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2017年11月23日 (木)

現代アートの街ビルバオとスペイン・バスク周遊9日間(2)

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<3日目>11月11日(土)アルタミラ博物館と同じところにある、スペインで最も美しい村の一つへバスク州からすぐ西隣のサンティヤーナ・デル・マールへビトリアから往復。夜ビトリアの広場見学。

バスク州のアラバ県から西隣のアルタミラのあるカンタブリア州へ車を進めると美しいビスケー湾が見えてくる。
ビスケー湾はスペイン北部全部とフランス西部の下半分で囲まれた大きな湾である。

車窓より

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                                ススキの群生が多かった450x338_5

アルタミラ博物館 1985年アルタミラのみの世界遺産が2008年に旧石器時代の洞窟壁画が発見されたスペイン北部の洞窟も含めて17か所世界遺産になった。450x338_6
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1879年、アマチュア考古学者サウトゥラと娘マリア(8歳)が洞窟の中に約18500~12000年前・旧石器時代の壁画を発見した。「パパ牛よ、上を見て(アルタ=高い、ミラ=見る)」とマリアが叫んだのが洞窟名になったそうだ。
全長270mの洞窟のうち、入口から30mほど入った辺りの奥行18m、幅9m、高さ2mに描かれた天井画が最も有名。その部分をそっくり同じように再現したレプリカを見学して説明を受ける。
天井の凹凸を生かし立体的に描かれているのがフランスのラスコーと違う点である。木炭で黒く描き、鉄分を含んだ石を削ったり、土を水で溶き、手の平を使って色を塗ったそうだ。描かれているのは、バイソン、馬、牡鹿、謎のサイン、手形など。

アルタミラ博物館 この洞窟に住み絵を描いた人々の祖先はラスコーと同じくクロマニヨン人でバスク人の祖先という。レプリカでも撮影禁止なので絵葉書を買った。
生捕った動物の骨で針を作り、炉辺で女性が毛皮の衣服を一針ずつ縫っている姿が印象的だった。今の生活から想像もできないほど大変な生活だ。今の自分は贅沢我儘の極みである。450x304
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博物館から100m離れた本物の洞窟入口。何でも毎週金曜日に抽選で当たった5名のみに、最近本物を見せるようにしたと言う話をちらっと聞いた。338x450
フランスバスクの東側にあるラスコー洞窟は、夫が昨年行ったところによれば、ラスコー2は本物の洞窟のすぐそばに造ったので、本物の痛みが激しく閉鎖、ラスコー4が離れた所に造られ、そこを見学。ラスコー3は精巧に造られたレプリカで、国際巡回のために造られ、現在東京上野で公開中というわけだ。Arutamiramura_450x338_2
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サンティヤーナ・デル・マール スペインの最も美しい村の一つ。アルタミラのすぐそば。
起源は8世紀。聖女フリアナの聖遺物が運ばれ、修道院と教会が造られたのが始まりで、13世紀からアルフォンソ8世の直轄領になったことから、貴族の館が多く建てられ、貴族の紋章や石畳も美しい。(聖人、聖女の有名な人だけでも凄い数になり、勉強不足でなかなか頭に入っていない。あまり先がないにもかかわらず、勉強したい気持ちが募るがあせっても仕方ない)450x338_9
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                     エアープランツ338x450_2
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                      洗濯場450x338_15

昼食はホテル業も営むレストランンで手厚いおもてなしを受け感激。ここの御主人がまるで日本人みたいな気質で食べきれない御馳走を奨めて奨めて!野菜のスープ、イワシの揚げ物。写真撮り忘れだけどイカのリングフライがたくさんと、絶品の自家製プリンでした。450x338_16
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ビトリアへの帰り道には工場も見えた(欧州ではバス沿道には殆ど煙を吐いた工場群は今まで見当たらなかった)450x338_18

●ホテルに帰った後徒歩で昨日見られなかった町の中心広場へ出かける
  
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          スペイン広場では市庁舎がライトアップされていた450x338_19
隣接するビルヘン・ブランカ広場は17世紀に造られ、昔は市場が開かれていた。450x338_20
バルの中。
この日は日本から持ってきたうどんや缶詰などで食事。バルめぐりをした人たちは4軒巡り11時頃ホテルへ帰還したそうだ。元気ですね。最長老は一人参加の男性で180回で次回はもうすぐ41回目のインドだそうだ。ワインの他、ウォッカなどをあおっている大酒豪だ。うらやめ(ま)しい。
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                      (続く)

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コメント

tonaさん、こんにちは~♪
アルタミラ洞窟の絵、ずいぶん色鮮やかだと思いましたが
絵はがきだったのですね。
レプリカでもカメラでの撮影が禁止とは作品の劣化などに繋がるからでしょうか。
娘が中学生の頃、アルタミラ洞窟の話が英語の教科書に載っていて、
市の暗唱大会の題材にもなっていました。
娘は学年代表となり、大会では最優秀賞を頂きましたが、
「アルタミラ、アルタミラ」と叫んでいた姿は今でも鮮明に覚えています。
「ラスコー展3」のことは知りませんでした。
機会があったら行ってみたいと思います。
サンティヤーナ・デル・マールはほっとできそうな美しい村ですね。
ホテルに帰った後もいろいろご覧になり、精力的に歩かれましたね。

