« 東海道31 土山宿~水口宿(前編) | トップページ | 今年の桜は秦野・弘法山  土山宿の花結び »

2019年4月 7日 (日)

東海道31 土山宿~水口宿(後編)

 
Photo_23


土山宿~水口宿 

人影は殆どなく、たまに人に会うとお辞儀をしてくださったり、話しかけてくださったり、ちらしをくださったりととても親切な人が多い。そして次の宿もそうだったが小さな休憩所が多く、ありがたかった。

野洲川に架かる歌声橋を渡る。野洲川はこの後、水口、石部と東海道に沿って近くなったり遠くなったりと続いているが、石部を過ぎたあたりから離れて琵琶湖へと注いでいる。
1_4


2_3

土山はお茶の名所で、昨年買って飲んだが、静岡茶や狭山茶と違って、京都の宇治茶に近い味であった。地理的に近いのは関係ないでしょうけど。「あいの土山雨が降る」の馬子唄にあるように雨模様の天気や霧も多く出てお茶の栽培に適しているのだそうだ。
3_2 

垂水頓宮跡 斎王の宿所に充てられた頓宮の跡で、伊勢まで5ヶ所のうち検証されたのはここのみ。というのも毎回斎宮が宿泊された後に壊してしまったそうだから。
斎王とは歴代天皇が即位するごとに名代として伊勢神宮に奉仕するために遣わされた未婚の内親王。平安初期から鎌倉中期まで約380年間に31人の斎王が宿泊された。ちなみに天武天皇から後醍醐天皇まで約660年間に74人の斎王が占いで選ばれた。
4_4


5_4 

桜は咲いていないけれど、目を下に移せば春の花が鮮やかに輝いている。
8_2 

9_3 

瀧樹(たぎ)神社は国の選択文化財のケンケト踊りなどのあるお祭りが有名な神社 
11_4
 
山門が立派な地安寺。後水尾法皇に縁のあるお寺で、御影堂には法皇の位牌と像があるとのこと(見られない)。菊の御紋が彫られていた。
12_3

犬小屋の中はぬいぐるみのワンちゃんであった 
10_2 

111里目の一里塚 
13111 

その先は反野畷。土山の道と同じ舗装が続く。
14_1 

花園神社脇の小学校隣の公園には小学生の作品?の彫刻のベンチがなかなかに心温まる。
15_1 

大野公民館の前に鴨長明がこのあたりから見える布引山を詠んだ歌碑がある。長明はこの後訪れた大岡寺で出家したそうだ。
16_1 

酒造場の前には飛び出し坊やが「初桜」と書いたお酒を酒樽の前で持っているのが可笑しい。樽の右隅には狸の置物があるが、どこの家にも置いてある。この辺りは信楽焼の里が近いということを知った。
17 

この地で有名な俳人・三好赤甫の碑 
20_1 

お地蔵さんが多いが顔がわからなくなっている 
18_2 

19_1 

甲賀市水口に入る
21

112里目の復元された、今在家一里塚跡。榎が植えられている。
 Itirizuka113

虫篭窓のある連子格子の家 
23_1 

宝善寺の横から八坂神社の参道へと入っていく 
24_1 

そこから、岩上不動明王を経て岩神社へ至り公園になっていて、野洲川の清流と鈴鹿山脈を見渡せるとのことだったが、見つからず断念する。

地蔵堂や地蔵祠が多い 
25_1

水口宿(50番目の宿)土山宿から10.6km 日本橋から約444km 宿の長さ約2.7km。本陣1軒、脇本陣1軒、旅籠41軒。

水口宿の冠木門のある東見附跡 
26_1 

脇本陣跡、本陣跡を過ぎ高札場跡の三筋の町に着き、まず左へ、次に右側の真ん中の道を歩く。 
27_1 

来月あるお祭りの曳山蔵がちらほら見られる 
28_1 

一味屋で忍術最中を買う 
30_1 

鴨長明が出家を決意した大岡寺。おびんづる様が見える。
31_1 

曳山のからくり人形のあるからくり時計台があって人形が動いていた
32 

無人駅の近江鉄道の水口石橋駅に到着したので水口宿はまだ全部見学出来なかったが、続きは次回にしてここから帰路に就く。 
33 

京都駅で買った駅弁は「ゆばちりめん弁当」
34

31回目の東海道歩きも無事歩くことができ、京都も近づいて完歩の夢が実現しそうな感じになって嬉しい日でありました。

|

« 東海道31 土山宿~水口宿(前編) | トップページ | 今年の桜は秦野・弘法山  土山宿の花結び »

