« 三本の柱の鳥居 | トップページ | 社会保障制度 »

2014年12月13日 (土)

富士山すそ野一周ウォーキング4

495x700_419x555_419x555_212/11に須走から樹空の森へ4回目のウォーキングでした。12㎞約24000歩。
よりによって今週はこの日木曜日だけが土砂降りの雨、午後になって止んでほっとしたのですが、ザックカバーでさえ、雨をザックにしみ込ませ、お札がびしょ濡れです。
一瞬もうこのお札は使うのもそっと出さないとだめかと心配しましたが、さすがミツマタを使った日本の優秀なお札、乾かしたら立派に元に戻ったのが嬉しい。体験したエジプトや南アフリカ諸国のお札ならもう破れて使えないだろう。
「雨もまた楽し」と叫んでいる人に勇気づけられ、足も痛まないで歩けることの幸せ感が湧いて、あるいはまた『世界の果ての通学路』の片道17㎞掛けて学校まで歩いていく兄妹の姿もチラついて、ますますありがたく元気に歩けたのでした。

伊奈神社
宝永4年(1707)の宝永山の大爆発の際の被害者救済に活躍した、伊奈半左衛門忠順を祀る。
須走や小山町、御殿場市、山北町付近は被害甚大で、須走浅間神社の鳥居が埋もれてしまったほどだという。このあたりの小田原藩主は救済を放棄したので、住民は餓死する者、逃げ出すもの数知れず。
幕府直轄地となり、伊奈半左衛門に救済復興を命じた。しかし惨状に驚いた伊奈半左衛門の陳情に対する幕府の動きは鈍く、伊奈氏は幕府の許可を得ずに幕府の貯蔵米を放出したので飢え死にを防げた。しかし幕府は伊奈氏を切腹させた。
人々はその徳を偲んで伊奈神社を祀り永く語り伝えたということである。神社は昭和32年に、銅像は昭和57年に建てられた。
この伊奈半左衛門の話は新田次郎の『怒る冨士』に書かれている。忘れたのでもう一度読みたい。420x280
280x420
歩いた道の右側(西側)には自衛隊東富士演習場が広がっている。次回雨でなかったら見られそうだ。
この演習場は北海道に次いで2番目に広く、山梨県側の北富士演習場と合わせると日本一の広さだ。

ここで到着点に近い「いわぶち亭」にバスで移動して昼食。「石狩鍋」だった。湯気で真っ白化。420x280_12



雨で富士山などの写真も撮れなかったということで、このお店の中が純和風の素晴らしいしつらえなので鑑賞してカメラに収めた。
                                                囲炉裏280x420_2
                                            辻が花の着物420x280_2
二升五合でマスが2、五合は半升だから「ますます繁盛」だそうだ。大きな瓶で初めて。280x420_3
420x280_3
420x280_4
3_280x420
280x420_4
420x280_5
野中夫妻顕彰碑
この日の行程の中ほど近くに野中至・千代子夫妻顕彰碑がある。新田次郎の原作の主人公夫妻で、今年NHKドラマ『芙蓉の人~富士山頂の妻』で多くの人々に感動を与えた。
後年、夫妻はここに移り住んで、毎日冨士を仰ぎつつ、富士山測候所に勤務する人達を励まし、アドバイスしたのだそうだ。残念ながら千代子夫人は53歳で亡くなった。420x280_6
川柳浅間神社 
浅間神社はこれで4つ目だ。最近建て替えられた社殿で重厚さはないが、社殿の前の杉の古木が見事だ。
推定樹齢500年で2本の木が根元が癒合した。高さは33mで目通り(人間の目の高さの周囲)がそれぞれ5mを超す。420x280_8
280x420_5
推定300年の檜の記念樹。こういうのを見るとテーブルにもなるほど大きかったことがわかる。420x280_9
印野の溶岩洞窟 
富士山麓の溶岩が冷えて固まる時に出来た洞窟が、ここ印野にもある。5世紀頃のもの。420x280_10
最後はいつも温泉。見えるはずの富士山を露天風呂3か所を巡って想像し、室内風呂2か所にゆっくりしすぎ50分もかかってしまった。

帰りに見えた富士山には、何重にも重なった(と言われている)傘雲に覆われていた。420x280_11
講師の先生の実の説明を受け、この時期のウメモドキの美しさを堪能しました。植物には実にたくさんの食べられるものが存在し、また薬用植物が多いということも実感しました。何でも先生は以前、アジサイの花が美しいので食べてしまったそうだが、後で有毒で、死んだ人もありというニュースに命拾いしたんだと冷や汗をかいたとか。
ありとあらゆる植物を天ぷらやお浸しにして食べているという話に、先生を尊敬した一日でした。

|

« 三本の柱の鳥居 | トップページ | 社会保障制度 »

コメント

こんにちは♪
 

今回の富士裾野ウォーキングは、生憎の雨でしたか…
この前の伊豆の時と同じになってしまいましたね。
でもそんな雨でも、脚が痛むこともな元気でお歩きになれ、
日本のお札の素晴らしさを改めて実感されたりと、意外な面での
良さも味わわれたのですね(^。^)
 

富士山大噴火の後の伊奈氏の働きについては、チラと話を聞いた
ことがありますが、幕府によって切腹させられたのでしたっけ。
酷いことです。上に立つものは常日頃から現場をしっかり知ることが
とても大切だと、現代の政治にしても企業にしても強く思っています。
国民や従業員を大切にしない為政者や企業トップは必ず倒れますね。
 
