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2018年9月20日 (木)

東欧5ヶ国ドナウ川クルーズ(最終回)

<10日目> 8/28(火)晴、13~28度 オシエク(クロアチア)

船は夜半にクロアチアに入り、早朝ヴコヴァルに到着し、ドナウ川の支流ドラヴァ川岸のオシエクにバスで向かう。
クロアチアはお臍から下の両足を模したような面白い形の国であるが、アドリア海に面したザダル、シベニク、スプリット、ドブロブニクのあるダルマティア地方と北にある首都ザグレブが有名ですが、今回は向かって右側(スラヴォニア地方)の短足の足底の中心のオシエク見学です。

歴史的には1526年にオスマン帝国軍に破壊、略奪された。1687年、今度はハプスブルク帝国領下に。バロック様式の建築物が立ち並び、ウィーンやブダペストの影響を受けて文化が花開く。1991年から1995年のクロアチア独立戦争ではここでもたくさんの命が奪われた。宗教はローマカトリックが86.3%

                                     クロアチア・ヴコヴァルで 
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オシエクは全て要塞になっていて、オスマントルコを防衛するために五稜郭のように設計された。模型。しかし破壊されてしまったので今は一部の城壁のみ残る。
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                                          内戦による壁の弾痕
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クロアチアの猫(岩合さんの世界猫歩きで隣国のボスニア・ヘルツェゴビナの猫を紹介していたので見入ってしまった)
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     フランシスコ修道院(17世紀)ハンガリーから流れてきたマリア様を祀っている1871_450x300
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                  中央広場の三位一体像(1792年建造、ペスト終焉記念像)
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真ん中の町から上の町へ
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聖ペテロ・パウロ教会 1892年着工、1900年完成のレンガ造りネオゴシック様式。
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                                              街の風景
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昼食は船内で。サーモンサラダ、ポークロイン、チーズ、パイナップル
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午後はシェスタ。16:30ハンガリーのモハーチ到着。シェンゲンエリアに入る入国審査が行われた。

船内最後の夕食 ハンガリーに入ったのでハンガリーの国旗が飾られ、給仕をしてくださる方もハンガリーの民族衣装。ダイニングルームの模様替えや衣装替え、そして誕生日の祝いをされた人が今まで数回あった。ピックサラミ、ハンガリーグヤーシュ、クレープ。
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船には8日間(3日目夕方から11日目朝まで)で朝食8回昼食5回夕食8回も御馳走になり、お世話になりました。添乗員さんも船内放送を日本語に通訳して大活躍でした。

<11・12日目> 8/29・30(水・木)晴、29度 ブダペスト(ハンガリー)~日本へ

                                     5:55 月が川面に映っていた 
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川の水が少ないためにブダペストに着けず、途中のハンガリーのカロチャに早朝に到着。7:30に船とお別れ。ありがとう、ヴィヴァルディ号。
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バスで首都ブダペストに向かうが朝のラッシュで交通渋滞で大混雑。11時頃本来着くべきブダペストの船着き場に到着後、主な所のみ、バスで市内観光。この街には縁があって3回目。ずっと人が少なくて静かな街を巡っていたので何と観光客の多いことと、久しぶりに大都会に入ったという感じだった。
ハンガリーも歴史的にはいろいろあるが、1000年にハンガリーの英雄イシュトバーン1世によって建国された王国が1918年まで続いたということだ。文化、音楽、芸術などは割愛して、人口と宗教だけを。人口は約1000万人。宗教はカトリックが約68%、プロテスタント約25%。

