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2018年6月28日 (木)

東海道五十三次歩き25 新安城~知立宿~鳴海宿(3)

先日テレビで「外国人がはるばる買いに来るスゴイ日本製品ランキング16」という番組があって有松が出てきたのでついでに全部見ました。
ランキングの15位に有松絞りのハンカチが入っていました。本当に凄い!
ちなみに一位から並べると、1.ニッカウィスキー(北海道)2.アメ横のお菓子 3.靴下・5本指など(原宿)4.アメ横の焼き海苔 5.あぶらとり紙(京都)6.七味唐辛子(京都)7.古着(原宿)8.木版画(京都)9.箸(銀座)10.絵具(天王洲)11.カー用品(町田)12.布(日暮里)13.錦鯉(新潟)14.革財布(浅草)16.傘(浅草)

◆豊明市から有松までの間・・・桶狭間の戦いに関する史跡があった。

・名鉄前後駅の先を右手に上って行くと戦人塚がある。桶狭間の戦いの戦死者2500人余を供養したところ。前後という地名も今川軍が狼狽して前後して逃げ惑ったという説がある。

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・豊明市の端の方に桶狭間古戦場跡がある。1560年に駿河・遠江・三河の今川が尾張の織田勢の急襲を受けて、義元が戦死した。信長は清州を出るときは6騎だけで、熱田神宮に戦勝祈願した時は1000人、合戦の時は軍勢3000人。対する今川25000人の軍勢だったという。
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                今川義元の霊が祭られている墓
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桶狭間七石表 
今川武将の七人の戦死場所の碑で一号碑が義元の戦死場所だ。二号碑が松井宗信の戦死場所。桶狭間古戦場はもう一つあるという説があってそこは名古屋市緑区で少し遠いために行かなかった。まだどちらが本当の古戦場だったかは決着がついていないという。
               義元の戦死場所(一号碑)
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向かいの高徳院境内にはお化け地蔵(亡霊を鎮めた地蔵)などいろいろな地蔵が並ぶ。そこに義元仏式の墓碑(法名を刻んで建立された供養塔)もあった。
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◆有松宿(間の宿) 
重要伝統的建造物保存地区(平成28年選定された。現在117ヶ所ある)で美しい街並みは800m続いている。重伝建であることを慕辺未行さまに教えていただきました。有難うございました。有松・鳴海絞りは国の伝統的工芸品に指定されている。

ついに豊明市から名古屋市緑区に入った。有松宿に着く。

        どの家にも「ありまつ」の絞り染めののれんがかかっている56_450x300
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       名古屋市の消火栓のマンホールは名古屋城としゃちほこだ
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               別バージョンはアメンボとのこと
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            有松のは絞りをイメージしているのでしょうか
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有松山車会館。3台の山車があり、交互に1台ずつ展示している。土日祝日しか開館していないということで見られなかった。
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服部家は1790年創業の絞り問屋。屋号が井桁屋。11棟の建物が県の有形文化財。主屋の2階は黒漆喰の塗り籠造、屋根に卯建が上がる。土蔵は漆喰の塗り籠造、腰はなまこ壁で防火対策を行っている。連子格子、虫籠窓等なんて美しいのでしょう。
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中舛竹田荘は有松絞りの開祖、竹田庄九郎ゆかりの建物で外観だけ江戸期の様式を再現。現在デイサービスの建物として使われている。
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絞り問屋の竹田邸の屋根の上には、明治時代のガス灯の名残のランプが置かれている。
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岡家住宅(右手)の二階窓は優美な縦格子だ。広重の絵の鳴海宿ではよくこれが描かれている。
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小塚家の立派な卯建。この建物は塗籠造のうち最も古いものの一つと言われる。
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この辺りで街並みが終わるが、電柱がなかったのでより美しかった。
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・有松の氏神の有松天満社
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・復元された有松一里塚(87里)
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●鳴海宿 知立宿から11.1㎞ 日本橋から約363.7㎞ 宿の長さ1.7㎞ 本陣1軒、脇本陣2軒、旅籠68軒。

