中山道28 安中駅~板鼻宿~高崎宿~倉賀野宿(1)
11/25(金)晴
約1ヶ月ぶりの中山道歩き。
前回は碓氷峠越えだったが、横川~安中まではすでにその前に歩いていたので、今回は安中駅7:42着で板鼻宿から倉賀野宿まで向かう。
大宮から高崎までの新幹線は今回が中山道歩きでは最後で、富士山が撮影出来たのが初めて。東海道より遠いが嬉しい。6:59 に撮ったので大宮を出てから6分経っている。
寛政10年の三面八臂寒念仏供養塔が青空の中にくっきりと立っている。寒念仏とは僧が寒の30日間、明け方に山野に出て声高く念仏を唱える修行。
中宿(安中宿と板鼻宿の中間)に入る。たった3.3㎞しかないのに中宿がある。安中駅からすぐでした。
庚申塔道標や中里一里塚跡(29里目)を通り過ぎ、諏訪神社に寄り、明治天皇御小休所腰掛石に一瞬腰かけさせていただく。
諏訪神社の本殿と石祠群。彫刻は無し。
碓氷川を鷹之巣橋で渡るが、江戸時代は徒渡りだったそうでしばしば川留めとなった。
橋から見える妙義山のきれいなこと。
●板鼻宿(14番目)本陣1軒、脇本陣1軒、旅籠54軒。安中宿から3.3㎞、高崎宿まで7.2㎞。
碓氷川の増水で川留めとなることが多く、旅人が宿に逗留するために宿場は繁盛した。又隣の高崎宿が城下町で本陣も脇本陣もなく泊まる旅人が多かった。
板鼻堰用水路は宿と並行して流れる。全長約15kmの400年前に造られた用水路。水がとても豊富でかつては鯉の養殖が盛んだった。
ここで寄り道して、大乗院を通って南窓寺へ。
大乗院の階段の脇には庚申塔と青面塔があるが、青面塔には向かい合わせになった2匹の猿。2猿は日光街道の最後の方で見た。
南窓寺には小野栄重の墓がある。
伊能忠敬の測量に同行した人物で、寛政9年(1797)には板鼻に戻って和算塾を開き、多くの弟子を育てた。

街道に戻り高札場跡を過ぎると双体道祖神があった。群馬県に入っても双体道祖神があるのだ。
「中仙道板鼻宿」碑がある(海音寺潮五郎揮毫)。ここが本陣跡である。
裏に和宮資料館がある。これは本陣の書院の2部屋だけ移築し保存したもので、和宮が宿泊した部屋とのことだが、早すぎて見学できなかった。
畳の床下に忍者2人が徹夜で警護した仕掛けが残るそうである。又、裏庭に和宮の初潮を埋めたと伝えられる「月の宮」があるそうだ。
街道をちょっと入った彫刻の寺・長傳寺へ。本陣や脇本陣に泊れないときの代用本陣だった。
赤門の山門だ。
本堂。戸の上に彫刻されているのがあるが(写真では見えにくい)、日光東照宮の造営に関わった者の彫刻だそうだ。
墓地の前にずらりと並んだ庚申塔。群馬県の他の地域は知らないけれど、南部は庚申塔が埼玉県同様多くあり、二十二夜塔も出てくる。
これは道標。今迄所々にあったが読めなかったりで省略もいいところ。江戸時代の旅人が一里塚や道標頼りに歩いていた姿を想像する。
高さ1mという大きな双体道祖神は男性が杯を女性がひょうたんを持っている。このあたりが鼻板宿の江戸見附で宿を出る。
かねつ橋供養塔があった。寒念仏供養で集めた浄財で石橋を改修した記念。太田南畝がこの橋が出来た直後に渡っているそうだ。
安中市 から高碕市に入りました!標識に達磨と白衣観音が描かれる。
直ぐ左折すると八幡八幡宮があるが、かなり遠いので省略する。鳥居だけ拝んだ。
すぐ先の鼻高橋を渡って向こう岸の達磨寺に行くことにする。今日楽しみにしていたところだ。
橋にも向こう側と合わせて4か所達磨がいる。この後どこかで達磨製造工場を何ヶ所か見る。
橋から見える浅間山。川は碓氷川だ。さあ、橋を渡ると達磨寺だ。
(続く)
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コメント
こんばんは(^o^)/!
ご無沙汰しております。相変わらずお達者で街道歩きを楽しまれているご様子、本当に頼もしく嬉しく思います。
中山道歩きも、もう高崎まで!これまでの道中を思えば江戸まではあと少し・・・ですね。
富士山をはじめ浅間山に妙義山・・・、大気が澄み渡るこの季節ならでは!の光景でしょうか?!私も「オォーッ!」と思いながら拝見させていただきました(^_^)ニコッ!
