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2015年10月29日 (木)

『放浪の聖画家ピロスマニ』はらだたけひで著

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はて、ピロスマニってどなた?
「百万本のバラ」で歌われた貧しい画家は、ピロスマニがモデルだ。日本では加藤登紀子さんが訳詞して歌い広く知られている。
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何とも惹きつけられる表紙の絵。中を開けてみると251頁のうち半分近くは彼の代表作が完全収録されているという贅沢な本。
アンリ・ルソ-と似ているようで、めくるうちに全然違う、不思議な世界が広がる。
ニコ・ピロスマニは19世紀半ばから20世紀初頭にかけて黒海の東、コーカサス山脈の南にあるグルジアで放浪の人生を送った、1000点以上の絵を描いたと言われる孤高の画家だ。
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首都トリビシに国立美術館、生まれた村には記念館があり、肖像は紙幣になり、絵は貨幣に使われ、街には複製やモニュメントを多く見かけるという。1978年にはグルジア映画『ピロスマニ』が作者が勤める岩波ホールで公開されたそうな。
グルジアの服装をまとった人々、美しい自然や大地、動物、生活の様子、その背景の描写、色遣いなど深い味わいがあって、何度みても見飽きない作品だ。
是非どこかでご覧になってください。
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早くして父母や兄を失い、よその人の保護のもと、独学で絵を描く。働き始めても1年とは続かずさすらいの人生へと向かう。いろいろな挿話が語られるが、最後の半年はわずかな金もなく、ワインの貯蔵に使っていた暗く冷たい、寒風すさぶ穴倉の中で、野良犬のように過ごしていたという。最期は数日間病のため床に横たわったまま水も飲んでない彼を、近くの靴職人が見つけて、病院に運ぶ。その一日半後に亡くなって共同墓地に埋葬されたそうだ。
今国民的画家となって世界にも知られるようになった画家、つい存命中、1枚しか売れなかったゴッホと比べてみたりしました。

マユハケオモト(眉刷毛万年青):ヒガンバナ科 南アフリカ原産
今は使わない眉の刷毛、むしろ床屋さんで見た髭剃りの時に使う刷毛にそっくりです。近所で初めて見かけました。450x378

毎日のようにカマキリが庭で動き回っています。障子の外の網戸に張り付いて動かず。450x300
さし芽で根付いた、七色変化のチャールストンは何も変化せずに真紅のビロードのようです。450x300_2

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コメント

tona様
10月のコーカサス三国旅行中にバスの車内で「百万本のバラ」のロシア語版・日本語版を何度も聴きましたが、あの画家のモデルがグルジア出身のピロスマニですか、知りませんでした。早速、「放浪の聖画家 ピロスマニ」を図書館で借り出し読んでみたいと思います。タイムリーな情報をありがとうございます。

投稿: shikamasonjin | 2015年10月29日 (木) 19:57

★shikamasonjinさま

丁度コーカサス三国を旅していらしたのでしたね。
私はこの三国には行かれませんでしたが、この画家のことを知って、グルジャの風土、人々に思いを馳せました。
時代は違いますから、絵から想像できないような風景も広がっているのでしょうね。
旅の記録を楽しみにしています。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2015年10月30日 (金) 08:27

こんにちは
 
ピロスマニ はて? 画家であるということも何も知らない方でした。
加藤登紀子さんが「百万本のバラ」を歌っていらっしゃるのは
見たことがあるのですが、残念ながら歌詞はこれまた全く知らずです。
独特の世界を持つ絵を描いた方なのですね。
そんなにたくさんの作品を残しながら、なんとも切ない生涯だったのですね。

マユハケオモトという植物、初めてです。こんな花を咲かせるのですね。
眉刷毛は見たことがないような…髭剃りの刷毛は見たことあります。
たしかに似てますね。

投稿: ポージィ | 2015年10月30日 (金) 17:30

この方ですか、百万本のモデル!?
歌詞は暗唱して、時々歌いますsweat01
貧しいけれど、恋しい人に百万本のバラを贈る歌。
そして、想う人は何処かへ去っていくんです。
もっとロマンがあると思いましたねぇ~
とことん売れない画家で、野垂れ死にみたいですよね。
あ、イメージ壊れそう!

