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2016年6月 2日 (木)

「広重ビビッド展」前期・後期 サントリー美術館

                <墨田の花火>が咲きました460x307
今年は桑の実の生り年。ひなびた昔の味で、ジャムにすると美味しいでしょうが、でき方がばらばらで黒くなった途端に落下で採集が難しくて断念です。蟻もいっぱいついてしまってよけいです。525_460x307
ニオイバンマツリは紫から次にピンク薄紫になって、最後に白くなり、それが混ざっているときがきれいです。525_460x307_2

「広重ビビッド展」前期・後期

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広重の絵は以前、江戸東京博物館で「東海道五十三次」を全部見ました。
今回は、原安三郎のコレクションのうち、広重最晩年の「六十余州名所図会」と前・後期に渡って「江戸名所百景」、「十二ヶ月風俗図」、そして北斎の10枚揃った幻の「千絵の海」が全部見られました。版画は「後摺」が多い中、本コレクションは「初摺」でしかも特に早い時期のもので保存状態が良いという揃物の全点公開でした。

「六十余州名所図会」は五畿七道の68ヶ国の名所を題材にしていて、現在の名所でもあり親しみが湧きます。これを見て、そして<美の巨人>で紹介されていた、中央線の沿線にある「さるはし」を見に行きたくなりました。
パンフレットには[阿波鳴門の風波][美作山伏谷]が載っています。7_460x327
「江戸名所百景」は画面が縦長で、あまりにも有名なゴッホが模写した[大はしあたけの夕立][亀戸梅屋敷]を始めとして、右上に亀がぶら下がっている[深川萬年橋]のや、同じく鷲が右上にいたり、[四谷内藤新宿]の馬のお尻と足が画面の大半を占めたり、神社仏閣はそのものは書かれていないなど構図の面白さも楽しめて、全部で119ヵ所の名所が描かれています。
それにしてもビルのなかった当時、スモッグもなく富士山だけでなく遠く筑波山が日常茶飯事見られたのですね。当時の名所も今は面影がない方が殆どです。
狐の絵は[王子装束ゑの木 大晦日の狐火]8_460x327
460x325
葛飾北斎の「千絵の海」は釣りをする人々が描かれています。水の色が綺麗に版画に摺られ、やはり水の色や青い空は版画に非常に映えます。
北斎の[凱風快晴][神奈川沖波裏][千絵の海 五島鯨突] 最後が歌川国芳の[近江の国の勇婦お兼]460x316
広重の生み出した作品はこれだけにとどまらず、まだまだ驚くほどたくさんあります。渓斎英泉との合作「木曽街道六十九次」というのもサイトでも見られますが、見てみたいものです。
これらを彫った彫師、摺った摺師の名前はわかりませんが、凄い腕前だと感心します。

           ▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

昨日朝、テレビで北海道帯広の紫竹ガーデンのオーナーが紹介されたのを見ました。
御年89歳で5万坪くらいでしたか、花を咲かせて、年間12万人の来客を、花々よりもっと派手な洋服に身を包み接待しています。日に数回お召しかえするとかで、素晴らしい洋服を何枚も見ました。

朝5時から庭の手入れを始め、朝8時に入場者の朝食をスタッフで現地のものでバイキング風に提供し、来場者と写真撮ったり、握手したり、サインしたりと超大忙し。食事の場面も写されていましたが、ワンプレートに巨大なトンカツとおかずがのっていて、完食していました。凄い食欲。そして一日中の労働、89歳とは思えない動きです。なんともはや凄いおばあさんがいらっしゃるものと、朝から驚きました。

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コメント

確かに広重が描いた風景の中に自分も立ってみたいと思いますね。
でも、東京ではもうほとんど無理!?
旧東海道の薩垂峠が辛うじて残っているということでカメラ仲間と行ってきましたが・・・
眼下の駿河湾沿いには東海道線や東名高速道路の現代建築が広がっていました。
猿橋は相模川歩きの時に寄りましたが、渓谷美が楽しめるところでした。
あそこなら中央線沿線ですからtonaさんもお出かけしやすいかと思います。

