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2016年3月24日 (木)

『カラヴァジョ展』 於:国立西洋美術館

        3/21 茅ヶ崎、お墓の近くに土筆がたくさんはえていました。450x338
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               同じ日、近所のユスラウメも満開321_450x338_2


昨日3/23に上野に『カラヴァッジョ展』を見てきました。前日開花宣言されたがなりなのに、もう人々はシートを敷いて宴会たけなわといった風情でしたのには驚きです。
咲いていた桜は「小松乙女」と「陽光」でした。450x338_5
                      小松乙女450x338_2
                        陽光323_450x338


『カラヴァッジョ展』
    ナルキッソス         トカゲに噛まれる少年
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カラヴァッジョもミケランジェロが付く、ミケランジェロ・メリ-ジ・ダ・カラヴァッジョ(1571~1610年)というのが本名です。
西洋美術史上最も偉大で、イタリアが誇る大画家だ。
彼の光と影の劇的な明暗法は、そこに浮かび出る人物表現と写実性によって、ラ・トゥール(今回2作品が来ていた)やレンブラントを含む多くの17世紀前半の画家に影響を与えた。
イタリアやヨーロッパからやってきた画家によって熱狂的に継承され、それはカラヴァジズムと呼ばれる。そしてカラヴカッジョの継承たちをカラヴカジェスキと総称する。
今回はカラヴァッジョによる現存する真筆作品は60余点と言われる作品(中には移動不可能な祭壇画などが多数ある)中、11点が来日し、残りカラヴァジェスキの作品40点余りが展示された。
私は沢山好きな画家がいる中に洋画家ではラファエロとカルヴァッジョ、ラ・トゥール、フェルメールとゴッホがことに好きな一群に挙げられる。

カラヴァッジョの作品と言えば、お花と果物と少年(自画像とも言われる)も多いし、風俗画「女占い師」、あとは宗教画「エマオの晩餐」「エッケ・ホモ(この人を見よ)」「洗礼者ヨハネ」「法悦のマグダラノマリア」など。斬首のコーナーには「メドゥーサ」が注目を浴びる。

                      バッカス390x450
                      女占い師450x357
                    エマオの晩餐450x365
                  エッケ・ホモ(この人を見よ)359x450
                     洗礼者ヨハネ450x332
                      メドゥーサ436x450

カラヴァッジョはミラノで弟子となって勉強していたが、ローマに出て活躍、しかし喧嘩っ早く殺人を犯し、ローマ郊外で保護された生活を送るが、その後マルタに逃れ、そこでもまた殺傷沙汰を起し、シチリアのシラクーサ、パルレモで絵を描きながら過ごし、その後ナポリからローマへ帰る途中熱病あるいは鉛中毒で38歳の短い命を終えた。

今回カラヴァジェスキの作品が4倍も多く並んだわけだが、直接の弟子ではないし、やはりカラヴァッジョの腕が群を抜いていることに注目した。ただラ・トゥールの作品は素晴らしい。

家に今咲いている花  ギンギアナムやヒマラヤユキノシタ、雲南黄梅など
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コメント

こんばんは
 
お彼岸に、茅ヶ崎へお墓参りに行かれたのですね。
たくさんのツクシ! 緑の草の葉に囲まれて、春~の雰囲気ですね。
ご自宅でも春のお花が咲き競って綺麗ですね♪
 
上野公園では、ソメイヨシノ以外の桜も色々植えられていると
聞きます。早咲きのそれらが満開を迎えているのもあるのですね。
早くもブルーシート広げて花見の宴とは、皆さんほんとに好きです。
私はお花見の時季はまだ寒くて外に座る気になれません(^^;)
会社に入った年、夜桜花見の宴会がありましたが、寒くて寒くて
早く終われ~とばかり念じていた思い出がありますよ。
 
