大竹英洋著『そして、僕は旅に出た』
大竹英洋著『そして、僕は旅に出た』
著者は『ナショナルジオグラフィック』を何度も飾る世界的に有名な写真家のジム・ブランデンバーグに会って写真家のアシスタントになりたく、困難極めるアメリカのノースウッドに旅する。
遂に会えて、弟子にはなれなかったが、近くのといっても車でちょっとかかる友人の所で写真を撮ることを薦めてもらった。
友人というのはポーラー・エクスプローラーのウィル・スティーガー。
ノースポール(北極点)やサウスエクスプローラー(南極点)を探検する人だ。
1986年には犬ぞりによる無補給北極点到達を達成。日本の植村直己を尊敬、良く知る人だ。
次が南極。6か国の6人を率いる隊長として1989.2.27から220日かけて3つのそりと40頭の犬とともに南極半島先端の0m地帯から標高3400mを越え、時には時速160kmの強風、体感温度-100℃はこれまで人類が生息したことのない異世界を体感。様々な言い尽くせぬ過酷な環境を乗り越え。6040㎞を全員無事に帰還したのだ。
この時は広大なノースウッドの自宅地にキャッスル、森のサグラダ・ファミリアを適当に来た人に手伝わせながら建設しているのにも驚いた。
その後、ジム・ブランデンバーグはこの地に帰宅しているときは森の丸太小屋に住まわせてくれて、撮った写真を見たりし、貴重なアドバイス等を頂けた作者だった。ジム・ブランデンバーグも勿論星野道夫の崇拝者のようだ。
著者は何度もここに通い、最初の体験を『日本版ナショナルジオグラフィック』の書き続けたのがこの本になった。
アメリカ西部開拓魂の子孫のような二人の偉大なる写真家と冒険家のノースウッドでの生き様も普通の日本人には手に負えないものでその夢と希望を達成する力が一筋縄絵はいかないものだと感心するばかりだった。
この本に関して読んだ2冊。
舟津圭三著『犬ぞり隊極局大陸横断す』
↑のウィル・スティーガーが体験した6人(アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国、日本の混成部隊)との南極6040㎞を旅した事が日記として克明に記録された本。言い表せないほどの過酷な体験なのに、日本人の著者は協調性もあり、何でも楽しんでしまってやり遂げた素晴らしき日本人だ。
南極の横断地図
星野道夫著『旅をする木』
アラスカに居を移してしまった著者。そのアラスカの自然とそこに住んでいる、何ともスケールの大きな数奇な人々を描いた本。
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コメント
星野道夫の本がつんどくになってた!
投稿: 佐平次 | 2023年3月 9日 (木) 09:05
ヒマラヤユキノシタは長くわが家にあり
ましたが、ついにダメになりました。
大竹英洋さんのすごい写真の数々を見ますと
苦労されていたのが分かります。
すごい根性ですね。
家でぬくぬくしていたら、あんな写真は
撮れないですね。
投稿: matsubara | 2023年3月 9日 (木) 10:56
こんにちは
tonaさんは、ご自身にも冒険家の要素をもっていらっしゃるような
そんな気がしています。困難を克服しながら冒険や旅をした
方たちの記録的な書籍をよく読まれていますし、ご自分も登山を
されてきたことしかり、数々のご旅行時に結構アクティブな
体験をされてきたことしかりで。
今回もこれらの本をお読みになりながら、ハラハラ・どきどき・ワクワク
時に手に汗握る思いをされ、感心しときには溜息もつかれて
いたのではないかしらなどと想像していました。
(何だか上から目線ですみません(・_・;)
植村直己、星野道夫、両氏のお名前はさすがの私も知っていますが、
ジム・ブランデンバーグもウィル・スティーガーも舟津圭三も
存じ上げずです。
こんな困難の旅を成し遂げてこその素晴らしい自然界の写真の数々、
私も観てみたくなりました。
tonaさんお手持ちの星野道夫さんの↑トナカイのお写真も
素晴らしいです!!
