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2023年4月22日 (土)

ジャケツイバラ&行旅死亡人など

今日の散歩は国分寺跡。中央突き当りに七重の塔跡がある。 
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国分寺ではジャケツイバラがもう満開で、チョウジソウ、エビネなども咲いていました。たった2500歩。
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●新垣修著『フリチョフ・ナンセン』
  ~北極探検家から「難民の父へ」~

日本人では日本初の緒方貞子さんが有名ですが、国連難民高等弁務官事務所は1950年に設立された。その元を作った人がナンセンであった。

ナンセン(1861~1930年)は北極探検家として有名だが、実はその後は学者への道を歩み、そして外交官になる。
そんなときロシアを襲う飢饉と感染症(1921~1922年)を見る。今行われているロシア侵攻を思っても皮肉なことではあるが、最初はこの国の惨状を見かねて行動を起こしたのだ。
第一次世界大戦後は国際連盟の難民高等弁務官に就任し、ソ連政府との交渉、45万人以上の捕虜の交換帰国プロジェクトを成功させ、戦争難民のために「ナンセン・パスポート」と後に呼ばれた証明書を発行した。その他、ロシア飢饉 (1921年-1922年)での外国援助機関の全権代表を務める。

彼が亡くなった後の1931から翌年、ウクライナは大飢饉に苦しんだのも、スターリンが仕組んだとされる。国連は苦しむウクライナ人をカナダに移住させるなどした。これまたナンセンの築いた、国連難民高等弁務官の活動によるものらしい。
今の戦争と重ね合わせて何と言うめぐり合わせ。

しかし戦争や難民のこの国連の仕事はナンセンにとって実に困難を極めた仕事であり、人々に認められなかったことが多いが、最後まで信念を曲げずに貫き通した立派な人だったのです。
あまり認められなかったにせよ、唯一ノーベル賞を受賞したことが嬉しい事です。


●『ある行旅死亡人の物語』武田惇志、伊藤亜衣共著
行旅死亡人とは、病気や行き倒れ、自殺等で亡くなり、名前や住所など身元が判明せず、引き取り人不明の死者を表す法律用語。
行旅病人及び行旅死亡人取扱法により、死亡住所を管轄する自治体が火葬。死亡人の身体的特徴や発見時の状況、所持品などを官報に出し引き取り手を待つ。
現在年間600~700人ほど。
高齢者の孤独死や無縁死は珍しくない現象で年間3万人以上に上ると推定される。
この本の行旅死亡人は著者たちによって行旅死亡人でなくなり親戚にお骨が引取られた。しかし自宅で数千万円を残して、何故誰にも知られずひっそりとどのように暮らしていたかは謎で解明されなかった。
このような人と比較すると我々はなんと賑やかに騒いで暮らしているのでしょう。

4月5日のイペー。昨年は花弁が4枚でしたが今年は6枚。あと2枚あったのが突風と未熟で落ちてしまいました。
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今日自分をアピールしてるのはクレマチス、ミヤコワスレ、タツナミソウです。
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昨晩今年1番の月見草が咲き、今朝気が付いた花です。4つほど咲いていました。
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コメント

こんにちは
 
今日は昨日よりだいぶ気温が下がって、ヒンヤリですね。
陽射しが全くなく一日暮れたせいもあるかもしれません。
国分寺跡のお写真拝見するともうすっかり初夏の様相。
5月の頃新緑がもっとも美しく輝く頃のようです。
国分寺ではジャケツイバラを育てているのですね。珍しいです。
手入れが大変そうですが、このようにして花いっぱい咲くと
美しいものですね。
お庭の花もみんなイキイキとして美しいです。
なかでも、クレマチスとミヤコワスレのブルーが最高!

『フリチョフ・ナンセン』氏のこと、何も知らなかったのが
恥ずかしいような申し訳ないような。崇高な信念を貫き
行動された方だったとは。
ロシアも助けられたことがあるのですね。ウクライナの飢饉を
スターリンが仕組んだとはどういうことでしょうか?
 
行旅死亡人については、読まれた本は知りませんでしたが、
何年か前にTVのドキュメンタリー番組で見たことがあります。
人生、実に様々ですね。この先も増えていくような気がします。
 

投稿: ポージィ | 2023年4月22日 (土) 17:42

まず、月見草を咲かせて下さりありがとうございます。
我家はまだまだ蕾すらありません。
まず四月には咲いたことがないです。

イペーも蕾の気配もなくて残念です。

タツナミソウも、テッセンも、ミヤコワスレも
ダメにしてしまいました。
いずれも管理が悪いのが原因です。

エビネランも早くに絶えてしまいました。


行旅死亡人の定義も初めて知りました。
悲惨な末路ですね。
現実にはそんなにおられるのですか。

投稿: matsubara | 2023年4月22日 (土) 18:11

国分寺ではジャケツイバラが満開との事ですが、ジャケツイバラがどのような花なのか知らなかったのでネットで検索
私、この花、知らないかも・・・
丁字草、エビネは我が家の裏庭にありますが、エビネは咲いてますが丁字草は未だ咲いてません。
tona家の庭で咲いてるイペーという花は知らなかったですが、クレマチス、ミヤコワスレ、タツナミソウは
皆、奇麗に咲いてますね。

