« 東海道五十三次歩き8 府中~藤枝(1) | トップページ | 東海道五十三次歩き8 府中~藤枝(3) »

2017年8月 9日 (水)

東海道五十三次歩き8 府中~藤枝(2)

6/28に日本橋から大森まで歩いた時に、平和島駅近くの大黒屋が定休日で「のり大福」を食べられなかった。ところが1昨日娘がしながわ水族館に行った帰りに大黒屋で買ってきてくれた「のり大福」を味わいました。夕ご飯を食べた後にもらい、消費期限がその日の内で、冷凍も考えたけれども、どうしても食べたくて、家の近所を散歩してから戴いた。
のりは青海苔で(黒い浅草海苔を想像していた)ほのかに香り、餡も上等で美味しかったです。今は大森は海苔の養殖をしていないけれど、当時の大森を偲び、のり大福を作り続けているそうだ。御馳走様でした。
450x338 450x338_2

                     ¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨

                  丸子の消火栓 富士山と丸子川と丁子屋の建物か?450x338_3
丁子屋を出て高札場。ここが丸子宿西見附で、ここから次の岡部宿の間にある宇津ノ谷峠に向かう。

        歩きはじめるとすぐ右側奥に行ったところに誓願寺がある450x338_4
ここには大阪冬の陣の原因となった「国家安康」の京都方広寺鐘銘事件の家康への申し開きで、片桐且元が滞在した寺だ。境内に且元夫妻の墓がある。450x338_5
丸子は紅茶発祥の地である。丸子の多田元吉は、明治9年政府からインドに派遣され、紅茶製造技術を全国に広め、丸子に茶園を開いた。伝統の紅茶造りは今も続いている。450x338_6

●宇津ノ谷の集落から宇津ノ谷峠へ

宇津ノ谷峠には古代から現代まで6つの道が現存する。
① 蔦の細道(古代から中世への道)平安時代の歌人在原業平が『伊勢物語』の中で、「駿河なる宇津の山べのうつゝにも夢にも人にあわぬなりけり」と詠んでいる。その他新古今和歌集や紀行文、歌舞伎にも取り上げられている。
② 東海道(近世の道) 1590年秀吉の小田原征伐の時に開かれたとされる。
③ 明治のトンネル道  徒歩でしか通過できない
④ 大正のトンネル道  車で通過できる
⑤ 国道1号上り(昭和の道)
⑥ 国道1号下り(平成の道)

宇津ノ谷の集落へ左の道を入る。集落の左手には昭和と平成のトンネルが見え、車がビュンビュンと絶え間ない。450x338_7
338x450
338x450_2
         この集落の各家にも屋号が残る
338x450_3 450x388

御羽織屋は機知に富んだ主人が秀吉から羽織を下賜された家で、家康から贈られた茶碗もあり、訪問者の芳名録も凄いとのことだが、この日はお休みだった。

                      慶龍寺450x338_9
ここには十団子の句碑がある。峠の人食い鬼を地蔵が僧侶に化けて、鬼を団子に変身させ、その団子を10個に砕いたという由来がある。450x338_10
お地蔵様がいっぱい
450x338_11 450x338_12

450x338_13

         集落を通り抜け登って行く。宇津ノ谷の集落が見えた。450x338_14
明治のトンネルに行ってみた。長さ230m、工費3万5千円、延べ人夫21万人。登録有形文化財。
トンネルの中の涼しいこと。我が人生で快い涼しさのナンバーワン。トンネル内にハンモックを吊って1時間でも昼寝が出来たらもう極楽。それも叶わずトンエルを抜ければ近道になるが、東海道・近世の道に戻って宇津ノ谷峠に向かう。450x338_15
450x338_16
                     馬頭観音450x338_17
                     峠への道2_450x338
338x450_5
  峠の地蔵堂跡の石垣。ここにあった地蔵が先ほどの集落の慶龍寺に移された。450x338_18
                      宇津ノ谷峠338x450_6
峠を降り切ると坂下地蔵堂に着く。この地蔵尊は宇津ノ谷峠を越えようとする旅人の安全を守り、堂前の木陰は旅人の疲れを癒した。450x338_19
やがて岡部宿の案内板が出てきた。
笠懸松と西住の墓への道をかなり登って行く。かなり高い所にそれはあった。ここは西行が弟子の西住と東国への旅の途中に起きた悲しい物語の舞台という。

                      西住の墓338x450_7
         西住が辞世の句を書いた笠を懸けた松。2代目という。338x450_9
                        続く

|

« 東海道五十三次歩き8 府中~藤枝(1) | トップページ | 東海道五十三次歩き8 府中~藤枝(3) »