・名残松を通り過ぎるとやがて永代常夜灯が現れる。ここが鳴海宿の東の入口である。
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・中島砦跡 織田信長が義元の侵攻に備えて築いた砦で、桶狭間の戦いでは重要な砦だった。
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・瑞泉寺の山門 宇治の万福寺の総門を模したもの。
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鳴海宿はとば口を見ただけ。次回に鳴海宿を見ることにしここで街道歩きを終え 鳴海駅に向かう。名鉄で名古屋へ。新幹線の並び席が取れたのが1時間後だったので山本屋本店で味噌煮込みうどんを注文する。漬物盛り合わせの中の生玉ねぎスライスが何も辛くなくて、生まれて初めてこんな美味しい生玉ねぎをいただきました。
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                   お土産はきしめん
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街道歩きに関してもいつもいつもお付き合いいただきありがとうございます。娘の有給休暇も今年度のはそのうちなくなりそうですし、真夏はお休みし、四日市から向こうをいかにして日帰りで歩けるか難問ですが、来年のいつかクリアできたらと思っています。次の鳴海宿から宮宿、桑名宿は先週歩きました。またよろしくお願いいたします。

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コメント

こんにちは
 
有松も鳴海も、駅の名前と有松・鳴海しぼりしか知りませんでした。
有松には義父の従弟が住んでいるのですが行ったこともなく‥。
桶狭間の古戦場も場所をちゃんと知らなくて、この記事で
この辺りだったと教えていただいた次第です。
有松・鳴海しぼりは海外の方が好むお土産にランキングされているのですか。
嬉しいですねえ。有松のしぼりの実演をTVで見たことがありますが、
お年を召された職人の素晴らしい主義に感心すると同時に、
その技術を受け継いでいける人は育っているのかしらと心配にも
なったものです。おそろしく手間暇のかかる、でも素晴らしい
絞り染めですから、ぜひ残っていってほしいですね。
有松宿の重要伝統的建造物保存地区の様子にも感動しました。
素晴らしい建物が残され守られているのですね。
たしかに電柱がない。それで一層素晴らしい景観となっているのですね。
こちらの保存維持もとても大変なことですが、ぜひこれからも…と
祈るような思いで拝見しました。

投稿: ポージィ | 2018年6月28日 (木) 11:28

有松絞りのハンカチがそんなに有名とは知りませんでした。
それは鑑賞用に買われるのかしらねえ?
私は近年ではミニタオルハンカチばかり使うようになって
ハンカチ自体使わなくなってしまいました。
アイロン掛けが不要で便利なものですから。
自国の文化を見直さなくっちゃいけませんね。

投稿: zooey | 2018年6月28日 (木) 14:18

有松絞のテレビ私も見ました~
数年前有松に行きその絞りのハンカチを買って来ました
最近はハンドタオルを使うことが多いですが
このハンカチは実用性にも富んで使いやすくて重宝しています。
鳴海会館では絞の技法の見学などもしてその細かな作業に驚かされり
街道沿いの古い町並みの美しさに感激したりしたのを思いだします。

投稿: ビオラ | 2018年6月28日 (木) 17:20

有松はしぼりで有名ですがまだ行ったことが
ありません。50年くらい前に母が、しぼりの
お祭りに行き、私に羽織地を買ってくれて
羽織を仕立ててくれました。それを今は上着に
仕立て直して着ています。
大抵洋服にしました。

投稿: matsubara | 2018年6月28日 (木) 18:55

★ポージィさま こんばんは

あの有名な桶狭間の古戦場はこんな所にあったのですね。文献によると谷深く山もありとか書いてあるそうですが、それに該当する高い山や谷など名古屋のこの当たりにはないのだそうです。未だに決着がつかないのも文献にあるようなあまり確かな史跡が残っていないのですね。
私も昔絞り染めの風呂敷を作ったりしたことがあるのですが、縫ってくるくる巻いたり力が要り、染めた後、その糸をほどくのも大変でした。出来上がったのは恥ずかしいほどに下手なものでした。
外国人が魅せられるというのに、日本の方で後継者が育って行かなければ心配ですね。
こうした伝統の品々、外国人が感心するのが随分あるものですね。私たちが当たり前に思っているものも。その伝統が廃れないでほしいですね。
重要伝統的建造物保存地区の建物、住むのも大変でしょうし、維持保存がとても大変だと思います。こうした保存地区が117ヵ所、私が早稲田で講義を受けたときは90にいっていませんでした。ドンどん増えていくのですね。まだ10も見ていないと思います。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2018年6月28日 (木) 20:56

★zooeyさま

そうそう、外国の方はハンカチを使うのでしょうか。飾るのでしょうか。使うのだと思うのですが。
このごろ確かにミニタオルハンカチ(外国からも買ってきてもらいました)を使うことが多くなりましたね。
ためこんだハンカチは使わないままゴミになってしまうのですね。もったいない。
ビデオに入れて帰ってきてから見ることになってしまったので、そのハンカチを買って来なかったです。革の財布や傘の柄、布地の柄には目を瞠りました。日本の伝統を見直しました。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2018年6月28日 (木) 21:04

