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2016年10月23日 (日)

施設見学(ごみと水関係)

自治会の地区長をやっている関係で、可燃ごみ焼却施設と水再生センターと清掃センター内のリサイクルを見学してきました。

●「クリーンプラザふじみ」では可燃ごみ焼却施設の方だけ(リサイクル工場は省略)。三鷹市と調布市の施設で3年前に設立で新しい。当然後で行ったわが市の30年ものの施設と違って、騒音も臭いも全然ない。どこもごみの臭いを含んだ空気は燃やす空気に利用される。

煙突の高さが60m以上になるとピカピカと光らせなければならない決まりがあるけど、直径が10m以上なら60m超えても光らせなくて良いそうだ。ここは高さが100mで直径が10.05m。460x307
敷地内は屋上まで緑化されている。遠くに杉並区の焼却場の煙突が見えた。460x307_2
プラットホームには重さを入口で測定された集塵車が次々とゴミピット内にごみを落としていく。460x307_3
ごみクレーンバケットで2,3tずつごみをピットから持ち上げ、焼却炉に落とす。2炉で288t/日も焼却するそうだ。460x307_4
      これらのシステムはコンピューター制御によって自動化されている460x307_5
          焼却による熱は発電され、ここで使う以外は売られる。460x307_6
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焼却によって発生する排ガス中のダイオキシン類、塩化水素、硫黄酸化物、窒素酸化物、煤塵などを最新の処理技術によって除去し、煙突(中にさらに4本の煙突あり)から出す。
ごみの10分の1は灰になる。その焼却灰と飛灰(焼却排ガス中に含まれる固体の粒子状物質)は施設に運ばれてエコセメントになる。テトラポッドや路肩部分などに使われる。
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            可燃ごみに平気で出す信じられない人がいる460x307_9
                      灰を運ぶ車460x367
           敷地内にさらに6か所で風力、太陽光発電をしている。460x307_10


●北多摩二号水再生センター 国立市にあって、国立市の大部分と立川市と国分寺市の一部を担っている。ここは家庭排水と雨水の両方を浄化している合流式。460x307_11
このコンクリートの下に汚水がある。事前の説明のとき、そこから汲んできたばかりの汚水と、処理された水を見せてもらいました。すっかりきれいになった水もし尿に含まれる人間の血液や胆汁の黄色い色素は完全に消えていない。宇宙では尿を飲み水に変えていたのですね。460x307_12
大きなごみと土砂を沈殿させ、次に沈みやすい汚れを沈殿させ(2~3時間)、そして微生物で汚れを分解し(6~8時間)、そこでできた活性汚泥を沈殿させる(3~4時間)。ここまで最大15時間もかけてきれいにしてもらっているのです。
次は富栄養化しないように窒素やリンを除去し、塩素消毒で大腸菌などを殺菌してから多摩川に流しています。
                      塩素接触槽460x307_16
汚泥は濃縮し、脱水し、焼却して灰にする。それをどうするかを質問しそびれた。

ここは屎尿の臭いが一面に立ち込めていて、働いている人には頭が下がります。

●国分寺市清掃センター 煙突の高さは59m
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ここは狭い敷地に焼却場の建物を中心に、屋外の集塵車が走る道路の両側が粗大ごみ及び不燃ごみや資源回収施設となっていて、市のすべてのごみが集まっている。
焼却炉は30年経って老朽化し、この日も2号ある炉が故障修理中で炉の火は消えていて、可燃ごみがゴミピットに結構山積みになっていた。この修理費が云千万円もかかることもあるそうだ。4年後3市合同のセンターが日野市に出来る予定だが、まだ着工に至っていない。
ここでは可燃ごみの処理は省略して、リサイクルをぐるりと見て回る。仕分けや破砕の一部は全部手作業です。
                   プラゴミの圧縮したもの460x307_13
               粗大ゴミから手作業で取り出したもの460x307_14
                 蛍光灯 水銀系は北海道へ460x307_15
唯一鍵がかけられて保存されていたものは携帯。レアメタルや金など価値が高くて盗まれないように。
アルミ缶も価値が高いので圧縮されて屋内に保存されていました。

知っているようで知らなかったゴミの行方や生活排水の処理を学べて有意義な一日でした。
死ぬまで出し続けるごみ、死んだ後はさらに大々的に出るごみのことを思うと、日頃余計なごみは家に入れないで、ゴミ減量に努めるしかないです。