私も以前、帯広の紫竹ガーデンのオーナーの紹介TVを見た覚えがあります。
以前にはなかった北海道中央部の観光名所「ガーデン街道」の先駆けを造った女性・・・
そのパワーには驚かされますね。

投稿: nao♪ | 2016年6月 2日 (木) 12:08

★nao♪さま

東京では完全に無理という感じです。お寺は変わってないはずですが、お寺は絵の中に書き込んでないのです。
薩垂峠から富士山を見てみたいです。
そうなのですか。鉄道と高速道路入りの景色と言うわけですね。

猿橋、確かに沿線ですから行きやすいですね。あの橋桁の作りが殆ど機能美と芸術美で感動しました。

紫竹ガーデンは旅行のツアーの中に組み込まれていますね。
やれ腰が痛いだの膝が痛いだのと庭仕事をさぼり、縮小しているのが恥ずかしいくらいです。
生まれつき強い体力の持ち主なのでしょうか。それとも心から体の強さが持たされているのでしょうか?
           

投稿: tona | 2016年6月 2日 (木) 19:03

有名な浮世絵の数々を一堂に見られて
よかったですね。良いものは何度見ても
飽きないですね。

隅田の花火の白もよいですね。
我が家はピンクで、そろそろアップして
みたいです。

桑の実までお家でなるのですか。
こちらでもあまりありません。

投稿: matsubara | 2016年6月 2日 (木) 21:30

★matsubaraさま

おはようございます。
本当に色が鮮やかで素晴らしかったです。
考えれば、絵師一人のものでなく、彫師、摺師の力も合わさった芸術ですから贅沢です。
いろいろな版があってたくさんの人が所有して楽しめたのですね。

墨田の花火、ピンクのもありますが、matubara家はピンクですか。きれいですね。
桑の木はとても繁殖力が強く、どんどん切らないと隣に侵入してしまいます。そのお隣からいただいたのですから、少々は許してもらえます。狭いのでその点大変なのですよ。

投稿: tona | 2016年6月 3日 (金) 08:24

おはようございます
 
お庭の花たちもいつのまにか夏に衣替えですね。
少し前、TVで東京のアジサイは今年は早いようですと言ってましたが、
こちらでもちょっと早いなと感じています。5月の内から
すっかり色づいていたものもありましたし。
お庭に桑の木があるのですか? たしかに桑の実は一斉にではなく
順々に熟していきますね。鳥に種を散布してもらうにはその方がいい
のでしょうけれど、人間が利用するにはどうするのがいいのでしょうね。
今は冷凍しながら溜めてから料理すればいいのかな??
うちの近辺でも桑の木はちょこちょこみかけます。かって農家が
ほとんどの地域だったらしいこと、製糸工場があったらしいことの
名残なのかなと勝手に思っています。
ニオイバンマツリ綺麗ですね。香りを嗅ぎたいです。
 
広重の絵のダイナミックな構図、迫力ある描写は、昔も今も
人々を強く引き付ける変わらぬ力がありますね。知らず知らず絵の中に引き込まれてしまっています。
そういえば、版画の浮世絵作品が生まれるには、彫り師や摺り師も
重要な役割を担っていたはずですが、それらの人の名前を知りません。
私が無知なだけなのか、それらの人たちの名前はあまり残っていないのか…?
 
