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2019年4月 3日 (水)

東海道31 土山宿~水口宿(前編)

3/28(木)約半年ぶりに東海道の続きを歩きました。東京都心では桜が満開になろうとしていたこの日、滋賀県甲賀市は10度以下でおまけに強風が吹いて真冬の寒さでした。勿論桜は蕾がまだ固く一輪も咲いていません。

この日は道中で東京から最も遠い往復になりました。今までなら日帰りは不可能だったのですが、バスが通るようになったので日帰りが出来ました。バスも近江鉄道も1時間に1~2本という不便なところでありましたが。
4時半起床で、5時7分の中央線に乗り、6時16分の「のぞみ」で京都へ、京都から草津経由で貴生川へ。貴生川から終点の土山の田村神社前の道の駅に10時37分到着。ここが土山宿の出発点となる。16時半頃には次の宿の水口宿の一部を歩き終わり、水口石橋駅から近江鉄道が出ているので、それで貴生川へ出て京都直通の草津線で京都へ。京都発19:07→21:23東京着。家には22:45分頃到着。36676歩。歩いていた時間は約6時間弱で、乗り物に乗っていた時間は約2倍の11時間でした。

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土山宿(49番目の宿)坂下宿から9.8km 日本橋から約430.3㎞ 宿の長さ約1.8㎞くらい 本陣2軒、脇本陣0軒、旅籠44軒。 土山は近世を通じて幕領で代官が支配していた。
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土山宿の東海道はこの色でずっと舗装されていてわかりやすい
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今も住んでいる家々には昔の屋号がかかっている。また44軒あった旅籠のうち30以上も旅籠跡として石柱を建てていて、殆ど面影は残していないけれども、土山宿はかなり力を入れていて、こういう宿を歩くのは楽しい。  
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小さな地蔵堂があるがこのあたりの地蔵には顔が描いてあり、とてもカラフルだ。 
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上島鬼貫の句碑 東の芭蕉、西の鬼貫と言われた俳人。
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滋賀県が発祥の地と言われる「飛び出し坊や」が一杯並んでいて、忍者やおばあさんや猿などの動物まであった。
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扇谷伝承文化館はお休みであった 
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  一里塚跡 110里目
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可愛い来見川(くるみがわ)の橋は切り絵作家の絵がはめ込まれている。
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 森白仙終焉の地・井筒屋跡。 森鴎外の祖父は津和野藩の典医で、藩主が国へ帰るとき病で帰れず、養生後遅れて帰るもこの地で亡くなりこの地に埋葬された。明治33年、鴎外がこの先の常明寺に改葬、その後白仙の妻と娘(鴎外の母)の遺骨もここに葬られたが、昭和28年鴎外の眠る津和野に移葬され、ここに供養碑だけが残された。
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鴎外の泊まった平野屋を過ぎ、うかい屋で昼食。鴨南蛮を食べる。
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二階屋本陣跡や問屋場跡を過ぎ、東海道伝馬館に着く。
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1階には土山宿の宿場の模型があり、また今は花結びの作品がずらり並んで、日本の文化の美しさに感動する。別の日に紹介したく思います。
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2階には東海道の名物のレプリカが陳列され、この中で買ったり昼食に食べたりしたのがあって懐かしく旅の楽しみの一つだった。餅や団子が多い。
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蔵には大名行列が100体の京人形で再現されている。加賀藩の屏風絵が参考にされているが、家紋はここの本陣をよく使った細川家のもの。
本陣の人が土下座をして迎えている。
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馬子や問屋場も再現されていた 
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伝馬館のお隣は問屋宅跡で今まで問屋場跡はあったけれども「宅」は初めてで立派だ。
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ここを通った林羅山の漢詩は説明版を読むとなかなかに味わい深い 
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寄り道して平成万人灯を見に行く。 高さ9.33mで自然石の石灯籠では日本一。
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街道に戻ると大黒屋公園内には大黒屋本陣跡、土山宿問屋場跡、高札場跡、明治天皇聖蹟(明治13年、ここに宿泊された)がある。向かい側には陣屋跡(勘定奉行の配下の代官が在住した屋敷)もあった。
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大黒橋も切り絵があり屋根付きで立派。ここ土山にしかないかもしれない。 
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森白仙の供養碑のある常明寺に至る。供養碑は見つからなかった。
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それから10分くらい歩いて東海道は国道と交わり、土山宿が終わり色付き舗装もここでいったん途切れる。31

続く

 

 

 

 

 

 

