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2016年10月 6日 (木)

足柄峠と夕日の滝

今歩いている大山街道の伊勢原から西へ続いている矢倉沢往還は、足柄峠を経て沼津宿を結んでいる。現在は、ほぼこの旧往還に沿って国道246号が通っている。

10/2、足柄峠付近から足柄古道を少し歩いてきました。約17000歩。
小田急新松田で降り、バスで地蔵堂まで40分かかって到着。神奈川県の地図で見ると地蔵堂の少し手前辺りに矢倉沢(やぐらざわ)という地名が記されている。ここから矢倉沢往還の名前が付いたようだ。
矢倉沢往還は律令時代は東海道の本道にあたり、「足柄道」と呼ばれ、鎌倉時代に東海道が開かれる前まで官道として機能していた。

                                                 地蔵堂460x307
ここからバスで10分、足柄万葉公園に着く。万葉集の歌と、それらに詠まれている日本古来の植物を紹介する公園。全部で20余を見て回った。460x307_2
                   箱根名物の霧が立ち込めてきてあたりは幽玄な感じになる460x307_3
566x600600x326日本野鳥の会・神奈川支部で「鷹の渡り観察会」が行われていた。説明によるとタカ類、主にサシバがここを通り今晩愛鷹山から浜松付近で1泊し、さらに旅を続けるらしい。

カメラを構えて、じっと待つ会の人々の忍耐心にいつも脱帽。

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              公園内には万葉集の中の歌が碑に刻まれた箇所がいくつかある 460x307_5
                                             からたち460x362
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                         ヤマボウシの実をツアーの人たちが食べていた460x307_7
          ガマズミの実か                ゲンノショウコの群生があちこちに見られた
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万葉公園から少し進むと「足柄関所の跡」がある。江戸時代には東海道の脇往還として機能していた矢倉沢往還には箱根の関所と同等位の関所が置かれていた。307x460
                                          足柄峠(標高759m)307x460_2
右手には「足柄山聖天堂」と金太郎像がある。このお堂にお参りすれば、将来家族に下の世話をかけないで済むという御利益があると言われているそうだ。もっと熱心にお詣りするべきであった。460x307_11
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すぐ先の階段を上がると足柄城跡に出る。今は何も残っていない。展望台からは目の前に富士山が見えるはずだが、まだ霧が立ち込めて残念。460x307_12
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          足柄峠付近から「足柄古道」を最初の地蔵堂まで歩く460x307_16
          一部石畳になっていて峠越え古道の雰囲気に浸れる307x460_4
古道に入ったらきのこがちらほら。前に教えていただいたことがあるようなのもあったがもちろん名前が出てこない。(クリックで大に)
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    オオシロカラカサタケ?         コナカブリテングタケ?
shikamasonjinさまありがとうございました。
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      トリカブト                  ソバナ
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        クサボタン              ホトトギス
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       オジギソウ
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地蔵堂に着いてそこから1㎞程の所に「夕日の滝」がある。金時山斜面から酒匂川へ流れ出る内川上流にかかる滝で、夕日に映えるそうだ。307x460_7
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                 イノシシの皮が干してあった460x307_31
まだ大山には達していないけれども、大山街道の続きの街道を少し歩くことが出来、大満足の一日でした。

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コメント

この度のことでは申し訳ありませんでした。

万葉集の歌を紹介下さりありがとうございます。
枳の文字のハの部分が消えていますね。

ちょっと露骨な歌ですが、万葉の時代は
そういうものでしたから・・・
刀自は、主婦なのですが、その前の句の言葉が
ちょっと・・・ここに書くのもはばかられます。

投稿: matsubara | 2016年10月 6日 (木) 11:36

★matsubaraさま

こちらこそ何も知りませんで失礼いたしました。

「からたち」のこの歌、内容もわからず載せましたが、そうだったのですか。
他に10数枚、万葉の歌を撮影しましたが、どれもちゃんと理解できないままでいます。
撮った写真は捨ててしまいますが、もう一度読んでからにします。
万葉時代の人々もこの足柄峠を通って防人に行ったとか。
遠い道のりで残された家族の思いは中国の西域に戦争のために旅立つ人や残された家族の思いにも通ずるものがありますね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2016年10月 6日 (木) 13:17

こんにちは
 
国道246号というと、交通量が多くて渋滞していることが多い主要道路、
という認識しかありませんで、矢倉沢往還、足柄古道という名前は
初めて知りました。長年神奈川に住んでいても知らないことがほとんどです。
万葉の時代から鎌倉時代のころまでは、東海道よりも主要な道だった
のでしょうか。さまざまな物が残っていますね。
山の中を抜ける石畳の細い道など、タイムスリップの気分に浸れます。
古のころの現実は、人・動物・天候と、危険がいっぱいだった
のだろうなとも思いますが、秋の花や実、茸たちがいっぱいで、
往時も目を楽しませてくれたでしょうね。

投稿: ポージィ | 2016年10月 6日 (木) 16:13

★ポージィさま

こんにちは。
暮れるのが早くなってきましたね。今日が最後の暑さでしょうか。
神奈川県に住んでいたので国道246の名前は聞いていましたが、このように走っているとは思いませんでした。
足柄山の金太郎で有名な足柄はそういう山はないのですね。でも峠から古道を下って歩くことが出来、悠久の昔を偲べました。
石に苔が生えたところは(今年雨が多かったからでしょうか)滑りやすくてそろりそろりでした。
関が設けられた一つに、盗賊よけがあったそうです、と書いてありました。しかし女性はそのあたりの住民であるという許可を得た人しか通れなかったそうです。
秋も、なかなか花や実が賑わいを見せている古道でした。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2016年10月 6日 (木) 16:52

