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2017年12月 6日 (水)

現代アートの街ビルバオとスペイン・バスク周遊9日間(5)

<6日目> 11月14(火) ビルバオへの途中・礼拝堂とゲルニカなど450x350
●サン・ファン・デ・ガステル・ガッチェ礼拝堂 最近のテレビで2回も見て是非行って礼拝堂の中を見てみたいと思っていたが、展望台で眺めるにとどまる。残念。450x338
ビルバオの北東約20㎞「スペインの最も美しい風景」と言われ、スペイン版万里の長城とも言われ、礼拝堂まで241段の階段が続いている。そして「世界のすごい階段7選」にも選ばれているのだそうだ。
サン・ファン(聖ファン)とは聖ヨハネ(洗礼者の方のヨハネ)のこと。ガステル=城(バスク語)ガッチェ=岩(バスク語)。礼拝堂が建ったのは9~10世紀。1886年に再建されたが、その後1978年に火事に遭い、2年後の1980年に再建されたのが現在の礼拝堂である。

               展望台に近づくと見えてきた礼拝堂 450x338_2
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          階段に2人見える 季節のせいか訪れる人が少ない 450x338_4
                 右の島が通称うさぎ島か450x338_5
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●ゲルニカ観光
ピカソの「ゲルニカ」…マドリッド、ソフィア王妃芸術センター所蔵

・レプリカの「ゲルニカ」450x338_11
バスク人の自由の象徴であった町が、1937年4月26日、スペイン内戦で右派フランコ将軍(反乱軍)を支援したドイツ軍(イタリア軍も)による空爆で罪のない一般市民1500人以上が亡くなり悲劇の町となった。世界で初めての一般市民に恐怖心を与える無差別爆撃であり、この延長線上に、第二次世界大戦のロンドン、ドレスデン、東京、重慶、そして広島、長崎への空爆があると言われる。
パリ万博の作品を制作していたピカソの耳に空爆のニュースが入ると5月1日からモチーフのスケッチに入り、6月4日頃「ゲルニカ」を完成させ7月12日に万博に出展。
フランコ将軍の死(1975年)後の1981年10月にニューヨークのMOMA美術館からスペインへ戻された。

・バスク議事堂と樫の木(オーク)
昔からバスクの人々は、樫の木の下で議会を行い、代々のビスカヤ伯は称号を受ける前に、木の下でバスクの法を守ることを誓ってきた。この誓いなしに領主として認められることはなく、19世紀まで続いた。町の議事堂として現在使われているが、バスク人の民主主義の象徴として大切な所。450x338_12
              4代目樫の木(3代目は病気で枯れる)338x450
              建物石に囲まれた2代目樫の木の幹2_338x450
                    議事堂の中と天井450x338_13
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                  樫の木のステンドグラス2_338x450_2
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・ サンタ・マリア教会338x450_5
・市庁舎広場のドン・テーリョ像(1366年町の創建者)338x450_6
・市場 毎週月曜日だけ開かれる。空爆でも残った。450x338_16
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昼食
ワイン、ミックスサラダ、牛カツレツ、チョコレートケーキ、珈琲紅茶 毎日のように昼間からワインを飲んでおりました。
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食後いよいよ最後のビルバオへ向かう

●ビスカヤ橋 2006年世界遺産
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19世紀末、鉄鋼と造船の重工業都市となったビルバオ。大型の船舶が航行できる橋の設計がエフッェルの弟子アルベルト・パラシオによりされた。
長さ164m、水面からの高さ45m。1893年の完成から内戦中に上部が壊され、通行不能となった4年間を除き、現在も使われ続ける世界最古の運搬橋。
橋を渡る。行きはエレベーターで上まで上がり、橋を歩き、帰りは車6台と300人が乗れるゴンドラでネルビオン川を往復した。ゴンドラは24時間運航で4セント、2分で到着。
                 
                      橋の上450x338_22
                     ゴンドラ450x338_23
                 橋の上からの景色450x338_24
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ビルバオでの夕食
ワイン、チキンケバヴサラダ、ソース2種のタラ料理、チョコクリームケーキ、珈琲紅茶
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(続く 次回で終わり)

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コメント

移動も含めて豊富な内容ですね。
世界の凄い階段トップ7を見ました。足が竦む階段ばかり。
7選のうちサン・ファン・ガステル・ガッチョ礼拝堂だけが聖堂でしたね。
聖ヨハネー城ー岩と意味があるのも、説明で分かりました。
オークは神聖な樹。旅をすると、各地で大切にされる樹がありますね。
ゲルニカはここに展示されているんですか。
外のレプリカは箱根のピカソ館と同じでした(当然ですよね!)
ビルバオは、重工業都市として発展してるのですね。
最古の橋を渡った心地は如何でしたか~
独立を闘ったったバスクは、思想的にも体力的にも屈強な民族と書いてありました。
読んだ時から、レジスタンスの象徴であるベレー帽が好きになったんですよ(^^;


投稿: だんだん | 2017年12月 6日 (水) 13:49

★だんだんさま

早速にコメントありがとうございました。
世界で凄い階段ランキングがあるなんて知りませんでした。みんな個性があってやはりすごい。階段を上れるとばかり一人勇んでおりましたが、時間の関係でしょうか、予定に入っておりませんでした。
本当のゲルニカはマドリッドですが、ここにあるといいですのにね。箱根のピカソ館は行っていないのです。
バスク人はイスパニア人(南米の酷い制圧者、コルテスら)と民族は厳密には異なるのですね。独立したいくらいなのですから。でもスペイン系人は中南米を制圧、国をあんなに作ってしまったですから驚くべき民族です。
ベレー帽、そうだったのですね。
私は怠けてバスクの本を読んで行かなかったのです。半年前に夫が一人で行くと予約していたのに、後から1カ月半前に突然私も行くなどと言ったので、にわか勉強さえしていきませんでした。全部夫の資料の一夜漬けです。呆れるでしょう。
最古の橋、エッフェル塔に構造が似ていると思いました。とにかく橋の上からの景色が良かったですよ。