フリチョフ・ナンセン氏の事、初めて知りましたがノーベル賞を受賞したことは
彼の功績が認められたという事ですもの、良かったです。

行旅死亡人とは、引き取り人不明の死者を表す法律用語なのですね。
我が家が住んでる近所でも、ひっそりと亡くなり見つかったのが何日も経ってから
このような事を無くす為に自治会で協力して、色々やってるようです。


投稿: ラッシーママ | 2023年4月22日 (土) 20:48

★ポージィさま

こんばんは。
曇りのち晴れの予定が午後ちょっと日差しが見えただけでしたね。
午前中は寒くてダウンなんて来てしまいました。年とともに寒がりに。夏カーディガンを羽織っている高齢者を見ますが、真夏にそうなりたいと思います。夏は暑がりで死んでいる人同様ですから。
今年は早くて新緑が美しいですね。
このお寺で初めてジャケツイバラを見ました。いつも5月の連休に咲くのですが、今年は何もかも早いです。
クレマチスとミヤコワスレの青をお褒め頂き、お花関係も下手なので嬉しいです。その年によって違うものですね。

スターリンは今のジョージアに生まれたそうなのですが、どうしてウクライナにそんなことをしたのか?
スターリンの農業集団化政策によって彼らが弾圧されたことで農業に熱心に取り組む人間がいなくなる。その農業が出来る穀倉地帯が多かったウクライナにその結果飢饉が。
つまり農業集団化政策が原因のようです。

行旅死亡人という言葉は初めて知りました。
それこそいろいろな事情があって、わかる場合もあるでしょうが官報に載るような人は複雑な事情もある人生を過ごしてきたのでしょう。確実に増えていくような気がしますね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2023年4月22日 (土) 21:08

★matsubaraさま

今年は月見草まで早いです。
昨年は4月25日ですから4日早いです。
他の桜など木の花はかなり早いのですが。
イペーは昨年は4月21日で今年は4月2日に咲き始めました。
花によって随分違いますね。木と草本との違いとも言えるのでしょうか。
テッセン、エビネランなど残念でしたね。
広いお庭でとても私にはさらに難しそうに思えます。

行旅死亡人、そういう人がいることは知っていましたがこういうふうに呼ばれているのですね。
最期がお気の毒。凄い人生を、あるいは努力の足りなかった人生の人もいるのでしょうか。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2023年4月22日 (土) 21:24

★ラッシーママさま

ジャケツイバラは埼玉県のどこかで見ただけで、後はこのお寺だけです。とげとげの木で気をつけないと大怪我をします。マメ科の花ですね。
藤棚みたいに棚に伝って大きくなっています。
お寺のチョウジソウは満開でした。
場所によっても少し違うのですね。

イペーはブラジルの国花だそうで、種子から発芽させて2本だけ成功しました。ところが背が高くなるので1本は外に出していたら枯れました。今年はもう家に入らないので途中から伐りますがもしかしてこれで見納めかもしれません。南米ブラジルって緯度的に暖かいところなのですね。
ナンセンは北極探検しか知りませんでした。第2第3のお仕事でノーベル賞、凄い方です。

そちらは自治会が守っているのですね。
少しでもこうした悲惨な人が減るといいですが。本当に生まれてきて、色々な事情があるにせよこんなことになるなんて悲しいです。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2023年4月22日 (土) 21:37

こんにちは。ジャケツイバラは遠目には綺麗な花ですが近づきたくはないですね。あのトゲが厄介です。冬芽を観察している時にセーターに引っ掛かって大変でした。

投稿: 多摩NTの住人 | 2023年4月23日 (日) 10:17

★多摩NTの住人さま

こんにちは。
このお寺では届くところの棘の先を切っていました。
冬芽も観察されて!!
セーターの修復が大変でしたでしょうね。
コメントありがとうございました。

投稿: tona | 2023年4月23日 (日) 16:52

眞の字の本義は「行き倒れ」だと白川静に教わりました。
行き倒れこそ、人間本来の姿だと荘子が語義の転換をしたそうです。

投稿: 佐平次 | 2023年4月24日 (月) 08:57

★佐平次さま

>行き倒れこそ、人間本来の姿だ
そうなのですか。辞書を引いてみましたがわかりませんでした。
白川さんの本がちゃんと身につく佐平次さんですね。
ありがとうございました。

