奥多摩むかし道
江戸時代の5街道を始めとする各地の街道、東海自然歩道、関東ふれあいの道、湘南海岸・すなはまの道、けもの道、塩の道、飛鳥路、奥の細道など一部歩いた道がある。
今回歩いたのは奥多摩駅から奥多摩湖まで続く「奥多摩むかし道」の真ん中から奥多摩湖までの山道を歩きました。バスだと7分位の距離だ。
旧青梅街道で慶長年間に開発されたもの。バスもない頃こんな不便な山奥にも住んでいる人がいたわけで、人々は道中に神社、道祖神、不動尊、観音様、耳神様、虫歯地蔵尊などを祀って道中の安全を祈ったようだ。風雨にさらされたそれらが、道にずっと続いていて、今は丁寧に案内板がついている。歩く楽しみの一つにもなる。
白髭神社の御神体は巨岩
弁慶の腕ぬき岩 3mの岩の下の方に腕が入る位の穴があって、旧道往来の人々に親しまれ、力の強い弁慶にあやかって付けられた。昔の人はこうして歩きを楽しんでいたのですね。
白実南天 山野に生える
フユシラズ(キク科カレンジュラ属) 園芸種だと思っていたが山道に咲いていた
奥多摩湖から流れ出た多摩川の上流。
そもそもの源流は山梨県・塩山の笠取山で、一之瀬川になり→丹波川→奥多摩湖に流れ込んでいる。ここから多摩川に名前が変わる。
素朴な水根観音
奥多摩湖が見えた
腰掛の植木鉢
へんちくりん小屋 陶芸家の小屋?
面白い門扉
奥多摩湖と小河内ダム 発電のあと多摩川となって流れ、村山・山口貯水池などへ行き、東京の水道になる。
今年最後のハイキングで20305歩。緑の景色や花は望めないけれども、くるぶしまでの落ち葉を踏みしめ、肺に冷たい空気をたくさん入れて、老いた体を引き締めました。
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コメント
キ~ンと澄んだ寒気が快いハイキング。
心身ともに洗われますね。
投稿: 佐平次 | 2014年12月20日 (土) 10:12
こんにちは
いいですね、こういうハイキング。いわゆる旧道といわれる道に
憧れます。どれ一つ歩いたことがないのですが、箱根旧街道や、
最近ブームの熊野古道、戸隠古道など、TVで見かけて惹かれました。
舗装されていない自然と一体化して歩けるような道の様子が
魅力的に思えたのですね。
tonaさんが今回歩かれた「奥多摩むかし道」も自然そのものですね。
ふかふかの落ち葉を踏みしめて歩く道も冷えた空気も美味しそうです。
巨石などに伝説がくっついたり、そういうのも面白いです。
フユシラズはどなたかが植えたものが野生化したのかしら。
地中海地方原産の園芸種ですよね。
投稿: ポージィ | 2014年12月20日 (土) 14:10
★佐平次さま
全くその通りです。
まわりの景色は枯れていて、目にはちょっと物悲しく映りますが、冬は歩いていて汗もかかず丁度良い気温です。冬日にはいつも歩きたいくらいです。
有難うございました。
投稿: tona | 2014年12月20日 (土) 15:38
★ポージィさま
こんにちは。
雨の日は買い物以外はコタツの中です。
旧道は車や自転車が通らないのがいいです。
起伏があるのは削って道路を作らなかったからですね。
そうそう、熊野古道も少し歩いたのでした。戸隠古道は知りませんでした。奥社まで登りましたが、まさかあれではなさそうです。
耳神様や虫歯地蔵には笑ってしまいましたが、医者などに簡単にかかれない時代の人々の信仰だったのですね。古道は歩いていて道祖神のような石仏に出会えるのが楽しみです。
フユシラズは山道にまでどこからかやってきたのかと驚きましたが、山に行って植えた人がいたのでしょうね。地中海地方原産なのですか。
有難うございました。
投稿: tona | 2014年12月20日 (土) 15:47
こんばんは
あちこち精力的にウォーキングに出かけられ、とても健康的ですね。
奥多摩は一度も訪れたことがありませんので、このような道があること、初めて知りました。
道中の道祖神やお地蔵様などを見ながら歩くのも楽しいでしょうね。
多摩川源流は奥多摩湖からさらに山梨県へと至っているのですね。
投稿: 慕辺未行 | 2014年12月20日 (土) 22:10
精力的に歩かれて、もう膝はすっかり良くなったようですね。
ふかふか落ち葉の山道は、膝にも優しいですものね。
この奥多摩むかし道のことは知っていましたがまだ歩いてはいません。
古い歴史が感じられる道祖神などがたくさん残っているのですね。
私は昨日相模川沿いを河口まで11km歩いてきました。
アスファルトの道が多いのが難点ですが、一日中富士山が綺麗に見えていたのが嬉しかったです。
ただ冷たい空気に喉と鼻をやられて・・・
熱はありませんが、風邪気味の孫たちからもらう菌がすぐにうつってしまうようです。
意識して鍛え始めている足は何ともありませんが、心身ともに以前の元気がまだありません。
ヤワな私になりました。
投稿: nao♪ | 2014年12月20日 (土) 23:18
★慕辺未行さま
おはようございます
奥多摩湖から山梨県側に進むと大菩薩峠にも行かれます。2回ほどバスでこの当たりを通過していたのですが、古の人々がこのような街道を歩いているのは私も初めて知りました。
何処の街道もそうでしょうが、いろいろな石仏などがあって、それが楽しみの道です。こういう場所で一休みしたのでしょうね。
有難うございました。
投稿: tona | 2014年12月21日 (日) 08:17
★nao♪さま
お陰様でこの1年ほどロキソニンテープにも御厄介になっていません。ありがたいです。
ただある程度以上の山は下りる時がひざ下がつって痛いのが心配で高低差300m位までに今はしています。ハイキングまでできればいうことなしです。
この道にはたくさん石仏などがありましたよ。説明を読むとなるほどでした。
nao♪さんも11kmも歩いてこられたのですね。
相模川沿いも多摩川沿いと同様に水源から歩けるようになっているのですね。先日多摩川沿いを完歩した人がいました。そのご夫婦は東海道も二人で完歩したそうです。
足が大丈夫ということは、そのうち高い山にも行けそうですね。薄紙を剥ぐようによくなっていかれると思います。
お風邪お大事になさってください。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2014年12月21日 (日) 08:28
フユシラズが自生しているとは思わなかったです。
村山貯水湖は70年前から、その写真が父の書斎に
飾ってありましたので東京に居たとき是非
行きたかったに果たせませんでした。
当時より当然変わっていますね。ここで
写真が拝見できてよかったです。
投稿: matsubara | 2014年12月22日 (月) 09:11
★matsubaraさま
フユシラズの野生化には驚きました。寒いのに枯れないで元気です。名前の通りですね。
村山貯水池は東京、山口貯水池は埼玉県の所沢にあります。写真は奥多摩湖で、ここから流れ出た多摩川から村山、山口、小作などに引かれます。
ですからもしかして変わっていないかもしれません。
お父様の思入れの貯水池なのですね。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2014年12月22日 (月) 12:57