島田雅彦著『不惑の手習い』
「女もすなる習い事、男もしてみん」とて、
40の手習として島田氏は「身につかなくても恰好さえつけば」と、断念の連続の四十数年の人生に、そこそこの満足を得てもまだ何か足りないと、一念発起して習い事を始めた。
もはや恥を掻くことをおそれないのが大人というもの。他人に笑われようが、真剣に趣味や遊びにかまけてみせるところにダンディの本質がある。
無茶な習い事に挑戦、普段使わない筋肉、頭を使うようになり、思わぬ発見や閃きがもたらされすべてが本業の小説の血肉になったそうだ。持てるようにもなったらしい!
その習い事20とは
①二胡、②書道、③カクテル、④礼法、⑤手揉み茶、⑥左官 ⑦フィギア ⑧フリークライミング ⑨トランポリン ⑩ジャイロトニック
⑪刀鍛冶 ⑫天ぷら ⑬いけばな ⑭蓄音機 ⑮ウエスタンライディング ⑯スポーツ吹矢 ⑰舞踊 ⑱ショコラ ⑲フグ ⑳写真
私はこの中では4つしかやったことがないけれども、実に面白い選択で、一番びっくりはフグの調理。島田氏が捌いたのは誰も食べられないで捨てられる運命にあるのが決まりだそうで。
島田さんはこの中で続けているのがあるのでしょうか。嬉しそうだったのは美人インストラクターや指導者の時だったような書きぶりでした。
自分の仕事にプラスになったというのが素晴らしい。それにこの本の素晴らしいのは島田氏は美男子ですが、写真家の丸谷嘉長氏が実にぴったりのいい写真を撮っていることです。
リタイヤ後にいろいろ楽しんでいる人はそれこそ殆どでしょう。そして私のような年になると次々辞めていく人もいる。
手習いっていろいろな意味を人にもたらすもので、人によってはたくさん必要、人によっては一つで良し。
色々な人の手習いをSNSやテレビや本や会った人の話で聞いて感心する私。手習は余裕のある話ではあります。健康問題で寝たきり、お金の問題で手習どころでない人もいることですし…などとまたまた高齢者の話に行ってしまう。
今年は作らない予定だったゴーヤ、夫はさっさと這わせる網を捨ててしまいました。(まだ続いている断捨離で玄関はごみ屋敷化しています)
ところが昨年落ちた種から季節も遅くに発芽して収穫第1号は2週間前の8/22で、これだけは緑色。2本目以降は元々白の品種なので白いのを今日まで6本収穫。
1昨日お隣に差し上げたら、早速ピザのトッピングにしたそうで6歳のお嬢さんがゴーヤが好きだそうで美味しく食べたとライン報告がありました。嬉しい!
昨年はもう片方のお隣に(9歳女児と5歳男児がおられる)にこわごわおすそ分けしたら、二人から翌日素敵な手紙が届いて、「ちょっぴり苦かったけれども美味しかったです。ありがとうございました。」と絵やスパンコールなどが貼ってあるのを頂き、今も大切に保存しています。小さい子もゴーヤを食べるのだと感心しています。
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コメント
こんにちは
島田雅彦さん、名前に覚えがあるけど…??と思い出せず、
検索してお顔拝見。見たことある気がするけれど…とやっぱり
思い出せずです、困ったもんです。
ずいぶんいろんなことにチャレンジしてみられたんですね。
tonaさんも書いていらっしゃるように面白い選択。ジャンルも多岐に
渡っていますね。
自分にも、お試し程度ならやってみたいことが沢山ありますが、
お金や時間の関係で試してもみられないまま、もう不可能となって
しまったことも多々。私がやってみたいなぁと興味惹かれることは
たいてい細かい手仕事的な面倒くさいこと。面倒くさいことが
嫌いなのにどうしてなんでしょね。体を動かす形では
乗馬をしてみたかっです(観光地のは経験できましたが)。
お庭に、こぼれ種からゴーヤが育ったのですね。
緑のと白の品種ですか。白い品種のゴーヤは食べたことが
ないのですが、緑のと味や苦みの度合いが違うのでしょうか?
両隣のお子さんたちも喜んで食べてくれたようで良かったですね。
私がそのお子さんたち位の歳の頃は、ゴーヤは食べられなかった
だろうと思います~ 大人になってから初めて食べたときですら
ダメでしたもの。(今はすっかり好きになりました)
投稿: ポージィ | 2021年9月 5日 (日) 15:59
★ポージィさま
こんばんは。
島田雅彦さんは、以前よくテレビに出演されていました。
この20種類で面白い手習もあり、ふぐなんか毒を持っているのに、よく怖くなかったと思いました。が師匠の丁寧な指導でフグの調理まで出来るものなのですね。一人前になるのは大変と思いますが。
ポージィさんは面倒くさいことをやってみたかったとは!
