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2018年9月17日 (月)

東欧5ヶ国ドナウ川クルーズ(5)


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<8日目> 8/26(日)晴、16~25度 終日航海日

左舷からブルガリアからセルビアの国境が見え、ドナウ川はセルビアと右舷ルーマニアの国境を行き鉄門峡(アイアン・ゲート)を通る。アイアンゲートはドナウ川最大の景勝地で川幅が100~150mまで狭まり、水深は50mまで深まり、ドナウ一の渓谷美が約130㎞続く。そして1994~2004年にかけて熱狂的な登山家グループによって彫られたダキア王のデケパルス(在位87~106)の彫刻があるのでしたが・・・・・

                                   7:50分頃 立派な橋をくぐる。
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11:15分頃 左舷にブルガリアとセルビアの国境が見えた。国境には川が流れているとのこと。
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   昼食 パテのパイ包み、サーモンステーキとロブスターパスタ、ティラミス
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            13:30鉄門の第2閘門手前の橋が見えてきた
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         閘門の横。 船の後部から閘門が閉まるのを見忘れた。
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閘門の前側 船を固定し、閘門が開けられ水がドンドン入ってくる。水位が同じ高さになったら船を進める。
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            18:47頃、第一閘門に入る。ここは2段上がる。
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             19:00頃、振り返ると閘門入口が閉まる。
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                  19:30 第2段目が見える
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鉄門に入ったのは21:30頃になってしまっていた。第2閘門に入ってから3時間も経っていて、もう真っ暗。船からライトアップしたが鉄門峡もダキア像王も見られなかったのがとても残念なことでした。
20:30にガラ・ディナーが始まる。 フォグラ、子牛肉、チーズ、ベイクドアラスカ(デザートのみ、鉄門を見終わってからとなる)
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21:30頃、ディナーの途中から甲板に出てまずトラヤヌス記念碑(セルビア側)を見る。AD100年頃ローマ帝国の軍団道路が通った記念碑。
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五賢帝の一人トラヤヌス帝(在位98~117)は101年と106年にダキア戦争を起し勝利。それからダキアはローマの属国になり、ローマ人を植民した(ダキアに金があったから)。ローマ人の言語たるラテン語がこの地の言語になり、混血してルーマニア人の祖先になった。ルーマニアの由来はローマ。
元々トラキア人の一派ダキア人がBC1000年頃ドナウ川の北側に独立国家を建設した。南側のブルガリアに住んだのがトラキア人であった。

ダキア王・デケバルスこそダキア戦争でトラヤヌスに敗れて最後は殺されてしまった王だ。高さ40mあるそうで白昼見たら圧倒されたでしょう。絵葉書を買って見たらこんな様子です。ヨーロッパ最大の大きさ。
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          5分後マラコア教会(ルーマニア側)が浮かび上がった
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<9日目> 8/27(月)曇 15~25度 ベオグラード(首都)、ノヴィ・サド(ドナウ川沿いの第2の都市)(セルビア)

セルビアは旧ユーゴスラビア連合のチトーが亡くなって後、いろいろ紛争を経て、2006年モンテネグロ独立により、スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、モンテネグロ、マケドニアの6共和国が誕生し、ユーゴスラビア連邦は完全に解体した。なお、アルバニアは独自の道を歩む国で同じバルカン半島にありながら別である。コソボは100ヶ国に承認されている。