投稿: hiro | 2017年11月23日 (木) 13:34

★hiroさま こんばんは♪

まあ、娘さんとアルタミラの関係、興味深いお話ですね。
ですから娘さんもよく御存じですね。
そう、レプリカでも劣化するのでしょうか。撮影禁止と言うことで意外に思いました。
ラスコーの方は世界巡遊しているのですから面白いです。
絵の内容は似ているそうですが、アルタミラは洞窟内の起伏を動物の立体感に利用しています。
歴史の教科書で習った両国の洞窟が、バスク地方のそばにあるとは初めて知りました。
フランスやイギリスにも美しい町がたくさんありますが、スペインにもあったのです。サンティヤーナ・デル・マールも隅から隅まであっという間に歩けますが、その古さには驚くばかりです。日本は50年では住めないあばらやになってしまうのに。
早速に素敵な感想をありがとうございました。

投稿: tona | 2017年11月23日 (木) 17:13

ラスコーかと思いましたがまた別なんですね。こういうのを拝見するのは楽しいです。また歴史を勉強しなおしたくなります。

投稿: 多摩NTの住人 | 2017年11月23日 (木) 18:20

tonaさん、充実した旅をされたようですね。
ベレー帽が好きで、何個か取り替えて被ってますが・・・
たまたまバスク地方が発祥と聞いて、現地に行きたくなったことがあります。
もう気力が無いけど、ご主人様は度々行かれるのですか、凄いな!
スペインで最も美しい村・・・さぞかしだろうと羨ましく思います。
アルタミラ博物館の天井の牛、教科書に載ってたかな、覚えてます。
此処だったんですね、厳重な管理下にあるんですね。
知り合いに、元学芸大学教授夫婦がいます。
現役時代にインディアナ大学に招かれて滞在中、薦められて一人で行きました!
そこからケンタッキー州の、マンモスケイブを見学。
真っ暗でレンジャーガイドの案内ですが、石器時代の炉辺?も残ってました。
弥生、縄文より古い世界に、あっけにとられました。
お食事は口に合いましたか、スペインは日本好みで味付けが良いと聞きましたが~

投稿: だんだん | 2017年11月23日 (木) 18:37

★多摩NTの住人さま

ラスコーがフランスでアルタミラがスペインとは知りませんでした。距離的にも近いのですね。
私もこんな事さえも知らず、勉強を少しでも広げていければいいのですが、と思います。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2017年11月23日 (木) 22:21

★だんだんさま


そうそう、ベレー帽を嬉しそうに自慢しているおじいさんがいましたよ。頭によく似合っているだろうって。
ご主人様もたくさんお持ちなのですね。似合うでしょう!
夫は一人参加で私が行かな間にも5.6回も行っております。でも今回は肺炎になってこんな始末で安静です。
アルタミラの天井画教科書で見ましたね。一番有名なのも買ってきました。
まあ、アメリカのマンモスケイブを見学されたのですか!貴重な体験ではありませんか。凄かったでしょう。

スペインバスクは海鮮が多いので口にあいました。美味しかったですよ。
ありがとうございました。 

投稿: tona | 2017年11月23日 (木) 22:29

アルタミラの洞窟でしたかねえ、中学か高校の教科書に出ていました。
アルタとミラから名付けられたことを初めて知りました。
もともとの地名とばかり思っていましたよ。
レプリカでも撮影禁止とは珍しいですね。
著作権(?)が絡むのでしょうか。

スペインの最も美しい村の一つとされるだけあって
サンティヤーナ・デル・マールの風景が素晴らしくて
直ぐにも歩きたい気持ちになります。
石畳の街路が広いですね。
もっと狭い街路でしたが
佇まいからスイスのグリメンツの村を思い出しました。

投稿: Saas-Feeの風 | 2017年11月24日 (金) 15:48

最長老の180回行かれた男性というのは
お幾つだったのでしょう?
海外旅行に出かけると時々ビックリするような人に会いますよねえ。
tona様の御夫君もそんなに何度も行かれてるということは
バスク地方、そんなに素晴らしいのでしょうか?