また乗馬も面白そうです。松井今朝子さんが趣味の一つのようで書いていらっしゃいます。友人の一人もリタイア後にやっていますが、2度も落馬骨折したとか。懲りずに楽しんでいます。
ゴーヤなのですが白の品種だけなのです。それなのに最初の1本だけ緑なのです。同じ枝から出てくる後のは白ですので、最初はなぜ緑と不思議に思っているところです。
白も苦みはちゃんとありますよ。
私も小さい頃ゴーヤをもし食べなさいと言われたら、苦くて食べられなかったかもしれません。両家とも凄いなあと感心しました。ピーマンもちゃんと食べるらしいです。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2021年9月 5日 (日) 19:44
なあんもしなかった一生です。
子供のころ、楽器を習おうとして学校のアコーディオン(重たかった)を借りてきたことがあったなあ。すぐ返しに行きました。
投稿: 佐平次 | 2021年9月 6日 (月) 09:59
4つも体験されているとは素晴らしいです。
私は3つだけです。それも挫折したままです。
島田雅彦さんのものは読んだことがありませんが
面白そうな人ですね。確か何度挑戦しても
芥川賞は取れていないのによく売れている
作家と言うことで、有名ですね。
もう賞などどうでもよいと思います。
実力がおありなので、売れているのでしょう。
投稿: matsubara | 2021年9月 6日 (月) 10:28
★佐平次さま、ありがとうございます。
学校のクラブ活動でしただけで、当時手習の金銭的余裕がありませんでした。
勤めているときもあまり時間的余裕がなく、結局辞めてからですが、ずっと続きませんでした。全く佐平次さんと同じくです。
投稿: tona | 2021年9月 6日 (月) 15:52
★matsubaraさま、ありがとうございます。
その他のをいろいろしましたが、挫折し、長続きしなくて今は街道歩きと登山しかしていません。これは手習ではありませんから結局何も身につかなかったことになります。
私、島田さんの小説を1冊も読んでいません。
曽野綾子さんはノミネートされたけれどもダメで、以後断ったということですね。賞にこだわらないで自由に書いていくのもなかなか小説家人生として良いと思います。
投稿: tona | 2021年9月 6日 (月) 15:58
数年前までグリーンカーテンをつくっていて
それにはゴーヤをメインに使っていました。
やめてしまってからしばらくして庭の南フェンス際で
コボレダネからゴーヤが芽を出し柿の木に蔓が伸びた後は
隣のハナモモにまで蔓を伸ばすようになりました。
生ったことを知らずにいた実から
またもやコボレダネが出てというサイクルになっています。
Saas-Feeの風は苦いものが大好きですが
ゴーヤの苦みだけは苦手です。
でも料理に出てきますから感謝して味わっていますよ。
投稿: Saas-Feeの風 | 2021年9月 6日 (月) 21:30
山田詠美の随筆が好きでよく読んでたのですが、島田雅彦さん、よく登場していました。
でも1冊も読んだことがありません。
なんにでも興味を持つ方なんですね。
私、今20も何か習ってみろと言われたら思いつきません。
ジャイロトニックとウェスタンライディングは
???です。
まぁ小説のネタ作りに挑戦という姑息な部分もあったのかしら。(山田詠美さんの随筆に登場する彼から推測するとですが)
今のお子さん、ゴーヤも食べるのですね。
ビックリ!でも、お母さんがお隣のおばちゃんが丹精して作ったのよ等、付加価値をつけてくれたのかも知れませんね。
投稿: ☆銀河☆ | 2021年9月 6日 (月) 22:23
島田氏の小説はデビュー作の『優しいサヨクのための嬉遊曲』を読みました。
遥か昔で殆ど覚えていないのですけど
どちらかといえば頭でっかちのお坊ちゃんの小説という感じでした。
こんなチャレンジをなさっていたのですねえ。
⑩のジャイロトニックなんて
私には意味も分かりません。
でもこんなチャレンジをなさっている方は
いつまでも若々しいのでしょうね。
投稿: zooey | 2021年9月 6日 (月) 22:42
★ Saas-Feeの風さま、ありがとうございます。
おはようございます。
我が家も2階まで上げて昨年まで作っていましたが、今年からやめたのですが、こぼれ種で出ていたので小さな垣根を作りました。しかし越えてヤマボウシに木にたくさん這いまわっています。
ゴーヤの苦みが苦手でも奥様の手料理に感謝して召し上がっている姿が浮かんできます。可愛い子供のようです。
投稿: tona | 2021年9月 7日 (火) 08:36
★☆銀河☆さま ありがとうございます。
山田詠美さんも島田雅彦さんも読んだことがないのです。山田さんの随筆に出てくるのですか。