・ブダ側
                                                  王宮
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漁夫の砦(1896年建造の白い石像のとんがり屋根を7つ持ち漁業組合が守っていた)と教会
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                                                漁夫の砦
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                                漁夫の砦よりドナウ川とペスト側
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                                   国会議事堂(夜がきれい)
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チャーマーシュ教会 1255年のゴシック様式建築で歴代王の戴冠式が行われた。屋根はジョルナイ陶器で出来ている。塔の高さは88m。黒いマリア様を見る。
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・ペスト側
聖イシュトバーン大聖堂 1851年から約50年かけて完成。ドームの高さは96m。第1代の王の名前が付いた教会。
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良く見えなかったがイシュトバーンの聖なる右手や主祭壇のイシュトバーン像などを見る。
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昼食のレストランで生演奏を聴きながら グヤーシュスープ、チキンパプリカ、クレープ
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ブダペスト空港17:30発でカタールを経て12日目の30日18:30に成田に到着した。
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船に乗ってからは一日中観光したのは2日間だけ。あとは殆ど半日観光で、残りはシェスタということでゆったりとした旅行でした。美しき青きドナウ、飛び交う鳥、緑豊かな平野、静かな古都、そこに残る弾痕。まだまだ旅行にも行けない貧しい人々がいるというが、それを感じさせないきれいな町や村の佇まい。ことに内戦などで傷ついたバルカン諸国、今回はセルビアとクロアチアの一部しか見られなかったけれど、住んでいる周りの景観を決して乱さない徹底ぶりは全ヨーロッパに共通の事といえましょう。何事もないように見える欧州も今年は暑かったとのこと、また雨が少なく川の水が少なく大きな船が就航できないということがあるとは考えもしませんでした。日本は地震と台風、ゲリラ豪雨と災害にずっと見舞われっぱなし。大変な人が多い中、こうして遊んで申し訳ないとも思ったことでした。

ぼーっと見ていただけの旅行記を、長いこと読んでいただきありがとうございました。

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コメント

https://blog.goo.ne.jp/tsukimiso17/e/61eb4f61aafbf25e49f83ff5c51c90ab

tonaさまは、どうやらハンガリーは二度目の
ようですが、私はかなり前に一度だけです。
それもこれは、簡単な記事です。
当時はこの程度でした。翌日の31にもすこし
書いていますが・・・
教会に見覚えがあり、ページを紹介しました。
このごろは、gooは、TBできないのです。

とてもくわしく書き止留められていて、
将来見直されても参考になりますね。
旅の記録も日にちが過ぎれば忘れます。

料理やファッションや、ニャンコまでも。
これは余裕があるからですね。

どこの国かは忘れましたが、生演奏を
聞いたことがあります。演奏後夫は
お札を渡しました。

投稿: matsubara | 2018年9月21日 (金) 07:56

★matsubaraさま

コメント有難うございます。
拝見しました。国会議事堂が見えますね。ハンガリーは私は1997年と2011年と2回訪れたので、今回は「どこを見ましょう」なんて不遜な考えで行きましたら、やはりこの景色、又感動しています。教会の中も3度目なのに忘れていました。1997年当時はチャーマーシュ教会はスリが多いから極力注意するようにと言われてこわごわ入った覚えがあります。今は胸元さえしっかりしていれば怖いことはありませんね。

今回は半日観光が多くて退屈と思いきや、船でごろごろしていてても退屈もせず、体は常に休まっていたと思います。
フランス料理がきれいだったので、これだけは撮ろうと思いました。一皿だけ忘れましたが。
猫の顔もよく見れば日本と違うような。カラスや雀に色も白っぽかったり薄茶色だったりしますものね。
昔チェコやハンガリーでは生演奏が多かったです。目の前で演奏してくれるとチップを渡します。今回も我々だけサービスしました。
トイレは1回だけ有料でした。長距離走らなかったのでトイレが必要でなかったわけです。


投稿: tona | 2018年9月21日 (金) 08:42

旅行記、楽しく拝見しました。

>住んでいる周りの景観を決して乱さない徹底ぶりは全ヨーロッパに共通の事

これは本当にそうですね。
道に犬の糞が落ちていたりゴミが散乱していたりしても
景観だけは本当に綺麗。
何処を切り取っても絵葉書のような景観です。
日本は、糞やゴミはないけれど
街並みは色合いも何も統一感がなく、ゴチャゴチャ。
違うものですねえ。