私のほうは年明けに前立腺を削る手術を受けることになりました。10月の頸の手術に続いて短期間で2度の手術です。それが終わるまでは私も毎日が日曜日です( ´艸`)!
自宅で手指と腕のリハビリをしたり天気が良い日は散歩に出かけたりしています。昨日は13000歩ほど歩きました。距離にして8Kmぐらいでしょうか・・・?でも tona様には敵いません!
投稿: 慕辺未行 | 2022年12月13日 (火) 23:54
美しい冠雪の富士山・浅間山を同時に楽しめたとは素晴らしい日でしたね!師走も少しずつ押し迫りあと半月近くとなりました。まだ晩秋気分ですが、そろそろ年内の諸案件整理、大掃除・年賀状書き・帰省のタイヤ交換などスケジュールが詰まってきて、少しずつ焦り始めています。くとなりました。
投稿: ローリングウエスト | 2022年12月14日 (水) 05:58
★慕辺未行さま
術後はいかがですか。と思いましたら
今はりハビリに散歩8000歩がおできになるようになったのですね。良かったです。
そして年明けにいよいよ次の手術ですか。
以前書きましたように手術は軽いもので、小さな瓶一杯削り取られていました。その後はとても調子よく86歳になりました。
肺の方が悪いのですが、これはもう治りようがありませんので風邪を引かないように要注意です。咳一つしても飛び上がってしまうような恐怖感のある命取りの病気ですので。
冬の空は晴れ渡ると素晴らしいですね。写真で見ると一目瞭然です。澄んで塵がない感じですね。
この間、埼玉県に入り、本庄まで行きました。江戸まではもう少しなのですが、次の問題はマップがまだ出来ないという事なのです。他を楽しむことにします。
ありがとうございました。
お大事に。
投稿: tona | 2022年12月14日 (水) 08:38
★ローリングウエストさま
寒いですが快晴の冬空は気持ち良いくらい澄んで、山ばかりに目が行ってしまいます。
浅間山は河口付近まで、妙義山は途中まで行きましたので、思い入れがあります。
今年もあと半月、さぞお忙しいことと存じます。
帰省をなさるという事はどこか遠くにご実家があるのですね。
お元気で年末年始をお迎えください。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2022年12月14日 (水) 08:46
明治天皇はどんなものを敷いてすわったのかなあ。
浅間山、美しいですね。懐かしい。
投稿: 佐平次 | 2022年12月14日 (水) 09:58
こんにちは
約1ヶ月ぶりの中山道の街道歩き再開の日は、素晴らしいお天気に
恵まれて良かったですね。たっぷり冠雪した富士山や浅間山も
青空の下、白く輝いて美しさに感動しました。
街道歩きは群馬県内ですね。
庚申塔を含め、どっしりとした石造りのものがたくさん見られましたね。
高崎といえばダルマ。達磨寺もあるのですね。
工場内の見学もされたのでしょうか?
そもそもの、願い事をかけてダルマを飾ることの由来を
よく知らないことに気づかされました。調べてみないと…
ダルマの顔に描かれている髭が鶴と亀と聞いたことがあるような。
でもお写真のダルマはそうは見えませんね。色々あるのかもしれませんが。
投稿: ポージィ | 2022年12月14日 (水) 11:56
★佐平次さま ありがとうございます。
明治天皇は緋毛氈での上にお座りになったのでしょうか。
考えもしませんでした。
江戸時代に大爆発した浅間山は富士山ほどでないですが美しいですね。あの綱を張ったところまで行って火口を覗きました。
鬼押し出しの岩を見ると恐ろしい噴火だったことが想像されます。
投稿: tona | 2022年12月14日 (水) 13:35
★ポージィさま
こんにちは。
秋の快晴は写真の空が実にきれいです。
富士山も浅間山も冠雪して、美しいことこの上なしと言った感じです。
富士山の次に浅間山が好きになりました。
群馬県内に入っても石像が一杯で、写すのさえ省略してしまいました。各県によっていろいろ特徴があって面白かったのですが。
タモリさんなら石の種類もきちんと頭に浮かんでくるでしょうにね。
この後達磨寺で楽しんだ後作っていた工場の前を通りちょっと遠くから覗き込んだだけです。
おっしゃるように、言われてみないとわからないのですが、眉が鶴で鼻から口ひげが亀だそうです。達磨博物館もありましたので入りましたらその種類の多さに驚きました。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2022年12月14日 (水) 13:54
こんにちは。富士山、妙義山、浅間山と綺麗な眺めですね。素晴らしい青空で気持ち良い旅でしたね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2022年12月14日 (水) 15:10