           今日は珍しく曇の予想。川霧がたちこめていた。
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10時にベオグラードに到着した(丸2日間船内で過ごしたが不思議、退屈はしなかった)。11時から昼食。ガーデンサラダ、フィレミニオン(写真撮り忘れ果してどんなお料理だったか?)、メレンゲのお菓子
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●ベオグラード観光 セルビアは、今回訪れた5ヶ国では初めての国で、2つの都市を観光するだけだけど、楽しみにしていました。
・カメラグダン公園と城壁
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ベオグラードでサヴァ川がドナウ川に合流している。手前がサヴァ川、向こうがドナウ川
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                      サヴァ川
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・聖サヴァ聖堂(セルビア正教会)1935年から建設始まるが寄付で建設のため未完成。世界最大級。但し主教座聖堂でなく聖ミハエル大聖堂が主教座である。
外側はギリシャ大理石、内部はカララ大理石、地下には24金の金箔が使われている。
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・隣のチトーが建てた小さなセルビア教会の中
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・クルセドの僧院 郊外ヴォイヴォヴィナ地方・フルシュカゴラに16世紀にオスマントルコから逃げてきたコソボのキリスト教徒たちが40以上の修道院を造る。現在16のみ。
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・ドナウ沿いのホテルで発泡酒とデザートでリフレッシュメント
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●ノヴィ・サド観光 セルビア北部ヴォイブォヴィナ地方の中心地で、セルビア第2の都市。ドナウ川の寄港地。
日も暮れ、夜の街を観光。
                     カフェ通り
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                  図書館とセルビア教会
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可愛い男の子が握手して、なかなか手を離してくれなかった。嬉しいおばあさんであった。
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                     大司祭宮殿
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                    カトリック教会
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                        市庁舎
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               フランツ・ヨーゼフが宿泊したホテル
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ノヴィ・サドの船着場より帰船。夕食、キルシュ、鴨胸肉、ピーチメルバ。船の食事のデザートは日本もののようにあまり甘くなかったのがありがたい。
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コメント

大規模な閘門ですね。
京都にもありますので、下に書いています。
一部ですが・・・
https://blog.goo.ne.jp/tsukimiso17/s/%E9%96%98%E9%96%80

愛知県にもありますが、やはり小規模です。
すごいところを見られましたね。
海外では近くで見たことがありません。

ルーマニアはローマから派生しているとは
聞いていたのですが、イタリア語より
スペイン語に似ているようです。

各地でおいしい食事や素晴らしい建築物を
見られて有益な旅でしたね。

投稿: matsubara | 2018年9月18日 (火) 08:17

★matsubaraさま

三栖閘門は寺田屋に行ったときにあることさえ知りませんでした。
こちらにも潮来にあり乗りましたが全く小規模でした。坂本龍馬が殺されたのは近江屋で、龍馬に全く関係なかったのが池田屋だということがやっとわかったところです。
イギリスのフォート・ウイリアムスでは2度ほど見たのですが、これも今回のに比較したら小さくわかりやすかったです。
今回の閘門は大きかったし時間がかかりました。
ルーマニアのダキアを制したトラヤヌスはスペイン出身の、皇帝では初めてローマ出身ではなかったのですが、それが影響しているのでしょうか。
中欧はもちろん、バルカンもバルト三国も全く西欧と同じで、ただ経済格差の違いかなあと思ったことでした。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2018年9月18日 (火) 08:51

こんにちは
 
閘門を利用して川をさかのぼっていくのですね。
川の航行のことをよく知りもしないで、大きな川だと船の動力だけで
上りも下りも自在のような気になっていました。
これだけ大きな川に造られた閘門は迫力もあったでしょうね。
川の水量が減っているせいで、アイアンゲートもダキア像も
暗くなってからになってしまってご覧になれなかったこと、
とても残念でしたね。
霧の立ち込めた川の景色はとても幻想的ですね。数々の戦いを経てきた
歴史の幻影と重なっていくような気持ちになりました。
ベオグラードも美しい街ですね。建物はかっちりした造りが
多く感じられました。夜も多くの人が寛いでいるようで、治安が良いのですね。

投稿: ポージィ | 2018年9月18日 (火) 11:18

ドナウ川遡航の旅も中後半にさしかかり、いよいよセルビア上陸ですね。私も2017年1月にバルカン半島六か国を周遊した時に、ベオグラードとノヴィ・サドにいきました。その時は雪がどっさりあり、ベオグラード要塞から眺めたサヴァ川とドナウ川の合流点ではドナウ川の方は結氷していました。又、ノヴィ・サドのスロヴォダ広場からの四囲の眺め、懐かしく思い出しました。カトリック大聖堂、市庁舎、シシィが宿泊したホテル・ヴォイヴォディナなど。tonaさんの日記を読み、季節の良いときにもう一度行ってみたくなりました。

投稿: shikamasonjin | 2018年9月18日 (火) 13:19

しばらく更新のみのブログでしたが
今朝から復帰しました。

東欧5ヶ国のブログ記事には
世界史で学んだ固有名詞がたくさん出てきて
懐かしい思いがします。
でも実際にどれほどのことを知っているかというと
世界史に出てきている事項くらいのことで
ここで採り上げられている内容については
まったく知らない、判らないことばかりです。