カラヴァッジョという画家のことはほとんど何も知らない私です。
光と影のとても印象に残る絵を描いた人なのですね。
殺人まで犯したとは、ずいぶん激しい気性の人だったようで、
そう思って絵を観ると、メドゥーサの絵辺りにはそういう激しさも
出ているように感じてしまいますが、そのメドゥーサやバッカスなど、
描かれている顔のいくつかに共通点が見られるのが、ご本人の顔に
似ているのでしょうか。
せっかくの素晴らしい技法でこれだけの絵を残しながら、その生涯が
残念ですね。
 

投稿: ポージィ | 2016年3月24日 (木) 17:59

★ポージィさま

こんばんは。
ツクシが出ていて、もう春ですね。本当は採取して食べたかったのですが、道路沿いでしたので遠慮しました。

上野公園には、もうオオカンザクラが葉桜になっていました。
この陽光と小松乙女だけは満開でたった1本ずつですが、人がたくさん写真を撮っていました。
今日から寒いので夜は震えることでしょう。
お酒を飲むのが好きなのかもしてませんね。

カラヴァッジョの絵はかなり前から気になっていまして、ローマのボルゲージ美術館に結構あるので、遠く歩いて見に行きましたし、マルタ島で祭壇画がとても印象的でした。
17世紀の前半のバロックへつながる時代に凄い影響を与えたことになる人ですが、それよりむしろ犯罪人と画家の不一致が心に残る人です。
大人になってからの肖像画がありましたがとても怖い顔です。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2016年3月24日 (木) 19:32

カラヴァッジョ展、早速行かれたようですね。
私の友人が大フアンですから、一緒に行くことになるかもです・・・
確か彼女と行ったウィーンの美術史美術館でガイドさんに頼んでカラヴァッジョの作品を案内してもらいました。
作品名は忘れましたが、激しい絵だったような気がします。
犯罪人だったとは生き方も激しかったのでしょうね。
私はどちらかというとフェルメールやラフアエロが好きですね。

桜の開花宣言があったものの、寒の戻りで風が冷たいですね。
そんな中でのお花見は「花より団子」なのでしょうが、見ているだけでも寒そう・・・
今年の桜はゆっくり咲いて長く楽しめそうですね。

投稿: nao♪ | 2016年3月25日 (金) 12:00

土筆は近くにいっぱいありますので、
今年度は食しました。

一足早く上野に行かれたのですね。
カラヴァッジョは、いろんなところで
見ましたが、そんな問題のある人物とは
知らなかったです。

ギンギアナムは、とうとう枯らして
しまいました。ヒマラヤユキノシタも
残念なことでした。

当日はよろしくお願いします。

投稿: matsubara | 2016年3月25日 (金) 12:51

わが家が今の場所の越して来た35年前は、未だ空き地も多く土筆も沢山生えてましたが
今は空き地など無くなり、土筆も全く見なくなりました。

上野に行かれたのですね。
桜の開花宣言があったにせよ、宴会には寒いと思いますが
呑む人達は寒くても関係ないのでしょうね。

陽光の桜、綺麗なピンク色してますね。
私はどの種類の桜を見ても同じ桜にしか見えません。

美術に関しては全く分からず、カラヴァッジョと言う名前も初めて聴きました。
tonaさんから少しづつ勉強させて貰ってます。
こんな私ですが教えて下さいね。

投稿: ラッシーママ | 2016年3月25日 (金) 18:34

★nao♪さま

ウィーン美術史美術館のは「ロザリオの聖母」ではありませんか。
私も忘れていたので調べました。
ご友人もフアンですのね。
今回は個人蔵を含めて11作品も来ていますから見る価値があると思います。
ラファエロの聖母子はあちこちの美術館で代表作を見ました。聖母子像としては一番ですね。

殆ど開花していないのに、仕切られたブルーシートの上でお昼から楽しんでいる人で埋まっていました。驚きました。
昨日から寒くなりましたので、長く楽しめそうな今年です。楽しみですね。

投稿: tona | 2016年3月25日 (金) 20:03

★matsubaraさま

もう土筆を味ったのですね。いいですね。
話は違いますが今日、セリを小川で見たので食べたくなりました。
犯罪者のカラヴァッジョは絵が上手でなかったら、一生牢獄生活の人ですね。
喧嘩早く気が荒んでいたようです。

