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2016年10月 9日 (日)

『ホセ・ムヒカの言葉』佐藤美由紀著

            茅ヶ崎で初めて見た白花のルコウソウです

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『世界で最も貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉』
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ホセ・ムヒカとは南米ウルグアイの第40代大統領で、2012年のリオ会議で「もっとも衝撃的なスピーチ」をした人だ。ウルグアイは日本の半分の土地に300万人が暮らす。
<豊かさとは何か><前世で大切なこと>などホセ・ムヒカの言葉で語られた1冊がこの書。

そのスピーチはどこの国もきれい事[持続可能な発展と世界の貧困をなくすこと]を語っているが、その本音は現在の裕福な国々の発展と消費モデルを真似すること。
全世界の人がこうなるには、この地球1個では足りないということ。環境危機でなく政治的危機問題なのだ。
私たちは発展するために生まれてきたのではなく、幸せになるために地球にやってきた。
その発展とは、愛を育むこと、人間関係を築くこと、子どもを育てること、友達を持つこと、そして必要最低限のものを持つこと。
貧乏な人とは、少ししか物を持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ。

<私は貧乏ではない。質素なだけです>と語る大統領は
水道のない倒れそうな3部屋だけの農場に住み、131万円の給料のうち、約90%は慈善事業と所属する政党に寄付する。残りは将来自分の農園に貧しい子どもたちを受け入れる農業学校をつくるために貯金する。暮らしは上院議員の妻の収入で暮らしている。その生活費は月に1000ドル。大統領官邸に住まず、大統領専用車を使わず、いつも愛車だ。海外出張はエコノミークラス、または他国の大統領専用機に便乗だそうだ。
連日の都議、国会、地方の県議、市議、無駄遣い国家日本、借金ばかり増やす、これらの面々に、大統領の爪の垢を煎じて飲んでもらいたいものだ。
この言葉もいいですね。<お金があまりに好きな人たちは、政治の世界から出て行ってもらう必要があります>

若い頃、都市ゲリラ・左派の過激な武装グループ「トゥパマロス」に参加し、結果、13年間の獄中生活を送る。
言いようのない孤独と、自分がいつ発狂するのではないかという恐怖から破壊寸前だった精神も8年目に読書を許され、死の次に恐ろしい孤独から開放され、人生においての限度を知り、どんな小さなことでも有難味を持つようになったと言います。
1935年生まれ。1995年から下院議員。2005年農牧大臣として初入閣。2010年~2015年まで大統領。5年任期を満了して大統領を退任。一国会議員に戻って現在に至る。

獄中で得られた数々の哲学がたくさん言葉となって散りばめられた1冊です。

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コメント

白いルコウソウがあるとは知りませんでした。
清楚でよいものですね。

世界にはまだそんな奇特な政治家がおられた
のですね。日本の議員に読んでほしい本ですね。
汚職は都議から地方に広がり救いようが
ないです。舛添さんだけかと思いきや、蔓延
しています。兵庫の野村議員の号泣も何だった
のでしょうね。恥ずかしくもなく・・・

投稿: matsubara | 2016年10月 9日 (日) 09:51

戦争を好むのも結局はお金が欲しいからでしょうね。
ムヒカ党ができないものか。

投稿: 佐平次 | 2016年10月 9日 (日) 10:04

こんにちは
 
白花のルコウソウとの出会い、おめでとうございます。
グリーンの葉に赤鮮やかさも良いですが、白の清楚さも良いですね。
 
ホセ・ムヒカ氏、しばらく前に来日してましたね。
たまたま、ほんの一部ですがインタビュー等していたTV番組を見て、
経歴や考え方など知りました。
「足るを知る」という言葉が思い出されます。
何をもって「足る」とするかですね。
経済発展 経済発展 と言われますが、どこまでもこれまでのような
発展を続けることなど、(それも全世界の国々が)不可能に思えてなりません。
それが分かっているから世界中で今の社会を壊してしまえという
勢力が続々と生まれているのでしょうか。

投稿: ポージィ | 2016年10月 9日 (日) 11:04

★matsubaraさま ありがとうございます。

赤色のルコウソウ自体、個人の家でも殆ど見かけないのに、白いのがあることを知りませんで、見たときは驚きました。

野々村議員とは違うのですが、わが市にも家訓もはばかられるとても恥ずかしい議員がいて、それなのに当選を続けてしまうのです。入れる人も入れる人。とても理解できません。
日本の議員にはこんな人はいないのではないでしょうか。
小池都知事には頑張ってほしいところです。

