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2015年7月23日 (木)

椎名誠の「活字四部作」

サルコペニア 筋肉量が落ちて、転倒・骨折する状態
フレイル   病気一歩手前の虚弱な状態
と覚えられないような言葉を昨日新聞で知りました。両方ともまさしく自覚したこの頃で、気合を入れたいところですが・・

何ということ!ミシンが壊れてしまいました。最初足踏みミシンが10年で、この電動ミシンは40年。
もう洋裁はしないけれども、繕いや台布巾作りなどに便利。壊れたので、男物のズボンのすそ上げを手縫いでして随分時間がかかってしまい、何と不便なこと。
買おうか迷って、買わないことにしました。粗大ごみシール600円を貼って、今朝の収集で「さよなら」をしたところです。

岩波新書の椎名誠の「活字四部作」
1987年『活字の大サーカス 面白本大追跡』
1998年『活字博物誌』
2003年『活字の海に寝ころんで』
2010年『活字探検隊 めざせ、面白本の大海』

うち1冊目を除いて3冊を一気読みしました。
新しい本ではないが、椎名さんはこんなに面白い本を、幅広い分野に渡って紹介していたのですね。

のっけから『ガリバー旅行記』について、ガリバーの排泄物が小人国の住人にとっては345㎏になるなどと考察していて、大人になって読んでみても、普通の人はそこまで読み切れないでしょう。
100年前に書かれた21世紀の予言本も当たりすぎで面白い。
『ロビンソン・クルーソー』『十五少年漂流記』などの小説だけでなく漂流者の実話がたくさんあることに驚きです。海、無人島、南極などが圧倒的に多い。
世界にはこんなものまで食べると驚く紹介本も多い。特に中国の話がこれでもか、これでもかと凄いし、イヌイットの寄生虫を食べる話にも驚く。
辺境の食卓のチベットやアマゾン、砂漠、漂流者の食事も。世界の40%が手食で、箸、フォーク・ナイフがそれぞれ30%という。手食の多さにこれまたびっくりだ。
住に関してもいろいろな本から、人間どこにでも住んでしまうことがわかる。
いろいろな恐怖症の話。ヒルや蚊やその他の恐ろしい虫の話。菌類では古今東西膨大な話が広がる。
日本の特異性に関しては
・中島義道著『うるさい日本の私』
・自販機王国日本の話では、なぜ外国にないかがよくわかった。
・「イルミネーション・ニッポン」や照明に関してもなんとたくさんの本があることか。
・スリッパの話。
博物誌に関する本の多さ、面白さ、一たび読めば嵌りそう。
エネルギー、水問題の本の内容は恐ろしい。特に子孫に。

など多岐にわたる本の紹介本で、全部読んだ気持ちになり、大変ためにもなりました。

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コメント

tonaさま
いつもお元気で次々とテーマを広げてチャレンジされているお姿には心底から敬服しております。

投稿: evergrn | 2015年7月23日 (木) 10:13

作家というものは尋常ならざる好奇心を持っているというのも資質なんですね。
彼とはマージャンをしたことがあるのですが、しばらくしてから反対周りをしていることに気がつきました。

投稿: 佐平次 | 2015年7月23日 (木) 11:24

tonaさまこそ勉強家ではありませんか。
私などたいしたことはありません。
知らない分野も次々と極められて・・・

マルバルコウソウももう一つのルコウソウも
どちらも発芽しました。アサリナは残りの
種もダメでした。
これは我が家に相性と悪いと言うことで
諦めました。

自販機は日本特有のものであることは
海外に行くと分かりますね。
現金書留も日本だけですね。向こうは郵便夫が
失敬するのでしょうね。日本人は正直でこれが
信じられないとも言われますね。
向こうはなくなるのが当たり前のようですね。

自販機は壊され盗まれるのがむこうでは
あたり前のようです。

投稿: matsubara | 2015年7月23日 (木) 16:33

★evergrnさま

元気の方が今年の誕生日を境に随分なくなりましたので、年寄りなんだということを自覚しました。
いろいろな本があるものですね。ありがとうございました。

投稿: tona | 2015年7月23日 (木) 16:35

★佐平次さま

尋常ならざる好奇心、本当にその通りの持ち主ですね。
まあ!麻雀を一緒にされたのですか。新宿の池林房などで飲んだ後に麻雀をするって書いてありました。
それにしても反対周りとは、面白いお話です。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2015年7月23日 (木) 16:40

★matsubaraさま

読書は素通りしているのが随分あるものですね。あまりに本が多いので紹介された内容だけで満足し、殆ど読まないつもりです。

アサリナはあまり見かけないので難しいのでしょうか。私もいただいたので自分の家で合わないときがあります。そんなことを思いますと、種がいくらでもありますが、お送りすることは悪いような気がします。