コメント

京都ビールの味はいかがでしたか。
あとちょっとですね。

投稿: 佐平次 | 2019年4月 8日 (月) 08:42

tonaさん、おはようございます♪
東海道歩きも滋賀県に入ったのですね。
三条大橋までもう少しですね。
ほんとによく頑張られたと思います。
私も関東ふれあいの道が終わったら、またどこか歩きたいのですが、
街道歩きは距離が長いので、とても無理のような気がしました。

宇治茶はよく飲みますが土山茶のことは初めて知りました。
雨の多い所だそうですが、当時はわらじだったので、
足元がびしょ濡れになり、滑らないように歩くのが大変だったでしょうね。
石碑やお地蔵さんの多いことにも驚きました。
曳山蔵もありましたが、曳山祭りは京都や岐阜など関西や
中部地方の方が豪華ですね。江戸は御神輿が多いような気がします。
「ゆばちりめん弁当」美味しそうですね。
お疲れさまでした。

投稿: hiro | 2019年4月 8日 (月) 10:05

こんにちは
 
ずいぶんとご無沙汰してしまいました。先だってはメールいただき
ありがとうございます(^^)
結局4/1に帰宅して以降はずっと家にいたのですが、
待機状態でしたし疲れもあって、ブログご訪問の元気が
出ませんでした。
今日からボチボチ再開しようかなとお伺いしましたら、
約半年ぶりに再開された東海道歩きの記事を拝見して、
感無量でした ヽ(^^)丿 京都に近づきましたね!
薬用植物園の春のお花たちも楽しませていただきました。
気温のアップダウンが激しいですが、この10日ほどで
一気に春爛漫の様子になりましたね。やはり桜満開が
大きいでしょうか。

投稿: ポージィ | 2019年4月 8日 (月) 11:06

★佐平次さま

歩いた後の一杯は美味しいです。何種類かありました。
滋賀県に入ったらもう少しなのですね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2019年4月 8日 (月) 12:23

★hiroさま こんにちは♪

鈴鹿峠を越えると滋賀県ということすら知らないできました。
地図で見ましても、京都はすぐ近くなのですね。何と言いましても静岡県の長さに辟易してこの短さに、何か張り切ってきました。
関東ふれあいの道もあと3回とか、良く歩かれましたね。
東海道は交通の便が大変なところがあるのでそれが歩数を多くしています。
hiroさんの若さと実力なら軽いと思います。
今は傘があり合羽も上等なのができ、靴も上等なのができていいですね。蓑に草鞋では泣けてきます。大変だったのですね。
確かに土山は石碑を多く建て、古い地蔵様の多いところでした。
曳山についてはそうなのですね。次回で見ることができました。実際のお祭りは日にちが決まっていてダメでしたが。
ゆばちりめんは美味しかったです!
ありがとうございました。

投稿: tona | 2019年4月 8日 (月) 12:46

★ポージィさま

一週間でお疲れが取れたでしょうか。
体だけでなく気疲れでよれよれになってしまわれたと思います。養生できるときに精々なさってください。

東海道歩きも一時はもしかしてもうだめかと思いましたが、お陰様で再び元気が出て続けられたこと、本当に神様に感謝しました。
先週も参りましたので、このあと3回で到着しそうです。今年の開花は割合早めの桜でしたが、そのあとが長く咲いて、今日近くの小学校入学式に全部散らないで昔のようです。
あの植物園は近いし、無料開放で、明日また行こうなんて思っています。
お疲れのところをコメントいただきありがとうございます。

投稿: tona | 2019年4月 8日 (月) 12:59

こんにちは。京都まであと3回ですか。ゴールが見えてきましたね。頑張って下さい。

投稿: 多摩NTの住人 | 2019年4月 8日 (月) 13:21

滋賀県は彦根以外にあまり知らないことが
わかり恥ずかしいです。
伊吹山が境界線にありまして、
うんと遠い気がします。
一条谷の越前朝倉邸跡には参りました。
でも、これは福井でしたね。
とにかく岐阜は7県と隣り合っていますので
複雑です。
斎宮記念館は三重県にありまして
二度行きました。滋賀にも遺跡があるのですね。