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コメント

土山宿までの道のり、昔は幾日かかったのでしょう?
日帰りが可能になったことを知って江戸の人はびっくりでしょうね
それでも朝4時半起きで帰りは11時前、歩数36000歩とは驚きです
お元気になられて良かったですね。
>44軒あった旅籠のうち30以上も旅籠跡として石柱を建てていて・・
私の住む町も東海道の宿場町「原宿」ですが
そのような保存は少しもなく何の面影も残っていないのが残念です。
森鴎外とも縁の地なのですね。
東海道も西へ行くほど知らない事が多くなって土山のことも全然知りませんでした
tonaさんの歩きのお裾分けで少しだけ知識が増えたかな、です。

投稿: ビオラ | 2019年4月 3日 (水) 17:27

★ビオラさま

江戸から京まで15日くらいで一日33km歩いたそうですから驚きますね。私は最高で28kmくらいしか歩いたことがないです。それも一日だけで家に帰って翌日は続いて歩かないのですから。
昔の普通の人は歩くことしか手段がなかったのですから、歩くのは達者だったのですね。
「原宿」と言えば白隠和尚、先日美術展で禅画を見てまいりました。あのお寺、とても印象に残っています。
鈴鹿峠を越えるともう少しで京都と思うと寒い土地ですが、景色が印象深いです。
お陰様で元気になりまして、歩くことが出来ました。早速にコメントありがとうございました。

投稿: tona | 2019年4月 3日 (水) 19:47

tonaさん こんばんは

おぉ、東海道歩き復活ですね!

36000歩以上も歩かれて、体調もすっかり戻られたのですね。よかったです。
滋賀県の甲賀、地名は知っていても正確な場所はわからなかったので、地図を見ながら
tonaさんの歩かれた場所をたどってみました。
なんと、すごい距離を歩かれたのですね。

投稿: グレン | 2019年4月 4日 (木) 00:36

隣県の滋賀県甲賀市にあるようですが
土山は全く行ったことがありません。
隣の関宿は二度も行きましたのに・・・

ここ数日寒いのによく歩かれましたね。
すっかり体調も取り戻され、よかったです。
いよいよ京都三条に近づかれましたね。

投稿: matsubara | 2019年4月 4日 (木) 08:03

★グレンさま

おはようございます。
お陰様で半年ぶりに復活できました。
地元駅往復30分だけでも面倒に思う日があるのに、街道歩きになると、休み休みではありますが6時間も歩けるものなのですね。見慣れた景色ではないし、寄り道で色々見るのが長く歩けることなのでしょう。
地図でご覧いただき恐縮です。私も滋賀県の地図で見ましたが、やけに琵琶湖が大きく見えてほんのちょっぴり歩いた感じでした。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2019年4月 4日 (木) 08:35

★matsubaraさま

滋賀県と岐阜県は滋賀県の北側の方で隣り合っているのですね。
こうしたことがなかったら地理的なことは知らないまま過ごすところでした。
この日も、そして4/2にその続きに出かけましたがもっと寒かったです。真冬のいで立ちでした。滋賀県のこの辺りはとても寒いところなのですね。山などの位置など地形的な関係なのでしょうか。
あと3回くらいで京都突入でしょうか。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2019年4月 4日 (木) 08:43

tonaさん、おはようございます♪
いよいよ再開されましたね。
それにしても移動距離の長さに驚きです。
乗り物に乗る時間はもちろん、約6時間弱・36676歩も歩かれるなんて
私にはとても真似できそうもありません。
素晴らしいの一言です。
土山宿ですか。初めて知りました。
やはり東海道は趣がありますね。
扇谷伝承文化館の建物も素敵で、思わず足を踏み入れたくなります。
東海道伝馬館もいいですね。当時の様子がよくわかります。


投稿: hiro | 2019年4月 4日 (木) 09:29

相変わらず元気にエネルギッシュに歩いて観察して写真を撮られますね。
歩いた後の鴨南蛮がうまそうです。

投稿: 佐平次 | 2019年4月 4日 (木) 10:18

★hiroさま こんにちは♪

お陰様で一頃はダメかと思われましたが、再開できて嬉しいです。もう年齢との闘いですので。
今回は道中で一番往復に時間がかかるところでした。歩くのは帰りの電車の時間を気にしながらですから、いつものようにだらだらはしませんでした。
土山は馬子唄で知っていただけです。
ここまで歩いて知らない宿の方が多かったです。
今では静岡県や愛知県の宿の順番など忘れたところがあります。30数回も歩いて新幹線で2時間20分で到着です。両方を味わえる街道歩きになりました。
道中の説明のある伝馬館のような施設があるととてもためなります。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2019年4月 4日 (木) 10:24