投稿: zooey | 2018年9月21日 (金) 13:02

★zooeyさま

読んでいただきありがとうございました。

清潔さにおいては江戸時代から文献によれば、とても清潔な日本、それに比してヨーロッパの都市は糞尿垂れ流しで、道も川もとても住めるような状態ではなかったそうですね。
今は清潔になって(糞の始末をしないのが不思議)清潔さでは日本と同じ状態です。日本は敗戦後急ピッチで成長したものの、短い住居の生命とはいっても、国家としても都市計画はなっていないのですね。景観は一切考えず、不動産業のやりたい放題、もうめちゃめちゃ。電線の見苦しさもひどいものです。
投稿は犬を飼っている人を殆ど見かけなく糞は一つも落ちていませんでした。勿論、田舎を除いて電線もめぐらしていません。
危険な空き家が一層みじめな景色を作っています。
東京駅付近はきれいになったと思いますが、新幹線で走ってもずっと続く町も同じです。歩いていてもがっかりが多いですね。もう絶対に欧州のようになりません。

投稿: tona | 2018年9月21日 (金) 14:04

工程に追われることなくゆったりとしたクルージングの旅は
初めて訪れる観光名所を巡る旅とはちょっと趣の違う
素敵な旅であったと拝見しました
クロアチアの内戦による弾痕の生々しさ・・・
私も去年訪れたドブロブニクでも目にしましたが
幾多の戦いを経て今がある街の多いことが印象的なヨーロッパですね
船内の食事はどれもきれいで、美味しそうです
エジプトのナイル川クルーズを経験しましたが
その時の料理の悪さが今でも語り草です(-_-;

投稿: ビオラ | 2018年9月21日 (金) 16:40

tonaさん、こんにちは~♪
クロアチアのオシエクは要塞都市なのですね。
五稜郭のような要塞の城壁に残る弾痕に内戦のすさまじさが感じられます。
街の風景や赤レンガ造りの教会が印象的でした。

ハンガリーと言えばブラームスの「ハンガリー舞曲」
リストとバトルーク、そして食器のヘレンド位しか知りませんでした。
ブダペストがドナウ川を挟んで、ブダ側とペスト側に分かれていることも・・・
どちら側の景色や建物もとても素晴らしかったです。

東欧諸国には一度も行ったことがありません。
お金と相談ですが、tonaさんのブログを拝見して、
その素晴らしさが分かり、私も行ってみたくなりました。
クルーズだったらゆったりと旅を楽しめるのですね。
素敵なご紹介、ありがとうございました。

投稿: hiro | 2018年9月21日 (金) 16:58

長い旅行記、お疲れ様でした。
私はヨーロッパは何処も行ってないので、旅行記楽しませて貰いました。
tonaさんの旅行記を読んで見識を広めようと思っても傍から忘れます。
やはり自分の目で見るのが一番ですね。

長い船旅で飽きないかと思ってましたが、意外と飽きないようですね。
こんな大きな船でご夫婦揃って旅行が出来た事は幸せです。
旅行中の食事、見るからに綺麗で食欲もそそるでしょうが日本食は恋しくなかったですか。
私は海外旅行の食事はまず駄目で、2,3日目から日本食が恋しくてたまりません。

投稿: ラッシーママ | 2018年9月21日 (金) 17:17

ゆったりとした、このような旅をしてみたいものと
今回の旅行記で深く思いました。
バスと鉄道での旅しか経験がありません。
船ですと時間の流れが違うのじゃないかなと思えてしまいます。
特にヨーロッパではドイツ・イタリア・フランスの雰囲気を持つスイスしか行っていませんから
東欧の、ちょっとちがった雰囲気を味わう機会を持てば良かったと思っています。

投稿: Saas-Feeの風 | 2018年9月21日 (金) 20:32

こんばんは happy01
ドナウ川クルーズの旅、毎回楽しく拝見させていただきました。
民家の壁の銃弾の痕、激しい内戦を今に伝えていますが、しかしそれらを経験した人々はあの銃痕を見て、どのような思いを抱くのでしょうね。
その頃バルセロナ五輪の総集編を見た時に、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表のマラソン選手が紹介されたのを今も覚えています。オリンピック出場前、まだまだ内戦状態だったサラエボの街で、トレーニングを続けていたそうです。走っている道路沿いの建物には戦火の爪痕が残っていました。
近年激しい内戦があった東欧諸国を思えば、今の日本の平和がいかに有り難いかを知る思いです。
ブダペストの国会議事堂の夜景は、何かで見たことがあります。本当に綺麗でした。ドナウ川をはさんでブダとペストという地区があるのですよね。
東欧の古い街並みから新しい街並み、内戦から復興を遂げた街、色々拝見させていただき、ありがとうございました。

