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2017年9月 7日 (木)

阿刀田高の「知ってますか」「楽しむために」シリーズ

オキザリス・ボーウィ(はなかたばみ)が咲きました。昨年秋も深まったころにいただいた苗で越冬し、枯れてしまったが、やっと新芽が出て一安心したら蕾が突き出てきました。花は直径3㎝位。葉は3出複葉で小葉の長さで大きいのは7㎝もあります。葉の大きさに圧倒されます。matsubaraさま、ありがとうございました。
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ダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』は読んでから映画を見たが、『天使と悪魔』と『インフェルノ』(上,中、下合わせて1000頁)は映画だけで本を読むのは省略。
『インフェルノ』観る前にダンテの『神曲』を読まねばと思ったのですが、とても難しそうな古典で読めないなあと悩んでいたら、婿さんが阿刀田高著『やさしいダンテ<神曲>』を貸してくれました。難しそうな『神曲』が結構面白く、こんな内容だったのかと納得した次第です。大雑把にいえば、地獄と天国に旅するダンテがいろいろな場所に自分の知っている過去、現在の人々を見るというもの。その人々が歴史上の有名人で面白いのです。地獄にいて当然、天国にいて当然の人々も世界の中世史を深く勉強してない私には判断が出来ないのもあり。

映画『インフェルノ』に関しては、謎解きながらも、ラングドン教授が追いかけられたりして走り回る所は、イタリアのフィレンツェ、ヴェネツィア、トルコのイスタンブール。ここで中世の大文学者、ダンテの「神曲」にまつわるルネサンス期のアーティスト作品を楽しむことができる。

阿刀田高氏が、ダンテ『神曲』と同様に古典をやさしく書き直した本を婿さんが貸してくれたので、ここ数ヶ月他の本と交互に古典の世界に浸っておりました。これで凡そ知った気になれたのが何とも心地よい。旧約聖書やギリシャ神話は今まで何度読んでも頭に入りませんが。

・イソップを知っていますか
・アラビアンナイトを楽しむために
・楽しい古事記
・ホメロスを楽しむために
・プルタークの英雄伝 <黎明編><栄華編>(ローマ・ギリシャの英雄たち)
・ギリシャ神話を知っていますか
・コーランを知っていますか
・旧約聖書を知っていますか
・新約聖書を知っていますか

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8月で終わってしまった「吉田博展」に行ってきました。これは凄い画家と感動して感想をと思ったところ、昨年8月に『吉田博作品集』で感想を書いているのとあまり変わらない想いです。 →こちら
吉田博(1876~1950)は養子になるも義父の急逝で18歳にして家族6人を養うという苦労の人でありながら、そして黒田清輝率いる白馬会に席巻され、旧派として排斥されながらも、太平洋画会を成立し、大御所10歳年上の黒田と対立する強い人。画友たちが「絵の鬼」と呼ぶほどの人で、23歳で友人とアメリカに渡って展覧会を各地で開き成功をおさめ、凄い売り上げを得た。そのお金でそのままヨーロッパを巡って勉強する。次は後に結婚する義妹と一緒に同じように外遊し、結婚してからも外国を巡る。初期のデッサンの確かさ、水彩画、油彩画、登山と山岳画、そして何と言っても素晴らしいのが50歳過ぎて始めた木版画だ。日本の風景だけでなく、欧米の山や名所を摺る。インド、ヒマラヤも年単位で滞在して木に刻み込むのです。
誠に異色の画家、強靭な精神力を持つ、鬼のような情熱を注ぐ人と申しましょうか。

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コメント

トップにオキザリス・ボーウィの話題を書いて
いただきありがとうございます。
我が家も咲いています。
風さまのお宅にも同じ花が偶然あります。
前にアップされたことがありました。

阿刀田高の自叙伝の「この道」が今中日新聞の
夕刊に連載されています。東京新聞と提携
していますので、多分同じ連載があると思います。
先日の記事は、漱石は女性蔑視の場面があるので
これからは女性には受け入れられにくいだろうと
書いてあり、なるほどと思いました。
あの時代はそういう見方でしか小説が書けなかった
ということでした。
そういうことを書かれる阿刀田氏に関心があります。

投稿: matsubara | 2017年9月 7日 (木) 16:29

前記事にコメントを一番に入れた・・・
見たら消滅してました。
今回の文は自分の思慮の範疇では無いので、前のをもう一度記させて頂きます。

高麗から田部井さんが登られた行程を、辿られたんですね。
あの症状で物見山まで行かれたとは、何という根性でしょう。
世界の最高峰を踏みしめた人の、生きることへの教えがあると思いました。
息子さんが跡を継いで、高校生を富士登山に導きましたね。
FBで連日絶賛のコメントが入っていました。
高麗神社は巾着田から見ると派手な色合いで目立ちますね。まだ行って無いんですよ。
金毘羅神社の鳥居が壊れかかってましたが、まだそのままでしたか。

投稿: だんだん | 2017年9月 7日 (木) 18:07

★matsubaraさま

2度も枯れてどうなるかと思いましたが、今が咲き時だったのですね。今は鉢ですが、増えたら地植えにしたいと思います。
送っていただきありがとうございました。

中日新聞に阿刀田高氏が自叙伝ですか。東京新聞はとってないので読めません。夏目漱石に対して書いておられることに気が付きませんでした。
古典を自分で全部読んでわかりやすく抜粋してこのような本を書くのも大変なことですね。