明日上京しますが時間もなくて
連絡とらずすみません。
孫の大学入学式で、またバババカを
演じてきます。翌日は千葉に行きます。

投稿: matsubara | 2019年4月 8日 (月) 14:25

★多摩NTの住人さま

先週石部宿まで行きましたので、あと3回で確実に着くかと思います。
激励のお言葉ありがとうございます。

投稿: tona | 2019年4月 8日 (月) 16:17

★matsubaraさま

岐阜県は7県と隣り合っているのですか。
新幹線では伊吹山が見えると滋賀県入ったと、京都はもうすぐと思ったりします。帰りは暗くて全く見えませんが。
福井の方はなかなか遠くて行けません。
養老の滝は滋賀県の境なのですね。複雑に入り組んでいて地図でいろいろ学んでいます。

斎王は5泊6日で伊勢へ行かれたそうですが、3泊は滋賀県、2泊が三重県だったそうです。
遺跡としては唯一ここがその場所であると学術的にはっきりしたそうです。

お孫さん、ご入学おめでとうございます。明日なのですか。
上京されてもお忙しく大変ですね。お気を付けて。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2019年4月 8日 (月) 16:25

ご健康を取り戻しての東海道歩きの再開、誠におめでとうございます。到達点が石部宿まで延びたのであれば、あと草津、大津、京都ともう一息ですね。私たち夫婦も、西国観音霊場巡礼には満願まで12回出撃いたしました。大阪シェラトン、H日航奈良、大津プリンス(以上3か所のホテルは往復の新幹線と宿がセットの格安フリープラン)、京都にあった会社の保養所を利用し、毎回3泊4日、レンタカーで霊場と観光名所をぐるぐる巡りました。今思い返すと、健康と時間とお金がないと出来ない旅でした。tonaさんとお嬢さんが無事に東海道を完歩されますことを心より祈念申し上げます。

投稿: shikamasonjin | 2019年4月 8日 (月) 17:55

東海道歩きもいよいよ終盤であと3回で到達ですか。
完歩を目指してお体調整してくださいね
水口宿の水口は私の旧姓と同じ名前で親しみを感じながら読ませてもらいました
犬小屋の中にいたのはぬいぐるみでしたか
愛犬はすでに亡くなってしまったんでしょうか
我が家のワンコの命日がもうすぐという事で
すごく気になってしまいました。

投稿: ビオラ | 2019年4月 8日 (月) 20:20

★shikamasonjin さま

復帰を喜んでいただき、励ましのお言葉、嬉しいです。ありがとうございます。
私自身結構まいってしまったときに、もう街道歩きはダメかと思いました。お陰様でまた続ける力が湧いたことを神に感謝です。
西国観音霊場巡礼は12回48日間かけて廻られたのですね。
そうですね。おっしゃる通り旅は健康と暇とお金がないと出来ません。私たちは娘の仕事の関係で日帰りなのでさらにお金がかかっていますが、私には1日限りで2日歩き続けることがなく無理がありませんで助かっています。外国旅行は1週間以上も続きますがそれはそれで今までは何とかなっていました。そろそろ限界かと思えてきました。
まだお若くお元気なshikamasonjinさまの旅行記が楽しみです。

投稿: tona | 2019年4月 8日 (月) 21:07

★ビオラさま

はい、もう風邪ひかないように、他が具合が悪くならないようにすごく気を付けています。
達成したい一心です。
まあ、偶然に水口宿の水口が旧姓なのですか。
今までの人生で水口さんはたった一人しか出会っていませんからそんなに多くないのですね。
犬小屋の主は亡くなってしまったのかなと思いました。代わりにぬいぐるみのワンちゃんが寝ています。ちょっとびっくりしましたが、ユーモアに変えたのかとも。ビオラさんのワンコちゃんの命日、ちょっと悲しいですね。ペットロス症候群になる人もいますものね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2019年4月 8日 (月) 21:14

日本橋から約444kmですか、お疲れさまです。
その日本橋に昨日行って来ました。
ここには道路原票があるのですよね。

私も犬小屋に目が行きました。
これは地安寺の中にあったのでしょうか?
可愛がっていた犬が亡くなったのかもしれませんね。

投稿: zooey | 2019年4月 8日 (月) 22:55

おはようございます。
何時もコメントをと思いながら実行できていません。
今回は滋賀野洲にいる歴史好きの友達の近辺にのtonaさんのブログに興味が。
行かれた土山宿、水口宿のことを友に聞きました。
東海道五十三次の宿場町と教えてくれて弥次喜多道中を想像したらイメージわくかも。と
今度案内してくれるとのことでした。
tonaさんのブログの記事のお陰で楽しみが出来ました。
有難うございました。