登山家の田部井淳子さんが亡くなられたとのこと、ファンとしてとても悲しい一日でした。明るい人柄だけでなく、人を楽しく元気にさせる趣味豊かな人、環境問題その他で大活躍し、東日本大震災に遭った高校生を元気づけるために富士山登山をさせるのを5年も続けておられた。今年の7合目でのその様子を映した映像を観て、頬がこけて顔色が悪かったのでもしや悪くなられたかと心配になっていたところでした。惜しい方に逝かれてしまって本当に残念な気持ちです。

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コメント

おはようございます
 
すごく有意義な見学をされましたね。私たちが便利な生活を送ることで
絶対に出るゴミや排水・屎尿の処理。知らずに過ごしてしまいますが、
こういう勉強や見学は、ほんとうは国民全部がするべきことでしょうね。
改めてゴミを持ち込まない・出さないことを考えなくてはと思います。
今日の記事を拝見して、しばらく前にTV番組で取り上げられて知った、
埼玉県の石坂産業という会社とそこの石坂典子社長のことを
思いだしました。
ご興味もたれましたら検索なさってみて下さいね。色々ヒットします。
 
田部井さん、山登りと無縁の私でも好きだなと思う方のお一人でした。
発病されてからもほんとに前向きに明るく頑張ってこられたのに残念です。
今朝は平幹次郎さんの訃報まで… 今年も惜しい方が次々と
逝ってしまわれますね。
 

投稿: ポージィ | 2016年10月24日 (月) 10:01

子供たちの見学も多いのでしょうね、ぜひ全員に勉強してもらいたいと思います。
それにつけても放射能のゴミは困ったものですね。

投稿: 佐平次 | 2016年10月24日 (月) 10:25

tonaさま
ゴミを分別する際に「包装用のプラスチック」が多いことがいつも気になっています。多少とも加工された食料品は大抵プラスチック類の包装がされています。致し方ないことなのでしょうね。

投稿: evergrn | 2016年10月24日 (月) 11:22

夫が地元の自治会長をしておりました10年前、
まだ仕事中でしたので、私が代理で毎回
会長会議に出ておりました。その時焼却施設の
見学にも参りました。会長は全員男性で
代理の私一人が女性でした。
すごい規模でごみが集積され、大工場みたい
でした。

この年は地震体験コーナーも入りました。
濃尾地震も関東大震災も体験しました。どちらも
手すりにつかまっていなくては立っておられ
なかったです。防災の方も東海地震を想定
され、非常食もかなり備蓄されていました。
防災グッズも整えられていました。

投稿: matsubara | 2016年10月24日 (月) 11:23

★ポージィさま

こんにちは。
生まれてからこの方、どれだけゴミや汚水を出したことでしょう。全部処理してもらってありがたいことです。
アフリカとか他の貧しい国々はインフラが整っていなくて、ものすごく臭くて不便な生活をしています。
それを見聞するにつけ、当然のように水やガス電気の供給を受け、そして汚物やごみを出して処理してもらうことのありがたさを感じた一日でした。ありがたいのに、見学だけで登山より疲れてしまいました。

平幹二郎さん、突然死と言うことでしたが、お風呂場で亡くなられていたとか。家族はビックリですが、でもこういう亡くなり方が羨ましいなんて思いました。人手を必要とする長患いや認知症のことを考えるとです。
私、石坂典子さん、テレビで観ました。しっかりした方ですね。どんどん見習ってこうした産業が成長してほしいです。
今日は田部井さんがおられなくなって、悲しいから寂しいと感じています。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2016年10月24日 (月) 16:17

★佐平次さま

三鷹市の方は小学校4年生全員が、調布市は全員ではないですが見学をしているそうです。
感想文もたくさん寄せられていましたが、これは必要な事ですね。
そうそう、放射能のゴミは絶望的ですね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2016年10月24日 (月) 16:19

★evergrnさま

プラスチック包装はいろいろ便利ではありますが、それでも必要ないものまでしなくてもと思います。
プラスチックごみはリサイクルに頑張っていることがわかりました。
一番分量が多いですね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2016年10月24日 (月) 16:22