実際に現地に行って見聞しないと身にならないことがわかりますね。

教会の美しいこと、これは」キリスト教会でもイスラムモスクでも同じですね。

投稿: Saas-Feeの風 | 2018年9月18日 (火) 14:59

tonaさん、こんにちは~♪
閘門の仕組み、おぼろげながらわかりました。
人間の知恵って素晴らしいですね。
水面に高低差のある場所でも安全に船の行き来ができますね。

ルーマニアがローマから派生していること、初めて知りました。
歴史は好きだったので、日本史も世界史も選択したのですが
世界史はほとんど忘れています。
教会の建物は宗派に関わらず、素晴らしいですね。

それにしてもいつも美味しそうなお食事ですね。
食いしん坊の私はこれだけでも体験できたらと思ってしまいます。

投稿: hiro | 2018年9月18日 (火) 15:55

★ポージィさま

こんにちは。
渓谷を閘門を利用して上っていくとは思いませんでした。ですから日本の急流の渓谷美とは違うわけですね。しかしながらそんな景色や両側断崖絶壁も真っ暗で見られなかったのが悲しいです。
船長さんにこそ、座礁しないようにゆっくり進んで安全に航海したのですから感謝しなくてはです。
唱歌にも川霧の歌があったように思いますが、朝靄は見たものの川霧は初めてです。数々の歴史の幻影を重ねられてポージィさん、素敵です。
ベオグラードもノヴィ・サドも平和そのもの、バルカン半島もすっかりドンパチがなくなったように思えます。夜も安全な感じですね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2018年9月18日 (火) 16:22

★ shikamasonjin さま

あのときは6ヶ国にいらっしゃったのでたっけ。
アルバニアとマケドニア編は記憶にあるのですが。
自分が実際に行って見ないとわからないものですね。
ドナウの方だけ結氷していたのですか。想像が出来ません。そんなに寒いのですね。
ノヴィ・サドの夜の散歩は、船が遅れたために出来たので当初の予定に入っていませんでした。とても得した気分です。アインシュタインの娘さんが貴族と結婚したところも紹介されましたし、歌劇場もちゃんとありました。
マケドニアとアルバニアとボスニア・フェルチェゴビナ(トイレ休憩で寄っただけ)はとうとう行くことが出来ないで、これまた残念な思いですが、セルビアを走ることが出来て満足しました。ありがとうございました。

投稿: tona | 2018年9月18日 (火) 16:34

★Saas-Feeの風さま

法事などお忙しくて大変でした。本当にお気の毒で自分だったらどう生きていくかなどと考え立ち直れないなあと思いました。

私も世界史で勉強したことは地名や国名の一部で、今回はさっと歴史を見たのですが、バルカン半島もなかなかにやっかいで何回読んでもダメという感じです。
本当に現地で見てこそわかってくることが多いです。
今回は東方正教会の中をたっぷり見ることが出来ました。ロシアでは中を見せてももらえませんでした。撮影可能でまだ西欧とそこが違っています。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2018年9月18日 (火) 16:43

★hiroさま、こんにちは♪

私も大きな閘門に入った時、船の前へ行ったり後ろに行ったり、開いたり閉まったりを見て仕組みがはっきり分かった次第です。両側の建造物の高いことも他と違って驚きました。
渓谷になっている部分にトラヤヌスは当時として最高の技術で橋をかけて軍事的要所にしたそうで2000年の昔に思いを馳せました。
私も高2で日本史、高3で世界史でこれだけでも勉強が忙しかったです。それも殆ど忘れてしまって、今からまだまだ勉強です。
教会、カトリックやプロテスタントのはたくさん見ましたが、モスクは殆ど見ていません。東方正教会もイコンが美しいですね。
和食好きの私でも朝はお粥をいただいたりしましたが、フランス料理をずっとこんなに食べられるとは思いもしませんでした。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2018年9月18日 (火) 16:54