これも楽しそうな道ですね。史跡あり、植物ありで私もいつか歩いてみたいです。

投稿: 多摩NTの住人 | 2016年10月 7日 (金) 08:32

 足柄古道とは、ずいぶんマニアックな道(すみません!!)を歩かれたのですね。
 お堂あり、万葉集の歌と古来の植物の公園、
関所跡、足柄峠など、味わいある見どころが多いのですね。
古来の道として、長く利用されてきたのがよくわかります。

↓次太夫堀の事を書いてらっしゃいましたが、
偶然9月に友人と世田谷区の次太夫堀公園を歩きました。
そんな歴史があったとは全く知りませんでした。
大山街道シリーズ面白いです。
浜田庄司が溝の口出身でしたか!

投稿: ☆銀河☆ | 2016年10月 7日 (金) 10:56

★多摩NTの住人さま

万葉公園には万葉時代にもあった樹木がありますが、見上げても木について何もわからない私でした。もちろん名前は聞いたことがある木ばかりなのですが。
足柄古道は植物の宝庫、これまた名前がさっぱりわからないので、随分見逃しています。
是非歩いてみてください。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2016年10月 7日 (金) 15:43

★☆銀河☆さま

面白いと言ってくださって嬉しいです。
ありがとうございます。
次太夫掘公園は民家園がありますね。私も以前行きました。
改めてHPを見ましたら園内に次太夫掘(六郷用水)が流れています。全然知りませんでした。
今回の家康命令の大山街道を横切っている用水につながっているのですね。
浜田庄司は益子だとばかり思い込んでいました。そして岡本かの子の生家がこの通り沿いにあって、太郎もそこで生まれたなんて知らなかったです。

足柄古道の一部に石畳みが残っているのでいかにも昔の街道という感じでした。
鎌倉時代に今の箱根を越える東海道が出来たようで、平安時代まではこの道が主道路だったのですね。江戸時代には大山詣でが盛んになって脇往還として使われていたのも頷けました。

投稿: tona | 2016年10月 7日 (金) 15:59

国道246号は、我家のすぐ近くを通っております。
この辺りでは厚木街道と呼ばれますが
都心では青山通りと呼ばれ、妙にお洒落な顔をしています。
イノシシの皮に驚きました!
それほど遠くない処に、こんな世界があるのですね。

投稿: zooey | 2016年10月 7日 (金) 19:42

★zooeyさま

国道246は大山街道にずっと沿っていて、伊勢原あたりで大山へ行く街道と別れ、その続きが矢倉沢往還に沿って続いて、この足柄峠を通っていました。
大山街道ではこの間梶ガ谷駅の先でくぐりました。その前は荏田でくぐりましたっけ。その後もずっとつかず離れずでした。
zooeyさまの近くを通っているそうですが、街道は八幡下で暫く246沿いに歩きました。

イノシシの皮は大小あって、小さいのは縞々模様がなかったですが、ウリ坊のものの大きさです。猪も鹿もこの頃増えているそうですね。この皮は何にするのでしょう。

投稿: tona | 2016年10月 7日 (金) 21:29

tonaさま
こんばんは。tonaさんが各地に出かけて色々なきのこの写真を撮影し、ブログに公開してくださるお陰で、私も大いに勉強(ボケ防止?)になってます。ありがとうございます。ですが、今回のきのこは難しいです。上の4枚は、残念ながら不明です。下の2枚は左がオオシロカラカサタケ?、右はコナカブリテングタケ?、自信はありません。

投稿: shikamasonjin | 2016年10月 7日 (金) 21:47

★shikamasonjinさま

こちらこそそう言っていただいて恐縮しております。
いつも教えていただきありがとうございます。
中にはこの間見たのと同じのがあって載せませんでした。
足柄峠から古道におりてからやっときのこが出現してきました。最初このあたりにはきのこが生えないのかと思ってしまいました。
写真が上手く撮れないですみません。
それにしてもきのこの名前がみんな面白いです。
今日でもう41種類も教えていただきました。
いちいちまた写真で名前を確認しないと名前が出てこないです。今年は雨が多かったし、秋に小さな山を昨年より歩けてきのこをたくさん見られて嬉しかったです。花と同じ、芸術品みたいに見えます。

投稿: tona | 2016年10月 7日 (金) 22:10

足柄峠も、箱根の剣に与す一部だったのでしょうね。
標識見ると反対側が金時山で、何度か登ったなと見ました。
先日から歩け歩けで頑張られて、素晴らしい!
まともなハイキングもしなくなって、寂しい限りです。
すごいキノコですね、トリュフなぞ発見できないかしら~

投稿: だんだん | 2016年10月 8日 (土) 15:07

★だんだんさま

金時山は反対側の仙石原、金時神社から一度だけ登りました。簡単に登れそうに書いてありましたが、地図で見ますと、足柄峠からの方が距離が長そうです。
今年はきのこだらけで、本当にいろいろな色や形を見る事が出来ました。
トリュフ!まだ一度しか食べたことがないです。豚だかワンちゃんを連れて探してみたいけれども、それは遠いイタリアでしょうか。
歩けなくなったら、歌もダメですし、目も悪いしどうしようと思いますが、その時にまた考えます。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2016年10月 8日 (土) 16:48

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