投稿: tona | 2017年12月 6日 (水) 14:21

私のブログは13年前にスタートしたのですが
スペインの記事がありません。どうやらそれ以前の
ようです。記憶も曖昧ですが、こちらを拝見しますと、
スペインのごく一部しか知らないということが
分かりました。マドリードとバルセロナくらい
でしょうか。

ゲルニカを初めて見たのは、55年前の学生時代
名古屋でした。すごい絵を描く人だと驚きましたが
後日有名であることを知りました。
画家の友人は感動して何度も名古屋に通った
と言われました。私はそれほどには思いません
でしたが・・・

現地で見られるのは、余計心に残ると思います。

秘境に次から次へと行かれてよろしいですね。
お料理も美味しそう・・・
私はパエリアくらいしか覚えていません。
15年くらい経ちましたでしょうか。

投稿: matsubara | 2017年12月 6日 (水) 14:54

★matsubaraさま

早々コメントいただき恐縮です。
ご主人様の看護もありますでしょうに。
私のスペインはマドリッドより南は1997年、マドリッドより北からポルトガルへは2007年で10年ごとになります。これでスペインはおしまいです。旅行も試しに行ってきましたが、今回は楽々コースで大丈夫でした。
夫はマドリッドで本当の「ゲルニカ」を見ています。私もピカソはそれほど好きというわけでないです。
丸木位里夫妻の「原爆の図」を思い起こします。
テレビで何度かバスクのお料理などを見まして、海鮮が多いから私たち向きかなあと思いました。

投稿: tona | 2017年12月 6日 (水) 16:41

tonaさん、おはようございます♪
礼拝堂までの長~い階段、まさにスペイン版万里の長城ですね。
強い風が吹いたら、よろけて転んでしまいそうです。
「世界のすごい階段7選」は私にとってアンコールワットが
一番大変そうだと思いましたが、どこに行くにも体力と気力が必要そう。
若い時に行っておけばよかったと思いました。
「ゲルニカ」は日本の美術館で何度か見ましたが、
こんな歴史的背景があるとは知りませんでした。
議事堂のステンドグラスも素晴らしいですね。
お料理は昼食も夕食もバランスがとれていて美味しそう。
充実した内容のツアーでしたね。

投稿: hiro | 2017年12月 7日 (木) 09:05

★hiroさま おはようございます♪

アンコールワットは最後はよじ登るように見え大変そうです。インドのは面白い幾何学的模様ですね。
礼拝堂への階段は反対側からネットで写っているのでとても迫力があります。
階段ツアーをするなら若いうちです。ベルギーのや中国の数千段あるという階段はすごいですね。
「ゲルニカ」がバスク地方にあるとは今まで知りませんでした。
あの絵もそう思って見ることがこれからできます。
ゲルニカの議事堂はヨーロッパでもきれいな方に入るのではないでしょうか。ステンドグラスの大きさにビックリ、あれだけ作るのは至難の業のように思えました。
お料理はたった3品で凄い大盛りというわけではないですが、完食はできませんでした。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2017年12月 7日 (木) 09:57

今回の旅行記で、一番興味深い内容でした。

ゲルニカが地名であることは有名ですが、それがバスク地方にあったとは知りませんでした。
爆撃の報道からほぼ1か月で完成させたゲルニカ、
ピカソの怒りのすさまじさを感じさせますね。
マドリッドで本物を見たのですが、比較的空いており、じっくりと鑑賞出来ました。
幼稚園の子供たちが「ゲルニカ、ゲルニカ」と
口々に声を出しながら通り過ぎていきましたが、
小さい頃から凄い作品を見て育っているなぁと
妙に感心してしまいました。

「世界の凄い階段」どれも想像を超えた場所です。。
切り立った崖の上の階段を歩き、
礼拝堂に行けなかったのは残念ですね。

バスク議事堂のステンドグラス、素晴らしいです。
ビスカヤ橋、鉄工業盛んなりしころの勢いを伝えていますね。
エッフェル塔を支える下部の鉄骨も美しいですが、お弟子さんの作品であるこの橋の鉄骨の組み方も美しいです。

投稿: ☆銀河☆ | 2017年12月 8日 (金) 00:31

★☆銀河☆さま

ありがとうございます。
私もまさかバスク地方にゲルニカの町があるとは知りませんでした。
「ゲルニカ」はピカソの最高傑作とも言われていますが、ここまで怒りのすさまじさを描いているということも知りませんでした。
本物もご覧になっているのですね。
ゲルニカでのオークの木下での誓いの伝統も面白いなあと感じ入りました。
「世界のすごい階段14」というのも見ましたが日本も入っていました。「淡路夢舞台・百段苑」というのです。淡路は2度行っているのに知りません。
さすが銀河さん、エッフェルとビスカヤ橋の鉄骨の組み方まで深く観察していらっしゃいます。古さを感じさせない両作品ですね。
議事堂のステンドグラスの大きさに圧倒されました。小さいのでもステンドグラスは作るのが大変でしょうに、この大きさですから驚き、パリのサント・シャペル教会のステンドグラスの多さを思い起こしました。 

投稿: tona | 2017年12月 8日 (金) 09:17

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