★ビオラさま

ビオラさんもご覧になったのですね。
丁度有松を歩く前にちらっとこの番組の中身を知ってビデオに撮って行った後に見ることになってしまいました。
そう、最近はハンドタオルが使うことが多いです。有松絞のハンカチを買われたそうですが、使って重宝しているのですね。
買えばよかったです。
SNS、インターネットが発達して、外国人にもすぐ日本のいいものが世界中に広がるのですね。凄い時代になったものです。
製法をテレビでもやっていましたが会館で実際にご覧になったのですね。
私も800mも続いているのですからとても楽しく眺めることが出来ました。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2018年6月28日 (木) 21:15

★matsubaraさま

そちらからはかなり近いですね。
今はお忙しからだめでしょうが、お時間が出来たら散歩するのにいいですね。
お母さんが買ってくださって仕立ててくださった有松絞の羽織、素敵だったでしょうね。
今は上着に変身、洒落ていますね。今度写真ででも見たいものです。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2018年6月28日 (木) 21:21

こんばんは happy01
安城から名古屋市内鳴海までの東海道歩き、お疲れ様でした。
若いころ、アルバイト(電化製品の配達助手)で豊明市内を毎日のようにトラックで走っていました。一度だけ桶狭間古戦場跡へ立ち寄った記憶があります。
有松の街並み、電柱を無くしたのはまだほんの数年前のこと。重伝建地区に指定されたことと合わせて、訪れてみたいと思っていますが、今だに実現できていません。他のブロ友様も訪れたことがあるのに、名古屋市内に住むものとして恥ずかしい限りです。

投稿: 慕辺未行 | 2018年6月28日 (木) 22:28

★慕辺未行さま

おはようございますsun
名古屋市と隣接している豊明市は初めて知りました。お若い頃この当たりを走っていらしたとは!
桶狭間古戦場がまさかこの場所にあるとは思ってもみませんでした。もう一つの候補地も緑区ですが割合近くですね。古戦場と言えば、浜松城から三方原を少し距離があったのですが眺めることができました。
名古屋市内をてくてく歩きはじめが有松とは。名古屋は乗り換えで駅に降りただけでまさに初めてでした。
重伝建については6年くらい前に2学期間講義を聴きにいきまして存在は知っていました。しかしその後追加されたのは不勉強で確認していませんでしたので、教えていただかなかったら、馬籠や妻籠のように素敵と思っただけでしょう。ありがとうございました。ご一緒出来ないのが残念でしたが、感謝しております。

投稿: tona | 2018年6月29日 (金) 08:35

tonaさん、おはようございます♪
絞りはどこででも作れるものかと思っていましたが、
有松の絞りが有名なのですね。
外国人がはるばる買いに来るくらいなのですから、
相当品質が良いのでしょうね。
最近はハンドタオルばかりでハンカチを使わなくなりましたが、
見直さないといけませんね。
桶狭間古戦場跡はさすがに歴史的な地だけに
墓碑、石碑など当時をしのばれるものがたくさん残っていますね。
有松の町並みも素敵です。
うだつを初めて知ったのは川越を散策した時かもしれません。
桑名宿を最後に、真夏は一時お休みされるそうですが、
その方が体のためには良いかもしれませんね。

投稿: hiro | 2018年6月29日 (金) 09:52

暑いのにお元気ですね。
いつも拝見していますが、旧東海道には昔の文化遺産が
数多く残っているのですね。興味深く拝見さしていただいています。

 ところで、TVでよく見ますが、外国の観光客に、思ってもみなかったものが
人気があるのですね。中にはこんなものまでがというのもあります。
やはりネットによる口コミなんでしょうね。面白い現象ですね。

 以前、中国の観光客にランドセル、目薬、化粧品などがブームになったことが
ありましたね。
 おかげで思いもよらぬ商売繁盛があるわけです。

 今日は梅雨明けしたみたいな天気。夏の太陽が朝からギラギラ。
外に出ると焼けつくように暑い。洗濯物はよく乾いています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