マユハケオモトとは、その名のとおりなんですね。

投稿: だんだん | 2015年10月30日 (金) 21:57

「百万本のバラ」のモデルがあったのですね。
ピロスマニは、初耳です。
知りませんでした。
いかにもすてきな歌詞ですものね。

私もマユハケオモトをタイミングよく
最近アップしましが、10年ぶりなのです。
その間見かけたことはなかったです。
我が家のものは一本ですが、こちらは
4本も咲いていてすごいです。
冬は室内に入れるよう言われました。

投稿: matsubara | 2015年10月31日 (土) 08:00

★ポージィさま

「百万本のバラ」をYou Tubeで聴いてみて、曲も歌詞もすっかり忘れていました。
ゴッホみたいに精神は壊れていなかったのですが、寂しい限りの人生でした。
バラをもらった女優さんは、年取ってからピロスマニのことを知って驚いたり思い出したりしたそうです。その女優さんの写真も載っていました。

私も眉刷毛は昔の浮世絵などに出ているのかと思ったり、実際に使った人がいたのかもしれないですが、髭剃りの時のは父も持っていたような気がします。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2015年10月31日 (土) 08:46

★だんだんさま

「100万本のバラ」を御存じなのですね。凄い。私はすっかり忘れていました。
ピロスマニがバラを贈った頃は若かったから、少しイメージを巻きなおしてください。
看板の仕事をはじめ、注文は受けて仕事はし、絵も注文で描いたりしていたのですが、どこをどう間違ったか最期が哀れです。

マユハケオモトの命名はその通りで、気の毒な名前とも違いユーモラスですね。

投稿: tona | 2015年10月31日 (土) 08:53

★matsubaraさま

あの「百万本のバラ」とこの作者の絵とは全然結びつきませんでした。
暗いような絵が多いですが、1990年ごろでしたが、独立を果たして今は明るい国になったでしょうか。

マユハケオモトは今まで全然見かけなかったです。matsubaraさまはすでに10年も前に咲かせていらしたのですね。
冬は家の中ですか。一つでも咲いて素晴らしいです。また来年も楽しみですね。

投稿: tona | 2015年10月31日 (土) 08:57

知らない画家のことを教えていただきました。
本を読んでみようと思います。
ありがとう。

投稿: 佐平次 | 2015年10月31日 (土) 10:45

100万本の薔薇にモデルがあったとは。
グルジア、トリビシ、ピロスマ二。
聞き慣れない名前ばかりです。
でもこの絵にはなんとも惹かれますね。
ゴッホもそうですが、私はガウディを思い浮かべました。
彼も晩年、あまりに身なりにかまわずみすぼらしい恰好をしていたため、
電車にはねられて亡くなった時、暫くホームレス扱いされたのだそうです。

投稿: zooey | 2015年10月31日 (土) 11:15

★佐平次さま

こちらこそありがとうございます。
今『謎解き ヒエロニムス・ボス』を借りてきて読んでいるところです。

投稿: tona | 2015年10月31日 (土) 16:02

★zooeyさま

グルジアに行きたいと思っていましたが、旅行も厳しそうで諦めました。
1枚1枚どれもとても惹かれる絵です。

ガウディ、そういえばそんなお話聞きました。
サグラダ・ファミリアもあと尖塔を1本建てるだけになったそうですが、でも出来上がるのは何時になるかわからないそうです。殆ど出来上がった素晴らしい教会を天国で喜んでいるでしょうか。

投稿: tona | 2015年10月31日 (土) 16:10

tonaさん、こんばんわ!
やっと時間が取れるようになりました。

加藤登紀子さんが歌ってた「百万本のバラ」ですが
NHKで加藤登紀子さんが出てた時に、このモデルは貧しい画家だったと言ってましたが
そのモデルがピロスマニだったとは・・・

私はピロスマニの名前も知らなかったのですが
歌詞はラッシーパパがカラオケが好きで、よく歌ってたので覚えたのです。

私は画も疎いのですが、見てる人の心を惹きつける何かがあるような・・・

マユハケオモト初めて聴いた名前ですが、可愛い花ですね。

投稿: ラッシーママ | 2015年11月 1日 (日) 23:30

★ラッシーママさま

おはようございます。お忙しい中コメントありがとうございました。

ラーッシーパパさんが歌っていましたか。
私もまさかモデルがいて、その方がこの画家とはビックリでした。
そしてその絵がとても変わっているのに惹きつけられるのですね。
普通の人とは違ってとても変わった人だったのでしょう。心理学的にいえば、家庭的なものは大ありだったのですね。

マユハケオモトですが、別名がありますが頭に入らなくて、こちらで覚えました。1カ月後は忘れていることでしょう。

投稿: tona | 2015年11月 2日 (月) 08:16

この記事に教えられて図書館から本を借りて読み終わる直前、岩波ホールでこの映画をやっていることに気が付いて早速見てきました。
まだでしたらぜひお運びください。
素晴らしい映画ですよ。

投稿: 佐平次 | 2015年12月13日 (日) 11:05

この記事をリンクさせていただきます。
よろしくお願いします。

投稿: 佐平次 | 2015年12月13日 (日) 11:13

★佐平次さま

まあ、岩波ホールでやっているのですか。
全く知りませんでした。
リンクまでしていただいてありがとうございます。
勿論楽しみにして見に出かけます。
教えていただきありがとうございました。

投稿: tona | 2015年12月13日 (日) 16:29

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