コメント

東海道の難所は箱根と大井川だけかと思いましたら
こちらもそうなのですね。
6つものコースがあるとは・・・
徒歩で東海道を行かないと分かりませんね。
こういう発見があるのも旅の醍醐味ですね。

私のように怠けていてはダメです。

先日テレビで老夫婦が、三条大橋で記念
写真を撮っていました。弥次喜多の像の前で・・・
踏破され嬉しそうでした。

投稿: matsubara | 2017年8月 9日 (水) 14:42

★matsubaraさま

峠は箱根と、小夜の中山、鈴鹿が難所だそうです。次回あたり、大井川と小夜の中山だと思います。箱根より凄いそうですから。
宇津ノ谷峠はそんなに大したことはないです。

三条大橋に弥次喜多さんの像があるのですか。
何時の日か、私も立てるでしょうか。
早速にありがとうございました。

投稿: tona | 2017年8月 9日 (水) 16:09

こんにちは
 
「のり大福」お食べになれたのですね。良かったですね~(^^)
餡を使う大福もちに使う海苔は、青海苔が美味しいかもですね。
 
丸子に片桐且元の滞在したお寺やお墓があるとは知りませんでした。
もう少し西の方のような気でいました。
尤も、駿府の位置が私の頭の中で根拠なくぼんやり思っていたよりも
東でしたから、そこからして間違っているのですが。
丸子が国産紅茶発祥の地というのも初めて知りました。
今もちゃんと作られているのですね。新東名の静岡SA で販売されて
いるようですから、この次SAに寄る機会があったら、忘れずに探して
みたいと思いました。
宇津ノ谷峠(東名高速と新東名高速の間に当たるのですね)のことも
何も知りませんでしたが、6本も峠越えの道が
あるとは、昔の人にとっては
難所のひとつだったのでしょうか。
鬼を団子にしたという伝説もあるほどですし、山賊の巣窟
だったのかしら?とちょっと物騒なことも思いました。明治のトンネルの涼しさ気持ちよさそうですが、
人の往来がないと寂しい感じもしそうな峠道ですね。
やがて集落が見えてきたらホッとしそうです。
 
この辺り、歴史に名を遺した人たち縁のものが多く残されて
いるように感じながら拝見しています。

投稿: ポージィ | 2017年8月 9日 (水) 18:00

★ポージィさま こんばんは。

お陰様でのり大福を食べることが出来ました。
餡子は別腹です。生意気にも餡子評論家に勝手になろうとしたりしてます。

片桐且元ですが、夫妻でこちらで家康に会って大阪に帰ったりしたのでしょうに、何故こちらにお墓があるのか、あの頃の歴史を丁寧に読まないとわからないです。
西行と弟子の西住の悲しい話も弟子もあわれですし、知りませんでした。

紅茶については、東名は富士山の所までしか行っていませんし、行く機会はまずないので、静岡SAを通りかかった折には、あるか是非見てきてください。

宇津ノ谷峠はとても印象的です。特に道2つとトンネルが4つ並んであって、凄いですね。昔の道は難所のようでしたね。お話にもあるし紀行文にも必ず書いてあるようです。
十団子の話、なるほど、山賊の巣窟などを連想しますね。ポージィさんはさすがに思考過程が奥深くていつも凄いと思います。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2017年8月 9日 (水) 19:31

のり大福、私も名前を聞いただけでは
黒い海苔が張り付いている大福を想像してしまいましたw

この暑い中、よく歩かれますね。
涼しいロシアでは歩きましたが
私はこの暑さでは無理です~
涼しいジムの中では運動していますが。

投稿: zooey | 2017年8月 9日 (水) 22:37

こんばんは(^o^)/!
前回に続いてコメントさせていただきます。
丸子が日本の紅茶発祥地だったことは、初めて知りました。
私の頭の中では「丸子」は『丸子梅園と丁子屋』のイメージが強く、まさか紅茶の栽培を始めたところとは、意外でした。

丸子梅園は、国道1号線沿いで「丁子屋」さんのすぐ北にあります。歩いても1~2分の距離です。
1月下旬から2月初旬が見頃になるかと思います。機会あれば併せてお出かけください。

投稿: 慕辺未行 | 2017年8月 9日 (水) 23:23

tonaさん、こんばんは~♪
「のり大福」、美味しそうですね。
大森名物だそうですが、知りませんでした。

片桐且元と聞いて、昨年の大河ドラマ「真田丸」を思い出しました。
その且元が誓願寺に眠っているのですね。
歴史が生きていることが感じられます。
大阪冬の陣では確か徳川方についていたような・・・
裏切り者のように写りましたが、実際のところはどうだったのでしょうね。