パスワードが正しくないのか、niftyにログインできず、ブログの更新が
出来ないので、登録情報を再設定しました。
新しいブログのURLは次の通りです。
時間がとれましたら、訪問してください。

  http://4khayato.cocolog-nifty.com/blog/

投稿: 夢閑人 | 2018年6月29日 (金) 13:01

★hiroさま こんばんは♪

私も絞りの真似事を2回くらいしましたが、なかなか難しいものです。
今も伝統を絶やさないで、外国人まで来て買うようになったことは嬉しいことです。
この頃はやっぱりハンドタオルですか。
ハンカチも有松のを使ってみたくなりました。

七石表が面白いですね。7人の武将の戦死場所と思われるところに碑が建っているのですから。それでもここが実際の戦場かどうかまだわからないというのですね。
ここの建物を見て卯建だけでなくいろいろなところに防火対策をしているということでした。
とうとう梅雨が明けてしまいましたね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2018年6月29日 (金) 19:23

★夢閑人さま

思ったより東海道は昔の幹線道路、いろいろな歴史も錯綜し、学ぶことが多いです。

外国人がこのところ旅行だけでなくお土産も目的だそうで、なるほど私たちが思ってもみなかった品物に目を付けていることに驚きました。
仰るように思いがけないところが繁盛しているのですね。
そういえば外国に行ってもあまりお土産に欲しいものがなくなりました。年のせいだけでなく品質の良い日本のもので大満足ですね。
食べ物やお菓子はもう日本が一番です。

新しいブログを開けましたので差し替えます。
東海道の方もいつも読んでいただきありがとうございます。

投稿: tona | 2018年6月29日 (金) 19:37

わっ,味噌煮込みうどんだ。
迂闊にも店名は「山本屋」とばかり思っていたので
「山本屋本店」はてっきり大門本店のことかと思ってしまいました。
新幹線地下街のエスカ店ですよね。
私はいつもきしめんではなく味噌煮込みうどんをお土産にしました。

さすがに「七里の渡し」はないみたいですね。

投稿: gaki | 2018年6月30日 (土) 07:57

★gakiさま

新幹線地下のはエスカ店なのですね。
味噌煮込みうどんを名古屋駅で食べたのは初めて、なばなの里に行ったときは駅のそばらしいお店で「ひつまぶし」でした。
名物2つ制覇です。
先々週続きの七里の渡し跡を宮宿側と桑名宿側の両方を見てきました。
予約制のミニクルーズがあるようですが、乗りに行く予定は今はないのです。
きしめんは醤油味でした。
ありがとうござました。

投稿: tona | 2018年6月30日 (土) 08:36

昨日は近鉄四日市駅から旧東海道を歩きましたが
雨に降られ南日永駅近くでリタイアしました。
今日はリベンジ・・・南日永駅から日永追分や
杖衝坂(ヤマトタケルの「吾が足三重の勾りをなして・・・」三重県の名の由来になった)を経て
采女一里塚跡まで歩いてきました。

Saas-Feeの風の旧東海道てくてく旅、一旦ここでおしまいにしますね。

ご参考になれば幸いです。
でもSaas-Feeの風のブログアップよりもtonaさんの旅のほうが先になりそうです。

日永の手前から日永追分手前までの旧東海道は道幅が狭いうえに
自動車交通量が多いので歩く際には充分に注意なさってください。
歩道がありません、車のすれ違いがどうにかできるという程度の道幅です。

そしてこちらの交通マナーは東京・神奈川でのそれと比べ
格段に好くないこともご留意ください。

暑いですよ~、これも厚木からこちらに来て驚いたことです。
厚木ではエアコン無しの生活でしたが
こちらに来て暑さに閉口し、初めてエアコンを導入しました。

投稿: Saas-Feeの風 | 2018年6月30日 (土) 16:12

★Saas-Feeの風さま

まあ、連日で四日市から先を歩かれたのですね。昨日は雨の中、そして今日はこちらは33℃で暑かったですが、そちらも暑かったのではと想像しますが、大変でしたね。
また参考にさせていただきます。
四日市からはナローゲージのあすなろう鉄道だとか。乗るのも楽しみです。

いろいろと注意点もあげていただき感謝です。
以前1回だけ歩道がなくて車とすれすれの所を歩きました。
日永手前から日永追分手前まで、地図で見ると随分長いように思われました。
マナーのことまではさらに知りませんでした。
名古屋の方は暑いとは聞いていました。
暑い時はやめようと思います。
来週は曇り時々雨と言うことで晴れよりいいですので歩く気になっています。。
ご親切にいろいろありがとうございました。

投稿: tona | 2018年6月30日 (土) 19:49

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