投稿: ポージィ | 2023年3月 9日 (木) 11:03
今日は。tonaさんの幅広い分野に亘る読書にはいつも敬服するばかり、特に、ご自身が行動派のアウトドア派で、前向きな人生を日々実践なさっているだけに、探検、冒険、旅行記等のドキュメントを共感を持ってお読みになっているご様子、素晴らしいです。今回ご紹介の本は何れもまだ読んだことがありません。早速、柏市の図書館に当たってみます。楽しみです。ありがとうございました。
投稿: shikamasonjin | 2023年3月 9日 (木) 14:09
南極点や北極点には行けなくても一度はオーロラを実際に見てみたいものです。しかし寒さに弱いので暖かい自宅でテレビで見るだけで満足ですね。だんだん怠惰な生活になってきています。
投稿: 多摩NTの住人 | 2023年3月 9日 (木) 20:30
★佐平次さま ありがとうございます。
こんばんは。あらまあ積読本の中にですか。
いつか読めるといいですね。
何しろ読みたい本が優先ですから。
投稿: tona | 2023年3月 9日 (木) 21:09
★matsubaraさま
ヒマラヤユキノシタは45年前に頂いたものです。それが全然増えないで、しかも10回近くの引っ越しに連れ歩いていました。
しかし今年も咲きましたので安堵しました。
大竹英洋さんの写真をご存知でたくさんご覧になっていらっしゃったのですね。
アメリカまで大御所を訪ねて苦労されるのが凄いです。おっしゃる通りです。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2023年3月 9日 (木) 21:14
★ポージィさま
こんばんは。
その通りなのです。山に登ったり、海外旅行でもいろいろなことにあったりして、すっかり山関係の本の方へ行っています。
冒険ものも然りです。もう自分が行けなくなったので、行きたかったところを行ったつもりになって楽しめるのです。
ですから難しい本はもうだめですね。ちっとも頭に入らないです。
上からの目線なんてとんでもないです。
それにしても、ブログ関係だけでも色々なことで、皆さん凄い方ばかりで、私には欠けているものが一杯です。その上、この探険者たちは、もう私には手も足も出ない過酷を事もなく受け入れてやり通すのですね。だから自分も頑張ろうとは思わないのですが、冒険や山関係で随分びっくりして楽しんでいるのです。
星野さんの写真は随分見ましたがその時は唸っていました。素晴らしいですね。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2023年3月 9日 (木) 21:28
★shikamasonjinさま
こんばんは。
>探検、冒険、旅行記等のドキュメント・・
よくまとめていただきました。その通りなのです。
昔は小説ばかりで最近は登山するようになってからそうなりました。小説は殆ど読みません。
偏っていますが、楽しいのでいいとします。
2月にパスポートが切れました。更新しませんでした。
本当はまだまだ行きたいところがいっぱいです。でも秘境ばかりが残ってしまって行く順番を間違えたのではと後で気が付く始末です。そろそろ皆さん、海外へお出かけですね。shikamasonjinさんもそろそろ動き出すのではと楽しみにしています。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2023年3月 9日 (木) 21:40
★多摩NTの住人さま
そうそう、私も一頃見たかったです。
ところが凄く寒いと聞きましたので、若いうちと言っても退職後ですから60過ぎにすぐ行ってればよかったですが、縁がありませんでした。
ビデオに撮って素晴しいオーロラを見たところです。それで、もういいですね。
ありがとうございました。
投稿: tona | 2023年3月 9日 (木) 21:45
星野道夫の写真展が恵比寿で開催されていたようですが
見損なってしまいました。
アラスカに移住し、北極圏であれだけ活躍なさっていたのに
ヒグマに襲われて亡くなられたとはね?
御紹介の本、読んでみたいと思っています。
投稿: zooey | 2023年3月11日 (土) 17:52
★zooeyさま ありがとうございます。
1月に終わってしまいましたね。
私は2011年の方のを見まして、このはがきはその時のです。今回はその時のを再構成した写真展のようでした。
まさかの死でした。随分用心して行動をしていたはずですのに。
植村直己もまさかでした。冷凍の状態であの山に眠っているのでしょうか。
投稿: tona | 2023年3月11日 (土) 19:29