投稿: zooey | 2017年11月24日 (金) 23:51

アルタミラはスペインでしたか。
ラスコーがフランスなので、すっかりその近くと思い込んでおりました。
ラスコーの洞窟の巡回展、去年上野で見ました。
今は地方を巡回しているようですが、中学の教科書にも出てきた洞窟の中に入るという体験が
ドキドキの感動でした。
ラスコーの洞窟に金曜日5人だけ
入る事ができるとは耳よりな情報。
でも外国人は機会がないでしょうね。

スペインの最も美しい村・・魅力ありますね。
中世以前の建物もずいぶん残っているようで、
あの石畳を歩いてみたくなりました。

投稿: ☆銀河☆ | 2017年11月25日 (土) 01:08

スペイン・バスク周遊の旅、お見送りもお出迎えもせずに失礼しました。
スペインはご近所仲間とツァーで巡りましたが、いわゆるゴールデンルートを巡っただけで、バスク地方のことは何も知りません。
ラスコーと同じような古代人が描いた洞窟画があるアルタミラ洞窟・・・
マリアという少女が発見したお話も興味がわきますね。

私的にはルネッサンスの華やかなキリスト教の文化に溢れたイタリアよりも、イスラムの影響が色濃く残っているスペインに心惹かれました。
プラド美術館の絵画に魅せられた首都「マドリード」、中世都市「トレド」、風車が印象的だった「ラマンチャ地方」、
地中海を見下ろす白い家の街「ミハス」、イスラムの王様の城「アルハンブラ宮殿」が建つグラナダ、ガウディの建物が目を引く「バルセロナ」を懐かしく思い出しています。
そして今でも耳に残っているフラメンゴの郷愁を感じる音楽とタップの音が聴こえてくるようです。
今回ronaさんが訪ねたバスク地方はまた違った文化なのでしょうか?

ご主人様お疲れが出たのでしょう。お大事になさってください。


投稿: nao♪ | 2017年11月25日 (土) 09:53

★SaasーFeeの風さま

アルタミラが教科書に出ていましたね。知らない人はいないわけです。
どんな状態で発見さたれたかはレプリカで知りました。レプリカでさえも痛むのでしょうか。撮影ができないことにびっくりです。

スイスは随分歩かれていらっしゃることがわかりました。グリメンツは知りませんでした。
もっと若かったら、毎年6月末スイスの山々をトレッキングしたいです。
日本とは全然違った古い石の家と石畳、看板も電線もない美しいヨーロッパの村々、いいですね。ありがとうございました。

投稿: tona | 2017年11月25日 (土) 16:15

★zooeyさま ありがとうございます。

最長老の男性は83歳の整形外科医です。
以前は90歳の男性と89歳の女性に出会いました。
夫は(私も殆ど)ヨーロッパばかりで、フランスの南部に行っていなかったなかにバスクが入っていて、それに魅せられたわけではないでしょうが、スペイン側もツアーを見付け、ちょっと順調になった私が便乗したのです

投稿: tona | 2017年11月25日 (土) 16:24

★☆銀河☆さま ありがとうございます。

アルタミラとラスコーは直線的には近いです。
私も地理的には両方ともフランスと思っていました。
マリアさんのお父さんは気違い扱いにされて、不遇のうちに無くなりましたが、そのあと名誉が回復されたそうです。
昨年ラスコー展やっていましたね。今年はちほうを回っているのですか。
スペインのこの美しい村もとても良かったです。いつかいらしてみて!

投稿: tona | 2017年11月25日 (土) 16:35

★nao♪さま ありがとうございます。

発見の話、少女だったのですね。
そこからアルタミラと名前がついたことも初めて知りました。
おっしゃるようにイスラムの文化が混じっていて他の国とは随分感じが違い、また地形的にも面白いですね。
nao♪さんが回られたところ「ラマンチャ」は行っておりません。
北部からサンチャゴ・デ・コンポステーらの道はなかなかよかったです。
バスク人は独立の機運に燃えたこともあって、民族が違うようで、また美食の街でもあります。魚介類が多いです。

投稿: tona | 2017年11月25日 (土) 16:51

tonaさん、お帰りなさい、挨拶が遅れ申し訳ありません。

アルタミラの名前は少女が叫んだ言葉が名前になったのですね。
牛の壁画のようなものが社会の教科書に載ってましたが
それがこのアルタミラの壁画だったのですか。

旅行って楽しいですね、ただ本で見ただけでは何も感じないのに実際に観ると感動ものですね。
私はヨーロッパは何処も行って無いので、tonaさんの写真を見て楽しませて貰いますね。

投稿: ラッシーママ | 2017年11月25日 (土) 22:51

★ラッシーママさまもお帰りなさい。

そう、教科書に載っていたのが絵葉書の1枚目でしたか。一番有名な絵ですね。
洞窟がふさがれてしまったために何と今までこんな美しい色を残しているそうです。ですから公開出来ないわけですね。
「百聞は一見に如かず」というわけです。
がっかりするのもあるけれども多くは感動します。
行けるのは元気な間ですね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2017年11月26日 (日) 08:25

アルタミラがスペインであることは
知っていたのですが、意味を聞いて
なるほどと思いました。
納得しました。

投稿: matsubara | 2017年11月27日 (月) 08:47

★matsubaraさま、ありがとうございます。

アルタミラとラスコーはどっちがどっちだか知りませんでしたので、これでスッキリしました。アルとタミラですが、これはスペイン語なのか、バスク語なのかわかりません。

投稿: tona | 2017年11月27日 (月) 09:52

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