紫竹ガーデンのこと、あらら、全然知りませんでした。
素晴らしい季節を迎えていることでしょうね♪

投稿: ポージィ | 2016年6月 3日 (金) 10:02

★ポージィさま

こんにちは。
やはりアジサイも早いのですね。5月から咲いていましたものね。
狭いのに桑の木をいただいてしまったので、伐採ばかりで可哀そうです。でも今年は凄い実を付けたのです。
桑の実はそんな知恵を持って、一斉に熟さないのですね。植物の知恵にはそれぞれ驚かされます。
ニオイバンマツリの香りはなかなか濃厚です。きれいな花ですが、枯れると茶色で汚いのですがすぐ落ちてくれるのがいいところです。

特に広重の「江戸名所百景」の構図は凄いですね。これだけはいろいろ覚えました。
やはり彫り師や摺り師の名前は出ていないようなのですが。

紫竹ガーデンは5000種類の花が咲いているそうですが、このおばあさんが毎朝のように種も今の季節でも蒔いていました。イングリッシュガーデンです。まさに今北海道はイギリスなどと同じく花盛りできれいに写っていました。ありがとうございました。

投稿: tona | 2016年6月 3日 (金) 16:42

「広重ビビッド展」,9月の末に大阪にも来るようですから,
楽しみです。

ところで,
ニオイバンマツリの色の変化は
「紫から次にピンクになって、最後に白くなり」
ではなく,「紫→薄紫→白」かと思いますが。

投稿: gaki | 2016年6月 3日 (金) 19:01

★gakiさま

大阪での展覧会、是非楽しんでください。
ニオイバンマツリの花色の変化、ご指摘ありがとうございました。
この写真でも薄紫に見えますね。
私が見たときは薄いピンク色に見えました。
紫がピンクに見えたりすることが他にも今まであったような気がします。そのとき薄紫だったのでしょう。ありがとうございました。

投稿: tona | 2016年6月 3日 (金) 19:22

こんにちは。ニオイバンマツリは香りが良くて綺麗な花ですね。何年か前に鉢植えで育てていましたが、枯らせてしまいました。写真を拝見してまた欲しくなりました。

投稿: 多摩NTの住人 | 2016年6月 5日 (日) 16:26

★多摩NTの住人さま

こんばんは。
独特の香りが遠くからも匂います。
枯れることもあるのですね。我が家は下手なのでいつまで持つかわかりませんので大事にしたいと思います。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2016年6月 5日 (日) 19:41

tonaさま
ご自宅に桑の木が生えているとは素晴らしいですね。
私なら、熟した実を連日摘んで冷凍庫に貯めて置き、ジャムか果実酒を作ると思います。
クワノキの樹下には、春にキツネノワンとキツネノヤリタケという、地上に落下した桑の実に菌核を形成するキンカクキン科のきのこが生えることがあります。どうぞ来春のお楽しみに。
               色麻村人

投稿: shikamasonjin | 2016年6月 5日 (日) 23:08

tonaさん こんばんは

今朝、テレビで広重の東海道五十三次をやっていましたね。
彫師、摺師、絵師と三者がそろってはじめて素晴らしい作品になるのですね。

生き生きした表情や繊細な雨の線、どの絵も素晴らしく実物を見てみたくなりました。

tonaさんがいらした運河からもう少し野田方面に行くと、
埼玉と千葉の境の江戸川に玉葉橋という橋があります。
天気の良い日はそこから富士山と筑波山が見えます。

投稿: グレン | 2016年6月 6日 (月) 00:18

★shikamasonjinさま

おはようございます。
なるほど、果実酒がいいですね。
来年やってみます。
そして樹下にキノコ2種が。
忘れないようにメモし、楽しみにしています。
教えていただきありがとうございました。

投稿: tona | 2016年6月 6日 (月) 08:39

★グレンさま

おはようございます。
日曜美術館は広重の東海道五十三次でしたね。
私は三島沼津間の一区間だけためしに歩いてみましたが、これが53とは気が遠くなりそうでした。
それでなくとも時代が違いますから大変な事の方が多かったようなリアル感も伝わってきます。
しかし広重の表現もうまいものですね。

そちらの玉葉橋から富士山の眺めは広重の時代の眺めと変わらなく眺められそうに思えます。素敵ですね。ありがとうございました。

投稿: tona | 2016年6月 6日 (月) 08:48

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