明治のトンネルや東海道(近世の道)は趣がありますね。
峠への道は厳しそうだし、地蔵堂跡の苔むした石垣も風情かあります。
私もtonaさんと一緒に歩いているつもりで拝見しました。
ありがとうございました。

投稿: hiro | 2017年8月 9日 (水) 23:49

★zooeyさま ありがとうございます。

意外や青のりだったのです。買わなかったらずっと黒い海苔のイメージの大福のまま思い続けたでしょう。
歩けたのは涼しい風が吹いていて、日陰が涼しかったことです。湿度もそれほどではなかったのかとも。
ロシアとは段違いの蒸し暑い日本、オリンピックが出来るのでしょうか。

投稿: tona | 2017年8月10日 (木) 08:15

★慕辺未行さま おはようございます。

お忙しいのにコメントを寄せていただきありがとうございます。
丸子梅園は丁子屋からそんなに近くにあったのですか。
貴重な情報をありがとうございました。
日本平は行ったものの、久能山などまだですし、寄り道したいところがいっぱい出てくるものです。行かれれば嬉しいです。
お茶の栽培の方も勉強しなくては、といろいろ知らないことに目が開かれる思いの旅です。

投稿: tona | 2017年8月10日 (木) 08:20

ちょっと歩いてから大福、気持ちはわかるなあ^^。

投稿: 佐平次 | 2017年8月10日 (木) 08:22

こんにちは。先日、43年前の宇津ノ谷峠を思い出したところでしたが、こちらの記事を見てビックリです。私が通ったトンネルは新道でしたが、旧道はこんなトンネルなんですね。とても興味深く拝見しました。

投稿: 多摩NTの住人 | 2017年8月10日 (木) 08:22

★hiroさま おはようございます!

旧東海道沿いも旅人の要求を満たすために、甘い和菓子、お饅頭系の名物ぞろいですね。
思いがけずいろいろ食べることが出来ました。この後もそれが楽しみです。

片桐且元のことを教えていただきありがとうございました。
何故徳川のお膝元にお墓があるのも納得でした。最後は苦悩の選択を強いられ、徳川方についたのですね。今、サイトで大雑把に見てきました。パソコンがあってとても有り難いです。

明治のトンネルはもう一生忘れられません。昨日のような猛暑日には特に思い出して、あのトンネルに入りたくなりました。
この宇津ノ谷峠はそれほど厳しくないですよ。超ミニ登山といったところです。
こちらこそありがとうございました。

投稿: tona | 2017年8月10日 (木) 08:28

★佐平次さま ありがとうございます。

食後に大福をもらったので、夜の散歩に2回も出かけました。
別腹で美味しくいただけたのが嬉しかった。
お酒より饅頭の方が好きなのですよ。

投稿: tona | 2017年8月10日 (木) 08:37

★多摩NTの住人さま

私も昨日の記事を拝見して偶然ながら驚きました。
新道を通過されていたとは!
車がなかった当時にしてはこのトンネルは幅が広いなあと思いました。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2017年8月10日 (木) 08:42

豆大福は知っていますが、のり大福というものがあるとは・・・。
さすがに海苔で知られる大森ですね。

旧東海道のこのあたりもまったく知らないところです。
片桐且元の墓はここにあったのですか。
紅茶発祥の地が国内にあることも知らなかった・・・。
ご紹介の旧東海道には見どころがたくさんありますね。
馬頭観音は旧中山道や旧東海道で何度か見ました。
長い年月、風雨にさらされたためでしょう
摩滅している像が多く輪郭がぼやけていました。
そのことが行き交う旅人を見守ってきた証のように思いましたね。

峠への山道と同じような光景を何度か経験しました。
峠に差し掛かるとホッとすることが多かったですね。

投稿: Saas-Feeの風 | 2017年8月11日 (金) 05:07

★Saas^Feeの風さま

のり大福の存在にはびっくりしました。
もっともこの頃テレビで紹介されている中に驚くような組み合わせて作られた食べ物がありますが。
国内で紅茶を作るにあたって、最初は中国、インドに勉強に行ったのですね。その方がここでのお茶で作ったというわけで、知らなかったです。
馬頭観音は富士山裾野にも時々見かけましたが、おっしゃるようにもう馬の顔がはっきりしないのが殆どでした。
この日は暑かったので、峠は涼しくおまけにトンネルの涼しさを味わえて、他の季節でしたら感激が薄かっただろうと思いました。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2017年8月11日 (金) 06:34

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/146506/65642535

この記事へのトラックバック一覧です: 東海道五十三次歩き8 府中~藤枝(2):

« 東海道五十三次歩き8 府中~藤枝(1) | トップページ | 東海道五十三次歩き8 府中~藤枝(3) »