ヒマラヤユキノシタは40年も連れ添っています。ギンギアナムはいつ枯れるか心配な花です。
こちらこそ間に合うそうでよかったです。よろしくお願いいたします。お世話おかけしました。

投稿: tona | 2016年3月25日 (金) 20:11

★ラッシーママさま

そちらでは土筆がいっぱいありそうですが、無くなってきましたか。

上野はこんなに寒く、そしてお花が殆ど咲いていないのですよ。それなのに、場所取りしてもう酒盛りをやっていたグループもありましたよ。

早咲きの桜はピンクの色が染井吉野と違って濃いですね。河津桜がわかったと思っていましたが、何だかあやしくなってきました。わかるのはカンピサクラだけです。

いつもいつも美術のことを読んでいただいてありがとうございます。

投稿: tona | 2016年3月25日 (金) 20:21

 こんばんは。
カラバッジョ展行かれたのですね。
私はずいぶん前に庭園美術館で開催された
「カラバッジョ展」で「果物かごを持つ少年」を見ました。
カラバッジョの少年の顔はあまり好きではないのですが、実物は、写真よりずっと豪奢な印象を受けました。
ほかの作品を覚えていないのが残念です。

ラ・トゥールは学生時代の展覧会で、
「聖ヨセフ」を見て衝撃を受けました。
ロウソクの光に指の骨まで透けて見えるような
気がして、何度も見直しました。
この頃は、まだラ・トゥールは日本で知られていなくて、この絵もあまり注目されていませんでした。
その後ルーブルで再会し、嬉しくなりました。
日本にはもう一度来日したような記憶がありますが・・・
ラ・トゥール展には行っているので、その時かしら。
ラ・トゥールが2点来ているとは気になります。

やっと「フェルメールとレンブラント」『ボッティチェリ」に行きました。
ボッティテェリは見ごたえありましたね。
ライバルのフィッリッピーノ・リッピの作品も
沢山あり、美しさを競っていました。
ボッティチェリはフィレンツェで2回堪能して、思い出深い画家です。

投稿: ☆銀河☆ | 2016年3月29日 (火) 00:13

★☆銀河☆さま

おはようございます。
私は庭園美術館のは見ていませんでしたが、ローマで長距離歩いて「ボルゲーゼ美術館」で『果物籠を持つ少年』など数点を見てきました。少年の顔は自画像だそうで、モデルを雇うお金がなかったからとことでした。
カラヴァッジョはあまりにあちこちにあって見られませんが、マルタ島まで行って2点見られたときは感動しました。
ラ・トゥールいいですよね。最初は2004年5月の西洋美術館でした。ローソクに照らされた顔、マグダラノマリアの数点は忘れられませんね。
今回は「煙草を吸う男」「聖トマス」の2点が来ています。

ボッティチェリ展は私も今回はフィリッピーノ・リッピの作品が初めてで感動しました。
今デズモンド・スアード著『カラヴァッジョの灼熱の生涯』を読んでいる途中です。絵画の霊的ともいえる天才と、性格のあまりのアンバランス、世情などが複雑に絡み合わせて、ちょと読みでがあります。
フィレンツェは2回ほど参りましたが、死ぬ前にもう一度この都市だけにじっくり滞在して歩けたらが夢ですが、加齢の方が猛スピードで進むのであやしいです。
練馬美術館で「国芳とその系派展」をやってるらしいので今週はそこででも遊んでこようかと思っています。
御ブログ旅行などはななめ読みでしたが、あとは最初からじっくり読ませていただき、闘病生活には泣きました。黄色い和服を召されてお母様とご一緒に写っていらっしゃる元気な時の姿は涙なしでは見られませんでした。並みではない強さを秘められておられます。私も見習わなくてはと心から思ったことでした。
コメントありがとうございました。

投稿: tona | 2016年3月29日 (火) 09:03

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