こんにちは。河口の頃とは随分景色が変わってきましたね。セルビアですか。近代史はほとんど忘れています。古代史のギリシャ史、ローマ史をまた読み返したいです。

投稿: 多摩NTの住人 | 2018年9月18日 (火) 19:38

★多摩NTの住人さま

こんばんは。
セルビアは初めてでしたので、今回はバルカンの歴史を読んだのですが、全然頭に入りませんでした。
ローマ、ギリシャは塩野七生さん本を読みましたが、だんだん忘れています。
10数年前、バルカンの国々はとても貧しく旅行も大変と聞きましたが、今は西欧とはインフラが違いますが、夜もこのように明るくもうその面影はないと思われました。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2018年9月18日 (火) 20:41

さすがヨーロッパの大河。滔々と流れ、そのスケールの大きさが伺い知れます。

閘門があるのですね。初めて知りました。
高低差があるのですね。
あんな大きな船が閘門をゆっくりと通過する。
おそらく初めての経験だと思いますが、いかがでしたか?

 東欧の国、名前はわかりますが、さてどこにあるのか地図を見てわかりました。
ブリガイア、琴欧州の出身地。ブルガリアヨーグルトでお馴染みの国。
 旅行しなければ印象に残らないところ。
ヨーロッパとアジアの中間。両方の文化があるようですね。ヨ^ロッパとまた違う感じがします。船から見る風景もまた陸路と違ったものが見られたのでしょうね。こんなゆったりとした旅もいいでしすね。
始めて見る風景に感動しまいた。

投稿: 夢閑人 | 2018年9月19日 (水) 17:32

★夢閑人さま

日本の名だたる川とは違って川幅が広い所が多くて、ヨーロッパの大河としてはトップクラスでしょうね。
潮来で小さなのを体験しましたが、こんな大きな閘門は初めてでした。2回で3段ですから結構時間がかかっています。まあ、そのために鉄門の方が見られなくなってしまったわけですが。
でも水がたまって同じ水位になるのには時間がかかるのは大きいのですから大変です。良い体験になりました。
私もやっと今回バルカン半島の国々の名前や位置、簡単な歴史を知ることが出来ました。
午後の半分はシェスタ、殆ど部屋やデッキに出て過ごしていました。本当に毎日動き回るのとは違ってゆったりしてこんなのは初めてです。
それでも帰れば結構疲れていました。10年前と何たる違いでしょう。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2018年9月19日 (水) 19:23

こんばんは
本棚に1985年発行の世界地図がありました。見てみたら当時はソ連もユーゴスラビアも崩壊前で、ユーゴスラビア国内には現在の国々の名前が連邦の一部地域名として記載されていました。
ドナウ川を境に国が分かれているのですね。30年ほど前になるでしょうか、この地域で紛争が起こっていましたね。今はどの国も平和なのでしょうか?
閘門はパナマ運河をTVで見たことがあります。いわゆる”川のエレベーター”ですね。名古屋にも堀川と中川運河が合流するところに松重閘門があります。しかし今は使われてなく、歴史的建造物として残されています。
教会内部の装飾、そして街並み・・・やはり素敵ですね。日本の古い街並みも素晴らしいですが、ヨーロッパの古い街並みも私は大好きです。
記事を読みながら、たくさんの写真を拝見し、私自身楽しくバーチャル旅行させていただきました。ありがとうございました。

投稿: 慕辺未行 | 2018年9月19日 (水) 23:07

★慕辺未行さま

おはようございます。
私も古いベルテルスマンの地図帳を持っていまして、果たしてどのくらい古いか調べてみました。2000年でした。ですからセルビアとモンテネグロがくっついてユーゴスラビアとなっていました。最新買ったのは軽いですが国が小さくて見えにくく、それさえ11年前のです。
ドナウ川は10ヶ国を通っていますが、ドイツだけオーストリアに突入し、あとはどこかで国境となっているのですね。
私もパナマ運河をテレビで見ました。新しく拡張されて、また凄い船の数ですね。
今回ドナウ川は水が少なかったために大きな船は見かけなく単独航行みたいな感じでした。
名古屋の中川運河あたりの航空写真を見てみました。ミニチュアパナマ運河と呼ばれたそうですね。
今回教会は正教会とクロアチア以後はカトリックと両方を見る事が出来ました。
街並みも西欧化されハプスブルクの影響が色濃くなっています。
こちらこそ素敵なコメントをいただきありがとうございました。

投稿: tona | 2018年9月20日 (木) 08:59

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