがっていくのかもしれません。
それにしても世界中の敬虔な信徒がそれぞれの神仏に祈る姿は、自分を振り返るきっかけを与えてくれます。

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コメント

茂木健一郎氏の考えは言い得て妙ですね。
岐阜県羽島市にも昨年講演に来られました。
行った人の話ではとても素晴らしかったそうです。
今をときめく人の考えはさすがですね。
別に日本人が多宗教でも恥じることはありませんね。
かなりダブっているようですね。
外向きの顔と内向きがありますね。

投稿: matsubara | 2014年8月11日 (月) 18:44

こんばんは happy01
さすが脳科学者の茂木氏らしい考え方ですね。
私は海外で宗教を聞かれた時、一応「仏教徒」と答えてはいますが、タイやネパールで人々が敬虔に祈る姿を見て、とても恥ずかしい思いでした。
欧米の人々が日本を訪れた際、神社やお寺で手を合わせてお祈りする姿、誰もが見たことあると思います。
では彼らは仏教徒?まずほとんど違うでしょう。
宗教に捉われず、いろんな神様・仏様に祈る・・・その姿が美しいのだと私は思います。

投稿: 慕辺未行 | 2014年8月11日 (月) 21:44

★matubaraさま

そうですね。私もなるほどと合点してしまいました。
講演を聞かれた方がいらっしゃるんですね。
私は本もこれしか読んでません。最新の脳のお話も面白そうですね。
日本人の世界に類を見ない多宗教信心といいますか、それに則って1年が一生が過ぎていくのですね。
日本人もなかなかに面白い民族だと思いました。

投稿: tona | 2014年8月11日 (月) 21:44

★慕辺未行さま

こんばんは。
日本人の宗教多様性をこのように解説してくださった茂木氏に大いに共鳴したところです。
おっしゃるように実際には敬虔なる仏教徒でもなく、タイなどの映像を見ていると私も恥ずかしくなります。
神様や仏様に祈ることは随分今までありましたが、いつでもどこでも毎日という感じでないところが違うのですね。
イスラム教徒の一日5回のお祈りとラマダンを実行すること、お酒を飲まない、食事にいろいろ制限があるなど凄いですが、世界的に見て信徒は増えるばかりで驚きます。日本人としては女性が何だか気の毒な宗教です。関係ない方に行ってすみません。

投稿: tona | 2014年8月11日 (月) 22:00

こんばんは。
台風のお見舞いをありがとうございました。
当県は災害が多いので河川の改修などの土木工事も進んでいます。
普通なら河川の氾濫があったりするような雨でも免れるような気がします。

私も無宗教ですが、日々の感謝を神社仏閣にお参りします。
キリスト教も行事などは便乗して楽しみます。
茂木健一郎氏の仰ることに納得ですね。

↓の駒場東大内の駒場博物館があることは1年間その近くの叔父の家にに住んでいた夫は知りませんでした。
近場なら「日本の蝶」展に行ってみたいところです。(^^)

投稿: アザミの歌 | 2014年8月11日 (月) 23:06

★アザミの歌さま

そちらは川がたくさんあって昔から苦労された分、治水に長けているのですね。
偉い人のお話を聞いたのはそちらの方だったのでしょうか。
天気予報でずっと三重県が・・・と言っていまして気が気でなかったですが、さすがなのですね。お忙しい中、こちらこそありがとうございました。

宗教に関しては特にキリスト教徒でないのに、クリスマスや復活祭などを欧米諸国と同じように祝って楽しむことも、この言葉で頷けたことでした。

駒場も博物館を持っていて、もてるものを無料で展示を続けていくことは有意義な事と思いました。蝶の展示は迫力ありました。

投稿: tona | 2014年8月12日 (火) 06:33

我が家も貞操のない派です。
あとは困った時の神頼みだとかになってしまいますね^^;

近くに宗教団体の所があって、よく人が集まり何を教えとしているのかは不明で
拝み屋的なものかどうか…人が集まるにはそれなりの何かはあるのでしょうけど
特に駐車場もなく路駐で、迷惑を被っている所もあったりで
教えを説く前に一般常識を説いてもらいたいと
そんなふうに思ってしまうのです。

投稿: pochiko | 2014年8月13日 (水) 00:07

★pochikoさま

やっぱりそうですよね。
ちゃんと理由づけされてこれからも堂々とです。

韓国もそうでしたが日本のオウム真理教のようなとんでもない宗教は例外として、宗教団体は数千を数えるほどあるそうですね。信じられないおもいですが、ご近所のもその一つなのでしょうね。
世の中に悪い影響を与えなければ、信じることで幸せはよいことではあります。でも迷惑を与えることまで考えない教祖さまもあるのですね。そんな一端を教えていただいてありがとうございました。

投稿: tona | 2014年8月13日 (水) 06:36

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