投稿: tona | 2016年10月 9日 (日) 14:39

★佐平次さま ありがとうございます。

戦争をするとお金を儲ける企業、産業や人がたくさんいるのでそのよう仕向けているのだそうですね。
日本にももう少しましな政党が出来ないものでしょうか。選挙のたびに入れる党や人がいなくて困ります。
ムカヒ党が出来たら圧勝ですね。

投稿: tona | 2016年10月 9日 (日) 14:42

★ポージィさま ありがとうございます。

こんにちは。
白のルコウソウが実家のすぐそばの家に咲いていました。白い色のお花は写真にははっきり撮れないのが残念です。

ホセ・ムカヒ氏が来日されていたのですか。全然気がつきませんでした。
写真に写っている顔はとてもいいお顔していますね。
過去に発狂寸前の精神状態に追いやられるという苦労をされていたとは、とても思えません。
今の世界の人が全員私たちのような生活は出来ないのです。せめて無駄のない贅沢しない生活をするべきだと教えられます。
昨年からますます激しくなったムスリムの人々の無慈悲ともいえる戦争を仕掛けてくるのもポージィさんがおっしゃることなのですね。
それが日本に上陸したら恐ろしいことです。でももうどうなるかわかりませんね。解決への道は遠すぎます。

投稿: tona | 2016年10月 9日 (日) 14:53

ホセ・ムヒカ氏が来日された時、
結構話題になりました。
「世界一貧しい大統領」という言葉は聞きましたが
水道もない、3部屋だけの家に住んでいることも
13年間投獄されていたことも知りませんでした。
ありがとうございます。

投稿: zooey | 2016年10月 9日 (日) 23:39

こんばんは (^o^)/!
いつも読み逃げばかりで、すみません。

<お金があまりに好きな人たちは、政治の世界から出て行ってもらう必要があります>

まさに「その通り」ですね。
国会議員から末は村会議員まで、とにかくお金に群がる人には政治に関わって欲しくないです。

投稿: 慕辺未行 | 2016年10月 9日 (日) 23:44

★zooeyさま ありがとうございます。

ホセ・ムカヒ氏のことが話題になったことは知っていたのですが、来日したことを知りませんでした。
氏へのインタビュー形式ではなく、あちこちに話された、あるいは書いたことがまとめられているものでした。
どうして貧しいと言われたかわかりましたが、ご本人はこういう現状を貧しいというのではないと言い切っていました。

投稿: tona | 2016年10月10日 (月) 08:05

★慕辺未行さま

おはようございます。
コメントありがとうございます。
夕張市長さんくらいのものではないでしょうか。
後は100%お金のために政界に入っているように思われます。
更新されているのも気付かずに失礼しました。
私は慕辺未行さまと比較にはならない境遇にありながら、身体的なダメージでこの1年同じような心持に時々陥りました。辛いお気持ちの一部がわかります。お大事になさってくださいね。

投稿: tona | 2016年10月10日 (月) 08:14

先日彼岸花を観に行った「みずほエコパーク」の入口に、赤い可愛い花が咲いてて
一緒に見た他のグループの方に名前を訊いたのですが知らないと言ってたのですが
ルコウソウと言うのですね。

私もホセ・ムヒカと言う名前は、ラッシーパパがTVで知って教えて貰いました。
世界で最も貧しい大統領 ホセ・ムヒカと周りから言われても
私は貧乏ではない。質素なだけです・・・どとは日本の大勢の議員に聴かせたい言葉ですね。
こんな素晴らしい人が大統領だったのですから
ウルグアイは良い国になりますよ。

投稿: ラッシーママ | 2016年10月10日 (月) 16:31

ルコウソウ、知りませんでした。見ても分からないかも(涙)
ムヒカ氏の来日とその演説は、少なからず日本人に衝撃を与えましたね。

平和憲法九条を支持する知り合い数人が、南米コスタリカを訪ねました。
武器を持たず、代わりに鉛筆を持つ教育推進で世界で知られています。
貧しい国ですが、識字率95%の国。
アメリカの援助を受けると、徴兵されるので断ったそうです。
そして、ムヒカ大統領を知るためにウルグアイにも行きました。
写真を見せて貰ったのですが、国民の笑顔が素敵でした♪
努力している南米を侮るなかれですよね。