ジャイロトニックはヨガや太極拳のような体操を組み合わせたようなものに写真から見えました。
なるほどなるほど、小説にこれらの手習いが肉付けされたと山田詠美さんの随筆から推測されるのですね。
お手紙の方はもしかしてそうかもしれませんが、昨年、今年と差し上げたお隣さんの子は本当に好きなのだそうです。驚きです。調子に乗ってまた昨日2本差し上げました。ついでに垣根越しにお喋りしてしまいました。お喋りに飢えているおばあさんは迷惑な存在ですね。反省です。
投稿: tona | 2021年9月 7日 (火) 08:54
★zooeyさま ありがとうございます。
『優しいサヨクのための嬉遊曲』を読まれたのですか。そういう内容でしたら私は苦手かもしれません。
ジャイトロニックはヨガ風で木製のマシンを使うらしいのですが、聞いたこともありませんでした。
どの手習も堂々としていて時には嬉々として励んでいます。格好いいと言えます。
本当に若々しいですよね。
いつか島田氏の本を読んで見なくてはと思うのですが、偏りをなくさないと到達できそうにありません。
投稿: tona | 2021年9月 7日 (火) 09:02
tonaさん、おはようございます♪
島田雅彦氏の名前は存じ上げていますが、著作は読んだことがありません。
40歳になってからずいぶんたくさんの習い事をされていますが、
男の方では珍しいですね。選択も多岐にわたり、それが本業の小説の血肉に
なったとは素晴らしいです。
tonaさんはこの中で4つも習われたそうですが、私は一つだけです。
これ以外では5つ位お稽古しましたが、いずれもものになりませんでした。
ゴーヤは沢山出来過ぎても困るので、我が家はコボレダネから発芽した
物だけ育てています。
ピザのトッピングにはしたことがありませんが独特の苦みが好きです。
我が家で初めて食べたのは子供たちが中高生の頃で、
定番のゴーヤチャンプルにしたのですが、食べたのは私だけでした。
ご近所の方にお裾分けしたそうですが、お子さんのうちから
食べられるなんて凄いですね。
投稿: hiro | 2021年9月 7日 (火) 10:22
★hiroさま ありがとうございます。
こんにちは♪
私も島田氏の本は1冊も読んだことはなくテレビ出演で拝見しているだけでした。
手習が小説の血肉になっているとのこと、1冊でも読んでみたいですが、なかなかたどり着けません。
お稽古や聴講は手を染めたものは20くらいになりますが全部中途半端で人に教えられるようなものは一つもありません。何だか凄く無駄だったような気もしますが、愉しんだので良かったことに勝手にしています。
hiroさん宅ではお子さんたちに早くからゴーヤチャンプルーを作られたのですね。その時はダメでしたか。
特に片方の隣のお嬢さんがゴーヤが好きと聞いていたので、たくさん出来るゴーヤを差し上げています。珍しいお子さんだとほめちゃいました。
投稿: tona | 2021年9月 7日 (火) 12:56
島田雅彦氏の20の手習い、tonaさんは4つも経験済みですか・・・
何となんだったのかしら?
私はこの中では生け花と写真の二つだけですね。
美術館勤務のOL時代、表千家の茶道と草月流のお花は強制的に習わされましたが・・・
子育てが一段落した30代で、自主的にお菓子作りやエッセイ教室、ジャズダンスなどを習いましたが身に付いた物は無しです。
久しぶりに晴れた今日ゴーヤを半分整理しました。
雨が多かった今夏はあまり採れませんでしたね。
孫は食べないので来年からは1ポットの苗だけで良いかな~(今年は2ポット買った)
こぼれタネから5~6本の苗も出てきて、不作でも私一人では多すぎて・・・
毎日のように食べていますが、「ピザ」という手もありなんですね。参考にしたいと思います。
ゴーヤが好きなお隣のお嬢様たち、珍しいですね。
投稿: nao♪ | 2021年9月 7日 (火) 17:39
★nao♪さま ありがとうございます。
書道、生け花、礼法、カクテルです。
勿論一つも身についておりません。
それらの道具なども捨てました。
その後に習ったものもドンドン捨ててすっきりしてきました。
茶道は裏千家でした。
エッセイ教室でも勉強されたのですね。だから文章がお上手なわけですね。
今年はゴーヤだめですか。
確かに昨年と違って出来が良くないかもしれません。昨年は130個くらい10月まで採れましたから。今年は今の所10本くらいです。何たる違い。
昨年はそれで7㎏くらいの佃煮を作ってこれもお隣で喜ばれました。
ピザのトッピングなんて考えたこともありませんでした。本当に小さいのに驚きのゴーヤ好きです!
投稿: tona | 2021年9月 7日 (火) 19:21
こんばんは(^o^)/!