★matsubaraさま

matsubaraさまも同じように見学されたのですね。
あらゆるゴミを処理していますが、人手でないと出来ない部分もあり、一方すべてコンピューターで制御するというにも初めて見て驚きました。
地震体験、私も一度車に乗って体験しました。
怖い!家の中ではもっと怖く感じるのではと思ったことでした。
大変有意義な見学で、これからもっと進歩して行くのでしょうか。
兎に角ゴミを出来るだけ少なくしたいと反省しました。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2016年10月24日 (月) 16:26

ゴミ処理場ってこんな風になっているのですね。
丁寧な解説、ありがとうございます。
インドの街角では、いたるところにゴミ山があって
そこに、人、ウシ、イヌ、ヤギ、サル、ニワトリなど、あらゆるものが群がっていました。
それはそれで、悲しい光景でした。

投稿: zooey | 2016年10月25日 (火) 15:08

★zooeyさま

インドにいらっしゃったのですね。
よく映像で見ますが、混沌としてすごい風景ですよね。
やはりフリッピンのごみ問題の映像を見ましたが、表現できないようなひどい所に人は住んでいます。
日本の東京も昔はスモッグが中国のようにかかっていて、排気ガスが凄かったです。車の規制やこうした焼却場のきめ細かな処理によって、きれいな環境で過ごせるようになりました。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2016年10月25日 (火) 16:12

あちこちにゴミ焼却場がありますが、熱心に見学されたんですね。
九衛門橋にある下水処理センターは行きましたが、いつかグループ作ってこちらを見学したいです。
最先端の施設は、未来のゴミ問題に希望があるように見受けます。
日の出町に友達がいて、二ツ塚や谷戸沢処分場を山から見下ろしました。
汚泥や灰を埋め立てする段階で、排ガスが発生。
井戸水から化学物質検出されたり、人にも健康被害が起きました。
生協委員をした時に提案して、応募者多数でバスツアーで行きました。
彼女や反対運動する方も一緒にね。
立ち入り禁止なので、やはり山の中から見ますが・・・
樹の葉が枯れたり、実際に井戸水は泡がでていました。
トラスト運動しても町に大枚の補助金が出るので、運動する人は氷山の一角です。
過大包装も止める、区別を厳密に行うなど、個人の認識が一番大事ですね。

投稿: だんだん | 2016年10月25日 (火) 16:27

★だんだんさま

日出町の排ガス発生問題のことはかなり以前にテレビで見ただけです。
ダイオキシン問題以来、家で燃やせなくなったのも随分久しいです。
プラを燃やすと炉が壊れ、国分寺でも改修工事にものすごいお金をかけています。
それでも20年~30年単位で老朽化ということで、可燃ごみの処理にも随分お金がかかるということです。
だんだんさんは随分あちこち見学されて勉強されているのですね。
私は机上やドイツのリサイクルのビデオだけで、実際に見学できたのは初めてです。
下水は川がきれいになるということで、その技術が進む事は喜ばしいです。
日出町の方は浅川と多摩川の交差点の三角地帯ということだけ知りました。
わが市のごみの分別は徹底していますね。そして戸別収集がそうでない市の人から羨ましがられます。
コーラスですが、あの時も声が出ないのに無理やりに入らされたという感じだったのですよ。歌わなかったら本当にかすれ声しか出なくなりました。トホホなのです。
お誘いもありがとうございました。

投稿: tona | 2016年10月25日 (火) 16:45

焼却施設を見学にいらしたのですね。
我が家の近くにも「北野清掃工場」があり、燃やした熱を利用した温水プールがあります。

先日の胃がんの検診は、北野清掃工場に移動バスが来ての検診でしたが
その間にゴミ収集車が列をなして入って来ては出て行きます。
ゴミ収集車が1日でも休んでしまえば、それだけ収集されないゴミが取り残され
街の中はゴミの臭いに悩ませれ大変な事になります。
ゴミは直接、私達の生活に関係してくるので、しっかりと機能させてる方々に感謝です。

投稿: ラッシーママ | 2016年10月25日 (火) 17:37

★ラッシーママさま

ママさんの家の近くにもあるのですか。
ゴミ収集車は三鷹・調布の場合は一日に合計何百台と入ることになるようで、本当にひっきりなしですね。6つのピットへの入り口がフル稼働でした。
本当にストップされたら大変なことになりますね。
自治体と働いている方々に感謝ですね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2016年10月25日 (火) 18:58

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