投稿: だんだん | 2016年10月10日 (月) 18:42

★ラッシーママさま ありがとうございます。

ルコウソウは赤しかないと思っていましたので白いのを見て目を疑いました。
まだまだこんなことがいっぱいありそうです。

この本を読んで、日本の政治家にはがっかりすることばかりです。
何時も選挙のときに入れたい人がいないのが悲しいです。
ウルグアイは確かに今まで大変だったようですが、ホセ・ムカヒ氏のことは国民にも伝わったでしょうね。この後に続く人が育成されれば万歳です。

投稿: tona | 2016年10月10日 (月) 19:14

★だんだんさま ありがとうございます。

ルコウソウの赤いのは東京都薬用植物園で写真を撮りました。近所では見かけません。

私はムカヒ氏の来日さえ知らなかったのですが、その後どこかで知って、本に辿り着けました。
コスタリカは珍しい動物や植物に溢れた国ですね。識字率95%とは凄いです。
政治がここもいいわけですね。
お知り合いがウルグアイにもいらしたそうで、得るものが多かったのではないでしょうか。
人々の笑顔は本の大統領の笑顔みたいだったのでしょう。

投稿: tona | 2016年10月10日 (月) 19:22

 ホセ・ムカヒ氏の来日は
世界で最も貧しい大統領というテレビの短時間の紹介で知りました。
その後、月1回、日本の情勢を解説して下さる
先生がDVDを貸して下さると言ってましたが、
先生が病気になり借りられませんでした。

本があるのですね。
読んでみます。
それにしてもいいお顔ですね。人格が顔に出ています。

投稿: ☆銀河☆ | 2016年10月11日 (火) 13:36

★☆銀河☆さま ありがとうございます。

来日もされたようで知らず、テレビでも紹介されたことを知らず、何かで知って本があることがわかりました。
DVDもあるのですか。
本当に表紙の写真で拝見するといいお顔で、トランプ氏と比べてしまったくらいです。
81才でもまだお元気で国会議員を務めておられるのですね。まだまだ長生きして活躍してほしいです。
そして多くの世界の政治家を啓蒙してほしいものです。道は遠そうですが。

投稿: tona | 2016年10月11日 (火) 14:50

白花のルコウソウは以前見たことがありましたが、最近は見ていませんでした。またどこかで見たいと思います。ホセ・ムヒカ氏は良く知りませんでした。興味深く拝読しました。

投稿: 多摩NTの住人 | 2016年10月12日 (水) 08:31

赤いルコウソウは9月に野山を歩くと時々見ますが、白もあるとは知りませんでした。

世界で最も貧しい大統領 ホセ・ムヒカ氏が来日した時、TVでも取り上げられ知りました。
日本の政治家のテイタラクに呆れるばかりの中、彼の話しに刺激を受けました。
今年のノーベル平和賞もコロンビアの大統領でしたね。
侮るなかれ南米!です。

↓大山街道の続きの足柄古道歩き、ワンゲルの会でも去年やりましたが、スケジュールが合わずに行きそびれました。
tonaさんの画像や紹介を拝見し是非行きたくなりましたよ。
夕陽の滝や足柄峠は5年前の12月に地蔵堂から足柄峠経由で金時山に登った際に歩いていますが。。。
北側斜面で凍っていてアイゼン装着でした。
でも、足柄峠から眺めた富士山はサイコー!でした。


投稿: nao♪ | 2016年10月12日 (水) 10:28

★多摩NTの住人さま

今日2度目になりますが、長津田の方で白のツコウソウヲが見られて、めったにないことがあるといいことがあるような気さえしてきました。
興味を持って読んでいただいてありがとうございました。

投稿: tona | 2016年10月12日 (水) 19:30

★nao♪さま

南米もリオは治安が悪いとオリンピックで言っていましたが、コロンビアやヴェネズエラは特に首都は外にも出られないほど危険と言われています。実際私もヴェネズエラの首都では外に行けませんでした。
ウルグアイは今の所何もなく平和で、このような方が大統領としておられたことは十分に機能していますね。
日本もどうにかなって行ってほしいです。

地蔵堂から足柄峠経由の金時山登山、この日もいましたよ。私は金時神社側からしか登っていませんが、頂上で富士山が見られたのはとても良かったです。この日は峠は一面の霧で富士山どころではありませんでした。北側からは12月は氷が張っていることがあるのですね。驚きです。
古道はお花やきのこがいっぱいでなかなか霧にもマッチして、往時を偲べました。ありがとうございました。

投稿: tona | 2016年10月12日 (水) 19:41

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