バルト三国旅行(2)
●トラカイのトラカイ城
ビリニュス郊外30㎞のトラカイは14世紀にクリミア半島から傭兵として連れて来られた小数民族「カラメイ人」が暮らす地域。
通りに面して3つの窓がある(神、大公、家族)のが、トラカイ人の伝統的な家である。



トラカイ人の伝統的な料理キビナイ(ピロシキのパイ版と言った感じ)をお昼にいただいた。
トラカイ城
トラカイ周辺には大小200の湖があり、その中で最大のガルヴェ湖の島に立つ城。
14世紀末、ドイツ騎士団への防御のためと祭事を行うため築かれた。再建された内部は博物館になっている。当時からセントラルヒーティングになっていて驚く。



武具を身に着けた騎士が倒れたら、一人では起き上がれず、足にダメージを受けて辛そうだった。実際にもその通りだったらしく武具が命取りになったようだ。とても重そうだし。映画を見ている限りそんなことは全然わからなかった。
●カウナス
リトアニア第二の都市。15世紀半ばにハンザ同盟の代表部が設けられ、商業活動の中心地として繁栄した。
両大戦の22年間、ポーランドに占領されたビリニュスに代わってリトアニアの首都となった。そのため杉原千畝時代には日本領事館もここにあったわけである。
【杉原記念館】旧日本領事館が”日本のシンドラー”と呼ばれる杉原千畝の記念館として保存される
1940年7月31日~8月28日までの間、ナチスドイツの迫害から逃れてきたユダヤ人に「日本通過ビザ」を1600通発給し、約6000人の命を救った。ドイツと同盟を結んでいた日本政府からは当然許可は出ていなかった。
バスの中で添乗員さんが読んでくださった、奥さんの杉原幸子著『命のビザ』の中の一章はこの間の様子を詳細に記していて、涙を誘う。
日本政府による公式の名誉回復がなされたのは2000年のことである。それは、千畝の没後14年目のことであった。しかしながら、カナウスの杉原記念館は日本の援助は未だになく、私たち訪れた者の寄付などで運営されるのである。政府がいろいろな所にばらまいている昨今、おかしい話である。
生地の岐阜県八百津町で作られたビデオ15分を見てから館内を見学した。





記念館のある通りの様子 静かな高級住宅街
【カウナス旧市街】赤レンガの建物が多い

ベルク―ナスの家 雷神ベルクーナスを祀る神殿があった
聖ペテロ&パウロ大聖堂。祭壇が彫刻で飾られている。

市庁舎広場
カウナス城 13世紀にドイツ騎士団の侵略を防ぐため造られた城

【パジャイスリス修道院】カウナス郊外
18世紀バロック様式でシンメトリーの建築の修道院。ロシア、ドイツ、ソ連配下では修道僧は追い出され、正教会、軍事病院、精神病院として使用。現在再び修道院として活動を再開している。