★多摩NTの住人さま
こんばんは。
今晩から寒くなりそうですね。
お陰様で、曇りと快晴とでは山の見え方が全然違って、得した気分です。
趣の違った三つの山、十分味わえました。
こういう日は山ばかり見ています。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2022年12月14日 (水) 19:14
記事を拝読し、群馬県のことは全く知らないことに
気づきました。
尾瀬に行った60年前に沼田駅前で撮影した
一枚の写真しか思い浮かびません。
群馬県から尾瀬に入りましたので。
投稿: matsubara | 2022年12月15日 (木) 11:07
★matsubaraさま
私は富岡製糸場は行っていませんし、榛名山も行っておりません。
尾瀬探訪と水沢山や伊香保温泉や赤城の山をいくつか登りました。
そして碓氷峠からの中山道だけかしら。
近いようでなかなか行けないものです。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2022年12月15日 (木) 13:24
tonaさんへ
いよいよ高崎ですね。妙義山は表妙義、裏妙義、どちらも稜線歩きは上級者向けコースで、毎年のように転落死亡事故が発生するコース、冷や冷やしながら何度か歩いた懐かしい山です。高崎からは、浅間山の他に赤城山、榛名山、妙義山の上毛三山はもとより、冬晴れの日には、赤城山の左奥に武尊山、右側に袈裟丸山や皇海山の足尾山塊、角落山、剣ケ峰、浅間隠山、東西御荷鉾山や雨降山などの西上州の山々、榛名山の右側にも小野子山、子持山など、名山が望めます。次回は是非山座同定されることをお勧めします。
少林山達磨寺も拝観されましたか?。2000~2003年当時のご住職は、私と同じ高崎北ロータリークラブの会員でした。山も人もみな懐かしい群馬県の街道旅、ありがとうございます。
投稿: shikamasonjin | 2022年12月15日 (木) 18:28
★shikamasonjinさま
こんばんは。
妙義山はツアーで行きましたが、中間道コースでした。頂上の方へ登っている人たちを見上げていました。とても登れません。
本日、次の達磨寺からの上毛三山のうちニ山の榛名山、赤城山を眺めていましたが、その間に冠雪した山がズームすると見えるのです。赤城山の左奥は谷川岳かと思いましたが、武尊山でしたか。右奥は日光白根かと思いましたらその前に聳える皇海山の足尾山塊だったのですか。両方とも100名山でしたね。
次回は先週行ってきまして、新町河原の展望より、ご明記くださった山の一部がわかりましたが、袈裟丸山や榛名山や、角落山、剣ケ峰は初めて知った山です。
この中で登った山はたった、浅間山、浅間隠れ山、荒船山、水沢山、赤城山のいくつか、ちらっと見えた蓼科山くらいです。
もう5歳若かったら、行けたのにと思ったことでした。
眺望の良い高崎を2回、街道歩きながら山ばかり気になって、甲州街道の時と同じでした。普通は花の方へ向かって、街道歩きの予定時間に侵害してしまうのでそれは控えています。なにしろ、本数の少ない鉄道駅やバス停に辿り着かないといけませんから。
高崎にいらした頃の達磨寺のご住職様がお知り合いだったのですね。
空の広い高崎でした。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2022年12月15日 (木) 20:04
tonaさん、こんばんは。
すっかり出遅れ、周回遅れの形になりました。
このあたりは未知の光景で、浅間山も妙義山も
名を知るのみで、山の様子も知らず
写真を見ても同定できないありさまです。
道祖神にもさまざまな形があるのですね。
盃や瓢箪にはどのような意味があるのでしょう。
三面八臂寒念仏供養塔にも興味津々です。
投稿: Saas-Feeの風 | 2022年12月16日 (金) 21:43
★Saas-Feeの風さま
おはようございます。
高崎は観音様しか何時も目に入らない町でしたが、降りてみますと、上毛三山や浅間山が美しく見えて空が格別に大きくなります。
電車から見るのと歩くのと大きな相違を特に感じたところでした。
道祖神の傑作はこの双体道祖神と山梨県の丸い石をたくさん載せた道祖神ですね。
お酒が好きな人が造ったなんて思うってしまうこの道祖神でした。夫婦で仲良く飲めれば人生、1.5倍くらい楽しいかもです。
この辺り、寒念仏を2回見ました。
お坊さんの修行の大変さを思いました。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2022年12月17日 (土) 08:47