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2024年5月 9日 (木)

最近の読書

癌でベッドに伏して亡くなっていった家族や親戚、登山や会食をともにしたこともあって亡くなった方もここ数人いて、その時のつらい気持ちをちゃんと汲み取っていなかった。本で読んだりしても自分自身のことでないので、これはほかの病気でもいえることでしょう。

山本文緒『無人島のふたり』120日以上生きなくちゃ日記
坂本龍一『ぼくはあと何回満月を見るだろう』

文面の奥に隠れているその心情を汲み取れないけれども私なりに推測して、なんて切なく悲しいことだろうという感想のみでした。しかし仕事のある人はまた違った面があるのは事実です。

そこで思い出したのが、大学も同じで、かつての同僚が70の半ばにして癌で亡くなりました。後で冊子で知ったのですがお子さん二人も驚くほどの、母親のあまりに素晴らしい最後の方の所作と言葉、最期だったとのことで、想像ができないのですが、付き合っていたころの彼女からも想像もできませんでした。

与那原恵著『赤星鉄馬 消えた富豪』
武器商人の父の遺産で日本初の学術財団「啓明会」を設立した人。(親戚に有名人が多いが白洲正子がいる)。日本ゴルフの草創期を牽引。芦ノ湖にブラックマスを移入(今困っている)。吉田茂、樺山愛輔、岩崎小弥太と深い親交があった。何も書き残さず、静かに表舞台から消え去った・・・と紹介されている。しかし維新前後から続く薩摩はすごいの一言。

今、小さな段ボール1個分くらいしかないわが蔵書の2度読みをしています。図書館から遠のいて。まだ残しておきたいのだけにしたいと。
それもそろそろ片付いて、週刊朝日百科でいろいろ買っていた中の『世界の歴史』130冊プラス『旅の世界史』10冊を読み始めました。
根気のいる読書ですがまあ頭の体操、勉強になるのですが、一体いつ読み終わるか?
『世界の美術』も140冊でこれはもう好きな画家しか読めないか全く手つかずになるでしょう。
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書店、図書館詣でも時々しなくては。
富岡鉄舟は生きているうちにすべての地域に行き、すべての本を読むべしと精進したという。名前の通り鉄人ですね。

ジャーマンアイリス(そろそろ終わり)と月見草(昨晩は6つ咲いた)。
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近くにオオデマリとコデマリがそろって咲いていた。
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アヤメの咲いている家は珍しい。
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