●クライペダ
この後、208㎞走って着いた、リトアニア第三の都市「クライペダ」に宿泊したホテルは高くて面白い形なので、とても目立っていた。
国の海運を一手に引き受ける港町
この町唯一の名所・劇場広場のドラマ劇場。1939年ヒトラーがバルコニーからクライペダ奪還を宣言した所。
名所がないので、町のモニュメントを見て歩いた。幸せのネズミ
偉いネコ
煙突掃除屋
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コメント
こんばんは
リトアニアで聞いたことがある街といえば、カウナスだけでした。
前回の首都ビリニュス、そしてトラカイは全く初めて知った次第です。
トラカイの人々の家、それぞれいろんな色で楽しいですね。
お城もいいですね。ドイツで友人に案内してもらったお城と雰囲気が似ています。
そして旧・日本領事館である杉原記念館。
かつては門だけでなくフェンスもあったようです。
そしてあの机でたくさんのビザを手が腫れるほど書き続けたのでしょう。
拝見できてとてもありがたく思います。
旧市街の様子、大聖堂やお城、杉原氏も着任直後は少しはこのようなところを楽しんだことでしょう。
クライペダも初めて聞く街です。
ユニークな形のホテルに泊まられたのですね。
中もユニークでしたか?
たくさんの写真と記事で、すっかりバーチャル旅行させていただきました。
ありがとうございました。
投稿: 慕辺未行 | 2015年6月24日 (水) 21:36
★慕辺未行さま
おはようございます
私はリガとタリンしか知らないでリトアニアに関しては杉原記念館のことしか知らなかった次第です。
こんな地へもよそから人を移動させたのですね。伝統を守ってこの地に今も生き続けていることが凄いです。
杉原記念館はそういえばフェンスがなかったですね。ここに見える植えられている木は桜でした。
執務室の大きな机やいろいろな遺品がそのままにしてあったのは感慨深かったです。
ポーランドへ逃れる汽車の中が停車場を離れるまでビザを書いたそうです。
家族(奥さんとその妹節子さん)の協力も凄かったことも知りました。
そうなのですよね。着任後、カウナスのいろいろな今も変わらない景色を家族で見ていたのですね。
クライペダのホテルの中は外との関係も全然わかりませんでした。
いつもバーチャル旅行をしていただきありがとうございます。
投稿: tona | 2015年6月25日 (木) 08:35
落語ブログで毎日お訪ねしているほめ・くさんもバルト三国に行って来られたようで、同じツアーかと思ったら違うようでもありますね。
どちらも海外によくいかれます。
http://home9.exblog.jp/24266596/
投稿: 佐平次 | 2015年6月25日 (木) 11:01
こんにちは
初めて知ることがほとんどのリトアニアの歴史です。
杉原氏のことも、日本通過ビザを発給したということしか知りませんでした。
tonaさんの今度の旅をきっかけに、ほんの少しだけですが、
検索して新しいことも知ることが出来ました。
クリミア半島から傭兵として連れてこられた少数民族… のところでは
えっ!?と思いましたが、その人々がその後もずっと長い間独自の
文化や言語・宗教を守り続けてきたということは、奴隷のような
扱いではなく、人権等ちゃんと認められた存在だったということ
なのでしょうね。
杉原氏のこともWikipediaなどを斜め読み(内容が多すぎて)し、
人となりなどこれまでよりもう少し知ることが出来ました。
日本の旧外務省関係からは長い期間冷遇され、海外での方が
賞賛され認められてきたのですね。
トラカイ城の建つ場所は素晴らしい景色ですね。
まるで湖の中の島のようですが、非常に湖沼の多い地方ゆえに
そう見えると知り、その地方の地図や航空写真を見てみたくなりました。
コメントにすべては書ききれませんが、色々なことを楽しみ感じさせて
いただきながら拝見しています。
投稿: ポージィ | 2015年6月25日 (木) 11:40
★佐平次さま
ほめ・くさんのブログを見せていただきありがとうございました。
雑な私と違って丁寧に書かれていて、いろいろ頷くことが多かったです。
ツアー会社も違い日数も違いいろいろ参考になりました。添乗員の日記があって、あとで写真の整理が便利であったり、その他いろいろ良い点があって選んでいる旅行会社ですが、ほめ・くさんが参加された会社はなかなか往復の時間が短くて良いなあと思いました。その点、今使っている会社は全然ダメです。
何処でも美味しく召し上がれる点もかなり海外旅行向きで、世界各国もう行くところがなさそうなほどお出かけなのですね。真の旅行者です。