投稿: tona | 2023年4月24日 (月) 16:06

白川静「常用字解」の「真」の項ではかなり丁寧に説明しています。

投稿: 佐平次 | 2023年4月25日 (火) 09:46

イペーの花が咲いてSaas-Feeの風もうれしいです。
我が家のイペーに葉がでてきてほっとしました。
昨秋にはすべての葉が落ちてしまい
枯れたのかと心配していたのですが
暖かくなってくると茎の先端に小さな芽が出てきました。
現在は何枚もの大きな葉になっています。
イペーのタネを送ってくださったなな友・はなさんに
tonaさんの花の写真をLINEで送りました。

クレマチスの花色が青ですね。
いい色ですよ。
我が家にはこの色がありません。
実は明日のブログで現在の我が家のクレマチス総集をアップしています(予約投稿)

ミヤコワスレも青色・・・我が家のミヤコワスレは淡いピンク色なのですよ。

タツナミソウが凄いですね。
これほど我が家でも咲いて欲しいものです。
何年も前からタツナミソウのタネをはなさんが送ってくださるのですが
なかなか花が咲かず、今季も数少ない状況です。
土壌が悪いのでしょうかねえ。
コツがあればお教え願います。

ツキミソウの一番花が咲いたのでね。
例年よりも早いのでしょうか。
我が家ではまったく姿が見えていません。
昨年はたくさん咲きましたのに・・・。

国分寺跡が爽やかな空気にあふれているようです。
好いところですね。
いちども歩いたことがありません。
なかなか中央線沿線には行けなかったですねえ。
吉祥寺、三鷹、武蔵境には何度か行っていましたよ。

投稿: Saas-Feeの風 | 2023年4月25日 (火) 11:15

★佐平次さま

ありがとうございます。
今図書館に予約しましたので明日受け取れそうです。

投稿: tona | 2023年4月25日 (火) 13:30

★Saas-Feeの風さま

はなさんに送っていただいたのですね。
いろいろお手数おかけしました。
あと3つの花芽は全然成長しません。寒かったからでしょうか。
もしかしてだめなままになるかもしれません(涙)。そして葉が大きくなられたとか。
わが家は葉もまだまだ小さく形を成していません。いろいろですね。

クレマチスはこれしかありません。もう1種類は消えてしまいました。
明日の御ブログを楽しみに拝見します。
ミヤコワスレはお隣にピンク色のがありましてきれいです。
タツナミソウは最初はしょぼくれていましたが、今年もう10年以上になりますがやっとです。ほったらかしで特にコツはないのです。
わが家にもあう花とあわない花がありまして残っているのがあっていたということになります。例の腰問題で多年草だけにし、木は6本伐採してもらい、手が届く小さな木4本残しました。植木鉢も大きくて重いのはそのままにし、小さいのを少し最後の土替えを行っています。もうあと最大6年持てば万歳です。嫌な言葉でしょうが終活なのです。夫はもう弱っています。87歳。私も6年半後には寿命の平均年齢になります。まだ歩けるのが不思議です。あとは頭などが随分後退、小学生にも及ばない状態になっています。

月見草は昨年より4日早く、もう6つ咲いて今晩もまた2つ咲きそうです。
殆どこぼれ種で咲いていますが、今年は隙が出来たので昨年の種を蒔いてみました。

吉祥寺と三鷹の井の頭公園は4年と2年住みました。その後都落ちをして国分寺に。でも特快が停まるので良いですが、事故で有名な中央線、通勤者は毎日のように泣かされています。
ここは都立公園2つと国分寺・尼寺跡があるのがいいかなあというところです。
そちらの自然には叶いません。
ありがとうございました。  

投稿: tona | 2023年4月25日 (火) 14:13

スターリンが起こしたウクライナの大飢饉はホロドモールというようです。
1400万人が亡くなったようですよ。
これについての映画を観て、言葉を失くしました。
もしよかったら参考までにどうぞ。
https://blog.goo.ne.jp/franny0330/e/25bc2afc8fc1e9929ab08874d4f9b654

投稿: zooey | 2023年4月28日 (金) 20:31

★zooeyさま

映画のご紹介ありがとうございます。
ホロモドールですか。
映画があったのですね。それも2020年ですね。
映画から2年今度はプーチンによって侵略戦争でまたもやウクライナ人は酷い目に遭って。
ナンセンが最初ロシアの飢えに向かって世界を動かして戦ったのが皮肉にです。
今ナンセンが生きていおられたら絶句でしょう。
20世紀の五大悲劇の中でホロモドールだけ知りませんでした。

投稿: tona | 2023年4月29日 (土) 08:45

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