投稿: tona | 2017年9月 7日 (木) 19:21

★だんだんさま

2度もお手数をおかけしコメントありがとうございました。
20kgの重い荷物を持ってボンベに頼ったとはいえ、8848mを登頂した根性、3度くらい雪崩に遭った経験の持ち主だからこそ、普通の人には出来ないがん闘病生活を送っていろいろな仕事を最期までこなされたのですね。
富士山へ1000人送り込むことを、息子さんが約束してくださって、安心して逝かれたようです。ご主人もまた並みの方ではないですね。
余命3ヶ月と言われたのに、5年生存率3割には残念ながら届かず4年8ヶ月で逝かれましたが、普通の人はそうはいかなかったと思います。

この鳥居は前からこんな状態だったのですか。
金毘羅神社も質素な感じですね。
高麗神社は途中暑かったのですが、いろいろ学べて良かったです。

投稿: tona | 2017年9月 7日 (木) 19:39

tonaさん、おはようございます♪
ボーウィが綺麗に咲きましたね。
オキザリスの中でも花が大きく存在感があるので好きです。
阿刀田 高の『やさしいダンテ「神曲」』は
難しい「神曲」をやさしく解説した本として、
何年か前に知りましたが、tonaさんのブログを拝見して、
少し興味がわいてきました。
「吉田博展」に行かれたのですね。
吉田博の作品はNHKの日曜美術館で見たことがあります。
それまでは名前すら知りませんでしたが、
ダイアナ妃が執務室の壁にかけられていた木版画や
数々の自然をモチーフとした作品を見て感銘を受けました。
生きざまも魅力的でした。
東京で展覧会をしていることは知りませんでした。
現物を見てみたかったです。

投稿: hiro | 2017年9月 8日 (金) 06:56

こんにちは。ダン・ブラウンの小説はほとんど読んでいます。インフェルノを読んで私も神曲を読みたいと思っていました。やさしく読める本があったのですね。良いことを教えていただきました。

投稿: 多摩NTの住人 | 2017年9月 8日 (金) 08:15

★hiroさま おはようございます♪

hiroさんに昨日教えていただた、トリアングラリス・紫の舞は同じ方からいただいて咲いたのを撮影していました。花が薄いピンク色の方ですので緑の舞とは違いますね。
ボーゥイはなんて大きいのでしょう。咲いて嬉しがっているところです。

ダンテの神曲は教科書に出てきてあまりにも有名なのに中身を知らなくて、偶然映画に出てくるということでやっと内容を知ることが出来ました。
「吉田博展」は福島でやっている頃「日曜美術館」で紹介されたのですよね。ダイアナ妃が所有していたことに感動し、興味が湧いて、本を読んだら余計気になりましたが、今回かろうじて行くことが出来ました。
本当にすごい画家だと思いました。
名前を教えていただきありがとうございました。

投稿: tona | 2017年9月 8日 (金) 08:51

★多摩NTの住人さま こんにちは♪

ダン・ブラウンの本を殆ど読まれていらっしゃるとは凄いですね。長くてこの頃読み切るのが大変。読書力が落ちたことが嘆かわしいです。
そんなわけで古今の古典もやさしく改変されて書いてあるのがよくわかっていいです。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2017年9月 8日 (金) 08:58

東京新聞に阿刀田高が連載していた記事は読みごたえがありました。
新聞を取っておくのだったと悔やんでいます。

投稿: 佐平次 | 2017年9月 8日 (金) 09:27

ダン・ブラウンのラングドン教授シリーズは
本も映画も全部、楽しんでいます。
本を先に読むか、映画を先に観るかが悩ましい所ですが。
結末が微妙に違う作品もあって面白いです。
阿刀田高の「知ってますか」「楽しむために」シリーズも
かなり読んでいます。
優しい言葉で面白く解説してくれるのでありがたいですね。
2年前にギリシヤに行った時も
「ギリシヤ神話を知ってますか」「ホメロス」読み直しました。
でも「神曲」は知りませんでした。

投稿: zooey | 2017年9月 8日 (金) 11:39

★佐平次さま

東京新聞に自叙伝「この道」を書いているそうですね。
阿刀田高は「冷蔵庫より愛をこめて」「ナポレオン狂」など面白く読んでその後ご無沙汰していました。
有難うございました。

投稿: tona | 2017年9月 8日 (金) 13:31

★zooeyさま

そもそも阿刀田高の『やさしいダンテ「新曲」』を読んだのがzooeyさまが「インフェルノ」の感想を書いていらしたのを読んだからです。その後やさしく書かれた古典に嵌っていました。
zooeyさまもこのシリーズをすでに読んでいらっしゃったのですね。
ギリシャ旅行も昔を偲びながら出来たわけで、さすがzooeyさまです。
あんなに賢人を出したギリシャの今が悲しかったです。イタリアもしかりですが。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2017年9月 8日 (金) 13:42

こんにちは。たびたび失礼します。
このたびpart4からpart5へ移行しました。引き続きどうぞ宜しくお願い致します。リンクのアドレスをご変更いただけると幸甚です。

投稿: 多摩ニュータウンの住人 | 2017年9月11日 (月) 08:20

★多摩NTの住人さま

14年目おめでとうございます。
part4だけでも2400件とは凄いですね。しかもお勤めしながら。ただただ感心するばかりです。
ただ今変更いたしました。引き続き記事を楽しみにしています。
ご丁寧にありがとうございました。

投稿: tona | 2017年9月11日 (月) 08:36

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