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2024年1月17日 (水)

センダンの実

北国の豪雪の始末がいつも大変でお気の毒だけれども、今年は元旦から被災された能登地方の雪や雨に更に余震で崩れゆく風景に心が痛みます。消防、警察、自衛隊、ボランティアの方々の過酷な救援活動に頭が下がります。義援金でしか応援のしようがないですが、被災された方々のその苦しみに遠くから寄り添いたいです。

こちら太平洋側は冬の青空を望める日が多く、お寺のセンダンの実を、通り掛けに見るのを楽しみにしています。
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漢字の4級から始めてから2級までしたのですが、読みが出来ても、書く、四字熟語や部首などいろいろあって殆どできないのもあり、さあ準1級をやるべきか迷いどころです。外国語が出来ないのだから、せめて自分の国の言葉だけでも出来てもよさそうなのに、驚くほどの無知でありました。


●高野秀行著『語学の天才まで1億光年』

題名が凄い。1光年ならまだしも1億光年です。なんてオーバーな。私が全世界の語学を完璧に覚えるのなら頷ける年月でしょうが。
しかし高野氏は凄い。

帯に書いてあるところによると、
超ド級+語学体験記
学んだ言語25以上。英語、フランス語、リンガラ語、ボミタバ語他コンゴの民族語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、タイ語、ビルマ語、シャン語、ワ語。
語学を学んでは、コンゴの怪獣、アマゾンの幻覚剤探し、アヘン・ケシ栽培などの仰天体験。
中国では皆何でも食べるということで、胎盤を餃子に入れて食べたそうだ。中国人は誰も食べなかったそうだが。

世界の辺境を75ヶ国も語学を学んで出かけたという。何処でもひどい目に遭ってもやっぱり出かける先は辺境地。普通は1度酷い目に遭うともう出かけたくないでしょうが、このことは如何に軟弱であるか、というか高野氏が異常というべきか。

その辺境の中で一番驚いた不思議な国が「ワ州」だったそうだ。
黄金の三角地帯にあり東半分は中国、西半分は英国なのだがそうだが、国として何も機能してない不思議な国。
昔のチベット民族のように体を水で拭くことさえしない。体から家の中まですべて虱だらけ。一年中、食べるものは三食、菜かニラの入った雑炊で塩味か唐辛子味。それも飽きる様子もなくずっと食べ続けているという。慶弔時だけ肉など二切れだけ。それでなんとも思わなく、ケシを栽培して暮らしているそうだ。毎日365日3食カレーで過ごしているインド系の人々にも驚きを禁じ得ないが、これは究極の食事ですね。

いろいろな食品を食べられて幸せ!有難い。出来ないけれど逆立ちしたい気持ち。

 

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