不惑の手習いで、こんなにたくさんも・・・?!
ふと思い返すと・・・私自身もドイツ語の勉強を始めたのは40歳を過ぎてからでした。PCもそうです。ドイツ語は教育TVで、PCはあくまで自己流で覚えました。
けど還暦間近の今、新たに何かに挑戦という意欲が湧いてこないのが私の実情です。
過去のトラウマが今も精神的に引きずっているのか、殻を破り切れず (>_<)!何かを始めるきっかけが欲しいと思う日々がずっと続いています。
投稿: 慕辺未行 | 2021年9月 7日 (火) 23:43
★慕辺未行さま ありがとうございます。
こんにちは。
そう言えばドイツ語を駆使してお母さまとベルンの方に行かれましたね。お母さまのお元気なことに驚いたものです。
PCが出来るのはただだめだと言っている私と違ってちゃんと勉強もされていらっしゃる。
事実私にとってはPCは難しくて勉強する気も起きないほどでした。自分の頭の悪さと根気のなさに、興味のある手習いさえ長続きしないのは当たり前と思いました。
その後暇になってから挑戦するも10年以上は長続きせず全部挫折です。
辛い日々が続いた数年は立ち上がれませんよね。もう少しの辛抱だと思います。老化が厳しくなると心も萎えます。良い日が来ることをお祈りしています。
投稿: tona | 2021年9月 8日 (水) 09:21
島田雅彦さんが四十の手習いで始めた習い事は20も・・・
中には手習いと言えるのかと思うようなものも多々ありですね
手習いのフグは食べてくれる人がいないのもうなずけます(;^_^A
多くの習い事は作家としての創作の糧にはなったのでしょうから
無駄ではなかったという事でしょうね。
習い事は時間とお金の余裕がないとなかなかできませんよね
趣味を楽しめる事に感謝しなければです。
投稿: ビオラ | 2021年9月 9日 (木) 11:37
★ビオラさま ありがとうございます。
手習い、お稽古事、趣味と言われること、スポーツ、聴講、個人的勉強といろいろ私も手を染めたものですが、何も人生の糧になっていないような気もします。
でもさすが作家、自分の著作の糧になっているとはいいですね。
選択がなかなかユニークです。
お金と余裕、普通はリタイヤ後でないと望めないことです。
私達の親と違ってPCとかスマホとかに接することが出来て、世界が広がって有難いことです。
投稿: tona | 2021年9月 9日 (木) 12:40
島田雅彦氏、40の手習いとして20もの習い事をし、本業の小説の血肉になったようで素晴らしいですね。
私も習い事は二つしかしてませんが、身に付いたとは言い難いですが趣味が増えた事は人生の楽しさが増えたと思ってます。
手習い、お稽古事が出来るようになったのは時間と金銭に余裕が無いと出来ない事
今は好きに出来て幸せと思ってます。
我が家も以前はゴーヤを夏のカーテンと思い、1本も植えれば食べ切れない程の収穫がありましたが
家族が喜ばないし生れば捨てるのが勿体ないので、無理して食べたり友達にあげたりしましたが
今は1回買って食べればいいやで植えるのを止めました。
お隣のお嬢ちゃんがゴーヤが好きとは珍しい、美味しいと喜んでくれるのは嬉しいですね。
投稿: ラッシーママ | 2021年9月 9日 (木) 14:27
★ラッシーママさま ありがとうございます。
ママさんはもう人に教えられるほどですものね。もう一つの方も今にそうなると思います。
リタイア後の人生は時間と金銭的余裕で思いっきり学べて嬉しい限りですよね。
それを続けていらっしゃるのですから、もうずっとそのことを尊敬しています。
それに何事もやる気十分でいつも何かの夢中、認知症とは程遠いですね。私のお手本です。
ゴーヤは家族が食べなければ買う方がいいですね。我が家は佃煮にして食べるのが好きですが、植物の世話をだんだん少なくしているので、やめることにしたのですが。出てきた苗を捨てるに忍びなく今年も隣のお嬢ちゃんに喜んでもらいました。そうしたことも嬉しいです。
投稿: tona | 2021年9月 9日 (木) 16:43
こんにちは。流石に20も手習いはできませんが、50歳を過ぎてから始めたのは「植物観察」「ブログ」「ジョギング・ランニング」「筋トレ」ですね。次の候補はまだまだありますが、今のところ時間が足りません。
投稿: 多摩NTの住人 | 2021年9月 9日 (木) 17:58
★多摩NTの住人さま
こんばんは。
お勤めしながらの頃始められた事、これまた群を抜いていますね。
今その上いろいろなさりたいことがある由、一番一生でもいいときだと思います。
ずっとお付き合いして見られないのが残念です。
コメントありがとうございました。
投稿: tona | 2021年9月 9日 (木) 20:27