投稿: lily | 2019年4月 9日 (火) 07:53

★zooeyさま

日本橋に道路原票がありましたね。
現在、1,4,6,14、15,17,20号線の起点でもあるようです。

ワンちゃん小屋は旧東海道上の普通のお宅にあったのです。
娘が目ざとくぬいぐるみであることを発見。
何だかおかしくなって写してしまいました。寝姿だったのです。
可愛がってた犬のかわりでしょうね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2019年4月 9日 (火) 08:39

★lilyさま

おはようございます。
コメントありがとうございました。
野洲市は草津で別れる東海道線の方に駅がありますね。
先週、次の石部宿に到着したのですが、栗東市ですからすぐ隣ですね。
歴女のお友達がご案内とのこと、良かったですね。そちらからですと近いですね。
記事になったら是非拝見したいです。

投稿: tona | 2019年4月 9日 (火) 08:49

土地勘もなく、お手上げの状態ですが歩いてるつもりで読みました。
完歩まであと少し、お祝いしなくちゃですね♪
垂水頓宮は、由緒ある宮ですね。
お茶の味に精通してらして、馬子唄もご存じで凄い!
街道沿いは飛び出し坊やが多いですが、こちらが発祥ですか。
お酒持ってるのは宣伝でしょうが、本末転倒みたいな~(^^;
選択文化財のありようが面白いですね。重要無形民俗文化財にすれば良いのに・・・
格子戸の窓があるって、ホッとする光景です。

忍者最中、忍者の里が近いのかしら?

投稿: だんだん | 2019年4月10日 (水) 14:58

★だんだんさま

何でも一見しないと私もわかりません。ですからさぞかし読みくいと思いますが、読んでくださってありがとうございます。

滋賀県に入ると宿の名前も少なくて、さすがに私も順番が呑み込めました。お手上げは静岡県です。あまりに長くてもう頭から抜けております。
垂水頓宮については、斎王のことを聞いていながら、実際にどのようにして伊勢に行ったのかも知らず、その筋道がわかってよかったです。しかし泊まられるところをその度に壊してしまうというのが信じられませんでしたが、木造で人が住まなければすぐ朽ちてしまうでしょう。
選択文化財なんて初めて聞きました。
甲賀市は忍者の里が東海道から近いし、また信楽焼の里も電車で30分はかからないところにあるということです。

投稿: tona | 2019年4月10日 (水) 16:15

あと3回で東海道歩きも完結ですか、凄いです。
tonaさんの東海道歩きの記事を読む毎に、だんだん京都に近づいてますが
日帰りでの旅行は健康と暇とお金が無ければできません。
あとの3回を無理をしないで完歩する事を願っています。

毎回、色々な所を案内して下さり、私が知ってるところが出てくるとそうだそうだと頷いたり
又知らない所が殆どですが、面白く拝見させて貰ってます。

投稿: ラッシーママ | 2019年4月10日 (水) 21:16

★ラッシーママさま

お帰りなさい。
お陰様でやっと京都がすぐそこに近づいてきました。2年がかりですね。古の人々は15日間くらいで歩き通したのに。
無理ができないことはつくづくわかりました。いつまでも若い気持ちでいたいところですがね。
単調なようでいて、時々面白い場所に出会えて、街道歩きにも嵌まってきました。
見ていただいてありがとうございます。

投稿: tona | 2019年4月11日 (木) 08:36

草津に出れば,琵琶湖を右に見て,
逢坂の関を超えればいよいよ山科,京です。
素晴らしい旅がまもなく完成ですね。

投稿: gaki | 2019年4月11日 (木) 18:28

★gakiさま

先週石部まで行きましたので、次は草津です。
以前行った石山寺や瀬田唐橋、大津の三井寺なんか寄っていたら京都になかなか着きませんね。その兼ね合いが難しい地域になります。
逢坂の関が楽しみです。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2019年4月11日 (木) 19:50

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 東海道31 土山宿~水口宿(前編) | トップページ | 今年の桜は秦野・弘法山  土山宿の花結び »