 
芙蓉の人の野中夫妻のこともドラマ以来関心が強まっています。
どちらも新田氏が小説にされているのですね。
どちらもぜひ読んでみたいです。
 

お食事された店のしつらえ、見応え十分で楽しめますね。
もうすっかりお正月を迎える準備が整っていたのですね。

投稿: ポージィ | 2014年12月13日 (土) 10:47

★ポージィさま

こんにちはsun
早速にコメントいただきありがとうございます。
この頃雨女化しています。それも土砂降りです。ウォーキングは傘をさしてはいけないルールなので歩きやすいのですが、雨が体に直あたりでいやはやです。お札まで濡れちゃったときは「うわーどうしよう」状態でした。
伊奈氏については以前本を読んだはずなのにすっかり忘れていました。江戸時代には津波で人々を救った人や堤防を築くなどの治水事業で尽くした人の話をよく耳にします。今は人のお金だと思って無駄遣いばかりの為政者には腹が立ちます。少しはこういう話を聞いてこのような偉い人になってもらいたいです。
私も新田次郎の本を再び読んでみたくなりました。

このお店はトイレの中も花がきれいに活けられていましたし、お茶も高価なようで美味しく、雨だからと言ってタオルをたくさん用意してくださり、お食事はアツアツでしたし、おもてなしの心がとても温かく感じられました。

投稿: tona | 2014年12月13日 (土) 14:05

この寒さの中、雨にもめげず富士山周辺ウォーキングとは、
その健脚さに乾杯ですね。
とても真似はできないです。

芙蓉の人のモデル、野中さんの顕彰碑も
観られたのですね。あのドラマがなければ
何も知らずにいるところでした。

投稿: matsubara | 2014年12月13日 (土) 21:55

こんばんは happy01
土砂降りでも決行されたのですか?
ご苦労様でした。
雨の中歩くのは、たとえ通気性の良いゴアテックスのレインウェアを着ていても、汗をかくものです。大丈夫でしたか?
『世界の果ての通学路』、たしかTVで放映された番組では?私も見ました。
伊奈半左衛門の話は全く知りませんでした。
野中至・千代子夫妻の話なら、新田次郎氏著書で知っていましたが、そちらは読んでいませんでした。

投稿: 慕辺未行 | 2014年12月13日 (土) 22:15

★matsubaraさま

どうやら若い人にもついて行けるほどに歩けています。ありがたいことです。
まだ13回もこのシリーズが残っているので足をいたわりながら完歩したいものです。

野中さんご夫婦が富士山の麓に住んでいたなんて知りませんでした。気象に対して凄い情熱を持っていたのですね。感動しますね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2014年12月14日 (日) 16:47

★慕辺未行さま

こんばんは。
今日も歩きに出かけていました。
この日は二の足を踏むような雨でした。カッパ上下はあまり汗をかきませんでしたので、体は冷えませんでしたが、ザックを背負っていたのがダメでした。というのもザックカバーって防水にならないのですね。ザックの中身のビニールに包んでなかったのがびしょ濡れで、こんなことは初めてです。良い体験になりました。
新田次郎の山岳小説などいろいろ読みましたが面白くて、もう一度読んでもいいですね。

世界にはこんな思いをして通学している子供がいるのですね。そしてこの子たちは将来パイロットや医者になりたいと夢を抱いているので、日本の子供ももっと大志を抱いてほしいと思いました。ありがとうございました。

投稿: tona | 2014年12月14日 (日) 16:55

私も以前、お札を濡らしてしまって
乾いたら立派に復活したので驚いたことがあります。
日本のお札は凄いですねえ!
『世界の果ての通学路』、予告編を見て気になっていたのですが
映画館で見損なってしまいました。
ご覧になったのですか?

投稿: zooey | 2014年12月15日 (月) 17:52

★zooeyさま

エジプトのお札は凄かったです。くしゃくしゃ、臭って触るのもいやでした。
ユーロよりも立派な気がします。日本は凄いですね。
『世界の果ての通学路』は映画館では見ていませんで、テレビで2回くらい断片を見ただけです。今やっていたらすぐ行きたいです。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2014年12月15日 (月) 20:01

富士裾野ウォーキング、予約のいるツァーですから晴れの日もあれば雨の日もありますね。
でもちゃんと歩けたtonaさんはお元気!
寒さは如何でしたか?
こうしたツァーはガイドさんの説明付ですからいろいろ勉強になりますね。
お昼の食事処も、個人で行くと迷いますが・・・
このような素晴らしいお店に案内されるのもツァーの良さだと思います。

新田次郎の山岳小説は主人の本棚にまだありそうです。
私も又読んでみたくなりました。

投稿: nao♪ | 2014年12月15日 (月) 23:09

★nao♪さま

この日はあまり寒くなかったのです。
とうとう雨になってしまいました。でもツアーが催行される日は半分は天気が良くないそうですからそのように気持ちは向きました。
17回の中では1番長いのですがそれで12kmですから一日中歩いているわけでなく、まだ私には余裕があったのが嬉しかったです。
ガイドさんの説明はとてもためになってイヤホンガイドですからいいですね。
今回のお店は最高に素敵なしつらえでした。
お正月は新田次郎になるかもしれません。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2014年12月16日 (火) 07:59

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/146506/60802265

この記事へのトラックバック一覧です: 富士山すそ野一周ウォーキング4:

« 三本の柱の鳥居 | トップページ | 社会保障制度 »