★佐平次さま

やっと体が元に戻りました。
暖かい間に京都に辿り着けそうな感じになってきました。
乗り物で通り過ぎると見えない部分が観察出来て歩くのもいいものです。
鴨南蛮、久しぶりで美味しかったですが、ちょっと足りないくらいで、この後、あんぱんを買って食べました。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2019年4月 4日 (木) 10:32

東海道歩きを再開されましたね。
朝駆けの強行軍、日帰りとは感嘆符です!
土山宿は丁寧な保存がされてますね。
祖父の森白仙が病で亡くなったのは、この地の井筒屋だったのですか。
鴎外については津和野の生家と、あとは三鷹の禅林寺の墓を知るのみですが。
伝馬館は面白そうで、大名行列など見たいです。

会津の山へ合宿した時の、家の中に馬小屋もある曲り屋を想い出します。
雨よけに着る蓑は、実家の土間にいつもありました。
道中で食べると、全てが美味しいでしょうね♪

投稿: だんだん | 2019年4月 4日 (木) 17:23

★だんだんさま

もう半年も歩いてなかったので、足がなまって歩けないと思いましたが、歩けました。ありがたいことです。
江戸時代の人並みに早起き出発です。一日だけの歩きですから出来るのですけどね。
土山はほとんど何も残っていないのに、宿場らしい雰囲気を出して力を入れているところで気に入りました。
津和野では森鴎外の生家を訪ねた覚えがありますが、祖父がここで亡くなっていたとは!荒れ果てた墓を鴎外が見かねてお寺に移したそうですが、今は家族みんな津和野に戻っているとのこと、良かったです。
ここの伝馬館は他と違った趣向で記憶に残りそうです。
私は盛岡の方で曲り屋を見たと思います。
蓑がお家にあったのですか。疎開しているときに見ました。
歩くとカロリーがいるので美味しいですね。必ず餡の名物を買って食べたり留守番さんのお土産にしたりしています。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2019年4月 4日 (木) 19:45

半年ぶりの東海道歩きでしたか。
それにしても今回も36676歩とは健脚ぶりには驚きです。
すっかり本調子に戻りましたね。
それにしても4時半起床で帰りは家に23時近く、その熱意は凄いですね。

土山宿は今でも昔の面影を残すように、今住んでる家々に屋号を掛けてるのですね。
久し振りにtonaさんの記事に「飛び出し坊や」が出ましたね。
更に面白いのが甲賀だけに忍者の「飛び出し坊や」?があったりして・・・

東海道伝馬館は面白そうですね。
花結びの作品がずらり並んで・・・次回に紹介してくれるのかしら
どんなのか興味があります。
大名行列、立派ですね。

投稿: ラッシーママ | 2019年4月 4日 (木) 21:10

★ラッシーママさま

お陰様で半年もかかってしまいましたが、やっと歩けるようになりました。
江戸時代の人のように早起きしました。帰りが遅いのは宿泊しないので仕方ないですが、翌日家でゆっくりできるのがいいです。
屋号は実にいろいろありましたよ。昔の職業がわかりますね。
飛び出し坊やだらけでさすが発祥の地、キリンまでありましたよ。

伝馬館の花結び、後編が終わったら写真を載せますのでママさんには見て欲しいです。
京人形の大名行列はリアルで感動しました。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2019年4月 4日 (木) 22:09

こんにちは。またまたすごい強行軍でしたね。いろいろな場所に見るものがたくさん残されているのですね。

投稿: 多摩NTの住人 | 2019年4月 5日 (金) 10:17

★多摩NTの住人さま

こんにちは。
乗り物は全部座れましたし、歩く時間が少なかったのでそれほど大変ではありませんでした。
何もない国道を歩くときは味気ないですが、処々に残っているものに物語があって結構はまってしまいました。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2019年4月 5日 (金) 16:22

こんばんは(^o^)/!
ご無沙汰しております。このところ毎々読み逃げばかりですみません。
さて、東海道歩きの旅再開されたのですね。今回は土山宿。国道1号線の鈴鹿峠を越えると滋賀県土山町に入るのですが、何度も通ったことはあっても、このような宿場町跡が残っていたことは知りませんでした。
電柱や電線はあるものの、やはり旧東海道の雰囲気が残っていますね。

東海道歩きだけでなく往復の列車での長旅・・本当にお疲れ様でした。

投稿: 慕辺未行 | 2019年4月 6日 (土) 00:10

★慕辺未行さま

お早うございます。
久しぶりで心配でしたが歩く時間が短かったので、大丈夫でした。次回とあわせて石部まで行きましたが、殆ど旧道で、車の往来もあまりなくいにしえの気分を味わえました。鈴鹿が遠くなっていき、名前のわからない山々が見えてきました。茶畑の中を楽しみながらでした。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2019年4月 6日 (土) 08:23

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