中村方子著『ミミズのいる地球』
中村方子著『ミミズのいる地球』~大陸移動の生き証人~
著者は大学3年の時に出会ったチャールス・ダーウィン著『ミミズと土』に魅せられ、ミミズの研究に取り組むようになった。
ポーランドを皮切りに、ケニア、ハワイ、モンゴル、ニューギニア、マダガスカル、ガラパゴス、オーストラリアなどへ採集調査に出かけている。ミミズは分類が難しいと著者は嘆く。
ミミズは落ち葉のような植物の遺体を食べ、動物性タンパクに置き換えて、その栄養たっぷりの糞を土の中に排泄する。その土はほくほくで栄養があって植物を育てる。もしミミズがいなくなると生態系が崩れる。
ということは昔何かで知ったのですが、そういうことを研究したのがダーウィンだったとは。
登場して4億年の歴史を有するミミズは、体長0.44mmから3.6mのものまで約3,000種類がいる。3.6mなんて蛇並み、あるいはそれ以上の大きさだ。オーストラリアにいるそうだ。
生き物が学問として成り立つのは、病気伝播の生物退治とか、美しくて存在が少ない動物の生態研究でその存続や繁殖を知りたいという動機がある場合である。
その点ミミズは、美しくもなく、困るものでもなく、人間にとって気になる存在ではないのでミミズ学という学問も成り立っていない。
ミミズは土を改良するだけでなく、土の中の窒素を食べ、動物性たんぱく質に変え、そのミミズを野鳥や鶏が食べ、その鳥たちを人間が食べる(ミミズを食べた鶏はめったに食べられないが)。いなくなると鳥などがいなくなり生態系が崩れるわけだ。
南米アマゾンの熱帯林伐採は、土地がやせていき、ミミズが住めなくなった砂漠化したエジプトと同じ道を辿るかもしれない。
土壌を豊かにするミミズの糞ってどんななのか、写真を見てみたら、アリ塚とはちょっと違っているが地面に黒い小さな団子状の塊が盛り上がっているのや、セメント色のやらがある。見たことがあります。それを地面に混ぜればよい土が出来そうです。
植えてないのに今年出てきたフリージャ
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コメント
女性で気味の悪いミミズの研究をされるとは
とういう方かと思いましたら、理学博士で
その専門書も多くて知らないのは私ばかりで
恥入っております。
ミミズの糞がよい土壌を作るのにも役に立って
いることは知っていたのですが、深く考えなかったです。
中学の時、校庭の草引きをしていた友人が
ミミズを見たとたん、「キャー」叫び
30mくらい逃げたことを思い出しました。
彼女は医師夫人になりました。
岐阜市の商店街に住み、ミミズは見たことが
なかったようです。
付属中学なので各地から来ていました。
投稿: matsubara | 2015年4月25日 (土) 08:33
こんにちは
tonaさんはユニークな本を発見なさいますね(^^)♪
ミミズは土にとっていい奴と、母や祖母から聞いていました。
反面モグラは根を切ってしまって悪さをするからと、
母の実家では、モグラ退治推奨で退治した証拠に尻尾を切って
持ってきた人に報奨金?を渡していた時期が
あったそうです
(戦前、庄屋?をしていたころのこと)。
おっと、ミミズから話がそれました。
ミミズが好きな女性は少数派かもしれませんが、この方は研究を
していらっしゃるんですね。大陸移動の生き証人とは、生物学的にも
地球の歴史的にも奥が深そうです。
種類をとっても「体長0.44mmから3.6mのものまで約3,000種類」とは
深遠ですね! 0.44mmなんて顕微鏡じゃなくては見えませんし、
3.6mは巨大すぎて恐ろしい(^^;)
でも、生態系の一翼を担っている大切な生き物ですね。
砂漠化とも関係しているとは…
ミミズの糞は時おり見かけます。ミミズがいるのは良いことですね。
どういう経緯でやってきたのかわからないフリージアさん、
今年も咲いてくれたのですね♪
投稿: ポージィ | 2015年4月25日 (土) 12:21
★matsubaraさま
私も実はこの博士を知らなかったのです。
私もミミズの糞は土壌を豊かにすると知っていましたが、環境問題にまで関係しているなんて、わかっていませんでした。
蛇はご友人のように逃げますが、そういった有益なミミズが道路で日干しになりそうなときは、湿った土の方へ移動します。
確かに落ち葉が食物らしく、湿った落ち葉の下にいますね。落ち葉を全部片づけるのは可哀そうと思うようになりました。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2015年4月25日 (土) 16:46