投稿: 慕辺未行 | 2018年9月21日 (金) 20:51

★ビオラさま

殆どが半分休みと言う旅はせっかちに旅する日本ではあまりあり得ませんね。
実際にやってみるとこれが退屈でなく休養したりしてなかなかいいものです。初めての体験です。
家では毎日休みですが、やっぱりせかせかと家事の合間に遊びをこなしていますからね。

私もスロヴェニアとクロアチアでは家の弾痕をあちこちで見ました。
エジプトでもクルーズがあったのですか。私は1996年でしたし、クルーズはなかったです。ファルーカには乗りましたが。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2018年9月21日 (金) 21:15

★hiroさま

こんばんは♪
自分の家にあんな沢山穴が開くほど撃たれたら生きた心地がしませんね。大変な思いをしたのですね。
オシエクは初めてでしたから興味津々。なかなか素敵な街でした。
東欧諸国はまだ貧しいですが、今は平和になって丸々ヨーロッパですから安心して旅行できそうですよ。
クルーズは年取ってからでよいかもしれません。いつか行かれますように!
ありがとうございました。

投稿: tona | 2018年9月21日 (金) 21:23

★ラッシーママさま

帰ってきてから3週間も経っていますね。
我ながらのろまで忘れちゃいそうです。
そうなのですよ。
いくら有名人が書いたきれいな旅行記を見ても
実際に自分の目で確かめないと納得できないですね。
食事ですが、いつも和食が恋しく半分も食べられないのですよ。ママさんと同じです。
ところが今回はフランス料理(いつもは嫌っています)が大変上質で油濃くなく、味も良くてお寿司やラーメンを恋しく思いませんでした。珍しいことです。他の旅行ではいつも自由の日はお寿司屋さんに行ったりしていますが。
朝1度だけお粥を食べました。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2018年9月21日 (金) 21:31

★Saas-Feeの風さま

ヨーロッパ人と一緒にヨーロッパ人風な旅をしてきました。
まあ、高齢になってしまってこんなに楽な旅はありがたかったです。
半日も本読んだりパズルしたり、川を眺めたりが何日も続くのですから退屈するかなあと思いましたが、こういう時間を体験したのはありがたいことでした。日本ではないですから。病気したときは仕事しないで寝ているだけは苦しいですものね。
東欧は素朴で、あるいはイギリス的かもしれません。全然風景が違うのですが。
まだお若いからいつか奥様とごゆっくり行かれるといいですね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2018年9月21日 (金) 21:39

★慕辺未行さま

こんばんはnote
ずっと見ていただきいつもコメントをありがとうございました。
語学がお出来になってちゃんと鉄道などを使って、ドイツなどを旅をされていらっしゃるし、またなかなか行かれない高地ヒマラヤへ行かれているので、見る目が違うなあと思いました。
クロアチアやスロヴェニアでもたくさん見ましたが、弾痕を残してあるところも多いようですね。
今のイラクやパレスチナ、アフガニスタン、パキスタンなどの映像を観るともうその恐ろしさに目を覆いたくなります。
そうでしたか。私はそのバルセロナオリンピックのボスニア・ヘルツェゴビナの選手のお話知りませんでした。
今テニスが話題になっていますが、あるいはサッカーの時もそうでしたが、東欧、中央の選手が多いし、頑張っていますね。凄いことです。
本当に日本は平和ボケと言われますが、ありがたみを忘れて我儘言っているような気がします。少し引き締めて有り難く生活をしなくてはと反省です。こちらこそありがとうございました。

投稿: tona | 2018年9月21日 (金) 21:59

こんにちは。ドナウ川クルーズを楽しく拝見しました。いつかこんな旅ができれば良いと思います。丁寧にご説明いただき有り難うございました。

投稿: 多摩NTの住人 | 2018年9月24日 (月) 14:41

★多摩NTの住人さま

こんにちは。
いつもいつも読んでいただき、コメントをいただきありがとうございました。
感謝です。
とてもとても楽々旅ですから多摩NTの住人さんは遠い先で大丈夫ですね。

投稿: tona | 2018年9月24日 (月) 15:38

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