投稿: tona | 2015年6月25日 (木) 13:21
★ポージィさま
この旅行がなかったら、杉原氏の功績について知らないままになるところでした。
お陰様で私も時間がかかりましたが読みました。この世界的に賞賛された行為が亡くなってもまだ国内では認められなかったことに驚きましたが、記念館を無視することには心が痛みました。
今渦中のクリミア半島からこんな所へ傭兵とは考えられないことです。今でも数千人のカラメイイ人がここかしこにいるようです。独特のパイなどをリトアニアの名物料理としてここまで有名にしました。家の窓も面白いですね。欧州にはこうした民族があちこちにいるような気がします。
トラカイはリトアニアの中でも風光明媚な所として観光客が多いそうです。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2015年6月25日 (木) 13:53
外で聞いているのと、実際訪問するのとは
大違いですね。こんなに歴史的建造物があるとは
知らなかったです。
何しろ岐阜では杉原千畝さんだけのイメージが
強くて他はあまり報道されません。
御子様もとてもかわいいですね。
以前モノクロ映画になりましたが、そのシーンを
思い出します。海外で製作されたもので
吹き替えだったと思います。字幕だったかも
しれないです。
英語の堪能な女優で名前はそれほど知られてない
人が杉原夫人を演じました。
晩年は鎌倉に住んでおられたように聞いています。
投稿: matsubara | 2015年6月25日 (木) 15:18
★matsubaraさま
お帰りでお忙しいのにありがとうございます。
旧日本領事館の1階部分の3部屋だけ見ました。
2階が家族の居住部分だったのですね。
杉原千畝を描いた米国映画 "Sugihara:Conspiracy of Kindness" が上演されたそうですが、これは『ビザと美徳』という映画でしょうか。千畝役を日系米人クリス・タシマが演じたそうですが。
今年暮れあたりに東宝映画『杉原千畝 スギハラチウネ』唐沢寿明主演で出来えるということです。
夫人は歌人で朝日歌壇の選者だったとか。
投稿: tona | 2015年6月25日 (木) 16:31
こんにちは。
旅行記を興味深く拝見しています。
素晴らしい天気のようで良かったですね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2015年6月26日 (金) 21:09
早くもNO2になってましたね♪
カラメイ人が住む家の窓が、外側三箇所と決まっているんですか。
謂れを読んで、興味を惹かれました。
外国の家並みは美しい♪
此処も色だけ変えてシンプルで、とても素敵!
杉原千畝氏が発行したビザも、凄い数でしたね~
映画の「シンドラーのリスト」は、何度も見てその度に泣いてた…
シンドラーは金儲けの汚い人間性もありましたが。
杉原氏は真面目な外交官だったんですよね。
煙突掃除屋の像を見て、メリー・ポピンズを思い出しましたよ。
投稿: だんだん | 2015年6月26日 (金) 23:47
★多摩NTの住人さま
お忙しい所を、拝見していただきありがとうございます。
最後の2日間は雨になってしまいましたが、最初6日間は良い天気に恵まれました。
投稿: tona | 2015年6月27日 (土) 08:07
★だんだんさま
ありがとうございます。
チェコやスロバキアでもこのような可愛い色の家が印象に残ったところがありました。
自分たち独特の家を今の時代まで守り続けるのが凄いことだと思いました。
シンドラーと呼ばれる人たち、金儲けもした人もあったのですね。
杉原氏は全然違います。国家の汚名をきてまでも人命優先で、その後の名誉回復までお気の毒でしたね。
わー、なるほど煙突掃除屋、メアリー・ポピンズですね!!
投稿: tona | 2015年6月27日 (土) 08:15
命のビザの話、以前新聞で読んで、戦時中そんなことが
あったのだと、驚きましたが、実際に
「杉原記念館」なるものがあるのですね。
政府も、無駄なバラ撒き政策を止めて、こんな
ところにも資金を出すべきだと思います。
(残念ながら映画は見ていないです)
投稿: 茂彦 | 2015年7月14日 (火) 09:17
★茂彦さま
ありがとうございます。
私も、日本政府はいつまでもこだわっていないで、無駄なバラマキをしないでこういうところへ使って欲しいなあと思いました。
今年に新しい映画『杉原千畝』が上映されるそうです。
突然暑くなりましたね。
お互いに熱中症にならないようにしましょう。
投稿: tona | 2015年7月14日 (火) 09:30