★ポージィさま
こんにちは。
モグラは畑をひっくり返す大敵ですね。
どうやって退治するのかわかりませんが、捕獲するのがとても難しそうです。
昔は何でも工夫していろいろな事をしたのですね。お母様のご実家は庄屋さんだったのですね。
この方は幼い頃蝉が孵化するのを見て感動したのがきっかけで、動物学を研究するようになったらしいです。不便な所へのフィールドワークを数多くこなして、ミミズに対しての情熱が凄いです。0.44mmのミミズは小さすぎて想像できません。 そんなに小さくても人間に貢献しているのでしょうか。大きい方はまたとてつもなく大きくて、ワンちゃんの大小どころの話ではありませんね。
ポージィさんもミミズの糞をご覧になりましたか。今までそれとは気が付かずに見ていました。
ミミズはいい子なので怖くないですが、蛇は有毒のもあって見るだけで怖いです。
今、どこからか来たツリガネスイセンとフリージアが同時に咲いています。ツリガネスイセンはものすごい勢いで増えていますよ。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2015年4月25日 (土) 17:00
こんばんは
あんな小さなミミズでも、いなくなれば生態系が崩れてしまうのですね。
しかしその生態系を脅かしているのは、我々人間であることも決して忘れてはなりません。
何十億年という地球の歴史の中で、このわずか数十年の間で地球上の熱帯雨林がかなり消滅しているそうです。
地球の未来が心配になってきますね。
投稿: 慕辺未行 | 2015年4月25日 (土) 22:18
★慕辺未行さま
ミミズから地球全体が見えてくる話ですね。
土壌を豊かにし、保水力まで増して、しかもさまざまな動物のエサになるなんて、ミミズは偉いです。
いろいろ環境を壊して地球を滅亡へ導く人間は生物の中で悪いのですね
いろいろな資源がなくなっていけば、もうコストのことは問題にできなくなり、生きるか死ぬかの問題になると思います。
そんなずっと以前に命が終えられて逃げることが出来るのが幸せです。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2015年4月26日 (日) 08:57
雑木林が前にあるおかげで、毎年庭にはたくさんの落ち葉が降ってきます。それを集めて腐葉土にしてます。中にはたくさんのミミズがいます。
その腐葉土を庭に埋める。
野菜の土にも腐葉土を一杯入れます。
ミミズも一緒に土に入る。おかげでいい土になります。
掘り起こすとミミズさんがニョロニョロと顔を出します。
昔からミミズの住む土はいい土と言われています。水はけもいいです。
我々の知らない世界で、すべての生物が生態系に貢献してるのですね。
投稿: 夢閑人 | 2015年4月27日 (月) 14:20
★夢閑人さま
腐葉土を作っているのですか!
雑木林も家の前に広がって落ち葉は豊富ですね。
腐葉土を入れたお野菜美味しいでしょう。
みんなミミズのお陰ですね。
私もミミズが落ち葉の下から出てくると嬉しくなります。
ミミズまでも生態系にとても重要ということをこの本でたっぷり語ってくれているのでよくわかりました。
ミミズのいない砂漠のような所に住んでいる人が何だか気の毒になりました。
有難うございました。
投稿: tona | 2015年4月27日 (月) 21:31
こんにちは。ミミズの話は面白そうですね。私の庭にもたくさん居ますが、あまり出すぎて困ることもあります。でも大切な生き物ですね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2015年4月28日 (火) 07:52
★多摩NTの住人さま
わー、たくさんのミミズがいるお庭、いいですね。
土がさくさくで栄養たっぷり。
木々や花々も元気に輝いていることでしょう。
有難うございました。
投稿: tona | 2015年4月28日 (火) 08:36
アメリカに渡った日本のミミズが大変なことに!😱
https://nazology.net/archives/70496
投稿: ホセ | 2023年7月 4日 (火) 11:31
★ホセさま
まあ、びっくりです。
日本におけるミミズの地位とアメリカにおけるそれは生態系を犯すもので、日本と真逆の働きをしているのですね。
この地球の地域よってこのような異なることが起こるなんて驚きばかりです。
教えていただきありがとうございました。
投稿: tona | 2023年7月 4日 (火) 13:47