自販機はおしゃる通りなのですね。どうしてないのか不思議だったのです。
日本ってその点凄い国なのだと感心しました。悪い外国人が入ってこないことを祈ったりして。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2015年7月23日 (木) 16:48

50歳前後の頃、「岳物語」を読んで、シーナさんのフアンになりました。
次に読んだのが「ハーケンと夏ミカン」・・・
山仲間ともどもほとんどの本を読み、講演会に行ったりもしました。
その軽快な文体は昭和軽薄体とも言われましたね。

『活字の大サーカス 面白本大追跡』は我が家の本棚にもあります。
ロシアに行く前に読んだ『ロシアにおけるニタリノフの便座について』
オーストラリアに通いだして読んだ『熱風大陸 ダーウィンの海をめざして』など
彼の旅行記や私小説、エッセイが好きでしたが、最近はあまり読まなくなりました。

秘境などに飛んで行く活動する作家としてのシーナさんにも、老いを感じるようになったからでした。
そして私自身熱中するものを追いかける情熱がなくなったのでしょう・・・

最近はどのような作品を出しているのか?
ちょっと興味が湧きましたので調べてみます。
山に熱中し、作家に熱中していた私自身の活動的な日々を思い出させていただきありがとうございます。

投稿: nao♪ | 2015年7月23日 (木) 17:23

★nao♪さま

こちらこそありがとうございます。
『活字の大サーカス』をお持ちなのですね。
2003年頃からの読書ノートを見ましたら椎名誠の本を60冊読んでいました。
赤マントシリーズやナマコのからえばりシリーズや怪しい探検隊シリーズの『北海道乱入』なんか笑い続けていました。
体力も気力も好奇心も、また文章を書く量も図抜けていますね。あんなに精力的なのに意外や長い間不眠症に苦しんでいたのですね。
難しい本の後に読む本として今も楽しめます。
奥さんの渡辺一枝さんの本も数冊読みました。
今は奥さんが殆ど外国へ行っていて、椎名さんはお宅の人ですって。
70才を超えれば椎名さんといえどもさすがに外国への体力は衰えますね。でも奥さんはいろいろな意味で凄い方です。

投稿: tona | 2015年7月23日 (木) 19:50

次々に家族が来て、拝見が遅くなりました!

シーナさん、津田塾大のそばに家がありますよね(転居してなければ)
身近に感じるけれども、その才能と冒険心に畏敬の念を覚えます。
イメージでは、チベットの大地を馬で駆け回る姿が浮かぶ…
アジアでもオフロードばかり行って、普通知らないことを紹介されてるし。
冒険家と言っても良いかお知れませんね。
岳さんは父親の背中見て、今はどうされてるのでしょうか?

投稿: だんだん | 2015年7月26日 (日) 18:18

この「活字四部作」は読んでおりませんが
この人の旅行記、探検記のようなものは昔、色々読みました。
そして最近、「ぼくは眠れない」を読んで驚きました。
こんな世界中に冒険に出かけていた人が
不眠でこんなに悩んでいたとはビックリでした。

投稿: zooey | 2015年7月27日 (月) 08:44

★だんだんさま

暑い夏に花火にお孫さんって日本の夏にぴったりの風景です。お忙しいでしょうが楽しいですよね。

シーナさん、かなり前に中野区と渋谷区の境の高台に引っ越されたようですよ。新宿の飲み屋さんに近いのがいいみたいです。
岳さんはアメリカでしばらくお仕事で過ごされていたみたいですが、今はご近所にいらしてお孫さんの面倒見たりしていると書いてありましたが、さらに現在はどうされているでしょうね。
奥さんの一枝さんは世界にお出かけが多いようで、シーナさんはお宅化しているみたい。
本当に極地やパタゴニア、シベリア、シルクロード、アマゾン、モンゴルと随分駆け回っておられましたね。
いろいろな仲間といろいろな事をしているのも作家として非常に変わった人ではないでしょうか。とにかく面白くって、時々その楽しさを分けていただける作家です。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2015年7月27日 (月) 08:45

★zooeyさま

私も今年ですが『ぼくは眠れない』を読んで驚いたところです。
普通不眠だったらあんな僻地なんか出かけられませんよね。体が続きません。
ある風呂に入れる温泉の素みたいなのを使うことによって不眠が解消されたとある本に書いてありました。

一番最初の『活字の大サーカス』を読み始めましたが、1987年ですから随分書き方が異なります。笑い出してしまう文体や内容が今のところ出てきません。
一日24時間がすべて文章に面白く書くことが出来て二百何十冊もの文庫本も上梓しているんですね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2015年7月27日 (月) 15:35

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